審議(会議)結果

掲載日:2012年8月22日
様式3-2

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称神奈川県環境放射線監視委員会
開催日時平成24年7月13日(月曜日)  13時00分から14時40分まで
開催場所神奈川県庁第二分庁舎6階 害対策本部室
出席者

◎ 稲 葉 次 郎  財団法人 放射線影響協会 研究参与

  森 内 茂  財団法人 原子力安全技術センター 特別フェロー

  赤 羽 恵 一  独立行政法人 放射線医学総合研究所  医療被ばく研究プロジェクト 医療被ばく研究推進室室長

◎印は、委員長

次回開催予定日未定
問い合わせ先

所属名、担当者名 安全防災局危機管理部危機管理対策課危機管理対策グループ 佐野、大八木

電話番号 045-210-3465

下欄に掲載するもの
  • 議事録全文
要約した理由 
審議(会議)経過

(議題) 

1.平成24年度神奈川県環境放射線監視委員会委員長の互選について

2.平成23年度原子力施設稼働状況等について   

3.平成23年度環境放射線モニタリングデータの評価について        

4.県内5地域でのモニタリングポストによる測定の開始について

(杉原危機管理対策課長) 

 それでは、議事にはいらせていただきます。また議題の1といたしまして、委員会委員長の選出が必要となります。

 今年度は任期改正の1年目ということでございますので、選出が委員会の要綱第4条1項に基づいて、委員長の互選が必要となります。

 互選にあたりまして、委員の先生の経歴を簡単にご紹介させていただきます。

 まず、委員席中央が稲葉次郎(いなばじろう)委員でございます。現在、公益財団法人 放射線影響協会の研究参与でいらっしゃいまして、これまで多数の役職を勤められていました。

 次に、皆様からご覧いただきまして、稲葉委員の左においでいただいていますのが、森内茂(もりうちしげる)委員でございます。公益財団法人原子力安全技術センター特別フェローでいらっしゃいます。

 そして一番右側でございますが、赤羽恵一(あかはねけいいち)委員でございます。独立行政法人放射線医学総合研究所医療被ばく研究プロジェクト医療被ばく研究推進室長でいらっしゃいます。

 委員の方々のご紹介は以上でございます。

 委員の先生方、委員長の互選をよろしくお願いしたいと思います。

(森内委員)

 環境放射線、放射能関連の専門の研究を今までやってこられている、稲葉先生に引き続きまたお願いするのが適任ではないかと思っておりますので、提案させていただきます。

(赤羽委員)

 私も、森内委員の意見に賛成で、稲葉先生に務めていただくのが一番よろしいかと存じます。

(杉原危機管理対策課長) 

 ありがとうございました。

 稲葉先生、よろしいでしょうか。

(稲葉委員)

 はい。了解いたしました。微力ですが、務めさせていただきます。

(杉原危機管理対策課長)

 それでは、互選の結果、稲葉委員に委員長をお引受けいただくことになりました。

 それではこれより、稲葉委員長に「神奈川県環境放射線監視委員会運営要綱」第5条により議事の進行をお願いしたいと思います。

 よろしくお願いします。 

(稲葉委員長)

 先ほど、局長からご挨拶があったように、どうぞ慎重に審議検討していただければ。と思います。よろしくお願いします。

 早速ですが議事次第に従いまして、進行させていただきます。

 議題の2が平成23年度原子力施設稼動状況等について。ということでございます。

 平成23年度の状況に関しまして、東芝原子力技術研究所からご説明をお願いします。

(東芝)

 東芝の藤江です。

 座らせて報告させていただきます。

 お手元の資料の資料1をご覧ください。1枚めくっていただいて、報告内容に入ります。まず、私どもの会社の事業内容でございますけれども、原子力全般を行っており、特にこの地区では炉物理とか化学等の研究開発の基礎研究を行っております。具体的には、炉物理関係では新型炉の開発とか、既存の原子炉の改良、化学関係に関しましては廃棄物の処分とか、除染とか最近の話題になっているところをやっております。事業内容は以上でございまして、引き続き報告の方に入らせていただきたいと思います。

 それでは、めくっていただいたページから報告します。まず、原子炉の管理についてでございますけれど、東芝臨界実験装置、NCAと呼ばしていただいていますが、最大熱出力200Wの原子炉がございます。運転状況については4月から9月までは運転はありませんでした。10月の施設定期検査の立会検査から運転を始めております。10月から3月までの運転時間は、10月は23.6時間でその後3月まで運転を続け、昨年度は合計は183.9時間です。

 熱出力でございますけれど、平均熱出力は0.66Wです。最大の熱出力は施設定期検査のときに行いました50.4Wです。以上が原子炉の運転状況でございます。

 引き続き、次のページをめくっていただきまして、放射線管理について報告させていただきます。

 まず、気体廃棄物、液体廃棄物の排出放射能濃度ということで報告いたします。

 4月から6月、7月から9月では、排気口から排出されましたダスト、ガスの放射線に関しては、すべて検出限界以下でした。また、10月から12月、1月から3月では、α線が若干検出されていますが、他に関しては検出限界以下でした。これは、法令値を十分下回っています。次に排水口の状況でございますけれども、排水につきましては第1四半期ですと、4月28日に10㎥検出限界以下の排水を放出しています。次の第2四半期ですと、8月5日に7検出限界以下の排水を放出しております。また、第3四半期ですと、10月19日に5㎥検出限界以下の排水を放出しています。第4四半期につきましては、排水はございませんでした。

 引き続き、固体廃棄物の保管状況について報告させていただきます。すべて200リットルドラム缶換算でございますけれども、濃縮廃液は0本、フィルタースラッジは0本、イオン交換樹脂は5本、雑固体廃棄物は昨年度から2.2本増え、31.3本相当です。その他としましてフィルターは昨年度から1.4本増えまして、9.8本相当です。合計は昨年度より3.6本増え46.1本相当を保管しているという状況です。

 引き続き、敷地境界における線量当量率でございますけれども、東西南北で測っておりまして、23年度は0.06から0.11ということで、震災前からしますと多少上がっておりますけれども、バッググラウンド程度です。

 次のページをめくっていただきまして、被ばく管理状況ということで報告させていただきます。

 まず、原子炉に係わる者でございますが、67名おりまして、すべて5mSv以下でございました。次に原子炉以外に係わる者でございますが、こちらは122名おりまして、すべて5mSv以下でございました。

簡単ですが以上が、東芝における原子炉の運転状況ということでございます。

(稲葉委員長)

 ありがとうございました。東芝原子力技術研究所から報告がありました。ただいまのご報告に関して、何かコメント、ご質疑がありましたらよろしくお願いいたします。

 原子炉の運転そのものが4月から数ヶ月の間停止をしておりましたけれど、これは今回の震災や事故等に配慮したということなんでしょうか。 

(東芝)

 はい、その通りです。東日本大震災がありましたので、震災後の施設点検で異常のないことを確認しましたが、施設定期検査を予定より早めに始めて10月までかけて徹底した点検を行ったので、9月までは運転をしていない、という状況でございます。

(稲葉委員長)

 ありがとうございました。

 よろしいでしょうか。

(赤羽委員)

 すみません。一応念の為に確認したいのですけれども、値としては問題ないかと思うんですが、前年度の稼動と比べますと23年度は、稼動はおそらく半分程度になっていると思うんですが、測定の結果がβ、γ、αとも検出されています。これは、ほとんど検出限界レベルなので問題ないんですけれども、昨年度稼動時間が長くて検出されなくて、今回半分程度で検出されているというのは、何か変わっているところがあるのでしょうか。

(東芝)

 震災後、まわりの環境のバックグラウンドが上がりまして、検出されるという形になっています。実際に原子力施設から放出されたものではなく、環境の影響で検出限界を超えてしまった、ということです。

(赤羽委員)

 わかりました。

(稲葉委員長)

 よろしいでしょうか。

 また、お気づきの点があれば、ご発言いただいても結構かと思いますが。

 次に移らせていただきます。

 次にグローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンからご報告をお願いします。

(GFN-J)

 グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン放射線管理課の小田です。それではご説明させていただきます。

 まず、冒頭に弊社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンの業務概要を口頭説明させていただきます。弊社の前身であります日本ニュークリア・フュエル株式会社は、原子力発電所向けの原子燃料製造会社として、株主であります日立、東芝、米国のGE社との合弁会社として、1967年5月に設立されました。その後、2000年1月に設計・開発・製造ならびに営業部門を統合し、2001年9月に現在の社名でありますグローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンとして改名いたしました。資本金40億円、従業員数約400名の会社でありまして、その業務として、米国のGNF‐Aなどから二酸化ウラン粉末を調達いたしまして、弊社工場にて、製品製造するものであります。

 まず、二酸化ウラン粉末を成型加工して、焼結したセラミックス形体の原子燃料を金属管に収めて、燃料棒を作ります。この核燃料棒複数を束ね、燃料集合体の製品に組み上げ、国内の発電所に納める業務を執り行っております。

 それでは、お手元の資料2番にしたがいまして、ご報告させていただきます。

 最初の2ページ目でございますが、これは弊社における、ウランの出入りを示したものでございます。月々のウランの入出荷量を棒グラフで示しております。まず、塗り潰した棒グラフがウランの入荷量、白く塗り潰さない方が出荷量を示しております。このグラフのスケールでございますけれども、ひと目盛り20トン、フルスケール120トンUとして示してございます。

 昨年一年間実績ですが、入出荷の多い月としまして、入荷では5月が約35トン、出荷では11月が約80トン相当となっております。

 また、1年間での累計実績としまして、前年度の入荷量の総計は左上に書いてございますけれども、119トン、逆に出荷した量は151トンでありました

 また、工場内の在庫管理につきましては右の方に記入しましたけれども、本年の3月末日で504トン、昨年3月末では536トンとなっております。

 以上がこの1年における、ウランの入出庫の推移でございます。

 続きまして、次のページ3ページになります。排水・排気についてご説明いたします。左の図は、弊社から工場排水として排水処理した水のウラン濃度を測定した結果でございます。いずれも弊社の保有しております測定器の検出下限であります、3×10-4Bq/cm3未満でありまして、これは例年と同じ状況でございます。また、右半分の図は、大気中のウラン濃度の測定結果を示したものですが、こちらも弊社の測定器の測定下限であります3.1×10-11Bq/cm3未満で、これも例年と同じ状況となってございます。以上が排水・排気の実績でございます。

 次のページございますけれども、弊社の敷地境界での空間放射線測定についてご説明いたします。

 まず、弊社には構内2箇所にモニタリングポストを設置しております。いずれも低線量率用NaIシンチレーション検出器と、高線量率用の電離箱検出器の2つをセットにして常時測定を実施しております。この4ページに図示しましたように、弊社の北側にNo.1、西側にNo.2、この地点にて計測した結果を次のページに示します。 

 5ページをご覧になっていただけますでしょうか。それぞれ昨年度の1年間、4月から3月まで、月次の結果をNo.1、No.2それぞれについて、その数値とグラフ化したものを記載しております。

 まず、表の左の列の空間放射線の集計項目でございますが、一番上のセルが1時間の最大値、その次が最小値、その月の平均値、それから各月での積算値、そして点検等の調整時間、この順に計数集計してございます。

 また、一番右の方の列では、昨年度の平成23年度の年間値と、それから参考としまして平成14年度から22年の9年間での総集計をしたものを参考として記載してございます。

 特徴立ったこととしまして、平成23年度の平均値では昨年3月に発生しました東日本大震災発生前の月次平均、これは約21から32 nGy/h 程度に比べて1.8倍程度高い値で推移しておりますが、東日本大震災における福島第一原子力発電所フォールアウトによる降下物の影響が続いているものと推測されます。また、調整時間につきまして、No.1は3月に34時間、12月に3時間、No.2につきましては12月に38時間と時間を要しましたが、いずれも低線量計設備の更新工事及び同受検のために計画停止したものであります。

 次に6ページでございます。弊社周辺の環境モニタリングの結果をまとめたものをご報告いたします。

 最初のページが、川と土壌中に含まれるウラン濃度の測定結果です。表の番号を付けてございますが、1番から6番は陸上の土壌、7番から13番は河川の泥と河川水からサンプリングした測定をしてございます。採取場所、頻度、測定手法等につきましては、協定上の取り決めに従いおこなっております。弊社の排水溝付近のサンプルにつきまして四半期毎、弊社土壌を除く全箇所につきましては、年に1回、第三者機関における分析を依頼しております。

 まず結果でございますけれども、この1年間の測定結果は全体的には例年とほぼ同等、または低い値となっておりますが、地点番号7の排水溝付近及びその上流、下流地点でやや高い値を観測しております。

 第三者機関との比較では、両者の相違はこれまでに観測されている範囲で、弊社と第三者機関との結果は、ほぼ同等の結果でありました。

 これが、土壌並びに河川水の結果でございます。

 続きまして、最後の7ページでございます。これは、毎年一回執り行っております久里浜湾内における海水、海底における泥、並びにワカメの養殖場から採取いたしました海産物(これはワカメでございますけれども、)に含まれるウラン量を測定したものでございます。

 今回、測定値で海底の泥につきましては、おおかた1μg/g前後、同海水につきましても3μg/l前後の結果で推移しておりまして、通年並みということを確認しておりますが、海産物(ワカメでございますけれども)第三者機関の結果で、過去最大値内ではありますが、高めに出ていたため、先に申し上げた地点番号7の排水溝付近での測定結果と合わせ、考えられる要因について、調査を行いました。結果、次の理由により弊社加工施設に起因した濃度上昇ではないと判断しております。

 まず、弊社から排水する際に測定しているウラン濃度を過去に遡りまして、確認いたしました。全て検出下限未満3.0×10-4Bq/cm3であること。

 また、一般に公開されている文献といたしまして、放射線医学研究所により公開されております放射線医学研究所の平成11年度年報沿岸海域資料の解析調査2がありまして、この中でワカメで通常観測される濃度範囲としては、(310ng/g生)であります。5検体の濃度範囲(生)で120から745(ng/g生)、乾燥の状態で610から3710(ng/g乾)とされて、これと比較しても十分に低いレベルであること。

 また、以上の調査に加えまして、社外分析機関の専門家との意見交換により、通常観測されるウラン濃度の範囲との知見を得ており、加工施設に起因した濃度上昇ではない。と判断しております。

 以上が周辺環境モニタリングの結果でございまして、以上が、弊社23年度の実績報告でございます。

(稲葉委員長)

 ありがとうございました。グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンからご報告いただきました。この件に関しましても何かご質問なり、コメントがありましたら、お願いいたします。

(川崎市環境対策課)

 一番最後のページ、周辺環境モニタリング結果についてなんですけれども、久里浜湾内の海底沈積物測定単位と書いてありますが、これはいわゆる底質を測定したということでいいんですよね。これは久里浜湾内のどの辺りになりますでしょうか。底の深さ何mぐらいでしょうか。

GNF-

 すいません。あの、図を持ってきておるんですけれど、図でご説明したほうがわかりやすいかなと思うんですけれど。よろしいでしょうか。

(稲葉委員長)

 今のご質問に対応するようですから、ちょっとお待ちください。

 そのほかにいかがでしょうか。

(赤羽委員)

 今の質問に関連するんですけれども、モニタリングして測定する場合というのは、通常、基本となるマニュアルがあって参考にしてやられている。と思うんですけれども、通常は独自のやり方ではなくて、一定のそういう共通した方法だと思うんですが、そういうやり方はとられているんですよね。

GNF-

 周辺環境のモニタリングにつきましては、指針を参考にいたしまして、弊社独自のものを作ってございますけれども、それは、協定に基づいてご確認いただいた内容で、作業等分析を行っております。

(川崎市環境対策課)

 すいません。続きなんですけれど、久里浜湾内の海水なんですけれども、この海水は表層水でしょうか。それとも表層水から深層の水を採っているんでしょうか。

GNF-

 グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンの菅と申します。

 実際にどれぐらいの深さということまでは正確に把握しておりませんが、サンプリングの方法といたしましては、久里浜湾内に船を用意いたしまして、そこの船からバケツにロープをつけた形で、投げ込みまして、汲むような形です。ですから、まったく完全に表面の水であったり、あるいは深いところの水でなく、投げて採れたところの水といったかたちのものです。

(川崎市環境対策課)

 表面の方の水ですね。バケツを投げるといいますので、割と浅いとこの水ですよね。採っているのは。

GNF-

 確かに、海の下までは行ってないと思います。ただ、上っ面だけを採ったような形ではないです。

(川崎市環境対策課)

 実は環境省のほうで、放射線の海水の調査を行って、採り方が出ていまして、表面のだいたい深さ50cmぐらいの水と、深さが50m以下のところであれば底から1mの水を両方調査する。というのが出てたんですね。千葉県の調査では表層の水だけ採って調査してます。と、いう話を聞きましたので、こちらの調査では、どちらの、両方採ってるのか、それとも表面の水だけ採ってるのかお伺いしたいと思って質問しました。

(稲葉委員長)

 何かコメントがございましたらどうぞ。

(川崎市環境対策課)

 わりと表面の方の水ですよね。バケツで採るといったら。

GNF-

 どちらかといえば、表面の方の水と言った方が適切かと思います。

稲葉委員長

 従来は海水の測定は、ほぼ表面海水を採取してそれを測定する方法だったと思います。

 何かご説明がありますか。

GNF-

 久里浜湾の航空写真でございますけれど、ワカメの養殖されているポイントが、ここに示しております三角形になっている丸い点、皆様のお手元の資料のところにある点、三箇所ございますけれども、そのうちの18番と17番と書いてあるところがワカメの養殖場になっておりまして、そこからワカメを採取したものを分析してございます。

(稲葉委員長)

 わかりました。よろしいでしょうか。

森内委員

 質問ではありませんで、確認というか、先ほどの東芝さんの方のまとめ方とGNF-Jの方の敷地周辺、まあ、そのサイト周辺の線量当量率の値ですが、東芝さんのほうでは平成23年度全体、22年度、21年度ということでその範囲を示しておられますけれど、このGNF-Jのほうの資料では、月ごとのものが出ておりますね。それで、これを見ますと傾向はたぶん同じだと思いまして、値が特におかしいとかじゃなくて、東芝さんのほうの平成23年度のもので、範囲がだいたい0.08から0.11内にあり、平成22年度、注として書かれていますように、福島の影響が入っている、と考えて、22年度の高い値というのは、最後の3月の分が大きく入っている、ということで際立って大きく高いと見えますけれどもそういうことですね。それで、平成23年度の上限の最大が0.10となっていますけれど、これは結局、4月の年度の頭のところの値が出ていて、傾向としてはずっと年度の終わりのほうになりますと、GNF-Jのデータにありますように下がっていっていると解釈をしてよいわけですね。はい。わかりました。それをちょっと確認したかったのと、あと、東芝さんの方の説明にあったかと思いますが、モニターの種類はシンチレーションカウンター方式でしょうか。

東芝

 サーベイメータで月1回、計っています。その結果を年間通して幅として、ここに書かせていただいています。

森内委員

 シンチレーションサーベイメータですね。

(東芝)

 はい。

稲葉委員

 県のほうで、周辺を丁寧に測定があることは確かなんですが、ただ、今の質問と関連して、もしデータとしてあるのなら、東芝のほうももうちょっと時間の短いデータを提示していただいてもいいかな。という気もします。

(稲葉委員

 よろしいですか。

 空間線量に関しましては、東芝さんの方からは、1年間の値が場所別に提示されておりますが、この委員会としては総量と施設のオペレーションとの関係で線量がどうなっているかということに、基本的な関心があると思うんですね、そういう観点からすると、年間の値ではなくて、もうちょっと短い時間での線量率の提示が、もし可能であれば、それをこれからしていただくのがいいかなと、そういう気がいたしますが。

東芝

 月単位か何かで。 

稲葉委員

 ええ。先ほどちょっとこちらで話していたんですが、川崎に関しましては県のほうで比較的丁寧なモニタリング報告が行われておりますので、もし、データをお持ちであれば、せっかくのデータですので、これからはそういう風な格好でも。

東芝

 今の年間まとめておりますけれど、月単位でこれをお出しすればいい。と、いうことでよろしいでしょうか。

稲葉委員

 可能でしょうか。可能であればそのように。

(東芝)

 可能であります。わかりました。

稲葉委員

 委員会で決めていいのか、県のほうとの話で決めるのか、私もただちには定かでありませんが、この委員会の趣旨からしてその方が良いと考えます。

今のお話でよろしいでしょうか。

(事務局)

 それでは次回から、環境放射線監視委員会の特に環境放射線監視委員会の資料としては、GNF-Jさんとか、私ども県の資料にあわせた形の資料で提出していただく。と、いうことでお願いしたいと思いますのでよろしくお願いします。

(事務局)

 確認なんですけど、これって文科省さんへの報告をそのままこちらに出していただいている。と、思うんですけど、今おしゃっている(3)のバックグラウンドを含むっていうのは、先ほどの、多分文科省さんでは一ヶ月に1回敷地内、敷地外とかサーベイをサーベイメータでやるようにと。それに基づいて提出されていると思うんですけど、と、いうことでマイクロシーベルトというのをおそらく、1cm線量等量のサーベイメータを使って出していらっしゃるんですよね。と、いうことで今たぶん委員の方が知りたいって言っているのはモニタリングポストがあるんでしたらそのデータを見せていただくことはできませんか。と、いうことでちょっと今こちらの文科省さんへ提出しているのは1ヶ月毎のそのときのその時点でのサーベイメータの値しか出てこないじゃないですか。委員の方が言っているのはGNF-Jさんや神奈川県がやっているようにモニタリングポストの毎時のデータの中で月ごとの最低、最少みたいな形で出していただけませんか。と、いうことを多分聞いていらっしゃると思うので、その辺は今までのお出ししている資料とはまったく変わってしまうので可能なんですか。というのがちょっと心配していることで、サーベイメータ持ってやっているときはその時のですね、それをお出しするということで、今東芝さんが考えていらっしゃるのか、それとも委員の知りたいと言っているモニタリングポストのほうのデータも出していただけるのか。と、いうのを整理していただければと思います。

東芝

 今回答しましたのは、モニタリングポストは考えてません。ですから、これまでのこの1年間の出しているやつを月ごとに表にして、お出しする。ということでしか考えてませんので、今モニタリングポストの話は出てなかったと思うんですが。 

 モニタリングポストをやるんですと、今うちに2基ありますが、4箇所東西南北ですねこれが、2箇所になっていますね。

(事務局)

 今、多分それで、話がずれているな。と、思いましたので。それで一応両方ペーパーがお出ししていただけるのか、または委員の方が要求されているのはどのデータなのか。というのをはっきりしたくて。

 たしかに、東西南北じゃない。ということは私達も存じておりますので、その辺明らかにしておきたかったな。と、思います。 

森内委員

 補足をさせていただきます。さきほどから、瞬時の値ではなくて、連続で測定している中の一時間あるいは、一日平均とかそういうことのデータのまとめ方をされているのかなと、思ったのですが、実際は、サーベイメータで測定しているということでありますと、瞬時の値ということで、他のところじゃ大体1時間の平均値の最大・最低というやり方でやっていますのでそこで、もう違いがでてくるわけですね。そうしますと、毎時のモニタリングステーションポストのデータとして、毎月まとめますと変化傾向が非常にわかりますので今回の場合も、事故のような影響によるものかを見直すとですね、傾向がわかりますので、異常であるか、ないか、の判断にもなる。ということも思いまして、関連質問させていただきました。サーベイメータの瞬時の値の月平均は出していける。とそういう意味だったんでしょうか。

東芝

 はい。その通りでございます。

森内委員

 そうしますと、データそのものの平均時間も違うと。ただ、データの個数については月々大体同じなのでしょうか。それとも。

東芝

 毎月1回ですね、定点を計測しているということであります。

森内委員

 そうですか。そうすると、精度っていうかバラつきの点では他のものと比較するには直接比較できるものではないような気がするんですけどね。今までの報告の仕方を変えるって言うことを考えているんではなくて、いままでの方法を継続してやると同時に、もし追加して、そういう情報が得られれば他のところと比較、それから施設からの影響があるか、ないか。という判断等に役立てるんじゃないか。ということでそういう風に思ったんですけど。

(稲葉委員長)

 この放射線監視の事業の目的にあわせて、東芝さんのほうともう一回、県のほうで相談していただいて、もちろん新しく測定を始めたりする必要はないと思いますが、すでにモニタリングポストなんかの情報があるんだとしたら、ここへの報告の情報も、もう少し今森内委員のおっしゃったことも配慮して、お考えいただけるといいかと思うのですが。

東芝

 今のお話で、検討いたしますが、そうしますと、例えば今測っているこの値に変えて、モニタリングポストの値を使う。ということでもよろしいのでしょうか。今4箇所測っていて報告していますけど、それをモニタリングポストだけの2箇所の分のデータでもいいと。いう選択肢もあるのでしょうか。

(事務局)

  その辺については、稲葉委員長からも、今出来ればモニタリングポストの方が。ということで先生方からもお話ありましたので、東芝さんとしては社の方針というのもあると思いますので、今後事務局として引き受けますので、来年に向けてこれから東芝さんと、内容について調整させていただきたいと思います。

 こういうことでよろしいでしょうか。

(赤羽委員)

 例えばGNF-Jさんですと、月ごとに線量が出ていてそしてなおかつ、出荷と入荷の値もでている。と、だから例えば何か値が変な値が出た。という場合にはその因果関係をこのデータから推測することができる。一方東芝さんの方は先ほど森内委員がおっしゃいましたけど、平成何年度の最大値が何月にあって、それが何の理由か。というのがわからない。今回のずっと継続している環境放射線の放射能の監視というのは、出るか否かということ。出た場合のレベルがどれくらい。そしてそれは何故か。その後どういう風に高ければ下げていくか。という話になっていくので、その前の段階として、なぜ高いのか。といったところで、そうなった場合に因果関係がすぐわかるように。あるいは低ければ低いなりにそれが確認できるような形でのデータ提供をお願いしたいとそういう風に思います。ですから、そのデータ提供の仕方はご負担の無い様に。これまでの継続で出来る範囲で出せるんであれば出していただければ差し支えないと思いますし、あるいはもっと合理的な方法があるのであれば神奈川県さんとお話していただいて出していただければいいのではないかな。と、いうふうに個人的には思います。

(稲葉委員長)

 そういうことでよろしくお願いします。

 GNF-Jのほうに戻りまして、いかがでしょうか。ウランで若干高い数値を検出していますが、海水中のレベル変動を反映してのことであって事業あるいは操業との関係はないんではないか。と、そういうご説明でした。よろしいでしょうか。

 では、GNF-Jありがとうございました。

  続きまして、議題の3として県のほうから、平成23年度の環境放射線モニタリングデータ結果についてご説明をお願いいたします。

(事務局)

 それではご説明申し上げます。資料3をご覧ください。

  こちらは平成23年度空間放射線測定結果でございます。これは県が設置しております川崎市内の5箇所、横須賀市内の8箇所(2ページ目になりますけれど。)こちらのモニタリングポストあるいはモニタリングステーションと呼んでおりますが、そこで計測した結果の一覧でございます。

 表の成り立ちでございますが、一番左に測定局を書いてございます。測定局ごとに集計項目が5つずつございます。1時間の最大値、最小値、月平均値、積算値、これは1ヶ月の合計です。最後の調整時間とございますが、これはシステムの保守点検等で測定ができなかった時間でございます。これが平成23年4月から本年の3月までの月ごとの計測結果ということで示してございます。

 月毎の欄の右でございますが、こちらに平成23年度の年間値、それぞれ最大値、最小値、平均値、積算値、調整時間の年間を通した値として記載してございます。

 さらにその右、一番右でございますがこちらには平成21年度から22年度の年間値を比較できるように記載してございます。

 全13局の月平均値をご覧いただけますでしょうか。月平均値はそれぞれの局の上から3段目になってございます。月平均値の最大値は全13局で全てで4月に記載しております。時間が経つにつれて、減少していくのがご確認できるかと思います。このことは、福島第一原子力発電所の事故に由来する人工放射性物質が低減していったものと考えられます。全13局で4月の月平均値を比べると、最大値につきましては1ページ目の川崎の浮島局(上から2つめでございますが)の86.5でございます。単位はnGy/hでございます。ちなみに最小値は2ページ目の横須賀の日の出町局46.3 nGy/hでございます。

 次に、1時間最大値ですが、1ページ目の川崎の浮島局の4月で112.9とございます。これは単位は同じく、nGy/hでございます。この浮島局で全13局で記録した1時間最大値112.9nGy/hは、記録した時間は4月1日の午前0時から1時までの1時間でした。つまり、この表の対象期間の最初の1時間でございました。なお、同局では、福島第一原発の事故後に、昨年3月15日の午前5時から6時に、最大値で209.3を記録しまして、時間の経過に伴いまして、放射線量が減少してきたところでございます。

 ちなみに平成22年の浮島局の最大値は、217.3。浮島局の一時間最大値の一番右になるんですけれども、21から22年度の年間値の参考というところで、37.8から217.3とありまして、この217.3は平成22年6月に記録したものでございまして非破壊検査による線量の上昇であったと想定できたものでございます。

 資料を2枚おめくりいただき、3ページをご覧ください。こちらに、モニタリングポストで線量率上昇を観測した平成23年度での件数を表示した表でございます。この表につきましては、1番最後の行、計の行をご覧いただけますでしょうか。

 2段になっておりまして、上段が警報の発生件数で、年間10件でございます。また、下段が線量率の上昇を観測した件数で年間55件でございます。なお、警報とは、2分間の放射線量率の平均値が100 nGy/hを超えた場合で、線量率の上昇とは、10分間の放射線量率の平均値のトレンドが上昇傾向にあった場合ということで集計しています。

 一番右側の列に、22年度の件数を表示しております。こちらについては全13局の計、合計で警報は7件、線量率の上昇100件です。これは、表の下に注意書きがございますけれども、福島第一原発事故に起因するものを除いたものということで記載してございます。平成23年度の件数を平成22年度と比べると、警報については増加、線量率の上昇については、減少しているところでございます。

 この線量率の上昇を観測した理由でございますが、MCAスペクトル解析の結果、非破壊検査によるもの、あるいは、大島局、日の出町局については、近隣にそれぞれ、川崎市立川崎病院、横須賀共済病院がそれぞれございますので、RI検査等で放射性医薬品を投与された方が近くを通過されたものと想定されるところでございます。

 それでは1ページ目2ページ目の表で、今回の平成23年度の年間積算値のところでご説明させていただきます。右から2番目の列でございまして、1ページ目の川崎市内と2ページ目の横須賀市内で、一番低いところは、2ページ目の下から3つ目の日の出町局の0.34mGy/yでございました。一番高いところは1ページ目、上から2つ目、1時間最大値等を記録した局である浮島局でございます。浮島局のほうで0.58mGy/yとなっておりまして、この数値につきましては、自然の放射線を含めましても、公衆の線量限度であります年間1ミリシーベルトを下回っている結果となってございます。

 資料3の説明につきましては、以上でございまして、引き続きまして、資料4をご覧下さい。

 資料4につきましては、平成21年度から23年度にかけまして神奈川県が実施いたしました環境放射線積算線量の調査の結果データでございます。

 積算線量の計測については、ご覧の5つの局で計測しておりまして、年間線量を測定するガラス線量計素子を3つ。同じく、四半期毎に交換をして、四半期毎の線量を計測するガラス線量計素子を3つ設置してございます。ただし、浮島局につきましては、冒頭でも説明したとおり、平成22年度の委員会で、積算値のばらつきが見られるというご指摘をいただきましたので、平成22年度の第3四半期より、素子を5つに増やしているところでございます。1ページ目の資料でございますが、四半期毎にガラス線量計素子の積算値の平均値を各局毎に推移を示した表でございます。

 この四半期毎の積算値についてでございますが、1ページ目の折れ線グラフをご覧いただきますと、23年度におきましては第1四半期、グラフ上では、H23.6と書いてありますが、ここから第2四半期にかけて下降した後、第3四半期にかけて上昇しました。これは、さきほどの資料3で、県のモニタリングポストによる空間放射線測定結果が時間の経過とともにきれいに減少したものとは異なる結果になっております。

 この原因につきましては、この積算線量を測定する際の測定機器にあったものと推測しているところでございます。具体的には、積算線量を測定する際に、各観測局からガラス線量計素子を回収してきまして、その素子をガラス線量計リーダーにより測定をします。ガラス線量計リーダーは、素子を10回測定する毎に、自動で校正を行いまして、その校正結果を校正定数として算出します。測定結果を求める際には、その校正定数が、正味の測定結果に割り返されて校正が行なわれることになります。この校正定数についてですが、メーカー(千代田テクノル)は、0.9から1.1の範囲で測定することを推奨しているのですが、第二四半期の測定の際には、この推奨範囲を外れるレベルでございまして、実際には校正定数は0.78という状況でメーカーの推奨範囲を下回ってございました。

 第3四半期は、ガラス線量計リーダーを修理し、測定に臨んだわけですが、実際には校正定数がほぼ1の状態で測定に臨んだ結果、第2四半期より結果として高い値となった。ということでございます。

 結果として、第2四半期の積算線量は正しく測定できなかったのではないか。と推測できたというところでございます。

 しかしながら、四半期毎に線量計素子を回収して測定するものとは別に、1年間局においておきまして、それを測定する。ということもしておりますので、そのものについては、第4四半期に一年間の最後に測定しておりますので、ガラス線量計リーダーの修理後でございまして、信頼がおけるデータではないかという風に考えております。

 2ページ目をご覧いただけますでしょうか。こちらが第4四半期に測定しました1年間の積算線量の報告書でございます。平成23年度につきましては、設置期間は365日でございました。平成23年度は年間366日でございましたが、365日換算ということで、一番右に積算値を記載いたしました。この表をご覧いただきますとおわかりいただけますように、365日換算値で一番高いところは最上段の浮島局で、積算値で781.8μGyとなっておりまして、これらの数字も先ほどの空間放射線測定結果と同様、自然の放射線量を含めても、公衆の線量限度であります、年間1ミリシーベルトを下回っている結果となってございます。

 3ページ目以降は先ほどご説明いたしました、四半期毎の報告書でございまして、各四半期毎に3つないし5つの素子の積算値を91日換算したものを平均して記載しているものでございまして、この結果が1ページ目の表を作成しているデータとなってございます。

 それでは、昨年度まで、浮島局でガラス線量計素子によりばらつきがございまして、対応を取ってきたところでございますが、今年度も改善を行いましたのでそのことについてご報告させていただきます。

 今まで、ガラス線量計素子は、ポリ袋に封入しまして、百葉箱に設置していたところでございます。このポリ袋を使用すると、湿気が入ってしまうために、24年度第1四半期から、メーカーが推奨するアルミ蒸着ポリ袋に変更しました。これは、湿気を通さないものでございます。

 ちなみに第1四半期にアルミ蒸着ポリ袋に交換する際に、23年度第4四半期にすでに設置していました年間積算線量測定用のガラス線量計素子につきましても、アルミ蒸着ポリ袋に交換したところでございます。

 さらに、ガラス線量計リーダーにつきましては、今まで横須賀オフサイトセンターのほうにございます資機材倉庫に置いておりましたが、23年度第4四半期からは、常時、空調の効いている、同じくオフサイトセンターの中のサーバルームに移設をしまして、改善を図ったところでございます。

 資料4の説明につきましては、以上でございます。

(稲葉委員長)

 ありがとうございました。

 県のほうから、資料3に基づきまして、環境放射線モニタリングデータ結果についてご説明をいただき、資料4に基づきまして、積算線量調査データ結果についてご説明いただきました。 またコメントなり、ご質問なりよろしくお願いします。

(赤羽先生)

 先ほど校正定数が変わったということで、おそらくリーダーの中の校正用素子の取替えということだと思うんですけれども、それによって以前の測定値がどのくらい過剰評価・過大評価あるいは過小評価であるか。って、いったところは検討されてますでしょうか。

(事務局)

 校正定数でございますが、第2四半期の測定するときにはメーカーの推奨するレベルをこえて0.78ございましたが、その前の第1四半期を測定する際にはメーカー推奨範囲のギリギリの0.9程度でございました。さらにその前の22年度第4四半期を測定する際には、0.95程度でございましたので、第二四半期以前についてはメーカーの推奨範囲の中に収まっていたので、問題はないかというふうに考えているところでございます。

(赤羽先生)

 ガラス線量計については、先ほどご説明にありましたようにいろいろな不確かさの要因がございます。以前、3つから5つに増やしたというのは素子間のバラつきの問題、そして湿気の問題というのが、湿気の原因による不確かさの生じる問題に対する対応と。また校正の問題といろいろな原因がトータルでひとつの数値として出てきます。ですから、出来れば定期的にそういう問題等については確認をして、校正定数については定期的に校正を行うとか、お金がかかりますけれども、そういう定期的なものはルーチン化してどのくらいの期間にいっぺん、じゃあ、校正に出します。みたいな形にしておいたほうが、そういえばしていなかった。と値がおかしくなったときに校正をするというのは問題がありますし、また、湿気の問題については保管等も係わってきますけれどメーカーの方々に細かく確認していただいて、保管とか測定ではどういう条件でやるのがいいかということを、ご確認いただいて、やられたほうがいいと思います。

(事務局)

 ご指摘いただきありがとうございます。委員の皆様からですね、数年前からこのことについてご指摘いただきまして、少しずつ改善を図っているところでございまして、ガラス線量計リーダーの点検校正につきましても、今までは3年に1回程度の点検校正ものを、今年度より毎年度点検校正する。ということでこの点についても改善を図るところでございます。今後ともどうぞよろしくお願いします。

(稲葉委員長)

 いかがでしょうか。

 空間線量率の測定は、本当にきれいに福島の事故の影響がよく読めて非常に興味深いと思います。

 このような格好の線量率の話と積算型の線量、それも年間通して等もあって、全体としては比較的精度が高いものになっていることが改めて確認されたのかな。という気がしております。

 よろしいでしょうか。

 それでは、ありがとうございました。

 このような形で、事業者の方からモニタリングのお話をいただき、さらに県の方の測定結果の説明がございました。これらをベースにいたしまして、最終的に評価に入りたいと思います。

 平成23年度環境放射線モニタリングデータ評価結果について。ということで事前に事務局のほうが準備していたのがあります。

 事務局のほうで読み上げていただきたいと思います。

 お願いします。

(事務局)

 それでは、皆様のお手元に配布されたと思いますので、読み上げさせていただきます。

 「平成23年度神奈川県環境放射線モニタリングデータの評価結果について」

 神奈川県環境放射線監視委員会において検討、評価した結果は次のとおりである。

 県内原子力施設周辺の住民等の被ばく線量は、公衆の年間線量限度(1mSv)を下回っており、非破壊検査や福島第一原子力発電所の事故が原因と考えられる線量率の上昇など自然でないものも検知されているが、周辺住民等への線量としてみれば、周辺住民等の健康並びに安全上、問題となるものではない。

 以上でございます。

(稲葉委員長)

 いつもこの表現ぶり、若干悩むところがありますが、あまり長いものではなく、全体を取りまとめて、このような案を提出していただいております。

なにか、コメントがありましたらお願いします。

(稲葉委員長)

 毎年、前回も同じようなことだったかと思いますが、公衆の年間線量限度というのはあくまでも監視対象の操業に対して適用するものではあるわけですが、本来だったら自然バックグラウンドは含まないのかもわかりませんが、詳細な区別はせずに自然バックグランドを含めてさらには今回の事故、あるいは非破壊検査等の影響等々を含めても、本来だったら、限定したものに対応すべき限度に対する要件をクリアーしている、というようなことを文章にしたというふうに思っております。

 先生いかがですか。

(森内委員)

 稲葉先生がおっしゃいましたように、これは普通、1mSv/年というのは自然放射線を除く、施設等の稼動による放射線量ですけれども、細かく、先ほどからご説明がございますように、自然放射線を含め、それから人工の人工由来のものを含めても1mSv以下である。というふうに判断して、特に問題ないと。そういう意味だと思いますので、そういう意味にこれが読み取ってもらえるんであればですね、これで合格ではないかと、いう風に思っております。細かいことを言いますと、本当は分けるべきですけれども、現状ではそこまで言う必要もないと思いますので、ひっくるめて1mSv十分に下回っている。ということでそれで十分じゃないかと思っております。

(赤羽委員)

 今までの先生方のご指摘どおりだと思います。環境放射線モニタリングデータの評価ということで、ひとつは数値的にどのくらいのレベルかと言う評価があると思います。また、その数値の原因がどういう理由でその数値になったかというのもあると思います。そういう意味で、後者のほうで施設由来の部分に関してのみ1mSvという公衆限度が設けられていて、法律上は、個々の公衆の人々の直接評価ではなくて、施設管理として、敷地境界とか、排出系排水の水準として、規定がなされている。ということですので、そういったことを踏まえたうえで、こういう意味合いでこういう文書を出したということが確認されていれば、いいと思います。

(稲葉委員長)

 なにかコメントでもありましたら。

 よろしいでしょうか。

 それでは、ないようですので、委員会としても県の案のとおりでよろしいかと思います。

 よろしいでしょうか。

 では、最終的に案のとおりの評価とさせていた だきたいと思います。

 よろしくお願いします。

 それでは最後に議題の4に移りたいと思います。

 その他事項ですが、県より報告があるということで県の方、よろしくお願いします。

(事務局)

 資料5でご報告をさせていただきます。

 こちら資料5でございますが、本年度当初より、県内の5地域に新たに設置したモニタリングポストによりまして、空間放射線量の測定を開始したことについての本県の記者発表資料でございます。

 本県では、今まで、川崎市、横須賀市における原子力施設周辺のモニタリングのほか、文部科学省からの委託によりまして、茅ヶ崎市こちら衛生研究所でございますが、こちらのほうでモニタリングを実施して参りました。今年度当初から、この3地域でのモニタリングに加えまして、新たに5地域でのモニタリングを開始し、計8地域でモニタリングの体制をとっているところでございます。なお、新たに設置したモニタリングポストは、福島第一原発の事故を受けまして、文部科学省が平成23年度に全国で250基配備したうちの5基でございます。この新たなモニタリングについても、同省の委託により実施しているものでございます。

 1枚おめくりいただくと別紙でございますが、こちらにですね。地図上で新たな設置場所をお示ししているところでございまして、(1)から(5)が新たに設置したモニタリングポストでございます。設置場所については、県に配備されることとなった5基を偏りなく配置したところでございます。

 さらに、その後に4枚ほど、参考ではございますが、こちらに文部科学省の記者発表資料を添付しております。内容については空間放射線量測定結果を公表するウェブサイトを運用開始したときの公表ということでございます。  雑駁ではございますが、資料5につきましてのご報告は以上でございます。

(稲葉委員長)

 ありがとうございました。

 何かございますでしょうか。

(赤羽委員)

 運用を開始して以降、何かトラブルはありませんでしょうか。

(事務局)

 細かいトラブルはありますが、特段に問題なく稼動しております。

(森内委員)

 別添1のところに、公表用のウェブサイトについての説明がございまして、下のほうにグレイ・シーベルトの関係についての説明ありますけれど、これはもともとμGy/hの線量をSv/hに置き換えている、ということですか。

(事務局)

 はい。

(森内委員)

 そうすると、正確に言うと、1を掛けるということでイコールという換算は従来からも研究所等に関しては値がけをする方法のひとつとしてありますけれども、この場合はGy/hにそのまま読み替えることが出来るというわけですね。

(赤羽委員)

 この表現ですけども、他県とか、あるいは他のモニタリングポストでも同様な感じで、Sv=Gyとして標記してますでしょうか。

(事務局)

 Gyで、もちろんモニタリングポストは全県データが出てきているので、それを文科省方でSvという形でホームページ上に公表しているという形です。これは全県一緒です。

(赤羽委員)

 ですよね。 SvとGyというのは非常にややこしい問題で、例えば福島県の外部被ばく線評価でも1cm(線量)当量からの実効線量の換算について換算係数を出して、独自に出して使っていますけども、それについてもいろんなご意見があります。 Sv、Gyに関しても緊急時はそのまま。と言うのですけれど、実際問題としてはかなり違う部分もあるんですけれど、考え方として線量は過少評価してはいけない。ということで過大評価ということがよく言われて、過大評価に行きがちですけども、じゃあ過大評価がそれですべていいかと言うと、極端な話、線量と影響の関係を見ていく上において、線量を過大評価してしまうと、リスクを過少評価してしまうんですね。だから、そういう意味においては、考え方としては過大評価、極端な過大評価をせず、過少評価もせずある程度の過大評価として、評価をするというのがいいので、本来はこのSv、Gyの関係についてもある程度何かわかりやすい説明が本当はあったらいいのかな。というふうにも思います。まあ、これは文科省のページでもありますし、文科省のほうで、CTが6.9mSvという、あれについても私はちょっと問題かな。と思っているところではあるんですが。そういう問題があるということをちょっと述べさせていただきました。

(森内委員)

 これは、県から文科省のほうにGy単位で報告してあって、それを国のほうがSvに換算して出している。

(事務局)

 ただ単位を変えているだけなんですが。

(森内委員)

 本当の実効線量それから、Gy単位それから1cm線量当量、その関係から言いますと、Gyを中心にして、実効線量は低くて、1cm線量当量は高いんですね。そういう意味で本来はGyと実際の実効線量ニアリーイコール、現時点ではこの事故以後ですね、あるいはそれ以前から施設管理の単位でいきますと、1cm線量当量もGy単位と変えられるようなそういうその意味合いになってきているように思うんですね。それがほんとにそれでいいのかどうか。ちょっと疑問もあるんですけれど、一応の報告書としては、報告データとしてはGy単位をそのままSyに1を掛けて換算した。と、そういう形になっているというふうに理解しておいてよろしい様ですね。

(事務局)

 はい。

(稲葉委員長)

 これは、県のもちろん責任でやっているのでしょうが、実際には、衛生研究所のほうでもデータが入るようになっているわけですかね。そうすると、何かのときには判断の有力な材料になるであろうと思います。

 これはこういうことで、もう運用が始まっている。というご報告がありましたので、今後の環境放射線監視にうまく役立つとよろしいかと思います。

 それでは、特にこの問題についてご質問がないようでしたら、これで私どもの扱う議題は終わったかと思っております。

 県の方に司会をお返ししたいと思います。

 どうぞよろしくお願いいたします。

(杉原危機管理対策課長)

 稲葉委員長、長い時間どうもありがとうございました。

 司会として、評価結果にほっとしております。

 それでは、これをもちまして、「平成24年度神奈川県環境放射線監視委員会」を閉会いたしたいと思います。

 本日は、委員の皆様ならびに関係者のみなさま、どうもありがとうございました。

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このページの所管所属は くらし安全防災局 総務危機管理室 です。

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