平成29年度港湾審議会 審議結果

掲載日:2017年12月26日

審 議 結 果

 次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

神奈川県港湾審議会(平成29年度)

開催日時

平成29年10月17日(火曜日) 13時30分から15時まで

開催場所

神奈川県庁新庁舎9階 議会第7会議室

出席者

 

<敬称略 順不同>

佐々木 淳 (東京大学大学院新領域創成科学研究科教授) 会長   

石橋 洋信 (国土交通省関東地方整備局港湾空港部長)

宇賀 一章 (真鶴町長)

鈴木 恒夫 (藤沢市長)

高橋 延幸 (神奈川県議会建設・企業常任委員会副委員長)

守屋 てるひこ (神奈川県議会建設・企業常任委員会委員長)   以上6名

次回開催予定日

未定

問い合わせ先

所属名、担当者名 砂防海岸課審査グループ 丸山

電話番号 045-210-6505

 下欄に掲載する

もの

・ 議事録全文

要約した理由

 

 

経     過

 

1 会議公開の可否

<事務局>

「会議の公開」について説明した。

<佐々木会長>

今、御説明がありましたけれども、本日の議題については、いずれも、特に非公開とする理由は見あたらないかと思われますが、委員の皆様いかがでしょうか。公開ということでよろしいですかね。

<委員>

異議なし。

<佐々木会長>

それでは、本日の会議は公開の扱いとして進めさせていただきます。

<佐々木会長>

傍聴人の方はいらっしゃいますか。

<事務局>

今日はいらっしゃいません。

<佐々木会長>

では、傍聴人なしということで、このまま議事を進めさせていただきます。

 

2 諮問事項

<事務局>

諮問事項1「港湾の臨港地区内の分区の追加について」説明した。

<佐々木会長>

それでは、審議をしてまいります。委員の皆様から、御意見、御質問がありましたらお願いいたします。

<守屋委員>

クルーズ港区が入ったというのは時代の要請なのかなと思います。私も去年初めて、12万トンの大型クルーズ船に乗って日本一周をやってみたのですが、なかなか魅力的な経験をして、間違いなく需要は増えるなあと肌で感じました。いろいろな港に着けば、その受け入れ環境には随分差があります。さっき「港まちづくり」というお話がありましたが、折角いろいろな人が来てくれるのですから、いかに賑わいを創出するか、また、来ていただいた人に楽しんでいただくか、この受け入れ態勢はすごく重要だと思います。そのために法改正があって、それに基づいて県の条例を改正するということ自体、私は是非応援したいと思っています。条例改正(後のクルーズ港区)の指定の見込み、今の段階で見えている方向性、今日(資料として)つけていただいている4港湾においてどのような方向性があるのか、キャパ的な問題も含めて、どのようなことが考えられるのか教えてもらえますか。

<事務局>

現状では、江の島・湘南港の本船岸壁はこれまでに不定期航路の実績がありますので、可能性があるのではないかと考えています。4港湾のうち葉山港については、非常に狭い範囲でヨットのマリーナ機能と漁港の利用が輻輳してるので、一定程度の改修等がないと難しいのかなと思っています。また、就航する船のトン数も見極めながら考えていかなければならないと思っていますが、これまでの実績からすると、今のところは湘南港の可能性が一番高いかなと考えています。

<守屋委員>

実は先週の日曜日、小田原箱根商工会議所が「マリーンデイ」というのを開催しました。県の政策局が進める「シープロジェクト」、いろんな港を繋いで、それぞれお客さん同士で交流しようという趣旨で、マリーンデイというのをやったんですよ。私は湘南港から小田原漁港(まで乗船しました)。3種漁港なので少し使い勝手が悪く、接岸するのに様々な許認可規制等がありましたが、関係者のご努力で、湘南港から100トンの船に乗って小田原漁港に着きました。江の島ヨットハーバーの浮き桟橋の一番先につけたのですが、船の関係者の方からは、100トンの船だとギリギリかな、非常に運航が難しい、技術を要する、というようなお話がありました。当然費用対効果を見極めなければいけないが、せっかくこういう条例改正をするのであれば、制度を整えた後には、少し前に進める努力もしていただきたいとコメントさせていただきます。

<鈴木委員>

クルーズ港区を決めることはいいことだと思いますが、条例のつくりで6ページの(2)区分の代表例、建てられる建物等が書いてあります。今までの商港区とクルーズ港区が一番右に書いてありますが、これをずっと見ると流通関係施設だけが入ってなくて、全部同じようなものが入っています。ということは、商港区の中でも特にできるのではないかなと思いました。条例の中の話なのですが、何故クルーズ港区という部分を区分しなくてはいけないか、そもそものことがよくわかりませんでした。あと、例えば湘南港の分区指定図で、(本船)岸壁を商港区でありクルーズ港区でありという、二重で指定をするようになるのか、あるいは商港区からクルーズ港区(へ変更するよう)になるのか、そこのところが良くわかりませんでした。

<事務局>

そもそもクルーズ港区ができた法改正の背景には、先ほど守屋委員がおしゃった、大型客船の就航が活発になってきて、接岸できる岸壁が少ない中で、コンテナ岸壁の方に大型客船が着くような状況がまま見られ、コンテナ船の接岸がなかなか難しくなるということから、分区を設けてクルーズ船を接岸させようというものです。その旅客施設に関しては、資料の9ページの中ほどに「外航クルーズ船の受入拠点の形成」にもありますが、岸壁は公共の施設であるところ、旅客施設は民間事業者が整備できるように法改正されたもので、そういう背景から商港区とクルーズ港区は類似しているのかと思います。例えば湘南港において、商港区とクルーズ港区をどう棲み分けていくかはまだ検討していませんが、狭い岸壁なので、商港区を全部クルーズ港区に変えてしまうということも、用途によって検討していかなければなりません。狭いエリアの中で、例えば先の100メートルだけが商港区、奥側がクルーズ港区と分けるのか、それだと使い勝手が悪いのかもしれないので、状況を見ながら議論すべきことかなとは考えております。分区の指定のやり方については、まだ具体的には検討していません。

<鈴木委員>

わかったのですが、商港区とクルーズ港区の決定的な特徴の違いは、一言で言って大型クルーズ船が停まるれると理解してよろしいですか。

<石橋委員>

補足しますと、もともとクルーズ港区はなかった訳で、例えば大桟橋も商港区です。例えば陸上でいうと、準工地区であればマンションでも何でも建つのですが、今後(港湾の中でも)きれいな空間、より旅客に特化した空間を造っていく必要があるので、商港区の中から切り出して、こういう形で旅客専門に扱う場所を指定して、用途を純化していきましょうということで、新たに分区を指定したということです。おっしゃるとおり、今でも商港区の中に包含していることは間違いありません。見かけ上、同じような形でダブっていますが、商港区の中にクルーズ港区が包含されていたようなところを、今回切り出したということです。例えば大桟橋のように、クルーズに特化したいというようなところであれば、(クルーズ港区と)指定したほうが、周りの活動とバッティングしなくなるということで、今後そのような場所を徐々に増やしていきましょう、ということで今回の制度を作ったものです。確かに見かけ上は同じように見えますが、(利用者の)どちらを向いているかが少し違っている点が違いだと思います。

<佐々木会長>

それでは、特にないようであれば、諮問事項1「港湾の臨港地区内の分区の追加について」、諮問内容のとおり承認し、その内容は妥当である旨知事に答申をしてよろしいでしょうか。

<委員>

異議なし。

<佐々木会長>

続きまして、2点目「港湾の専用利用料等の変更について」審議したいと思います。

<事務局>

諮問事項2「港湾の専用利用料等の変更について」説明した。

<佐々木会長>

それでは、審議をしてまいります。委員の皆様から御意見、御質問をお願いします。

<宇賀委員>

専用は金額が上がっていて、占用は金額が落ちている、というのはなぜですか。条例がそうなっているのですか。

<事務局>

専用は陸地の費用になりまして、占領の占用は水域のほうになるので、それぞれ準用している単価が違いますので、その違いで伸びるものと下がるものが生じています。

<宇賀委員>

はい、わかりました。

<佐々木会長>

私から一点、2の(3)のところで、端数処理方法の精緻化ということがありましたが、これも準拠条例のほうでそのようになったという理解でよろしいですか。

<事務局>

道路のほうで、端数処理を整数から小数点第2位までになりまして、同様に取り扱いさせていただいています。

<佐々木会長>

それでは、特にないようであれば、確認させていただきますが、諮問事項2「港湾の専用利用料等の変更について」お諮りをいたします。諮問内容のとおり承認し、その内容は妥当である旨知事に答申をしてよろしいでしょうか。

<委員>

異議なし。

<佐々木会長>

以上で審議事項は終わりました。

 

3 報告事項

<事務局>

報告事項1「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた港湾施設の整備について」、報告事項2「大磯港の整備について」、報告事項3「真鶴港沖防波堤の整備について」、報告事項4「次期指定管理について」説明した。

<佐々木会長>

それでは、ここで報告事項に関するご質問やご意見がありましたら、お願いします。

<宇賀委員>

プレプレ(大会)又はオリンピックに向けて施設を改修するという話を聞いたのですが、どこかで真鶴の本小松(石)を、建築資材として使うような計画はできませんか。もう一点、オリンピックには金メダル、銀メダルがありますが、真鶴では石のメダルを作っています。一つは90メートル潜るダイビングの世界的大会の1位、2位、3位に、本小松(石)で作ったメダルを渡しています。本小松(石)自体の色は濃いグレーグリーンで、その(大会の)ときは潜っているフィンの絵に色をつけて、周りに真鶴大会などと描きました。私も出来上がりを見てびっくりしたのですが、いいものです。ちょっと高価なものですが、それを利用してくれたらいいかなあと、プレプレ大会について考えてください。

<守屋委員>

オリンピックの準備もスポーツ局と連携して進んでいると思うのですが、今年の3月に(オリンピック)ロンドン大会セーリング会場のウェイマス(・アンド・ポートランド)に行ってきました。いろいろな運営方法等を学んだのですが、当時の映像とかの資料を見せていただき、すごいなあと思ったのは、ものすごい(たくさんの)お客さんが海岸に詰め掛けて、パブリックビューイングというのか、大きなモニターが置かれて、準備期間も含めてその1週間、10日間は、相当に盛り上がったということを伺ってきました。先ほどのお話では、(競技と観戦)エリアを分けてるのかな、港湾区域外のところかもしれませんが、そこら辺の配慮とかされていますか。

<事務局>

縦割りで申し訳ないのですが、県土整備局の役割分担としては、島の中での恒久施設の整備と運営の支援ということになります。オリンピックの観戦エリアとして本船岸壁、あの白い灯台のあるところに観客席を設けたいという、組織委員会からのオファーに応じた動線の確保などを考えていますが、パブリックビューイングなどは、どちらかというとスポーツ局の範疇になるかと思います。

<守屋委員>

あのエリアでは絶対規模的に足らないと思うのですが。

<事務局>

入っても千人とか数千人のオーダーとなります。

<事務局>

マックスで5千人なのですが、最近少し規模が小さくなって、(組織委員会から)ちょっと少な目の数字が出てきています。あくまでチケットを買って入る人たちの観戦席ということで、パブリックビューイングとはまた違います。

<守屋委員>

あのエリア内では増やしようがないということですね。

<事務局>

どちらかというと、競技をやるためにセキュリティーがきついところで、一般の人が気軽に入れるエリアではなくなってしまいます。

<事務局>

スポーツ局のほうではパブリックビューイングについて考えているみたいですが、まだ決まってないことが多いようです。いろいろな対岸でやっていきたいなあという話は聞いています。

<事務局>

まだわかりませんが、セキュリティーの関係もあるでしょうけれど、先ほど映像で見たように、海での競技なので、周りの港から観戦船を出すとかもあり得るのではないか、また、いろいろなレスキュー活動も必要になるのではないかと思われますので、葉山と江の島の連携ということを少し念頭に置いています。

<守屋委員>

はい、わかりました。

<高橋委員>

ハイブリッドケーソンのことで、(県議会の)9月にも一般質問させていただき、また、先ほどの御説明の中でも御配慮いただきましたが、新しいコンクリートの周りにはいろいろなもの(貝類等)が付いてくるということを、県土整備局でもお話しされました。環境農政局との絡みがあると思うのですが、そのあたりを今後上手にクロスファンクションしていただいて進めていくことをお願いできればと思います。

<事務局>

湾内の静穏度が高くなったことから、航路の一部にはなりますが、新しいもの(コンクリート)には栄螺や鮑がつき易いという魚介の特性があるようなので、そういった儲かる漁業といいますか、漁業利用を考えてくれないかということでご質問いただきました。漁協さんが中心になろうかと思うのですが、県土整備局と環境農政局で調整できることがあれば調整させていただき、また、漁業の生業にはあまり詳しくないのでどういう漁をされているのか認識はしていませんが、それ以外にも色々な海域がありますので、港がよくなったことで、地域の産業が盛り上がるのであれば、できることはさせていただきたいと思います。

<宇賀委員>

いい回答として受け取っていいですか。

<鈴木委員>

既にいろいろな方面でお願いしているのですが、ひとつは江の島島内のトイレ、市の持ち物もあるのですが、改修をお願いしたいとお話してあります。また、(江の島大橋の)車道の三車線化が行われていますけれども、歩道もあり、(橋に添架している)ライフラインの上下水道等がだいぶ老朽化して漏ったりしていて心配でたまらないのです。どちらもそのあたり(更新作業)をスムーズに(できるよう)お願いしたいです。あと、先ほどの分区の話もありましたが、例えば女性センターの跡地や江の島漁港が、オリンピック後にどういう模様になっていくのか、多少変動があるかもしれないので、オリンピックまでとオリンピック後を想定して、十分検討して対処していただきたいということを要望します。

<佐々木会長>

他によろしいでしょうか。ありがとうございました。本日の用意した議題は、これで全てです。せっかくの機会ですので、各委員から何かありましたら、御意見を頂戴したいと思います。特段ないようですので、このあたりで本日の議事を終了します。

 

4 閉会

<事務局>

これをもちまして、本日の港湾審議会を終了いたします。皆様どうもありがとうございました。

 

※発言中の(  )は、内容を補完するために事務局で加筆したものです。

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神奈川県

このページの所管所属は 県土整備局 河川下水道部 砂防海岸課 です。