(タイトルなし)

掲載日:2011年3月1日

様式 3

 

会  議  記  録

         次の審議会(協議会)を下記のとおり開催した。


審議会等名称

平成14年度 神奈川県環境放射線監視委員会

開催日時

平成14年6月17日(月)10時~12時

開催場所

県庁第二分庁舎6階 災害対策本部室

出席者
◎ 委員長等
 

◎ 岩 島   清  文部科学省放射線審議会委員
  岡 野 眞 治  (財)放射線影響協会研究参与
  阿 部 史 朗  旧放射線医学総合研究所 元特別研究官

次回開催予定日

未定

問い合わせ先

 

所属名、担当者名  防災局災害対策課応急対策班 横井、赤城
電話番号      045-210-3521
メールアドレス   saigaitaisaku.0311@pref.kanagawa.jp

会議記録
 

発言記録 ・ 要約
 

要約した
理由


 




会議の概要






























































































































































 

〔委員長選出〕
 委員長には、阿部委員から岩島委員を推薦する発言があり、就任について了承された。

〔議題 1〕神奈川県環境放射線モニタリングの概要について
 事務局から、モニタリングの目的、モニタリングポスト配置場所、測定項目及びテレメータシステム等について説明をした。

〔議題 2〕原子力事業所概要及び平成13年度施設稼働状況等について
 (株)東芝、(株)グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン(GNF-J)及び立教大学原子力研究所の県内各原子力事業所から事業所概要及び平成13年度の稼働状況等について説明をした。

〔議題 3〕平成13年度県環境放射線モニタリングデータの評価について
 平成13年度環境放射線モニタリングデータ結果について、各モニタリングポストの年間平均空間線量率及び年間積算線量を中心に事務局から説明をした。
 また、データ変動事例として平成13年6月12日、川崎殿町局で発生したデータ変動に関し、最大ピーク及び原因究明等について説明するとともに、スペクトル解析手法について説明をした。

(岩島委員長)
○ 年間のデータ結果に続いて、データ変動事例の解析についての説明をお願いしましたが、ここで私の考えをお話させていただきたい。今日、神奈川県としては環境放射線監視委員会の第1回という訳ですけれど、その場合にこういうように平常時と違ったデータが出たときに、それを公的な評価の場に出し、そしてそれの原因と、それが周辺住民に与える線量の推定をすることが、監視委員会のひとつの大きな役目なのです。
  そのことを十分考えてやっていただいたということに対し、感謝をしたいし、これからもそういう思想で続けていただきたい。それが、本当に県民のためになることだなというふうに私は思いました。
 それでは、ただいまご説明をいただいた空間線量率のデータから順に従って、審議をしていきたいと思います。阿部委員、岡野委員どうぞ自由にご発言いただきたいと思います。

(阿部委員)
○ 私はこのデータ見ましてね、一番始めに事務局が環境放射線モニタリングの目標は施設周辺住民等の線量が年間1mSvを十分下回ることを確認することと明確に言われて、そのことに対してもうほとんど問題にならないとまず思います。
  あれを言われたのは非常に大事なことで、しばしばレベルの上がり下がりが問題になりますが、それで済むかっていうと一般の住民というのはなかなかそうは思ってくれないわけで、やはりこういうような詳細な解析というものがあって、それが裏付けになって「問題ないのですよ」と住民にいってあげればいいのではないかと思います。
  だから、解析を含む原因究明は、付随ではあっても非常に重要なことだと私は思いますので、今後もぜひこの姿勢を貫いていっていただきたいと思います。

○ この年間のデータ結果は線量率がメインとなっていますので、今言いましたように年間1mSvと比較するためには、積算というものが必要、だから積算したのは非常によろしいですね。
  それで、お聞きしたいのですけれども、年間の積算値がありますが、これはどのように出されたか。今、私は細かく聞くようですけれど、何か問題になってきたとき、こういうのが非常に大きく効きますので、それをお聞きしたい。

(事務局)
○ これは、4月、5月をテレメータシステムの調整に費やしていたために、あくまでモニタリングポストで連続測定した6月から3月までの10箇月間のデータです。日報単位では1日に24個の1時間値が採れますので、それを10箇月まとめたものです。 

(阿部委員)
○ 私の先ほど言った趣旨からしますと、6月から3月までの10箇月間におけるシステムの調整時間は、非常に短いので問題にはならないと思います。
  それで10箇月間分を年間値に直すというのは、しょうがないと思いますから、合理的、常識的に考えられる方法で補完しておいたらいかがでしょうかね。先ほど、言われたように10箇月間の積算値に10分の12を乗じてもいいし、それは皆さんが合理的と考えられる方法でやればよく、あまりたいした影響はないだろうと思います。

○ 次に、殿町局でレベルが上がったということですが、その場合には、その事象についての積算が必要ではないかと考えます。年間1mSvに対して全く問題にならない値だということを明確に示すには、その数字が一番大事なものですからね。
  もちろん、線量率がもっとはるかに上がったら、これは線量率自体が問題になりますけどね。今の場合には、この位上がっても、その上がった分の積算線量は問題になりませんということを明確にしておいた方がいいのではないかと思います。

(岩島委員長)
○ 要するに年間1mSvをはるかに下回っているということを何らかの方法できちんと提示しようというのが阿部委員のお考えの根拠ですよね。それをご理解いただきたいと思います。

(岡野委員)
○ 積算線量に関しては、予算との兼ね合いもあるのでしょうけれども、やはりガラス線量計などで測定した方が年間どのくらい住民は受けていますよということを明確にでき、説得力があるような気がします。
  ただし、モニタリングポストによる連続測定は、線量が増えたときの原因追及には非常に役に立つ。逆にいいますと、我々はこういうことでもって何かデータの変動があったら、その原因に関しては、明確にお答えしますよということのひとつの証拠になると思うんですね。

○ 先ほど、両委員が言われたように、人工放射能やいわゆる非破壊試験等で受けた、増えた量は積算して、「今までこういう事例がありました。しかし、この原因は非破壊検査、また、アイソトープを摂取した人の影響ですよ」とそして、「その量はこのくらいですよ」ということを明確にして一般の人に示すということは非常に大事なことだと思います。

○ それと同時にですね、雨が降ったとき線量は増えるわけですよね。これは、ウラン系列の主にラドンとそのドーター(daughter)によって増えるわけですけれど、雨の影響で年間でどの位増えましたということもできればまとめて、示されると非常に説得力があるかと思います。

○ もうひとつ大事なことは、アクションレベルというものをどう考えるかということ。
  たとえば、非破壊検査で線量が増えたときに、一体ノーマルレベルからどのくらい増えた時にアクションするかという、そのアクションレベルをどう設定するかということは、今すぐするということではなくても、いずれ考えておかなければいけないことだと思います。

(岩島委員長)
○ 両委員のお考えは、年間1mSvを十分下回っているということについては、このデータから判断できる。それは川崎殿町局も含めてそうである。
  次に、この測定結果から環境への影響はなかったと判断するということについて、やはり確認をしなければいけないだろうと考えますが。そのことについて、阿部委員、岡野委員からお話いただけますか。といいますのは、いわゆる環境試料の放射能調査は行っていないわけですから、そういう場合に、どのように考えていったらよいでしょうか。

(岡野委員)
○ モニタリングでは増えるということはままあることなんですけれども、「増えた事象がありましたが、その原因はこれですよ。」と要するに、線量評価という柱とその原因を明確にするという柱があるわけで、線量評価に関してはこうやって全部積算して決める方法があるけれども、先ほども申し上げましたように、線量評価ということであれば、積算線量を明確に計る。
  これはわずかなものはいいのですけれども、何かことがあったときに、かなり大きな線量であるとNaIの測定器は恐らくオーバーフローすると思うんですね。ですから、やはり積算線量はTLDかガラス線量計で測定していった方がよろしいのではないか。

○ それから原因追求に関しては、非常にきちんとやっていらっしゃいまして、特にスペクトロメータを使って原因を明確にするようになっていますから、「原因については、増えたものについてはこういうことでございます。」とこれは年間1mSvをはるかに下回るけれども、原因究明に関しては明確にするようにしています。というようにしておけば、皆さんに納得していただけるのではないかと思います。

(阿部委員)
○ 私はこの結果を見ましてね、大体もう殆どがナチュラル、天然のものである。これはもう明確ですね。それに人工的なものが加わっても殆ど問題にならない。ということは環境、人間への影響というのは、問題にならない、そういっていいと思います。

○ そこで、私はナチュラルということをはっきりさせるためにも、小さいトレンド、線量率のトレンドがあった方がよいのではないかと思います。それで、少し上がったようなケース、先ほどアクションレベルと言われましが、アクションレベルとはまあ恐らく関係ないようなピークが多いんだと思いますけど、そういうものは全部ナチュラルなものが原因ですとはっきりしておいた方がいいような気がしますね。ちょっと、細かいことですが、やはり何かレベルの上下というものに対してはある程度の返答を用意しておくというのは大事なことではないですかね。

○ ナチュラルだということはスペクトルから判断しても明確に分かりますが、スペクトルからでなくても、ディケイカーブ(decay curve)を見ればもう明確ですから、数時間で落ちるということであれば、大体ナチュラルとみていい。ただし、対称型になるようなときは用心してください。時間的な経過で対称型になるようなときは、恐らく何か人工的なものが必ず入っています。さきほどの事例を見ても、そうなっていますよね。時間的に対称型になっていますが、そういう場合は用心してください。
  一方、ディケイ(decay)の方が数時間、というような羅列はもうナチュラルとみて殆どいいと思います。

○ それとひとつ気になったんですが、モニタリングポストの配置の問題で、常識的には原子力施設を囲むのが本当なのに、川崎について羽田空港の方が全く設置してありませんね。今ごろ、気が付いて申し訳ないのですが、これは難しいんでしょうかね、空港という特殊事情がありますからね。

(事務局)
○ 確かに、ポスト設置の検討段階のときにはそういう話も出てきたかとは思うのですが、具体的には設置場所が東京都になってしまうことと、多摩川を含めて海域についての考慮をどこまですればよいのだろうということで、その辺がはっきりしなかったということもありまして、設置には至りませんでした。

(岩島委員長)
○ それは、ここですぐに決められるという問題ではないのですが、監視委員会にとっては重要な案件ですから、今後の課題として事務当局に検討してもらい、また委員へ相談してもらいながら、改めるべきところがあれば、そうしていっていただきたいと思います。
  これは他の県にしても、なかなか一度決めたものを変えるということは非常に難しいんですね。

○ 評価に戻りますが、御二方のお話、いわゆる国のモニタリング指針に則った安全という意味では、きちんとなされているし、十分に下回っているし、影響もないというご判断であるというふうに確認できたと思います。
  今後、皆さんには御二方の意見を参考に積算線量計の問題等、ご検討していただきお進みいただきたいと思います。

(岡野委員)
○ 最後に、インターネットに関してですが、神奈川県の場合は1時間値トレンドが1日分しか出てこないんですね。だから、1箇月分を出せれば、雨の影響や人工のものによる線量の上昇が、1時間値のトレンドグラフを1月分お示しいただけると、非常によく分かると思うので、この点に関し、今後考慮していただければありがたい。

(岩島委員長)
○ 私の方からも、ひとつだけお願いしたいのですが、こういう評価の委員会では評価結果を県として県民に公表されるのだろうと思いますが、そういうものの案文みたいなものをここで本当ならば、確認できたらいいなと思います。また、事務局は大変でしょうが、そんなこともご検討ください。
  それでは、監視委員会としての取りまとめはこれで終わりにしまして、この後事務局からお話があるようですので、事務局へお返しいたします。

  ~ その他として、事務局から本委員会の評価を踏まえての平成13年度環境放射線モニタリング結果をホームページ上などで公表していくことと、県では「附属機関の会議等の公開に関する指針」が今年度から施行されたため、本委員会も次回以降、“原則公開ただし議事の内容によっては一部非公開とする”というかたちで開催する旨を説明し、委員ならびに関係者の協力をお願いした。 ~

(岩島委員長)
  公開に関し私は、結構だと思います。

(阿部委員)
○ 私が委員を務めている鳥取県では全面公開です。それは、私がメインになって考えたことなんですけれど、鳥取の場合はあそこはもう全くナチュラルにつきるんです。そういうところで、どういう問題が出るかということを考えた場合、おかしなことはまずありえない。だから、私は全面公開で結構ということにしました。新聞記者まで入るのです。

○ ただ神奈川県では必ずしも鳥取と同様に何も起こるはずはないということは、言い切れない。実際にある放射性物質の量ということも考えますとね、そう簡単には言い切れない。そうすると、相当専門的な議論ももしかすると、必要になるかもしれない。そういうときは、やはり議論を尽くした上で、その結果を公表するという方がよっぽどいいと思います。だから、この一部非公開については大賛成です。

(岩島委員長)
  変に県民に心配をかけるとか、きちんと議論ができないといったことが、一番よくないことでございますから、そういう意味で今、阿部委員はお話になったのだと思います。

 すべての議題が終了したことを確認し、閉会した。




 
神奈川県

このページの所管所属は くらし安全防災局 総務危機管理室 です。

本文ここまで
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