平成16年5月26日会議記録

掲載日:2011年3月1日
                                       様式 3
 
                  会  議  記  録
 
 次の審議会(協議会)を下記のとおり開催した。

審議会等名称

平成16年度 神奈川県環境放射線監視委員会

開催日時

平成16年5月26日 水曜日 10時から12時

開催場所

県庁第二分庁舎6階 災害対策本部室

出席者
◎ 委員長等
 

◎ 岩島  清  国立保健医療科学院特別研究員
  岡野 眞治  財団法人放射線影響協会研究参与
  阿部 史朗  独立行政法人放射線医学総合研究所 名誉研究員

次回開催予定日

未定

問い合わせ先

 

所属名、担当者名  防災局災害対策課 宮川、伊藤
電話番号      045-210-3521
メールアドレス   saigaitaisaku.0311@pref.kanagawa.jp

会議記録
 

発言記録
 

要約した
理由


 




会議の概要

































































































































































































































































































































































 

議題
(1)平成15年度原子力施設稼働状況等について
 (1)株式会社東芝原子力技術研究所から説明があった。
 (2)株式会社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(以下「GNF」。)から説明があった。
 (3)立教大学原子力研究所から説明があった。

(岡野委員)
○ GNFの4ページの入り口はどちらですか。

(GNF)
○ 当社の入門する際の警備室は、赤い矢印で写真がここですと示した部分にビルが書いてございますけれども、ここが警備員室の建屋でございまして、この建屋の一段下の部分が正門になっております。この部分から出入りしております。

(岡野委員)
○ 燃料の搬出は、ここから行うのですか。

(GNF)
○ ここから出入りいたします。

(岡野委員)
○ 1時間の最小値、平均値、最大値とあるが、最小値が他に比べて小さ
いですね。我々のデータからは、大体10前後なんですが。

(GNF)
○ 縦軸はログスケールで1、10、100、1000という表記でござ
いまして、最小値は大体、私どもも10前後です。

(岡野委員)
○ 平均が20ぐらいですか。

(GNF)
○ そうです。

(岡野委員)
○ 最小値が9というのは、小さい気がする。

(岩島委員長)
○ 立教大学にひとつだけ聞きたいのですが、監視のところで、硫化コバルト使っていらっしゃるのは、施設からの影響を見ているのですけれども、コバルト60をご覧になるという意味でこの共沈法をお使いになったのですか。

(立教大学)
○ はい。今まで検出されたのが全部コバルトだったので。

(岩島委員長)
○ 結構です。

(立教大学)
○ 今までのデータからこれを増幅してやってます。

(岡野委員)
○ 気体状の廃棄物の中に、全量と書いてありますが、濃度にはならない
のですか。

(立教大学)
○ 濃度にはなりません。判断に苦しむ量ですから。

(岡野委員)
○ 濃度になってないと我々は判断できないが。

(立教大学)
○ 濃度の大小でラドントロンかどうかを見るということですか。

(岡野委員)
○ 一般的なラドントロンの濃度は分かっているのですから、トータル量
で言われると、排気している空気の量が分からないと濃度にはならないで
すね。

(2)平成15年度県環境放射線モニタリングデータの評価について
○ 事務局から平成15年度県環境モニタリングデータ結果とデータ変動事例について説明した。

(阿部委員)
○ 環境放射線測定は、いったい何のためにするのか。それはモニタリング指針に合っているか、そういうことにあると思っています。そうしますと、一番最後に積算線量で計算されますよね。非常にいいことですね。これがほんとは結論なんです。施設からの影響はない、また人工的なものからの影響、それさえも十分下回っているということが、そういう言い方が報告書の一番初めにないといけない。最後に言われたことで良いのではないですか。解釈もちゃんとしてるし。

(岩島委員)
○ ありがとうございました。本日の結論を簡潔に言っていただいたと思います。

(岡野委員)
○ 非破壊検査は、どこでやっていたのですか。
  
(事務局)
○ 確認しておりますので御説明いたします。図に示しますと事業所を特定してしまいますので示しておりませんが、黒丸の3を中心として、モニタリングポストの反対の位置にある建物あたりであると確認しております。

(岡野委員)
○ 距離にすると、どのくらいですか。

(事務局)
○ 150から200mぐらいです。

(阿部委員)
○ ここは、こういう事例が頻繁に起きている。別の意味で問題があると思いますね。一般の人がある程度被ばくする可能性があります。ある程度答えを用意しておきませんと問題になったら大変です。そのことだけを警告しておきます。

(岩島委員)
○ 昨年のこの委員会で私、それを申し上げたのです。小さなグループでも事務局に作っていただいて、少しその辺を考えておいていただいた方が良いのではないかと。そういう機会が多いと、きちんと今阿部委員が申されましたように説明が必要ですから、そうい対応を考えてくださいということを言っておいたのです。ここで今すぐということではなくて、少しお考えをいただきたい。何か対策をね、難しいことではなくて考えておいていただきたいと思います。それでは、線量率の最低が10で低いというお話がありましたが、何かコメントがあれば岡野委員からお願いします。

(岡野委員)
○ 先ほどの数字がですね、1時間の最小値がかなり小さいというのは、モニタリングのデータから見ると足らないということなので、平均値と最小値と大体近くなる。それが半分以下というのは、普通の環境としてはあり得ないくらい小さいのです。何か理由があるのですか。

(GNF)
○ 昨年までは、毎月毎の最大値とか最小値をお出ししていましたが、確認しましたところ、1時間最大値と1時間最小値ではなく、10秒間の瞬間的な値の最大と最小の値を記載させていただものです。ですから、累積値でひとつの値にしているわけですが、それが1時間分の平均の上のピークと下のピークを1時間最大値と最小値とここに記載してしまったわけで、かなり大きな値、小さな値になってしまいまして、申し訳ございません。これは、そういう意味でまずい。そういう値を出せるというように記載してしまったことが、そういう誤解を解くのだったら、1時間値を取る時にブロック加算・演算加算かなにかして移動平均にすべきと思っています。

(阿部委員)
○ 1時間最大値というものの意味合いを正しく理解していただかないと。だから1時間で瞬間最大の意味であるということを書いていただければ。

(岡野委員)
○ 最小値も同じことですか。

(GNF)
○ そうです。

(岩島委員)
○ オブザーバーの方で、何か意見がありましたらどうぞ。

(元多所長)
○ 資料に関して、県は平成15年度の年間平均値、平成14年度年間値と参考に出してますので比較できますが、他のそれぞれの事業所の資料では比較ができません。前回も言っておいたのですが、直っていませんね。値を見れば専門家ならわかりますが、普通の人も分かるようにすべきと思いますが、いかがですか。

(岩島委員)
○ 実際は、それぞれの事業所でデータをお持ちになられているわけですよね。ですから今のようなご指摘を受けないようにしていただければと思いますし、GNFの周辺環境は神奈川県の衛生研究所の方が調べてデータをお持ちですし、皆様に理解していただけるような整理のしかたをお願いいたします。よろしゅうございますか。次回から普通の人が見てもわかるように、判断できるようにということでお願いします。

(災害対策課長)
○ 事務局としても統一したもので報告できるように考えてみます。事業所の方の協力を得まして、やっていきたいと思います。

(阿部委員)
○ 資料2のGNFについてですが、現在ある量というものは、言えないものでしょうか。つまり何かあった時に、あり得るかどうかは別問題として、それが災害の程度を推量するのに役立てるのではないかと思ってお聞きします。現在ある量としてです。

(GNF)
○ 総在庫量については、本日持ってきておりませんが、在庫量のデータはありますので、出すことはできます。

(岩島委員)
○ 次回から、参考までに評価をする時の材料として、お願いします。

(阿部委員)
○ 8ページですが、海産生物とか何か測ってますが、それらの測定対象物から何らかの影響は考えられますか。トータルでいいのですが。おそらくなかなか測りにくいんでしょう。でも方針としては普段の数値をどこかで測っておくべきではないでしょうか。
それは出せるものなのでしょうか。

(岩島委員)
○ もう少し事業者の方がおわかりになるように、何をここに出すのかということをお話いただければ。

(阿部委員)
○ たとえば、測定結果が出たかどうか、それから出たとした場合、核種別でないと線量を推定することはできないのです。恐らく無駄なことかも知れないけど、でもやはりやらなければいけない。だから私は、すこし引き気味に言ったのですけれど。

(岩島委員長)
○ ご理解いただけたでしょうか。要するにトータルの濃度としては、施設の影響かどうかわからない。ウランは核種ごとにデータを持つべきですからもう少しデータとして出していただけないかということです。

(GNF)
○ この久里浜のものですとか、あるいは海産物、あるいは先ほどの川の水とかもそうですが、濃度的には低いものでございまして、コスト経費もかかりますので、我々の提案するこのグロスのデータしか持っておりませんもので、たとえば1サンプルで質、量的なものが出来るかどうかは、この場では即答することはできないので、帰って検討させていただきます。

(事務局)
○ 実際問題として、サンプリングポイントは、もしかするとGNF-Jさんと多少違うかも知れませんが、大体の点におきまして、神奈川県の方でも、このデータの解析を行っております。その点で、すべての土壌、河底土、河川水、海底堆積物、海水、海産生物につきまして、一部はアイシーピーマス(ICP-MS)、そしてα線スペクトロメトリでも一応やっております。その点におきましては、235の比が異常に高くなるということは、河川水の平常時サンプリングにおきましては、ありません。

(阿部委員)
○ バックアップシステムとして役立つためには、測定が続けられるかどうかが問題になります。バックグラウンドとしては沢山経験があると見て良いわけですね。ただ私が言っているのは、続けるかどうかということを含めて言っているものですから、この目的から言って、それはやはり無理のない程度にやらざるを得ないのではないでしょうか。

(岡野委員)
○ いまお話があったのですが、数字の見方ですね。どこで見るのかということ、これは両者の分析の事実の比較になるわけですね。比較すると2月12日と2月21日は、GNF-Jと日本分析センターとの比率をとってみると、2月12日は分析センターの方が大分大きい、それから2月21日は大体同じか多少分析センターの方が小さいわけです。むしろどうしてそうなるのかなということに注目すべき内容を含んでいます。そういう見方をして、その時その時の分析がどのくらいお互いの数値として変動があるかということに着目してみていただけると生きてくると思うのです。

(岩島委員長)
○ 基本的には、比較はできるということだと思います。特に環境試料については、両方で分析するといっても、乾燥して、粉砕して、混合をして、かなり熟練しないと似たような値は出てくれません。むしろ同じ場所で採ってこれだけ合ってるというのは、私はすごいなと思います。問題のひとつは、衛生研究所で続けられるかということがあるでしょう。排水口、河川水、河川底質中のウランのモニタリングなど衛生研究所としてのお仕事が続けられればありがたいと思います。

(阿部委員)
○ 立教大学ですが、役所的な決まりに従ってやっているということでね。これもそうですね、トータル量でやっているというわけです。そういうふうにやってきたものを、さて環境というものに合わせてというのは難しいです。私は、この程度でしかたがないと思います。

(立教大学)
○ 私どもの施設は、現在解体中という状況です。同時に40年間やったことを整理しているということなんですが、整理することによって、今まで場所のデータを集めて比較するということも、一つの見方、データの整理には意義があるということかもしれないけれど、時間的なデータを集めて解析、分析することによってある程度の内容を理解するということも、一つの方法だと思うんですが、立教大学だけのデータだけで何か結論が出るようなことがあったら、集めてみて分析してみようかなと、そういう比較でもっと分かりやすい説明ができればといいかなというようなことを今考えています。役に立つかわかりませんが、そんなことを考えています。

(岩島委員長)
○ ありがとうございました。今までの話で皆さんがご理解いただけた内容を整理してみますと、基本的にこの委員会というのは、環境放射線モニタリング指針に従って、それが反映されなければいけないということでございまして、いわゆる施設からの影響は認められなかったということが一つ、それから周辺住民の年間の推定の被ばく線量1ミリシーベルトを十分下回るというのが一つ、それからこの施設の影響ではないけれども、人為的なX線による非破壊検査というものを考慮に入れても、たとえばこういう瞬間的な線量率があった時に1年間続いたとしても、1ミリシーベルトを下回ったということを確認されたということであります。

(岡野委員)
○ 県が先ほど説明した時に、年間のモニタリングの値が0.3ミリシーベルトで1ミリシーベルトを下回ってと言ったのですけれど、自然放射線の話ですからね。年間のモニタリングの値を積算すると年間の1ミリシーベルトを十分下回っているというのは、施設からの寄与として1ミリシーベルトを下回っているということを言うわけですから、自然放射線に対して1ミリシーベルトを下回っているということを言う必要はないわけです。

(事務局)
○ 他の所を含めてということで、全体的に0.1から0.3と確かに報告いたしました。18局の中には、人工的なものがあったがために、含めてもその範囲に入ったということで、先生のおっしゃるとおり、施設の影響がありますので、自然放射線を含めた意味で言ってしまっておりました。
施設からの現象の寄与としては、現象のことだけについて積算をしております。

(岩島委員)
○ 岡野委員のおっしゃっていることは、当たっていると思います。今、文面上で事務局から評価についての案が出ておりますので、今までの議論をきちんと踏まえた上で、修正するところがあれば修正していきたいと思います。それでは案を読ませていただきます。

「平成15年度神奈川県環境放射線モニタリングデータの評価結果について」
 神奈川県環境放射線監視委員会において検討、評価した結果は次のとおりである。

1 県内原子力施設起因の放射線による施設周辺住民等の被ばく線量は、公衆の年線量限度(1ミリシーベルト)を十分に下回っており、周辺住民等の健康ならびに安全上、問題となるものではない。

2 原子力施設からの放射線による環境への影響は認められない。
いかがでございますか。

(阿部委員)
○ 後で質問が来たら答えるという立場に立てば、私はこれでよろしいと思います。

(岩島委員)
○ 他に何かございませんか、よろしゅうございますか。それでは今のような阿部委員のコメントを承認していただきたいと思います。まだ、時間がございますが何かありましたら。

(阿部委員)
○ 私も、随分長い間、放射線の関係に携わってまいりましたが、何年か前に、非常に高いレベルの線量率がある程度継続したことがありました。緊急時モニタリング指針は、今はどうなっているのかよく分かりませんが、以前の緊急時モニタリング指針作成時には、発動の問題、初動の問題でどういう時に動くか、ということが問題になりました。何かと言うと、あるレベル以上の線量率がある時間継続したら発動しろ。という文章だった。私は線量率での発動は大反対です。レベルを超すことがあったら、指針が変わってないのなら緊急時のモニタリング体制を発動しなければならない。本来なら何年か前に発動して、国へ報告すべきだったのではないのかと私は思いますが、今度同様なことが起こる場合には、そういうこともあり得ますよと警告します。緊急時モニタリングは発動するのに時間がかかります。発動までの間は通常時のモニタリングである程度、かたがつくようにしておかなければなりません。現実に緊急時モニタリングの発動レベルより上がったものですから非常に気になります。その対処をすべきだったのではないでしょうか。それからもう一つ、原子力軍艦の現地調査班長をある程度長いことやったことがあります。そこで最近話題の原子力空母ですね、今ままでのものに比べて格段の原子炉の出力数ですね。他の国だったら割り切れるのかも知れませんが、神奈川県のそういう問題、何かあった時の対応を考えてくれないかと、難しいことを最後に言います。

(岩島委員長)
○ ありがとうございました。何年かこの委員会が続けられてきて、改める点の一つは、事業所の報告様式を共通化しようということ。事務当局は、
施設の方々と相談して改善されたいということでございます。そういうことに加えて、人工的な放射線の放出があったときにはどう対処するべきかというようなこと。それから確かに原子力艦船については、色々なところで議論されているところですが、それも一つの方向を出されたらいかがですかということでございます。早急ではないのでしょうけれども、県でワーキンググループでも作って、すこしお進めにになってくださるとありがたいなと思います。

(災害対策課長)
○ 大変長い間ありがとうございました。以上をもちまして平成16年度の神奈川県環境放射線監視委員会を閉会いたします。本日は委員の皆様、並びに関係者の皆様どうもありがとうございました。

すべての議題が終了したことを確認し、閉会した。
 
神奈川県

このページの所管所属は くらし安全防災局 総務危機管理室 です。

本文ここまで
県の重点施策
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • 未病の改善
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019