審議結果

掲載日:2011年3月1日
様式3

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称 平成18年度 神奈川県環境放射線監視委員会
開催日時 平成18年5月23日(火曜日)  10時~12時
開催場所 県庁第二分庁舎6階 災害対策本部室
出席者

◎ 稲 葉 次 郎  財団法人 環境科学技術研究所 相談役

  森 内 茂 財団法人 原子力安全技術センター 特任参事

  赤 羽 恵 一  独立行政法人 放射線医学総合研究所 主任研究員

◎印は、委員長

次回開催予定日 未定
問い合わせ先

所属名、担当者名 安全防災局災害消防課 中尾

電話番号 045-210-3430

下欄に掲載するもの
  • 議事録全文
要約した理由  
審議経過 (議題)
・平成18年度神奈川県環境放射線監視委員会委員長の互選について
・平成17年度原子力施設稼働状況等について
(1)(株)東芝原子力技術研究所から説明があった。
(2)(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(以下GNFJ)から説明があった。
(3)(株)日立製作所王禅寺センタから説明があった。
(4) 武蔵工業大学原子力研究所から説明があった。
・17年度環境放射線モニタリングデータの評価について
・千鳥局の移設が実施された場合の候補地について

(武山災害消防課長)
 議事に入りますが、神奈川県環境放射線監視委員会設置運営要綱により、委員長の互選を行います。まず事務局から、新しく委員になられた先生方のご紹介を申し上げます。
 まず、稲葉 次郎委員ですが、現在、財団法人環境科学技術研究所相談役、原子力安全委員会原子炉審査委員、独立行政法人放射線医学総合研究所名誉研究員などをお務めされ、国際放射線防護委員会(ICRP)の専門委員を17年7月まで12年間歴任されたとお伺いしております。
 次に、森内 茂委員ですが、現在、財団法人原子力安全技術センター原子力防災事業部特任参事、原子力委員会専門委員、石川県環境放射線測定委員会委員、日本分析センター精度管理委員会委員などをお務めされ、以前は、日本原子力研究所東海研究所に環境安全部長としてお務めされたとお伺いしております。
 赤羽 恵一委員ですが、現在、独立行政法人放射線医学総合研究所重粒子医科学センター医療放射線防護研究室主任研究員としてお務めされ、以前は、大分県立看護科学大学環境科学研究室助手、国立公衆衛生院放射線衛生学部研究員としてお務めされたとお伺いしております。
 委員のご紹介は以上ですが、委員の先生方、委員長の互選に入らせていただいてよろしいでしょうか。
(森内委員)
 委員長には稲葉委員がよろしいかと思います。
(赤羽委員)
 私も稲葉委員が適任であると思います。
(武山災害消防課長)
 互選の結果、稲葉委員に委員長をお引受けいただくことになりました。それでは稲葉委員長に議事の進行をお願いします。
(稲葉委員長)
 各委員の専門的な見地により県をはじめ事業者の皆様方にお伺いいたしますのでよろしくお願いいたします。
 それでは、本日お集まりの原子力施設の事業者から、17年度の施設稼働状況についてご説明願います。
 まずは、(株)東芝原子力技術研究所からお願いします。
(東芝)
 東芝原子力技術研究所には、小型の研究用原子炉が二つあり、一つは教育用訓練炉(TTR)で最大熱量100KW、もう一つは臨界実験装置(NCA)で最大熱出力200Wです。
 TTRは1962年から運転を開始し、建設後約40年間無事故で運転いたしました。
 その後、当初の目的を達成したことから2001年8月に解体届を文部科学省に提出し、法令に従って燃料の搬出や炉内構造物の解体を行い、2004年2月に工事を完了しました。
 この工事に伴って発生した解体物は施設内に安全に保管しております。
 また、NCAは臨界実験装置と呼ばれる非常に小型の研究用原子炉で、1963年から運転を開始し、安全管理については、地震や放射線レベル上昇など、異常の発生を検知し、停止する設計になっており、異常の発生防止のために、法が定める点検の他、日常的な点検・整備を行い、放射線モニタを施設内各所に配置し、敷地境界にモニタリングステーションを配備しています。
 原子炉の運転時間と熱出力については、17年5月に最大49.9Wで運転していますが、これは定期点検時に点検の一環で熱出力を上げたもので、通常は、0.05W以下で運転しています。
 17年度の敷地境界における線量当量率は、東西南北境界のいずれも0.04~0.08μSv/hであり、放射線業務従事者の1年間の線量分布は、全員が5mSv以下でありました。
(稲葉委員長)
 次に(株)GNF-Jからよろしくお願いします。
((株)GNF-J)
(株)GNF-Jでは、排水中及び排気中のウラン濃度の測定を毎月実施しております。ウラン濃度につきましてはいずれも測定限界以下となっております。
 敷地境界における空間放射線測定は2基のモニタリングポストを設置しておりますが、17年度の年間値も積算値で0.28mGy/yとなっております。
 また、周辺環境サンプルのウラン濃度のモニタリング結果については、年4回実施しておりますが、内1回は、第3者機関の日本分析センターに委託し、
比較しており、お互いの計測値に、ほとんど差異がない結果となりました。
(赤羽委員)
 試料の中で海産生物とありますが、具体的には何が試料でしょうか。
((株)GNFJ)
採取したわかめを試料としています。
(稲葉委員長)
ほかに何かなければ、(株)日立製作所王禅寺センタからよろしくお願いします。
((株)日立製作所王禅寺センタ)
(株)日立製作所王禅寺センタでは、HTR100kwの訓練炉がありましたが、原子炉本体は解体済みのため利用はありません。
 使用済燃料は、平成17年10月に全量を日本核燃料開発(株)に搬出し、12月に原子力災害対策特別措置法除外の指定を受けました。
 空間放射線の測定については、17年度については、4月から12月まで計測しておりますが、18年の1月から3月については、法から除外されましたので計測しておりません。
(森内委員)
 とりわけ高い数値というわけではないのですが、他の月に比べて17年7月の空間放射線量当量率のうち1日の平均の最大値が高くなっているのはなぜですか。
((株)日立製作所王禅寺センタ)
 その月に、敷地内で非破壊検査を実施しており、その影響が考えられます。
 ただし、高いといっても、最大で0.27μSv/hです。
(稲葉委員長)
 では、最後に武蔵工業大学原子力研究所からお願いします。
(武蔵工業大学原子力研究所)
 武蔵工大炉は100kwの熱出力ですが、原子炉施設の廃止措置中であり、17年度の稼働実績はありません。
 敷地境界における線量率も0.07μSv/h以下で、放射線業務従事者の1年間の線量分布は全員5mSv以下でした。
 今後、使用済み燃料の搬出を行いますが、詳細については、核燃料物質防護規定に抵触する恐れがありますのでこの場では差し控えさせていただきます。
(稲葉委員長)
 次に県から平成17年度環境放射線モニタリングデータの結果及び環境放射線積算線量調査結果について、報告願います。
(事務局)
まず、17年度環境放射線モニタリングデータの結果についてですが、18年の3月に川崎の殿町局で1時間最大値で、199nGy/hという比較的高い数値が検出されました。
これについては、衛生研究所がスペクトル解析を実施し、低エネルギー側65keVの位置にピークが認められることから、近傍でX線による非破壊検査が実施されたものと思われます。
 川崎の(株)東芝周辺の区域については、工場地帯であり、殿町局については、浮島局に次いで警報の発報が多いところです。浮島局については、(株)東芝を通じて非破壊検査情報が寄せられるため、予めある程度把握していますが、殿町局については非破壊検査情報は無く、予め把握はしておりません。
 ただし、警報が発報されたものについて、衛生研究所でスペクトル解析を行った結果、全て近傍でX線による非破壊検査が実施されたものと思われます。
 次に、平成17年度環境放射線積算線量調査結果ですが、以前から、委員の先生方から課題としていただいていた積算線量調査について17年度末にガラス線量計を5箇所のモニタリングポストに設置し、調査を実施いたしました。
 18年度からは4半期毎のデータを計測いたします。
(稲葉委員長)
 データ結果について、各委員から質疑意見はございませんか。
(森内委員)
浮島局については、非破壊検査情報が寄せられるということですが、どういったものでしょうか。
(事務局)
 浮島局については、従前から警報が頻発していましたが、スペクトル解析の結果、非破壊検査が原因であろうことが判明したので、昨年から東芝を通じて情報提供をお願いすることになったものです。他の局については情報は入手できませんので、予め把握することはできません。
(稲葉委員長)
東芝周辺については、非破壊検査が多い地域という特性があるのですね。県衛生研究所においては引続き、スペクトル解析のほうをよろしくお願いします。また、積算線量調査についてもモニタリングデータの評価の上で重要ですから、これからも継続するようお願いします。
 それでは、データ結果の評価について、事務局案が事前に提出されておりますので、読み上げてください。
(事務局)
 平成17年度神奈川県環境放射線モニタリングデータの評価結果について、神奈川県環境放射線監視委員会において、検討、評価した結果は次のとおりである。
 1 県内原子力施設起因の放射線による施設周辺住民等の被ばく線量は、公衆の年線量限度(1mSv)を十分に下回っており、周辺住民等の健康ならびに安全上、問題となるものではない。
 2 県内原子力施設周辺地域の放射線による影響は、自然放射線の変動範囲内である。
(森内委員)
 2に自然放射線の変動範囲内とありますが、非破壊検査は除外と考えてよいでしょうか。
(事務局)
そのとおり、除外と考えて差し支えありません。
(稲葉委員長)
 他に案について質疑意見がありますか、委員会としても、よろしいですか。
(森内委員・赤羽委員)
 評価について、案のとおりでよいと考えます。
(稲葉委員長)
 最後に、事務局から川崎の千鳥局のモニタリングポスト移設について、議題が出されています。
(事務局)
 候補地は資料のとおり近接する2箇所を川崎市から提示を受けています。
 方角は従前と同方向であり、東芝からは移設候補地のほうが従前よりも約1km程度近くなっております。
(稲葉委員長)
 千鳥局の移設が実施された場合、事務局で示した候補地(案)について、モニタリングの場所として2箇所とも適当であると判断いたしますが、質疑意見はございますか。
(森内委員・赤羽委員)
 移設については、特に問題ないと考えます。
(稲葉委員長)
他になければ、議事はここまでとします。

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神奈川県

このページの所管所属は くらし安全防災局 総務危機管理室 です。

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