審議結果

掲載日:2011年3月1日
様式3-1

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称 平成22年度 神奈川県環境放射線監視委員会
開催日時 平成22年7月5日(月曜日)  13時00分~14時30分
開催場所 災害対策本部室
出席者

◎ 稲 葉 次 郎  財団法人 放射線影響協会 研究参与

  森 内 茂  財団法人 原子力安全技術センター 特別フェロー

  赤 羽 恵 一  独立行政法人 放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター
医療放射線防護研究室 室長

◎印は、委員長

次回開催予定日 未定
問い合わせ先

所属名、担当者名 安全防災局危機管理部危機管理対策課 加藤、大八木

電話番号 045-210-3465

ファックス番号 045-210-8829

下欄に掲載するもの
  • 議事録全文
要約した理由  
審議経過 (議題)
1.平成22年度神奈川県環境放射線監視委員会委員長の互選について
2.平成21年度原子力施設稼働状況等について
3.平成21年度原子力施設稼働状況等について

(鈴木危機管理対策課長)
 それでは、議事に入らせていただきたいと思います。
 まず、議題の1でございます。平成22年度環境放射線監視委員会委員長の互選についてでございますが、これは、この委員会の設置運営要綱第4条第1条に基づきまして、互選をお願い申し上げるものであります。互選にあたりまして、委員の先生方のご紹介をさせていただきたいと思います。
 まず、稲葉次郎委員でございます。現在、財団法人 放射線影響協会の研究参与、独立行政法人の放射線医学総合研究所名誉研究員でいらっしゃいまして、これまで多くの役職を勤められた経歴をお持ちでございます。
 次に、森内茂委員でございます。財団法人 原子力安全技術センター 特別フェロー、文部科学省技術参与でいらっしゃいます。
 そして、一番右にいらっしゃいます、赤羽恵一委員でございます。独立行政法人 放射線医学総合研究所 重粒子医科学センター 医療放射線防護研究室長でいらっしゃいます。
 簡単でございますが、委員の紹介をさせていただきました。
 ここで、委員の先生方に、委員の互選をお願いいたします。
(森内委員)
 委員長には、稲葉先生が適任じゃないかと私は思っております。
(赤羽委員)
 私も同様の意見です。稲葉先生が適任と思います。
(鈴木危機管理対策課長)
 稲葉先生いかがでしょうか。
(稲葉委員)
 わかりました。務めさせていただきたいと思います。
(鈴木危機管理対策課長)
 それでは、互選の結果、稲葉委員に委員長をお引き受けいただくことになりました。
 それでは、これ以降は、稲葉委員長に、これも運営要綱第5条に基づきまして、以後の議事の進行をお願いいたします。稲葉先生、よろしくお願いいたします。
(稲葉委員長)
 それでは、委員会の次第に従いまして、進めさせていただいきたいと思います。
 議題の2、「平成21年度原子力施設稼動状況等について」ということで、稼動状況と関連したモニタリング等の状況を、ご報告いただきたいと思います。
まず、東芝原子力技術研究所からお願いいたします。
(東芝)
 よろしくお願いいたします。
 「東芝原子力技術研究所」の業務としましては、「東芝臨界実験装置」という原子炉がひとつございまして、そこの運転と管理を行っております。この原子炉を使ったものとしては、燃料の改良とかですね、制御棒の改良といった実験に利用してございます。
 それでは、報告の方に移りたいと思います。
 まず、原子炉の管理についてですけれども、4月から8月については、点検をやっておりまして、運転はございませんでした。許可がおり、9月から運転しており、トータルの運転時間としましては、276.8時間、平均の熱出力としましては、0.43W、最大でも50.8Wと、小さな熱出力で運転を行っております。
 この原子炉の利用目的ですけれども、先ほども申し上げたように、炉物理の実験に利用されております。
 次に、放射線管理についてですけれども、まず、気体廃棄物、液体廃棄物の排出放射能濃度ということで、ご報告させていただきます。
 まず、気体の方ですけれども、4月から6月、7月から9月、10月から12月、1月から3月と、全ての期間におきまして、α核種、β+γ核種共に、検出限界以下という状況でございました。
 次に排水ですけれども、排水につきましては、4月から6月と7月から9月の間に、2回排水をしております。これは、点検の時に水をタンクに張って点検するということにちなみまして、行っている排水でございまして、ご覧いただいておりますように、4月から6月ですと、放出量50m3ございますけれども、これも、3.4×10-4Bq/cm3未満ということで、検出限界以下という数字でございます。次の7月から9月、こちらのほうでは、8m3、7月3日に放水してございますけれども、こちらの方も濃度としましては、2.6×10-4 Bq/cm3未満ということで、検出限界以下という状況で、排水を行っております。
 続きまして、固体廃棄物の種類、保管量という項に移らせていただきます。濃縮廃液、フィルタースラッジについては0本です。イオン交換樹脂に関しましては、5本相当ございます。雑固体廃棄物ですが、29.0本ということで、昨年度と比べまして0.2本増加しております。その他、フィルタに関しましては8.4本で、これも昨年度と比べまして、0.1本増加してございます。合計ですけれども、42.4本相当ということで、昨年度に比べますと0.3本の増加という状況でございます。
 続きまして、敷地境界における線量当量率でございますけれども、こちらも、0.04μSv/hから0.07μSv/hということで、バックグラウンド程度という状況に管理されてございます。
 次に、被ばく管理状況でございますけれども、こちら、まず原子炉に関わるものに関しましては74名ございまして、全て5mSv以下という状況です。さらに、原子炉以外に関わるもの、こちらも120人ほどおりますけれども、全て5mSv以下という状況でございました。
 以上でございます。
(稲葉委員長)
 ありがとうございました。東芝さんの方からご説明がありましたが、いかがでしょうか。何かありましたら質問なり、コメントなりお願いいたします。
(赤羽委員)
 基本的なところを確認させていただきたいんですけれども、今年度のご報告は、東芝さんの原子力技術研究所のNCAということですけれども、昨年は、名称としては「研究炉管理センター」という名称で別のTTR-1の原子炉だったと思うんですけれども、管理としては、同一の管理ということでしょうか。例えば、昨年度のこの報告のノートとか、管理の廃棄物の本数とかというのは、同じように比較していいものなのでしょうか。
(東芝)
 TTR-1も同じように管理を行っております。あちらは廃止措置中でして、廃棄物発生もございませんし、水も点検で多少出ますという程度で、そういうことで今年から報告の方はなくなったんですけれども、基本的には同じように管理されてございます。
(赤羽委員)
 先ほどの本数のところが、昨年の数値とちょっと違うような気がしたんですけれども、何本多いとかいうのがですね。
(東芝)
 繰り返しになりますけれども、雑固体廃棄物のところがですね、0.2本増えています。
 200?での換算ですけれども、0.2本。で、フィルタに関しましては0.1本ということで、0.3本相当の増加がございました。
(赤羽委員)
 何度もすみませんが、私の手元にある昨年の資料ですと、その他は14.9本相当、雑固体廃棄物47.0本相当になっているので、ちょっと数値が違うかなというふうに思うんですけれども。
 お手元に資料がなくて、比較のしようがないなら、詳細は結構です。
(事務局)
 昨年度までは東芝さんの方からは、TTR-1とNCA、2つについてご報告をいただいておりまして、確かに去年のTTR-1については、委員ご指摘のとおりですね、フィルタが14.9本ですとか、そういった数字だったんですけれども、NCAにつきましては、雑固体廃棄物は昨年度の報告で28.8本で、その他のフィルタ等は8.3本ということでございまして、東芝さんのご報告とおりプラス0.2本とプラス0.1本になっているようでございます。
(赤羽委員)
 失礼しました。ご指摘のとおりです。ちょっとページを間違えました。失礼いたしました。確認できましたので、謝罪をいたします。
(稲葉委員長)
 最初のページに、熱出力の月別の表がありますけれども、この平均というのは、運転時間全体の平均ということですか。
(東芝
) はい。出力×時間を全部積分しまして、運転時間で割っています。
(稲葉委員長)
 最大というのは。
(東芝)
 最大というのは、臨界をとりますので、その時一瞬だけ10分とか何分とか最大をとりまして、あとはおろしてしまうという運転をしております。
(稲葉委員長)
 そうすると、これはやはり1時間当たりですか。
(東芝)
 違います。瞬間に最大ですね。最大であるレベルで。
(赤羽委員)
 瞬間でも最大は最大なので、また、平均法は時間の平均でやってるんだと思います。
(稲葉委員長)
 わかりました。理解しました。
 それから排水は、春、夏にのみ行われておりますが、これは点検とおっしゃっていたかと思いますけれども。
(東芝)
 はい。排水点検をですね、定期検査の間にやっておりまして、その時に水を張って満水にして、漏えいはないかとか、容量とか、そういったところをチェックしますので、そのための純粋に水道水を張った水を、放水しているということになります。
(稲葉委員長)
 そうですか。それは放射線安全上の要件なんですか。その点検というのは。要するに原子炉の定期点検みたいな。
(東芝)
 そうです。原子炉の定期点検の中で、こういう廃棄設備の点検を行うということになっておりまして、その中でやる点検です。
(稲葉委員長)
 わかりました。
(森内委員)
 先程の委員長の方からのご質問につきまして、ちょっと補足させていただきます。
 委員長おっしゃるようにですね、例えば9月で22.9時間あったと、その平均が2.1というふうになっていますね。で、1時間毎の平均値の最大という意味で、委員長の方から指摘があったと思うんですけれども、この最大値というのはピーク。
(東芝)
 はい。ピークです。
(森内委員)
 ピークの1時間毎の平均値の、値の大きいものでなくて、とにかくピークだと。
(東芝)
 はい。1時間でなくて、一瞬ですね、ピークが出ます。実際、その出力は数分から10分くらい放置しますので、その時の最大と思っていただければよろしいと思います。
(森内委員)
 はい、わかりました。
 委員長おっしゃるようにですね、1時間の平均値のその中の最大という意味の最大もあるという観点からのご指摘だったと思うんですね。ですから、そういう意味での最大値、ピーク値、最大値を拾ったという意味での最大値ということで確認できればよろしいと思います。
(東芝)
 はい。
(稲葉委員長)
 はい。わかりました。よろしいでしょうか。
 それでは、東芝さんありがとうございました。
 続きまして、グローバル・ニュークリア・フュエルの方から、運転状況等ご説明お願いいたします。
(GNF-J)
 ご説明させていただきます。
 まず、冒頭に弊社、グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンの業務概要を口頭説明させていただきます。弊社の前身であります、日本ニユクリア・フユエル(株)は、原子力発電所向けの原子燃料製造会社として、株主であります、日立、東芝、GEとの合弁会社として、1967年5月に設立されました。その後、2000年1月に設計、開発、製造、並びに営業部門を統合し、2001年9月に、現在の社名であるグローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンとして改名いたしました。資本金40億円、従業員数約500名の会社でありまして、その業務として、米国のGNF-Aから二酸化ウラン粉末を調達しまして、弊社工場にて、製品製造をするものであります。まず、二酸化ウラン粉末を成型加工して、焼結したセラミックス形態の原子燃料を金属管に収めて、核燃料棒を作ります。この核燃料棒複数を束ねて、燃料集合体の製品に組み上げて、国内の発電所に納める業務を執り行っております。
 国内の沸騰水型原子力発電所の原子燃料を提供する会社ですけれども、創業開始から、先月6月25日までおおよそ40年間に、8万体の燃料体製造を達成いたしました。
 それでは、報告に移らさせていただきます。最初、2ページ目でございますけれども、これは弊社におけるウランの出入りの説明を示したものでございます。この図の見方でございますが、棒グラフが月次、月々のウランの入出庫量、上の方にございます折れ線グラフが、その在庫量を月々に示したものでございます。棒グラフの中で塗り潰した側が、ウランの入荷量、白い塗り潰さない方が、出庫量を示してございます。そのスケールは、左側に10トン毎のフルスケール60トンUで示してございます。この重量はウランそのもの、ウラン量そのものでございまして、弊社の取り扱っている二酸化ウランから、酸素相当分を取り除いた量であります。在庫量は右の方にスケールを打ってございまして、1単位100トン、フルスケールで600トンUで示しております。昨年1年間の実績でございますが、入出荷量につきましては、実績が0、ない月や、多い月には50トン前後の入出庫があるなど、各月で変動してございます。この変動は、各個別の契約によるもので、特に定まった傾向等は見られず、毎年このようにばらついております。出荷につきましては、冬場は比較的少ない状況で、前年度ですと、12月と2月に少々あったという傾向になってございます。具体的にこの1年間での累計実績では、前年度の入庫量は左上に書いてございますけれども、入荷が247トン、出荷は205トンでありました。在庫量につきましては、数値的には今年の3月末日では589トンとなってございまして、この1年間では500トン台のウランが常時保管されている状況となっております。まず、最初のページがウランの入出庫の推移でございます。
 次のページに排水・廃棄の説明を示してございます。その2つの図のうちの左側が、弊社から工場排水として排水処理する水の、ウラン濃度を測定したものでございます。いずれも、弊社の保有しております測定器の検出限界であります3×10-4Bq/c?以下でありまして、これは例年と同じ状況でございます。また、右半分の図は、弊社からの排気中におけるウラン濃度の測定結果を示したものでございます。こちらも弊社の測定器の検出限界未満ということで、3.1×10-11Bq/c?で、これらも例年と同じ状況でございます。
 次のページに、弊社の敷地境界での空間放射線測定について、説明いたします。弊社には構内2地点にヨウ化ナトリウムのシンチレーション検出器に相当する低線量計と、電離箱の高線量計、これをセットにしたモニタリングポストを設置し、常時測定を行っております。実際には、この図にございます北側にNo.1、西側にNo.2を設置しておりますが、規格、機種等同一仕様のものでございます。前年度は11月から12月に制御系部分の更新を設置以来初めて行いました。ただ更新でございますけれども、検出器はじめ測定ユニットの基本部分は更新せず、いわゆるパソコン等々の部分を更新して、測定系のユニットは従来のままでございます。その結果を示したのが、次のページでございます。昨年度の4月から今年の3月、1年間の月次結果を、先ほどのチャートにございます、NO1とNO2のそれぞれについて、数値とグラフ化したものを記載してございます。表の見方でございますけれども、神奈川県さんで取りまとめているモニタリングの測定形式と合わせた形式にしてございまして、1番上のセルが1時間での最大、それから最小、その月の平均、それから年間での積算、あるいは、メンテナンス上、調整時間でダウンしている時間といった形でまとめてございます。まず、No.1につきましては、年間を通じて最大は62.9nGy/h、最小値が19.8nGy/hでございます。12ヶ月の月平均レベルでは23.1nGy/hの結果が得られてございます。No.2につきましても、最大が50.5nGy/h、最小が22.3nGy/h、月の平均では、29.3nGy/hという結果でございます。それらの、No.1、No.2の積算でございますけれども、No.1が0.20mGy/y、No.2で0.25mGy/yといった状況でございます。累計の一番右隅に一昨年までの全てのデータを集計した統計値を比較参考に掲げてございますけれども、前年度の、今回の結果は、その範囲内となっております。以上が、弊社のモニタリングポストの測定結果でございます。
 次に弊社の環境モニタリングとして試料採取し、ウラン濃度を測定するための、まず説明図を次のページに掲げてございます。弊社の周辺の川、土壌、及び久里浜湾内の海について測定箇所を示したもので、その結果は次のページ以降に取りまとめてございます。まず、最初のページでございますけれども、これは海を除く川と土壌の結果を取りまとめたものでございます。一番左に地点番号打ってございますけれども、1番から4番は周辺というより、むしろ敷地境界内の当社の4地点を参考に測定し、それ以降が弊社周辺での土壌、あるいは工場排水の平作川等々の各地点から採取した結果でございます。サンプリングの頻度等の手法につきましては、協定書の取り決めに従いまして、四半気毎、3ヶ月に1度実施し、その内弊社工場排水が平作川に注ぎ込む地点の河泥につきましては、毎回、第三者機関の財団法人日本分析センターさんにも、分析依頼してございます。また、年1回、これは3月でございますけれども、全測定ポイントのサンプルにつきましては、同じく第三者機関に分析していただいております。これらの四半期毎の結果を、表で示しましたが、弊社と第三者機関との数値はよく似た状況の時とですね、そうでない、例えば、当社の排出口、No.7に相当する水の年度後半2回の測定は、弊社の0.5μg/lに対して、第三者機関が1.0μg/lと、多少の相違がみられるといった傾向があります。両者に若干の差は生じている部分もございますけれども、参考として集計した平成12年以降の8年間の統計データと比較いたしまして、今回の数値は全データ共、過去8年間の変動の中に入っていて、特に高い傾向を示すなどの問題は無かったと判断しております。
 最後のページでございますけれども、これは例年、年1回執り行っている、久里浜湾内における海底にある泥、並びに海産物であるワカメ、これは養殖場から採取しておりますが、これらの海産物等に含まれている、ウランを測定した結果でございます。今回の報告値で、海底の泥につきましては、例えば、3地点からサンプリングしてございますけれども、当社と第三者機関との分析結果の範囲とすれば、0.7から1.3μg/g、中段の海水につきましては、2.5から3.2μg/l、海産物であるワカメでは、乾燥したものとか生ワカメとかございますけれども、当社と第三者機関との差はあまりない結果であると判断します。また、この8年間、参考データの範囲に入っているということで、確認してございます。
 以上が周辺環境のモニタリング結果、以上でございます。
(稲葉委員長)
 ありがとうございました。色々な項目がありますが、丁寧にご説明いただきました。ご質問、コメントがありましたらお願いいたします。
 細かい話なんですが、排気中のウラン濃度の測定は、どのようになさっておりますか。
(GNF-J)
 排気中のモニタリングは、ダストモニターという装置を使っておりまして、24時間連続でろ紙に排気塔から排気を吸引しまして、測定器で検出して測定しております。それと同時に、それは連続式のモニタリング装置でございまして、それと同じ系統から採ってきた排気サンプルを、ろ紙にこちらは非連続でろ紙にサンプリングして、それをろ紙を回収して、測定器で測ると、2つの方式でもって測定してございます。それらのデータをまとめまして、1ヶ月なり3ヶ月の平均濃度というのを、計算して出してございます。
(稲葉委員長)
 ありがとうございました。
 詳細になるとバッチ式に集める方法がメインになるんですよね。連続測定ではなかなか。
(GNF-J)
 この濃度の最終的に計算する場合は、総排気量というのを排気装置のデータを使いまして、総排気量とろ紙から回収した放射能量を積算したもの、それを割り算して計算して出してございます。
(稲葉委員長)
 測定は、放射化学ですか。
(GNF-J)
 放射能の測定でございます。
(稲葉委員長)
 わかりました。
(赤羽委員)
 測定ユニットの更新は、これは11月に行ったということで、パソコンを交換して、古い機種から新しい機種にしたという解釈でよろしいでしょうか。
(GNF-J)
 弊社のモニタリングポストのシステムはですね、モニタリングポストの検出器から、その計測値を直接モニタリングポストの屋外の設備の中にある紙のチャートに、まず、直接記録してございます。それと同時に、その信号を安全管理室、集中監視をしている部屋にですね、デジタルデータとして送りまして、それをパソコンでデータ処理をしていくということで、やっています。国に届け出ている最終的な連続監視の正規なデータとしては、我々は紙のチャートで連続でずっと24時間描いているものを採用していますが、それですと細かい数値というのがなかなか読み取れないので、そのデジタルデータを吸い上げて、それでここに記載してございますような数値を算定しているというシステムをとってございます。そして、このシステムを入れてからかなり年限経っていまして、デジタル処理している中間の計算ユニットですとか、アナログからデジタルへ変換している装置が古くなりまして、まあ多少、時々エラーを起こしていたものですから、そこのモニタリングポストの本質的な計測部分ではなくて、そこからデータを受け取ってデータ処理している部分を更新した、そういう更新を、昨年行いました。
(赤羽委員)
 わかりました。ありがとうございます。それで、11月と12月、少し作業の部分が調整時間にかかったという解釈でよろしいでしょうか。はい。ありがとうございます。
(稲葉委員長)
 ポストの1と2と、同じ敷地内で少し線量率が違うのは、どのようにお考えですか。モニタリングという意味ではないかもしれませんが。No.2の方が少し高い数値になっておりまして、これは歴史的にずっとそうだと思うんですけれども。コンクリートやなんかに囲まれているとか、そういうことなんでしょうか。
(GNF-J)
 場所的には、特にNo.1もNo.2も何かに囲まれているということはないんですが、NO2の方が生産している工場に近いといえば近いというのがございます。ただ、それが実際の工場に近いためにこのくらいの差が出てるのか、測定器の機種の若干の性能といますか、特性の違い、その辺のレベルだと判断しております。
(稲葉委員長)
 ちょっとしつこいかもしれませんが、現在だいたい500、600トンくらいの在庫があるということですが、毎年200トン、250トンの出入りがあって、2年にいっぺんくらいは、大まかに言えば中身が変わっていくという感じなのかなと見ているのですが、この在庫量の所内での保管場所というのは、変わっていないんですか。それとも、毎年違ってくるんですか。
(GNF-J)
 いわゆる核燃料物質を保管する場所は、国にもこの場所とかいう、施設の許認可を得た場所でございます。したがって粉末状態とか、仮の中間製品の段階とか、色々、場所、場所で決められたキャパシティの場所に保管しているということでございまして、若干、物量の流れ方によっては、粉末を多めに貯蔵しているとか、少しの変動はあろうかと思いますけれども、決められた場所に、決められたように保管しているというのが、状況でございます。
(稲葉委員長)
 いくつか保管場所があったかと思いますけど、だいたい製品、物によって場所が決まっていて、一定の場所にあるということですか。
(GNF-J)
 そうですね。ウラン粉末ですと、かなり、吹き抜けの20mぐらいの高さのある場所に保管してございますし、燃料集合体の完成品は、集合体を格納するエリアがございますので、そういうところでしっかり保管しているというものでございます。
(稲葉委員長)
 ありがとうございました。
(森内委員)
 それでは次に、敷地境界における空間放射線測定結果ということで、4月から3月までの1年間のデータが示されておりますけれども、特にNo.1のですね、4月に62.9nGy/hという値は他の月、それからNO2と見ましてもちょっと高いんですが、これは降雨による自然の変動とか、非破壊検査の影響とか、あるいは作業に関連しての問題といくつかあるかと思うんですが、これはどれに分類されていますでしょうか。
(GNF-J)
 こちらはですね、4月の62.9nGy/hという数字でございますけれども、これは4月14日にお客様に燃料集合体を出荷した時の上昇でございます。通常、だいたい近年ですと、トラック、トレーラーに積んで発電所まで送るんですが、多くて5、6台、その程度なんですけれども、この時はトレーラー10台の出荷が重なりまして、出荷前には定刻、時間を決めて出荷していきますので、トレーラーが正門に対して順番に並んで、隊列を組んで、時刻に合わせて出荷するんですが、その時に若干、そのNO2の位置というのがトレーラーが並ぶ位置にございまして、そこでしばらく停止したということで、少し上昇したということでございます。
(森内委員)
 はい、わかりました。過去にも、作業に関連して上がったというデータがございますので、原因はどれに相当するのかなということで、ちょっと確認させていただいたしだいです。わかりました。ありがとうございました。
(GNF-J)
 おっしゃられますように、確かに過去ですね、色々、出荷時での影響があるということでご報告させていただいておりまして、限りなくその待ち時間帯にはNo.1、No.2とかいうそういうところには留め置かないということで、我々はそれなりに努力してございます。ただ、隊列組んで最後に出る時に、若干の渋滞等もあるということで、この4月は、若干、止むを得ないかなという具合に判断してございます。
(稲葉委員長)
 サンプリングのモニタリングの方はいかがでしょうか。
 全体的に見て多少でこぼこはありますが、それほど大きなブレではないし、過去の12年から20年までの経験の蓄積があって、その中から見ても、ほぼ全部がその範囲内に入っているというようなことになっているかと思います。
 よろしいでしょうか。では、どうもありがとうございました。
 それでは、議題の3に移りたいと思います。
 平成21年度、県の環境放射線モニタリングデータの評価についてということで、県の方からご説明お願いいたします。よろしくお願いします。
(事務局)
 それでは、ご説明申し上げます。まず、資料3をご覧下さい。平成21年度の空間放射線測定結果でございます。これは、県が設置しております川崎市内の5局、それから横須賀市内の8局の、計13局の測定局、モニタリングポスト、あるいはモニタリングステーションと呼んでおりますが、そこで計測した結果の一覧でございます。1ページ目には川崎市内のもの、それから2ページ目には横須賀市内での結果が記載してございます。
 まずは、表の成り立ちでございますが、一番左に測定局が書いてございます。測定局ごとに集計項目が5つずつございまして、1時間の最大値、それから最小値、平均値、積算値、これは1ヶ月の合計でございますが、で、最後の調整時間というのは、システムの保守点検等で測定ができなかった時間でございます。それが平成21年4月から本年の3月までの、月ごとの計測結果が出てございます。
 月ごとの欄の右に、平成21年度の年間値、これにつきましても、最大値、最小値、平均値、積算値、調整時間の年間を通した値が記載されてございます。
 更にその右、一番右でございますが、平成19年度から20年度の年間値を、比較できるよう参考に記載してございます。
 それでは、1時間最大値についてでございますが、1ページ目の川崎の浮島局の10月の欄をご覧いただけますでしょうか。こちら、208.5という数字が出てございます。単位は、nGy/hでございます。この数字につきましては、1年を通しまして、川崎、横須賀通じましても、この平成21年度で、1番大きな値となってございます。県の衛生研究所でNaIのMCAスペクトル解析により確認しましたところ、この高い線量は、近隣での非破壊検査に起因するものと推定しております。他にも100nGy/hを超えるものが、川崎のみでございますが、5つほど見受けられますが、全て非破壊検査によるものと推定しているものでございます。
 資料2枚おめくりいただけますでしょうか。3ページになりますが、こちらに、モニタリングポストで線量率上昇を観測した、平成21年度での件数を表示した表でございます。この表につきまして、1番最後の行、計の行でございますが、こちらをご覧いただけますでしょうか。上段に警報発報件数、下段に線量率の上昇件数を書いてございまして、警報の発生件数については年間で23件、それから線量率の上昇を観測した件数が、125件ということでございまして、更に1番右ですね、1番右の平成20年度の数字と比べますと、両方とも減っているということでございます。
 この線量率の上昇を観測した理由でございますが、これにつきましては先に述べましたように、MCAスペクトル解析の結果、非破壊検査によるもの、あるいはですね、大島局ですとか日の出局については、近隣に病院がございますので、RI検査等で放射性医薬品を投与された方が近くを通過されたものと、想定されるところでございます。
 それでは、1ページ目の表に戻っていただきまして、今回の平成21年度の年間積算値のところでご説明をさせていただきます。
 右から2番目のところでございます。1ページ目の川崎市内及び2ページ目の川崎市内で、1番低いところは1ページ目最上段の千鳥局でございますが、こちらで0.2mGy/y、一番高いところで同じく1ページ目の4段目になりますが、塩浜局の0.36mGy/yとなっております。公衆の線量限度であります、年間1ミリシーベルト(mSv)を十分に下回っている結果となっているところでございます。
 資料3のご説明につきましては、以上とさせていただきまして、続きまして資料4をご覧下さい。資料4でございますが、こちらについては平成20年度から平成21年度にかけまして、神奈川県が実施いたしました、環境放射線積算線量の調査の結果データでございます。積算線量の計測につきましては、5つの局で計測しておりまして、年間線量を測定するガラス線量計素子を3つ、それから同じく四半期ごとに交換をして、四半期ごとの線量を計測するガラス線量計素子を3つ設置してございます。1ページ目の資料につきましては、四半期ごとに3つのガラス線量計素子の積算値の平均値を、各局ごとに推移を示した表でござます。なお、従前にご報告させていただいておりました測定値につきまして、測定を委託しております事業者より、平成19年度の第4四半期から、平成20年度までの測定値について、誤って設置時にガラス線量計が蓄えている線量を、2重で差し引いて今までご報告させていただいていたという連絡がございましたので、このことによりまして、平成19年度の第4四半期から、平成20年度の測定値につきまして、従前の数値から修正をさせていただいております。誤差につきましては、四半期ベースで最大で21μGyでございました。
 2ページ目をご覧いただけますでしょうか。2ページ目につきましては、年間線量報告書でございます。平成21年度につきましては、設置期間について365日間でございました。下表の右から3番目が、360日間で測定した積算値でございまして、1番右につきましてが、その数値を365日の換算値としたものでございます。この表をご覧いただきますとおわかりいただけますように、積算値、それから365日の換算値、共に1番高いところといたしましては、最上段の浮島局のガラス線量計素子でございまして、積算値の1番高いものが476μGy、365日換算値として1番高いものは、480μGyとなっておりまして、これらの数字につきましても、先ほどの空間放射線測定結果と同様、公衆の線量限度であります、年間1ミリシーベルトこちらを十分に下回っている結果でございます。
 3ページ目以降でございますが、こちらにつきましては四半期ごとの報告書でございまして、各四半期ごとに3つの素子の積算値を91日に換算したものを、平均いたしまして、1ページ目の表を作成しているものでございます。なお、浮島局につきまして、昨年度の第1四半期について、3つの素子の測定結果にバラつきがあるというご指摘をいただきました。数値といたしましては、最大で101μGy、最小で81μGyということでバラつきがあるというご指摘でございましたが、先ほどご説明させていただいた測定量の修正をおこないますと、大きなバラつきはなかったということになります。資料にはございませんが、最大で115μGy、最小で112μGyということで、3μGyの差があったということでございます。しかしながら、平成21年度の第3四半期にバラつきが見られました。第3四半期の分は5ページ目でございますけれども、積算値といたしましては、設置期間が84日間で最大のものが浮島局のAの113μGy、最小といたしましては、Cの94μGyでございます。
 7ページ目でございますが、浮島局の設置状況について資料をつけさせていただいております。浮島局につきましては、設置場所が貨物線の線路、また国道409号線に接しているという特殊な状況でございますので、素子を納めたポリ袋の上に粉塵が舞い降りております。この粉塵に吸着されたラドンの影響の可能性も考えられるところでございます。なお、平成22年度の第1四半期につきましては、設置期間が93日間でございまして、最高が128μGyで、最低が123μGyということでございましたので、平成22年度の第1四半期につきましては大きなバラつきは発生はしなかったという状況ではございますが、今後1年間につきまして、更に状況を見極めていきたいと考えているところでございます。
 資料3と資料4、以上についてご報告をさせていただきました。よろしくお願いいたします。
(稲葉委員長)
 ありがとうございました。
 資料3で空間放射線の測定結果、月々のものが報告され、資料4で積算値が報告されました。まず、資料3の方からいきたいと思います。ご質問なり、コメントがありましたらよろしくお願いします。
 一つちょっと。浮島局で非破壊検査による1時間最大値が208nGy/hというのが報告されておりますが、このことは、もっと時間を短くすると、例えば10分くらいでは線量率が非常に高くなるということを意味しているのでしょうか。
(事務局)
 ここに出てますのは1時間最大値なんですけれども、アラームにつきましては2分値とか10分値で確認をしておりますが、非常に短い時間では、かなり線量的には高いんですけれども、その非破壊検査の作業時間が、やはり起きてる場所によりまして短時間で終わる場合もありますし、場合によっては8時間ぐらいありますので、一概に同じパターンにはなってはないんですけれども。
(稲葉委員長)
 同じように線量率の話ですが、線量率の上昇件数が書いてございますが、その線量率の上昇というのは、どういう定義で上昇としているのでしょうか。
(事務局)
 平常時の場合ですと、だいたい各局ごとに平均的な線量がありますが、モニターで見まして、平均値を明らかに、急激に、例えば10分値の監視画面で急激に線量が上がっていく状態を目視できた場合を、線量率の上昇した件数と捉えております。ちなみに件数と書いてありますけれども、これは日にち単位で、上昇があった日ということで捉えております。
(稲葉委員長)
 ありがとうございました。
 何かコメントありますか。
(赤羽委員)
 やはり、患者さんが通ったということで、やはり事例として報告されてるんだなと思いました。これは、あきらかにエネルギーからテクネチウム99mということで確認できるんですね。
(事務局)
 MCAのスペクトルをとりまして、バックグランドのスペクトルを差し引いた残りについてエネルギーとの関係を見ますと、テクネチウム99mが出しているガンマ線とほぼ同じ位置にピークが来ておりますので、そのピークの形から、テクネチウム99mだろうというふうに判断をしておるところでございます。
(赤羽委員)
 ちなみに、そのピークの高さというのは毎回同じくらいでしょうか。
(事務局)
 強さという意味でしょうか。いえ、やはりその通過する人により、ポストからどのくらいの位置かでかなり強さというものは、その時によって変わってしまいます。エネルギーのキロエレクトロボルト(keV)のピークのところだけで、強さについては私ども押さえておりません。
(赤羽委員)
 思ったのは病院が近くにあって、件数はそんなに多くはないので、病院が近くにあっても、この前を患者さんが通る確率というのはそんなに大きくはなくて、そして結構、通る幅というか道の幅があって、立つ位置もかなり変わるというふうに考えられるということですね。
(事務局)
 そのように考えております。
(稲葉委員長)
 昔は、核医学診断も放射性核種治療も、そう簡単ではなく、特殊な施設でしか行われてなかったんですが、最近は一般的になってきています。核医学用放射性核種の輸送に関わってというのは結構あるんですか。
(赤羽委員)
 輸送に関してモニタリングポストステーションに引っかかったという事例は、今のところ私は個人的には聞いておりません。ただ、たぶん輸送とかっていう場合には、通常車等が走る、そういう路線で行くと思いますので、モニタリングポスト等がまあそういう道の近くにあるかどうかといったことで、例えばこちらの場合ですと、そんなに頻繁に車との近づきがないといったことがあるかもしれません。
(稲葉委員長)
 わかりました。いかがでしょうか。他になにか。はい、お願いします。
 (森内委員)
 21年度空間放射線結果の久里浜のデータですけれども、これは月平均値が21年度の年間値が26.9nGy/h、19から20年度の年間値が20.3から26.8nGy/hとなってますが、他の局と比較しますと、この20.3から26.8nGy/hの幅が非常に広くて、20.3nGy/hが非常に低いと。幅が広いと同時に20.3nGy/hというのが非常に低いんですけど、これは何か原因があるんでしょうか。
(事務局)
 久里浜局につきましては、21年の3月、昨年の3月でございますが、移設をしたということがございまして、21年度の年間値については、まあ若干、19年、20年に比べると高くなっているというところでございます。
(森内委員)
 そうしますと、来年度、例えば20年から21年度という形になってきますと、この幅は狭くなってくると。26.9に、26前後の値になると、そういうような解釈でよろしいでしょうか。
(事務局)
 はい。そういうことでございます。
(森内委員)
 はい。わかりました。
 積算値との関連で、ここで確認しておきたいんですが、千鳥局の空間放射線測定結果の平成20年度、平成21年度について年間を通して安定していますが、積算値の方では、平成20年度の第2四半期と第3四半期について、低いという印象を受ける。積算測定の問題ではないかと思うのですが。
(事務局)
 委員ご指摘の通りなので、このことについては検討させていただこうと思います。
(稲葉委員長)
 次に積算線量の方で何かありましたら。
 これに関しましては、県の方から委託していた先の方で、測定の計算をする際、バックグラウンドの引き方に過誤があったということで修正されてきて、それを受けて19年度第4四半期以降、この委員会でお受けしておりますが、事務局から修正が出されました。説明自体はそういうこともあるのかなという感じがする一方で、今までのが間違っていたということであれば、残念だなという気がしております。
 何か、今のことについてありましたらどうぞ。
(赤羽委員)
 通常こういうようなミスはほとんどありえないと思うんですけれど、どうことが原因でこのミスが起こって、何故それがわかったのかという、2点をまずは教えていただきたいのですが。
(事務局)
 県の方で委託しております原子力安全技術センター様がおいでいただいておりますので、そちらの方からご回答させて頂きます。
(原子力安全技術センター)
 私共は、平成18年度から神奈川県さんの積算線量を測定させて頂いております。
 この度は、19年度の第4四半期以降ですけれども、バックグラウンドを2回引いた値をお出ししてしまったという間違いがございまして報告をしてございました。大変申し訳ございませんでした。
 今のご質問で、どうしてそういうことが起こったかと、何故わかったのかという2点についてご説明させていただきます。
 平成19年度の第4四半期、測定は3月の末頃にやるんですけれども、19年度末で退職する職員がそれまで測定をしていました。退職するということで、新しい職員が引き継ぎを兼ねて測定をしまして、第4四半期の処理をしたのが新しい職員だったのですが、その時の引き継ぎが十分になされていないまま、新しく引き継いだ職員がガラス線量計の読取装置の印刷結果を処理する際に、そこにバックグラウンドと測定値が両方出るのですが、測定値が正味の積算値だったんですけれども、それを当然バックグラウンドは引くんだろうという解釈でもって、引いた値をお出ししていたということで、そこのところの引き継ぎが十分でなかったということでございまして、当の本人は既に退職しているんですが、聞き取りの結果そういうお話でした。
 今回、それがどうしてわかったかと言いますと、実は別の案件でバックグラウンドを測定して二日後にもう一度測定するという試験をする機会があったんですね。そうしますと、正味の値が出ておりますので、バックグラウンドより低い値が出てきということでこれではおかしいとうことがそこで初めてわかりまして、従来は測定値からバックグラウンドを引いておったのですが、今回は二日経ったものを測定すると3とか4とか低い数値が出てきて、そこからバックグラウンドを引くとマイナスになってしまうということで、この印刷のアウトプットは正味の積算値を出しているということがわかったんですが、これが、19年度の第4四半期の引き継いだ時にうまく伝わらなかったということでございました。
(稲葉委員長)
 よろしいですか。
(赤羽委員)
 そういうことになりますと、19年度第4四半期から平成20年度まではそちらで測定をした結果、全てこのようなことになっていたということでしょうか。
(原子力安全技術センター)
 その通りでございます。
(稲葉委員長)
 測定したデータはよろしいわけですが、計算の仕方に誤りがあったことに気付いたためそれを修正し、平成20年度、21年度の修正された数値が提出されたということになります。修正の趣旨は了解しましたので、修正された数値を採ることにしたいと思います。私たちのこの委員会は、環境モニタリングの目的、方法、結果の解釈等一般的なあるいは基本的なことに関して検討できますが、個々の数値がどのように出されているかについての詳細は検討できる立場にないように考えています。そんなことから、今回の件は残念ではありましたが、こういうこともありうるのだということを少し気にしなければならないと思った次第です。県でも多分同じような思いでおられるのかと思います。
 それを受けて何かありますか。
 前回でありましたが、この下がりの具合について。
(森内委員)
 そうですね、去年の会議の時に積算線量の下がり具合が非常に大きいということで、これはどういうことかと質問はさせていただいていたんですけれどもね。その答えが、今日の答えだと思うんですけれども、なお、平成20年度の第2四半期と第3四半期について、前後の値に比べて低く、モニタリングステーションに比べても落ち込みが大きいという気がしますので、変動の大きな原因はもしわかれば教えていただきたいと思います。普通は20μGyの差が四半期毎に出るということはまずないと思うんですけれどもね。
(事務局)
 平成20年度の第2四半期と第3四半期の落ち込みについて、内容を調べてみましてわかることがあったらご報告をさせていただきます。
(稲葉委員長)
 県の方からの報告を検討して参りましたが、全体を含めまして何かご質問なりコメントなりがありましたらよろしくお願いいたします。
 他に何かありますでしょうか。
 それでは、事業者の方も含めて、特にご報告に関しましてコメントがないようでしたら、ここで平成21年度環境放射線モニタリングデータの評価結果について、ある意味で取り纏めになりますが行いたいと思います。事前に事務局から案が提出されておりますので、事務局で読み上げていただきたいと思います。
(事務局)
 承知いたしました。
 平成21年度神奈川県環境放射線モニタリングデータの評価結果について。
 神奈川県環境放射線監視委員会において検討、評価した結果は次のとおりである。
 1 県内原子力施設起因の放射線による施設周辺住民等の被ばく線量は、公衆の年間線量限度(1mSv)を十分に下回っており、非破壊検査など自然でないものも検知されているが、周辺住民等への線量としてみれば、周辺住民等の健康並びに安全上、問題となるものではない。
 2 県内原子力施設周辺地域における放射線のレベルは、自然放射線の変動範囲内である。
  以上でございます。
(稲葉委員長)
 非破壊検査等の影響なんかをモニタリング結果をちゃんと受けててしっかり見てる、他方で周辺住民の線量としてみれば特に安全上問題となるようなものでないということ、これらを二つの文章にまとめておりますが、いかがでしょうか。
(赤羽委員)
 確かに同じような内容を言っていると思いますが、1番目は住民の被ばく線量について、2番目は環境のレベルということで分けたという解釈ということでしょうか。順番としては、2番目、1番目というのが考えやすい順番ではありますけれども、被ばく線量というものを最初に持って行ったのだと思います。ただ色んな読み方が出来ると思いますので、もう少しすっきりした表現があるのかもしれません。
(稲葉委員長)
 いかがでしょうか。
 確かに赤羽委員のおっしゃるように漠然とした方を先にして、もうちょっと詳しくするという書きっぷりもあるかと思いますが、まとめ方は色々ありまして、従来からこういう書き方をしておりまして、少し変わっておりますが、主旨が変わっていなければ、それをまとめるとこういった書きぶりになるのかなと考えておりますが、いかがでしょうか。
(森内委員)
 これは、前年度と同じ内容でしょうか。
(事務局)
 1番については同様でございます。2番について若干変えてございまして、昨年度につきましては、県内原子力施設周辺地域の放射線による影響は、自然放射線の変動範囲内である、といったものを、今回若干の修正をさせていただいております。
(稲葉委員長)
 この文章については、事前に相談を受けました。環境モニタリングでの放射線の影響というのは環境関係に従事している方がときに使う言葉ですが、一般の方には影響という言葉から健康影響とかそういった意味が頭に浮かぶと思われ、実際はそういったレベルでは全然無くて、そのため影響よりはレベルの方がいいと考えまして、レベルにした方がいいと助言した経緯がございます。
(赤羽委員)
 私も影響よりはレベルという方が意味的にも、文体的にもすっきりしていいと思います。
(森内委員)
 影響という言葉については、その考えでよろしいかと思います。
(稲葉委員長)
 色んな県の、国のこういった文章に放射線の影響という言葉は出てくることは確かなんですけれども、より具体的にすれば、いずれにしてもレベルのことなので、レベルにしたいと思います。
 それでは、委員会としてのデータ結果についての取り纏め文章としては、お配りした1と2にしたいのですがよろしいでしょうか。
 それではそのようにさせていただきます。
 最後に議題の4でございますが、その他ということになっております。何か報告事項等含めまして、事務局、ご出席の方から発言があればお願いいたします。なければ、県の方にお返しいたします。
(鈴木危機管理対策課長)
 どうもありがとうございました。
 予定した議事を全部終えることができました。
 これをもちまして、平成21年度の神奈川県環境放射線監視委員会を閉会させていただきます。
 委員長をはじめといたしまして、委員の皆様方、関係者の皆様方大変お疲れ様でございました。どうもありがとうございました。

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