平成16年9月9日会議記録

掲載日:2011年3月1日
                                       様式 3
 
                  会  議  記  録
 
 次の審議会(協議会)を下記のとおり開催した。

審議会等名称

平成16年度 第2回神奈川県環境放射線監視委員会

開催日時

平成16年9月9日 木曜日 10時から12時

開催場所

県庁第二分庁舎6階 災害対策本部室

出席者
◎ 委員長等
 

◎ 岩島  清  国立保健医療科学院特別研究員
  岡野 眞治  財団法人放射線影響協会研究参与
  阿部 史朗  独立行政法人放射線医学総合研究所 名誉研究員

次回開催予定日

未定

問い合わせ先

 

所属名、担当者名  防災局災害対策課 宮川、伊藤
電話番号      045-210-3521
メールアドレス   saigaitaisaku.0311@pref.kanagawa.jp

会議記録
 

発言記録
 

要約した
理由


 




会議の概要


























































































































































































































































































































































 

議題
(1)株式会社日立製作所王禅寺センタ周辺のモニタリングポスト設置について
  ・資料1により事務局から設置箇所案について説明を行った。

(阿部委員)
○ 詰め替え作業の内容をお聞きしましたが、こういう作業工程でアクティビティが漏れるということがあり得るのかどうか。これだけの距離で置くガンマ線測定器、いったい何を測るのかということになります。現実的には、どちらかというとアクティビティが漏れたということをチェックする役目なんじゃないかと考えますが、法令的には、形式的にやるのはやむを得ないということなのでしょうが、本質的なところをきちんと押さえてたのでしょうか。無理に答えなくていいです。

(日立)
○ 原災法の指定除外解除の件は、文部科学省のご判断なので、私どもからのコメントは控えさせていただきます。

(阿部委員)
○ 結構です。

(岩島委員)
○ 日立製作所から詳しい作業工程などについてご説明願います。

・株式会社日立製作所から詰め替え作業について説明を行った。

(岡野委員)
○ ペレットを出すのですか。

(日立)
○ ペレットは出しません。被覆管に入ったままです。

(岡野委員)
○ 何を溶接するのか。

(日立)
○ 燃料棒を入れました大きな65ミリのカプセルを溶接します。燃料が露出することはありません。

(岡野委員)
○ カプセル容器は何本ずつ入るのか。

(日立)
○ 燃料棒の種類にはアルミ被覆とステンレス被覆がございまして、アルミ被覆は7本、ステンレス被覆については18本入ります。

(岡野委員)
○ 遮へい容器というのはどういう容器ですか。

(日立)
○ 基本的には、内側が鉛で外側がステンレスです。

(岡野委員)
○ 厚さはどのくらいですか。

(日立)
○ およそ10センチ弱です。

(岡野委員)
○ いろいろお聞きするのは、モニタリングポストで引っかかるところがあるかどうかを確認したいためです。

(日立)
○ そういう意味では、作業する場所が原子炉室の内側で、建物そのものは相当の遮へい効果がございますので、外側に漏れるということは考えにくいところです。

(岡野委員)
○ 別に影響があるというわけではなくて、社会的に問題ないなと言われるのは困るので、フィッションプロダクト(核分裂生成物)がどのくらい発生してるのかということ。もう一つは、当然のことながら使用済み燃料は自発核分裂生成物があり、そのニュートロンが検出されます。このことについての内容に関する経験から、どの程度の感度のニュートロンモニターが必要ですか。

(岩島委員)
○ ニュートロンとガンマ線の量と割合については、燃焼度である程度、計算できるわけですね。それを基にしてモニタリング計画が策定されていると理解します。ですから、環境のモニタリングをしていれば、ガンマ線はどのくらいかというようなことは今日の後の議論で話し合えば良いことです。

(阿部委員)
○ まず、ガンマ線のモニタリングポストの配置、これでよろしいのではないでしょうか。もちろんあまり厳密な意味ではないです。それから風向の測定については、当然そうすべきで、風向、風速など当然建物の影響を受けることになりますから。それからニュートロンについて、たとえばある程度何かが一番起こりやすいようなところを決めてやっているのでしょうね。恐らくね。

(岩島委員)
○ かなり具体的な問題点について阿部委員が示されましたが、他にはいかがですか。

(岡野委員)
○ 南東側にモニタリングポストがないのは、西からの風はあまり吹かないということですか。

(岩島委員)
○ 風向の資料によると、北と東からの風が多いので、この設置箇所案は妥当と考えられます。

(阿部委員)
○ 理想的には周囲16方位で測ればよいと考えています。何をモニタリングするかという問題が残るので、あまり方位にこだわらなくても設置しやすい所へ置けばいいと思います。高さも同等のようですし。

(岩島委員)
○ そうですね。今、阿部委員のお話で、標高の問題と、先ほど事務局から設置場所がなかなか求めにくいということで、日立の敷地境界内に設置し、南東の方向はそれでカバーできるというお考えのようですが、いかがでしょうか。

(専門官)
○ 日立さんが敷地内に設置するポストはないのですか。それと重複することはないですか。

(日立)
○ 2箇所予定しておりまして、県のポストと補完関係になるかたちで設置します。

(事務局)
○ 資料に二重丸で示されたところが、日立さんが設置する場所です。

(日立)
○ 2箇所のうち、右下の1箇所が南東の方向にあたるわけです。

(岡野委員)
○ 測定結果は報告されるのですか。

(日立)
○ 県との安全協定に基づき、報告いたします。

(岡野委員)
○ そのデータは、委員会へ資料として出されるのですか。

(事務局)
○ 平成16年度の測定結果ですので、来年の監視委員会には日立さんにもご出席いただき、その中で報告いただきます。

(岩島委員)
○ 他の事業所と同じようなかたちですから、ご報告願います。さて、位置としてはこれでよろしいですが、測定の内容については、いかがですか。境界の一番近いところに中性子線の測定器が設置されることになります。

(岡野委員)
○ 5箇所とも、ガンマ線の測定器が設置されるわけですね。それと、異常値が見つかった時にはどのような体制になるのですか。

(事務局)
○ 異常値が出た時の通報でございますが、現在も、県の担当者が所持している携帯電話に異常値が出たことを知らせるメールが送信されます。ポストの位置は変わっても、この通報システムの変更はありませんので、今まで同様に県の担当者が通報メールを受け、異常値の分析を行い、その結果で必要に応じた体制をとることとなっております。事業者である日立製作所とも、防災業務計画の中で通報体制を定めるよう協議しています。

(岩島委員)
○ 緊急時モニタリング指針の中にも、一定値を超えた場合は通報することが定められておりますので、それに準じて、県と事業者との間で通報体制など決めておいてください。

(岡野委員)
○ 県にはモニタリングカーはないのですか。

(事務局)
○ モニタリングカーとしての機能を持った車は1台ございますが、中の
整備は進んでおりません。

(岡野委員)
○ これだけきちんとした体制があるので、皆さん安心してほしいというスタンスは持ってないといけない。日立さんはお持ちですか。

(日立)
○ 原災法に事業者が整備する資機材の項目がありますが、モニタリングカーまでの指定はございません。

(岡野委員)
○ GNF-Jにはありますか。

(専門官)
○ 特別の自動車は持っておりません。測定機材は持っておりますが、それを常時積んでおくようなモニタリングカーというものはありません。

(阿部委員)
○ こういう場合の安全性の問題とモニタリングについて考えてみます。色々なケースでの想定で考えても、外部には何の影響もない、非常に少ない、ほとんど無いでしょう。そういうことからしますと、私は今のようなモニタリングで良いと考えます。

(岡野委員)
○ 燃料輸送は船になるのですか。陸は通らないのですか。

(専門官)
○ 核物質防護の観点から、輸送に関する情報は公開できないことになっております。

(岩島委員)
○ 我々としては、本来は、もっと大きな施設でいろんな被ばくが考えられるような場合は、阿部委員がおっしゃったように、どういうものがどれだけ出て最大限こういうものを仮定して、そしてこういうモニタリングをするんだという計画を伺うと、環境モニタリングも考えやすいのですけれど、今回は低レベルのケースで、そういう前提でなくてよろしいということと理解しました。ところで、ポストの配置と測定内容は、これで良いと考えてよろしゅうございますか。

(岡野委員)
○ 5番のポストというのは、そういう作業をする時に、放射線が100メートルの距離で引っかかるかどうかというと、引っかからないですね。それに対して見込みがどうなっているかということと、それに対して、こういうことがあるけれども施設の中であって、影響はございませんという内容の説明が必要です。

(日立)
○ 私ども、解体届けの変更というかたちで、文部科学省から審査をいただいておりますが、今のご質問については、外部放射線については、先ほど申しましたように、遮へい容器に入れてあり、ワークベンチ自体も遮へいをしてございますので、外に漏れる量は非常に微々たるもので、恐らく被ばく線量には直接は引っかからないでバックグラウンド変動に隠れてしまうでしょう。今、県あるいは私どもで、モニタリングポストを設置する予定でございますが、どちらかと言いますと、通常作業時のレベル変動を見るというよりは、何かトラブルかあった時にそれを早期に検出するという趣旨で設置するわけで、制動放射、外部放射線と併せて放射性物質がリークアウトした、それを検出するというイメージでおります。

(岡野委員)
○ モニタリングというのは2つあって、被ばく線量を測定して積算線量を求めるといったものと、その他にインフォメーションがある。インフォメーションに対してある程度の見込みを持って、心構えをしておく必要がある。

(阿部委員)
○ 私はモニタリング指針が初めて作られるときから関わっております。考え方の根底は、ある被ばく線量があった時、周辺住民の被ばく線量が決められたレベルよりも十分下回ればよろしい。つまりインフォメーションは2次的な問題です。確かに県によっては、連続モニターつまり線量率を測り、それを主にしている。本来はTLDつまり積算値が主なんです。今度はガラス線量計ですが、積算線量が主です。1年間の積算線量がどれだけあるか、それもバックグラウンド以上のものがあるかということが主です。ですから、決してインフォメーションが主ではないです。周辺住民の被ばく線量がある一定以下であればいいと、これにつきます。

(岩島委員)
○ 今、阿部委員からモニタリング指針に基づき、発言がありましたが、通常の、トータルでいけば、バックグラウンドというものが一番であろうというのが前提ですね。ですからそれとの関わりにおいて、これを問題にするということにして、積算線量は、先ほどお話が出ましたけれども、施設の業務のモニタリングのデータというものと神奈川県とが互換性を持っていることが肝要というふうに思います。5番が若干問題になりましたけれども、これまでのポストの設置の可能性や、5番の測定機器と中性子線の向きのことからも、どうしても南東の方角に置かなければならないという必然性はないので、これでよろしいかと思いますが、いかがでしょうか。
何か希望されることはありますか、また、注意しておいてほしいことなどありましたら、よろしいでしょうか。それでは、議題1につきましては、原案どおりということで。

議題2の積算線量調査の実施について
・資料2により事務局から調査実施案について説明を行った。

(岩島委員)
○ これは代々この委員会において問題になっております非破壊検査の影響が環境モニタリングにおいて今年もでています。先ほど阿部委員からもお話がありましたが、県が被ばく線量を下回っていると確認されたということですが、いかがでしょうか。

(岡野委員)
○ 阿部委員が言われたように、積算線量を同時にやらなければならない。
ガラス線量計は、モニタリングポストとリンクして設置するのですか。

(事務局)
○ ガラス線量計は、百葉箱を設置して、その中に置くことになりますが、百葉箱自体は、既存のモニタリングステーション、ポストの敷地内に設置することになります。

(岡野委員)
○ 積算線量を測る時に、四半期毎に測定しとありますが、四半期ごとにリセットして測るのか、1年間通して測るのか。

(事務局)
○ 業者と打合せした中では、ガラス線量計を四半期ごとに取り替えることになると聞いております。

(岡野委員)
○ その都度、読み込んで差し引きでやる方法もあるのですが、リセットしないで1年分を読み込めると誤差がなくて良いのです。本当は両方できると良いのですけれど。

(事務局)
○ わかりました。百葉箱の中に三つ置くことになりますので、通年で測るものと、四半期ごとに測るものと、分けられるかどうか、委託業者と調整して、具体的な測定方法を検討いたします。

(阿部委員)
○ 積算線量計をなぜ設置しなさいというのかというと、時間的な隙間がないように設定できるからなのです。これが忘れられているのです。それで交換に必要な時間、それをできるだけ短くすることが本来の趣旨なんです。ガラス線量計の精密さ、正確さを基準にして考えるのだったら活用していろいろ考えてください。それと、この測定条件、「年4回、四半期毎に」、これでは連続しているとはとても読めない。時間的に隙間がないというのは本当の意味で現実的にはない。連続モニターだって故障することもあるし、そういう意味ではないが、その辺のところが読めない。この文章は変えてほしいと思います。

(岩島委員)
○ それは、ご提案ください。

(阿部委員)
○ それでは、提案としては「測定は年4回、四半期ごとの積算値とする」
その辺は、もう誰でもわかりますけれど、つまり、測定という言葉にいろんな意味を持たせたらいい、だから測定のすべてのことを言った上で、測定値を積算値とすることを言えば、主語が変わるかもしれないけれど、趣旨はそう。モニタリングという言葉を入れればいいと思うのですが、後ほど考えてください、趣旨を含めて。もう一つ問題があります。こういう一種の環境試料は、1年を4つに分けて行うと、恐らく行政的な観点から、年度ごとで行うのでしょうね。季節的な変動を考察したいなら、地方では季節変動がどのようになっているか、よく調べた上で1月ずらすなど、始めから配慮すべきではないでしょうか。蓄積してくると、恐らく私はこういう問題が出て来るのではないかと思います。その辺のことを少し考えていただきたいと思います。それと、ほとんどの県が積算線量の値を、全部の場所での測定値をまとめ、その一番上と一番下の値を報告書に出してる。あれは間違いですね。場所ごとにバックグラウンドは違うのですから。折角、新しくやるのですから、その辺のところを勘案して、いろいろ検討してみてください。場所の配置としては、私はこれでいいんではないかと思います。

(岩島委員)
○ 場所の問題については良いとして、区切りの仕方とか、データの取り扱いの問題、そこは事務局と委員と相談をして、意見交換をしながら決めていただいた方が良いのではないか。

(災害対策課長)
○ 今後、原子力安全技術センターと、先生方と相談してまいります。

(岡野委員)
○ 阿部委員の案をこの中に入れるとすれば、たとえば、「測定は年4回、四半期毎に実施し、積算線量について行う」のようになると思うが。

(岩島委員)
○ 「積算値」というの入れば良いです。皆さんに分かるように。簡単に言えば、「測定は、年4回、四半期毎の積算値について実施する。」となればそれで良いです。よろしゅうございますか。それでは、測定条件(2)のところをこのように修正をいたしまして、実施していくことといたします。

(災害対策課長)
○ これをもちまして、平成16年度第2回の放射線監視委員会を閉会いたします。本日は委員の皆様、また関係者の皆様、どうもありがとうございました。

すべての議題が終了したことを確認し、閉会した。
 
神奈川県

このページの所管所属は くらし安全防災局 総務危機管理室 です。

本文ここまで
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