審議(会議)結果

掲載日:2016年8月22日
  • 様式3

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称平成28年度 神奈川県環境放射線監視委員会
開催日時平成28年7月19日(火曜日)14時00分から15時10分まで
開催場所神奈川県庁第二分庁舎6階 災害対策本部室
出席者

◎ 石榑 信人  名古屋大学名誉教授(元医学系研究科教授) 

  長岡 鋭     国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 研究嘱託
  米内 俊祐    国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所

         加速器工学部照射システム開発チーム チームリーダー

◎印は、委員長
次回開催予定日未定
問い合わせ先

所属名、担当者名 安全防災局安全防災部危機管理対策課危機管理対策グループ 加藤、金谷

電話番号 045-210-3465

ファックス番号 045-210-8829

フォームメール(以下をクリックすると、問い合わせフォームがご利用いただけます。)

安全防災局 安全防災部 危機管理対策課のページ

下欄に掲載するもの
  • ●議事録
  •  議事概要

議事概要

とした理由

 
審議(会議)経過

議題

1 平成28年度神奈川県環境放射線監視委員会委員長の互選について

2 平成27年度原子力施設稼働状況等について

3 平成27年度環境放射線モニタリングモニタリングデータの評価について

 

(上田危機管理対策課長)

 それでは、議事に入らせていただきます。まず、議題の1としまして、委員会委員長の選出を行いたいと思います。

 今年度は任期の1年目ということでございますので、神奈川県環境放射線監視委員会運営要綱第4条第1項に基づいて、委員長の互選が必要となります。   

 互選にあたりまして、委員の先生を簡単にご紹介させていただきます。

 まず、委員席中央が石榑 信人(いしぐれ のぶひと)委員でございます。名古屋大学名誉教授でいらっしゃいます。

 次に、皆様からご覧いただいて、石榑委員の左にいらっしゃいますのが、長岡 鋭(ながおか とし)委員でございます。国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 研究嘱託でいらっしゃいます。

 そして一番右にいらっしゃいますのが、米内 俊祐(よない しゅんすけ)委員でございます。国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究所 加速器工学部照射システム開発チーム チームリーダーでいらっしゃいます。

 委員のご紹介は以上でございます。

 それでは、委員の先生方、委員長の選出をよろしくお願いいたします。

(長岡委員)

 石榑さんにお願いしたいと思います。

(上田危機管理対策課長)

 石榑先生を委員長とするご発言をいただきましたが、いかがでしょうか。

 よろしいでしょうか。

(米内委員)

 私も同じです。

(上田危機管理対策課長)

 それでは、石榑委員長にお引き受けいただきたいのですが、よろしいでしょうか。

(石榑委員長)

 それでは、謹んでお引き受けしたいと思います。色々と不手際があろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

(上田危機管理対策課長)

 それでは、これより石榑委員長に神奈川県環境放射線監視委員会運営要綱第5条により議事の進行をお願いいたします。

(石榑委員長)

 それでは、次第に従いまして、まず、議題の2番であります。原子力施設の事業者から、平成27年度原子力施設稼働状況等についてご説明をお願いしたいと思います。

 まず、 東芝原子力技術研究所の方からよろしくお願いいたします。

(東芝)

 東芝の藤江といいます。よろしくお願いします。

 原子力技術研究所では、原子炉を使いまして、新しい燃料の研究開発や新しい制御棒の研究開発を行っています。また、化学の研究も行っており、福島の関係では除染関係の研究開発も行っています。

 それでは、資料1について報告したいと思います。

 次のページをめくってください。こちらは原子炉の管理状況でございます。昨年度は、原子炉は全く運転してございません。

 次に放射線管理につきましては、気体廃棄物・液体廃棄物の排出放射能濃度についてでございます。気体廃棄物につきましては、第1四半期から第4四半期まで排気口のダスト、ガスはすべて検出限界以下でございました。

 次に排水につきましては、第3四半期と第4四半期に放出をしています。第3四半期は、10月23日に9㎥、11月27日に8㎥と2回放出してございまして、どちらについても検出限界以下でございました。

 また、第4四半期は1回放出しております。1月29日に6㎥放出いたしまして、これも検出限界以下でございました。

 次に固体廃棄物の種類、保管量でございます。

 昨年度末の保管量は、200ℓのドラム缶換算本数で濃縮廃液は0本、フィルタースラッジは0本、イオン交換樹脂は7.6本相当、雑固体廃棄物は32.8本相当、その他、フィルターでございますが9.8本相当、合計50.2本相当でございます。こちらは1昨年度と比べまして増加はございませんでした。

 次のページは、敷地境界における空間放射線量率の結果です。モニタリングポストは2基ございまして、この2基(の値)を記載しています。月平均は40 nGy/h程度、バックグラウンドレベルで異常はないと考えています。

 次に被ばく管理状況でございます。原子炉に係わる者の1年間の線量は、70人従事しており、すべて5mSv以下でございました。さらに、原子炉以外に係わる者は、119人おり、すべて5mSv以下でございました。

 簡単ですが、以上でございます。

(石榑委員長)

 どうもありがとうございました。

 それでは、ただいまの説明につきまして、何かご質問、ご意見ございますでしょうか。

(長岡委員)

 少し質問させていただきます。原子炉は運転してないけれども、廃棄物が少し出ているのですが、これはどういう活動によって廃棄物が出ているのでしょうか。

(東芝)

 原子炉は運転しておりませんが、施設を維持管理するために設備の定期点検を行っており、その関係で発生しております。

(長岡委員)

 それは水も、ガスの方もあるのかな。ガスは無いのですね。

(東芝)

 排水と排気の設備点検を行っています。

(長岡委員)

 (3)の敷地境界における空間放射線量率ですが、検出器はどんなものを用いていらっしゃるのでしょうか。

(東芝)

 NaIシンチレーション検出器と電離箱です。

(長岡委員)

 NaIシンチレーション検出器と電離箱があるとのことですが、この値はNaIシンチレーション検出器の値ですね。

(東芝)

 そうです。

(長岡委員)

 NaIシンチレーション検出器の、もし分かればサイズは。

(東芝)

 2インチだったと思います。

(長岡委員)

 1時間最大値と1時間最小値では、けっこう変化がありますが、これはどういう原因かはおさえていらっしゃいますか。

(東芝)

 日変動と天候です。

(長岡委員)

 降雨ではなくて。

(東芝)

 降雨の影響が大きいです。

(長岡委員)

 そのデータは1分値、それとも、何分毎の値ですか。

(東芝)

 10分値です。10分値を1時間で平均しています。

(米内委員)

 2(4)の被ばく管理状況のところで、今年度、原子炉を一度も運転していないということで、被ばくが5mSv以下とのことでしたが、運転していた時は、どうでしたか。

(東芝)

 原子炉を運転していた時も5mSv以下でした。臨界実験装置ですので被ばくはほとんど有りません。

(石榑委員長)

 今の業務従事者の被ばく管理を原子炉に係わる方とそうでない方で区別していますが、中性子を含む、含まないとか、そういうことで分けておられるのでしょうか。

(東芝)

 原子炉に係わる方は、中性子も測れるようにしています。

(石榑委員長)

 ひとつ前のページで、検出限界のところ、微妙にちょっと違っていると。4半期によってですね。ほんのわずかですが。これは測定時間であるとか、バックグラウンドの変動とか、あるいは吸引する空気の量が違ったりして、若干変わってきているという、そういった理解でよろしいでしょうか。

(東芝)

 点検校正しまして、その前後で多少変わっています。

(石榑委員長)

 校正値が若干変わるということですか。

(東芝)

 はい。

(石榑委員長)

 その他、いかがでしょうか。

(長岡委員)

 排水の濃度で、今までに検出限界を超えたことはありましたか。初めてこの場に来たものですから、基礎的な知識としてお聞ききしますが。

(東芝)

 私が関わっている間、8年ぐらいになりますが、その間は1回もございませんでした。

(長岡委員)

 8年間。

(東芝)

 はい、私が関っている期間においては1度も有りませんでした。基本的に排水に放射性物質を流すことはございません。だいたいが手洗い水とか点検時の水張りに使用した水で放射能自体がないような状態です。

(石榑委員長)

 それではよろしいでしょうか。長岡先生はよろしいでしょうか。

(長岡委員)

 よろしいです。

(石榑委員長)

 それでは東芝さんの方からの説明は以上ということにしたいと思います。

 続きまして、グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン様の方から説明をよろしくお願いいたします。

(GNF-J)

 GNF-Jの森と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 では、資料2の方ですけれども、ご説明させていただきます。まず、冒頭に、弊社、グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンの業務概要をご説明させていただきたいと思います。

 弊社の前身であります日本ニユクリア・フユエル株式会社は、原子力発電所向けの原子力燃料製造会社として、株主である日立、東芝、米国GE社との合弁会社として、1967年の5月に設立されております。その後、2000年の1月に、設計、開発、製造、ならびに営業部門を統合して、2001年9月に、現在の社名でありますグローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンとして改名いたしました。

 資本金約40億円、従業員数は約350名の会社でございまして、その業務としては、米国のGNF-Aなどから二酸化ウラン粉末を調達しまして、弊社工場にて製品製造をするものであります。具体的な事業内容としては、二酸化ウラン粉末を成形加工して、焼結させたセラミックス形態の原子燃料を金属管に封入しまして、燃料棒をつくります。その燃料棒を複数束ねて、燃料集合体の製品として組み上げて、国内各所の発電所に納めるという業務を執り行っている事業所でございます。

 では、お手元の資料に従いまして、ご報告していきたいと思います。

 めくって2ページ目ですけれども、1.加工施設運転状況でございますが、これは弊社におけるウランの出入を示したグラフでございます。月々のウランの入出荷量を棒グラフで示しましたが、濃い灰色に塗りつぶした棒グラフがウランの入荷量、薄い灰色に塗りつぶした棒グラフが出荷量を示しております。このグラフのスケールは、1目盛り5t-U、フルスケールは50t-Uとして表現しています。

 昨年度1年間の実績ですが、入出荷の多い月としまして、入荷では昨年11月が約7t、出荷では昨年5月が約34tとなっています。1年間での累計実績としては、2014年度の入荷量の総計は、左下に書いてございますが、68t、逆に出荷した量は18tでありました。また、工場内の在庫量につきましては、右上の方に記入しましたが、今年の3月末日で501t、昨年3月末では564tとなっております。以上がこの1年間におけるウランの入出庫の推移でございます。

 次に3ページ目ですが、2.排水・排気実績についてご説明いたします。

 お手元の資料の、向かって左の図は、弊社から工場排水として、弊社の周辺監視区域外の河川に排水する際に測定した、水のウラン濃度を測定した結果でございます。いずれも、弊社で保有しております測定器の検出限界であります3×10-4Bq/cm3未満でありまして、これは例年と同じ状況を現在も継続しております。

 また、向かって右半分の図は、弊社の工場の排気口から、屋外へ放出する排気中のウラン濃度の測定結果を示したものですが、こちらも弊社の測定器の検出限界であります3.1×10-11Bq/cm3未満を継続しており、これも例年と同じ状況を保っております。以上が排水・排気の実績であります。

 次に4ページ目、3.敷地境界における空間放射線測定(計測場所)について、ご説明いたします。

 まず、弊社には、構内2カ所にモニタリングポストを設置しております。その図中の星印ですが、設置場所は、弊社の敷地北側にNo.1、西側にNo.2を設置しております。いずれも低線量率用のNaIシンチレーション検出器と、高線量率用の電離箱検出器の2つをセットにしていまして、常時測定を実施しております。

 次に5ページ目、3.敷地境界における空間放射線の測定結果について、引き続きご説明いたします。

 昨年度の1年間、4月から3月までで、月次の結果をモニタリングポストNo.1、No.2それぞれについて、その数値等をグラフ化したものを記載しております。

 まず、表の左列の、空間放射線の集計項目ですが、一番上のセルが1時間の最大値、その次が最小値、その月の平均値、それから各月での積算値、そして点検等の調整時間、この順に数値を集計しております。

 また、表の一番右の方の列では、昨年度、平成27年度の年間値と、参考として、平成14年度から26年度までの13年間での総集計したものを参考に記載しております。

 特徴立ったことといたしましては、平成27年度の平均値では、平成23年の3月に発生した、東日本大震災発生前の月平均値、約21から32nGy/h程度であったのに比べて、およそ1.数倍程度で推移していますが、現在も東日本大震災における福島第一原子力発電所からの影響、フォールアウトによる降下物の影響がまだ若干残っていると推測しています。

 また、調整時間につきましては、No.1は昨年の8月に1時間、12月に15時間、No.2につきましては、4月に7時間、6月に2時間、8月に1時間、12月に16時間、1月に3時間、2月に5時間と時間を要しておりますが、No.1、No.2ともに12月については、メーカーによる電池の保守点検、その他につきましては整備のための停止でございました。以上が弊社の敷地境界における空間放射線測定の結果でございます。

 続きまして、6ページ目と7ページ目の、4.周辺環境モニタリング結果(1/2)、(2/2)について、ご説明いたします。

 こちらの表は、神奈川県及び横須賀市との安全協定に基づきまして、土壌並びに河泥、河水、そして久里浜湾内における海底沈積物、海水、ワカメの養殖場から採取した海産生物中に含まれるウラン濃度を測定した結果でございます。

 表の一番左側に、採取地点番号をつけてございますが、1番から6番は陸の土壌、7番から13番は河泥と河水で、14番から16番までが海底沈積物と海水、17番と18番がワカメの測定結果となります。採取場所、頻度、測定手法等については、神奈川県及び横須賀市協定上の取り決めに従って実施しています。1番から13番までは四半期に一度、14番以降の久里浜湾内のサンプルにつきましては年に1回、サンプリングを行っております。

 なお、これらのウラン濃度の測定ですが、全てのサンプルにおいてウラン濃度測定を第3者機関へ委託して行っております。測定方法はICP質量分析法となっています。その結果でございますが、全体として、非常に高い値が検出されたとか、継続して高い値が観測される、または測定結果が徐々に上昇傾向であるといったような蓄積傾向は見られることはなく、周辺環境への影響は認められないと考えています。分析結果の評価については、過去の分析結果のトレンドや、過去の最大値、最小値、また一般に公開されている環境試料中のウラン濃度等と比較することで、総合的な評価を実施しています。

 東日本大震災以降、当社における生産量は、震災前と比べて1/10程度ですが、生産量の減少に伴って、ここ数年の環境試料中のウラン濃度が低くなったというような傾向は確認されてはおりません。また、一方で、生産量が低いにもかかわらず、徐々に環境試料中のウラン濃度が上昇しているといった蓄積傾向も見られておりませんので、結論としては、当社における生産量と、周辺の環境試料中のウラン濃度は相関していないと考察できるのではないかと考えております。以上が弊社の周辺環境モニタリングのデータの結果でございます。

 以上をもちまして、弊社グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンの施設運転実績平成27年度の報告とさせていただきます。

 以上であります。

(石榑委員長)

 どうもありがとうございました。

 それでは、ただいまの説明につきまして、何か質問はございますでしょうか。

(長岡委員)

 まず、2ページの加工施設運転状況のところ、入荷があったり、出荷があるということはウランの加工はやっているということですか。

(GNF-J)

 震災前ほどではありませんが、若干量の生産はございます。

(長岡委員)

 そうなんですね。余談ですが、僕はほとんどすべての原子力施設というのはストップしたままだと思っていたものですから、燃料工場は動いているわけですね。

(GNF-J)

 はい、年がら年中動いているということではございませんが、ゼロではないということです。

(長岡委員)

 分かりました、ありがとうございます。4ページにモニタリングごとに測定器がNaIと電離箱の測定器がありますということが書いてありますが、5ページの測定器というのは、NaIの方だということでよろしいですね。

(GNF-J)

 はい、おっしゃるとおりです。

(長岡委員)

 福島以降の影響が若干あるということをおっしゃっていましたが、事故の前は月平均値でどのぐらいの値だったかは分かりますか。

(GNF-J)

 だいたい20強から30強nGy/hぐらいです。

(長岡委員)

 1割ぐらいはまだ残っている、高いということですね。

(GNF-J)

 そうです、事故の時にけっこう急に一回上がって、2011年から数年かけて今日に至るまでは徐々に徐々に下がっていっています。

(米内委員)

 資料6ページ、7ページのモニタリングのところですが、基本的には測定は第3者機関の方の割合を増やしていっているということでよろしいですか。例えば、資料6ページのところを見ますと、平成12年から26年度はGNFさんと第3者の記録があるのですが、27年度に関しては第3者機関のみとなっておりますが、測定は第3者機関の方に委託したということでよろしいですか。最近の状況としては。

(GNF-J)

 平成26年の6月までのサンプルについては、弊社で測定をして、それを協定に基づいて報告書を提出していたのですが、それ以降のサンプルに関しては、第3者の方に委託をして測定を行っていただいて、その報告値を協定に基づいて提出しています。

(米内委員)

 例年そういう形で。最初の頃は。

(GNF-J)

 平成26年の6月分までは弊社の分析値を報告しておりました。それ以降は第3者の分析値を正として報告しています。

(米内委員)

 今年度以降もそうしていくということですね。

(GNF-J)

 はい、そうです。

(石榑委員長)

 GNF-Jさんで測定された試料と同様のものを分析センターさんで測定していただいて、比較するということは経験としてやられていますでしょうか。つまり、途中で測定方法を変えているが、連続して我々は見なくてはいけないので、そのつなぎがどういう具合だったのかなと、関心がありまして。

(GNF-J)

 平成26年の6月までのサンプルは、弊社で測定した結果を報告しましたということですが、一部の試料については第3者の方にも分析をしてもらっていました。GNFと第3者の両方で分析をやっていたということですね。今はICP-MSで測定していますが、以前は蛍光光度法でやっていました。蛍光光度法からICP-MSに引き継ぐ時に、両方の分析手法で分析して相関があるということを自分たちで確認して、それからICP-MSに変えております。

(石榑委員長)

 2つの測定方法で、測定結果に矛盾が見られなかったということですね。

(GNF-J)

 はい、そうです。

(石榑委員長)

 それから、排水の方は放射能濃度で測っておられて、環境試料は質量ですよね。この放射能の方は何をどういうふうに測っておられるのでしょうか。排水の測定方法です。

(GNF-J)

 排水の測定方法ですが、排水するバッチからサンプルを入手したあと、前処理をして、ろ過しまして、それから全アルファを測っております。

(石榑委員長)

 α線の測定をしている。

(GNF-J)

 全アルファでの測定結果でございます。

(米内委員)

 資料の5ページで測定器No.1と2のデータがあります。2の方が比較的調整時間が何回か長い月がありますが、これは何によるものですか。

(GNF-J)

 No.2の方だけ整備時間が若干長いということでしょうか。

(米内委員)

 例えば4月が7時間、1月・2月が3時間・5時間とありますが、No.1と比べて 例えば老朽化があるとかそういう理由があるのですか。

(GNF-J)

 No.2の方だけ特別古いというわけではないのですが、No.2の方は昨年度、電離箱の動作が不安定となる状況があったものですから、その都度、メーカー技術者をお呼びして、調整等の作業がありましたので、No.2の方だけNo.1に比べてやや調整時間が多いのはそのためでございます。

(米内委員)

 現在は改善されているのですか。

(GNF-J)

 ちょうど今、電離箱を更新しています。

(長岡委員)

 ほかに同じ所で、No.1とNo.2の月平均値がNo.2の方が高い傾向にありますね。1と2を比べたら、月平均値で数nGy/hぐらい高いですね。それは何か理由があるのですか。先ほど事故前は20から30強nGy/hだというふうに伺ったのですが、No.1もNo.2もそのくらいだったということですか。

(GNF-J)

 お手元の資料で、表の一番右端の列の、月平均とか書いてあるところで平成14年から26年度の年間値参考と書いてある中をご覧ください。最小値は昔のデータに近いと思っているのですが、No.1ですと21.4、No.2ですと25.4です。

(長岡委員)

 少し高いですね。

(GNF-J)

 そうです。生産量や年度に係らず、従来からの傾向で、検出器の個体差か建屋からの距離とかその辺の違いが影響しているのかなと思っていますが、厳密にこれとこれとは特定できません。

(長岡委員)

 第一加工棟と第二加工棟の建材は何ですか。鉄筋コンクリートとか木造とかプレハブとか。

(GNF-J)

 木造ではなくて、鉄筋コンクリートです。

(石榑委員長)

 そのほかよろしいでしょうか。それでは、以上をもちまして、グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンさんの説明と質問を終わりたいと思います。

 では、次の議題にまいります。議題の3として、神奈川県の方から平成27年度の環境放射線モニタリングデータ結果についてご説明をお願いします。

(事務局)

 それではご説明申し上げます。資料3-1aと1bをご覧ください。

 こちらは、平成27年度の空間放射線率測定結果でございます。これは県が設置しております川崎市内の5局、横須賀市内の8局の計13の測定局にて、モニタリングポストあるいはモニタリングステーションで計測した結果の一覧でございます。

 1ページ目の資料3-1aには川崎市、2ページ目の資料3-1bには横須賀市での結果を記載してございます。

 まずは、表の見方でございますが、1ページ目の川崎市をご覧下さい。一番左に測定局を表示してございます。測定局ごとに5つの集計項目がございます。上から1時間の最大値、最小値、月の平均値、積算値、調整時間を並記いたしました。積算値は、空間放射線量率の1か月間の合計値で、調整時間は、システムの保守点検等で測定ができなかった時間でございます。それぞれの集計値を右横に平成27年4月から本年の3月まで、月ごとに記載してございます。

 平成28年3月の結果欄の右に、それぞれの平成27年度の年間値が記載されてございます。

 さらに一番右の欄に平成22年度から26年度の年間値の幅を参考に記載してございます。

では、各局の3段目の月平均値をご覧下さい。単位はnGy/hです。全13局で月平均値の最小値は1ページ目の川崎の千鳥局の2月、3月の29.4 nGy/h、最大値も同じページの川崎の塩浜局の4月の46.7nGy/hでございました。いずれの局についても、若干の増減はありますが、全体的に減少傾向が認められ、福島第一原発事故に由来する人工放射性物質の影響が低減しているものと思われます。

 次に、1時間最大値ですが、1ページ目の川崎の千鳥局の6月の欄をご覧ください。90.5とございます。単位はnGy/hでございます。この値は、平成27年度の最大値でございます。観測日時は6月30日の17時から18時です。資料3-2aに6月30日の空間放射線量率の1時間値のトレンドを示しました。全局において降雨による線量率の上昇が認められますが、その前に90.5 nGy/hのピークを示したのが千鳥局です。次に、資料の3-2bの当該時間のNaIのMCAスペクトルをご覧ください。こちらは、県衛生研究所でMCAスペクトルを解析しましたところ、低エネルギー側の55keV付近にのみピークが認められましたので、X線源を用いた非破壊検査が行われたため、線量率が上昇し、1時間値が高くなったものと推定しております。

 続きまして、資料3-3をご覧ください。こちらに、平成27年度にモニタリングポストで線量率上昇を観測した件数を表に示しました。この表の1番下の計の行をご覧下さい。

 上段が警報の発生件数で、年間5件でございました。下段が線量率の上昇を観測した件数で年間166件でございます。なお、線量率の警報は、2分値が200 nGy/hを越えた場合に発報するよう設定しており、その発報があった件数を計上しています。線量率の上昇としたのは、線量率の10分値のトレンドで上昇傾向があった場合を集計しています。

 平成26年度の件数を表の一番右の列に示しています。警報は8件、線量率の上昇は118件でした。

 27年度を26年度と比べると、警報の発生件数は減少、線量率の上昇件数は増加しました。

 これらの警報が発生した時間帯のMCAスペクトルを解析したところ、全て非破壊検査によるものと推定いたしました。また、線量率の上昇を観測した事例では、平常時のスペクトルと顕著な差が認められなかった浮島局の4件を除き、非破壊検査と放射性医薬品を投与された方の通過により線量率が上昇したものと推定いたしました。

 それでは1ページ目及び2ページ目の表にお戻り下さい。表の右から2列目の各局4段目が年間値でございます。川崎市内及び横須賀市内全13局で、一番低いところは、1ページ目川崎市、上から1つ目の千鳥局の0.26 mGy/y、一番高いところも同じページの上から4つ目の塩浜局の0.40 mGy/yでした。自然の放射線を含めても、公衆の線量限度であります年間1ミリシーベルトを下回っていました。

 なお、10月から2月にかけて調整時間が多いのは、モニタリングポストの定期点検を実施したためです。

資料3のご説明につきましては、以上でございます。

 続きまして、資料4をご覧下さい。

 これは、平成21年度から27年度までに神奈川県が実施いたしました環境放射線積算線量の調査結果でございます。

 積算線量の計測は、5つの局で実施しております。年間線量及び四半期毎の線量測定に、各局それぞれガラス線量計素子を3つずつ設置してございます。ただし、浮島局については、積算値のばらつきが見られましたので、平成22年度第3四半期より、素子を5つに増やしております。

 1ページ目の資料は、四半期毎の積算値の平均値の推移を局毎に示したグラフと表です。

 この四半期毎の積算値では、27年度は6月期に若干の低下が見られます。年度により低下の割合に差はありますが、25年度以降、6月期に若干線量が低くなる傾向が認められております。全体的に見ますと、福島第一原発事故の影響は、漸減傾向にあります。

 2ページ目をご覧下さい。これは平成27年度の年間線量結果でございます。設置期間は365日間でございました。この表の、最大値は最上段の浮島局で、平均値で583.8μGy/yでした。これらの結果も先ほどの資料3-1aとbの空間放射線量率の年間線量と同様、自然の放射線量を含めても、公衆の線量限度であります、年間1ミリシーベルトを下回っていました。

 3ページ目以降は、1ページ目の表を作成する際に使用した四半期毎の報告書でございます。

 資料4の説明につきましては、以上でございます。

(石榑委員長)

 ありがとうございました。

 それでは、資料3と4、どちらでも結構ですが、先ほどの神奈川県からの説明について、ご質問ございますでしょうか。

(長岡委員)

 6月30日の一時的に上がった線量率が非破壊検査のX線だと思われるのですが、それが他の所にも少しずつ影響を与えている、積算線量の方にも影響が出ているのでしょうか。積算線量の方にはあまり影響が出ていないのですが。資料4の2ページのところに、平均値583.8μGy/y、これが少し高めだという説明だということですか。浮島局というのは、そもそも全体よりも高いという説明だったのか、それともX線、非破壊検査の影響で少し上がってしまったということなのか。

(事務局)

 非破壊検査をやったために、積算線量が上がったということはありません。基本的には元々の線量が浮島局は高いということです。

(米内委員)

 資料3の方は当然NaIの結果、資料4の方がガラス線量計の結果。年間の積算値を見ると、倍近く違っているように見えるのですが、この差は何により生じるのか。

(事務局)

 基本的にはNaIでは、確か5MeV以上のエネルギーは検知しないとなっていると思うのですが。

(長岡委員)

 3ミリオン(MeV)だったじゃないですか。

(事務局)

 5ミリオン(MeV)までは、3ミリオン(MeV)のところに全部集約するという形になっていたと思います。一応、5ミリオン(MeV)以上を検出しないとなっておりますので、宇宙線等はNaIでは検知できませんが、ガラス線量計は全てその分を含めて検知していることと調整期間の違いなどもあり、NaIとガラス線量計で測定しているエネルギーの範囲が違うので、その差が出てきていると思っております。

(長岡委員)

 そのとおりです。要するに通常NaIが測っているものというのは、ゼロから3ミリオンまでのγ線の線量率を測っている。ガラス線量計はもちろんそれも測るのですが、それ以外に宇宙線成分の3ミリオン(MeV)以上の高いエネルギーも測ってしまうので。正確な数値は当たっていないのですが、ただそれにしてもちょっと高いかなという気がするのですが、そうでもないですか。だいたいこの辺ですと、宇宙線の成分が30nGy/hぐらい。実際にはガラス線量計に、そのうちの2/3、20nGy/hぐらいで入ってくるので、そういうことを考慮するとこのぐらいの値かなという気がします。なかなかそこは、NaIとガラス線量計と電離箱と測っているものが違うので。1回1回、さっきも検出器が何かを聞いたのはそういう意味です。

(石榑委員長)

 一応、リーズナブルな範囲であると理解してよろしいですね。開きが大きいかなという印象はあったかもしれませんが。

 これは、誤植だと思うのですが、3-1a、1b、一番右の欄の積算値の参考値、平成22年から26年度、これ「m」が抜けている、mGy/y。これは知っている人が見れば間違いなく分かると思うのですが、訂正をしておいていただきたいと思います。千倍違ってしまうので。

 それから、3-1aの数字の部分ですが、1時間最大値でございますが、これは1時間にわたる平均値の最大値ということですね。1時間ごとの平均値をいっぱい並べたら、6月は90.5nGy/hであったということですね。測定は連続測定を平均しているのか、それともサンプリング間隔、例えば、1分とかサンプリング間隔を設けてデータを収集して、それを例えば60で割って平均を出すとか、どういった計算方法でしょうか。連続的だと凸凹すると思うのですが、それを均している、1時間あたりで均して数字が出てきているとか、それとも1分おきに60個データが出てきて、それを60で割って平均をとっているとか、2分であれば30個データをとるとか。具体的にはどういう方法でしょうか。

(事務局)

 確か10分値を平均化している。

(石榑委員長)

 データとして10分に1個とっていると。

(事務局)

 1時間値に関してはそうです。

(石榑委員長)

 6個出てきたものを平均しているということですね。

 ただ、警報の場合にはもっと瞬間的に警報としては拾っていると。

(事務局)

 先ほどの2分値で200nGy/hという。

(石榑委員長)

 そういうことですね。というのは、3-2aの下側のグラフで瞬間点はけっこう上がったはずですが、90になっているので、これは1時間の平均値をグラフとしているということですね。

(事務局)

 はい。

(石榑委員長)

 瞬間点は200を超えていた。

(事務局)

 はい。

(石榑委員長)

 それから資料3-3、例えば千鳥局で合計28回、トレンドを見ると上昇していたということで、これはすべて降雨ということでしょうか。

(事務局)

 この場合の観測した件数は、すべて降雨は除いております。それ以外の上昇ということで、千鳥に関しては備考欄に何も入っておりませんので、全て非破壊検査等によるものになります。

(石榑委員長)

 そうですか、書いておいていただくと非常に分かりやすいです。

 いかがでしょうか。資料3と4につきまして、何かご質問ございますでしょうか。

(茨城地方放射線モニタリング対策官)

 規制庁の宮下です。先ほどの資料3の中で、線量の上昇につきまして、非破壊検査の影響ですとか、放射性医薬品を投与された方の通過というお話しだったと思うのですが、福島でもモニタリングポストを設置していて、高線量アラートということで、その原因を特定することにだいぶ苦労しているところですが、今おっしゃった非破壊検査は、実態として、そういう工事があったということを後日確認ということで原因を特定されているのですか。RI*投与された(放射性医薬品を投与された)方というのは近くに例えば病院があるからということで推測されているのでしょうか。その辺の原因を推測なり、特定はどういう形で最終的に確認されているか教えていただければと思ったのですが。

 *RI:radioisotope(放射性同位元素。ここでは放射性医薬品を意味する)

(事務局)

 特定ということは、基本的にはMCAのスペクトルでしか、できておりません。確かに病院が近い所の局に関しては、そういうことも考えられるのですが、そこの病院で放射性医薬品を投与された方が(その時間帯に院外に)出たかという調査は一切しておりません。あと、もう1点に関しては、非破壊検査は1機関だけですが、東芝さんから情報をいただいています。それについては、γ線を使った非破壊検査がこの期間ありますと言われて、確かに線量率上昇が認められる場合がありますので、それは特定できるのですが、そういうことは極希です。そのほかは、情報が全く無いγ線あるいはX線を使った非破壊検査が非常に多く、ほとんどがそのような形になっております。それを特定できないか、情報を得られないかという話は、過去にこの監視委員会で出たのですが、なかなかそこは情報が得られないというところです。もちろん、RI投与者も神奈川県の病院だけではなく、東京都からの病院から帰って来られる方もいますので、その辺を特定することは非常に難しいです。東芝さんもこういう委員会の時に、県が非破壊検査で困っているということがあったので、情報をいただけるようになったという経緯があるぐらいで、基本的には全てMCAのスペクトルから判断しているということです。

(茨城地方放射線モニタリング対策官)

 ありがとうございます。では、あくまで推測の域だということでよろしいのですかね。

(事務局)

 はい、そのようになります。

(石榑委員長)

 一応、スペクトルの確認をした上でという。

(事務局)

 そうです、はい。

(長岡委員)

 非破壊検査というのは誰がどこでやったかというような情報は得られるものなのでしょうか。あるいは、要するに届出になっているとか、例えばこの期間やりますよ程度の届出だけでできてしまうとか、その辺はどうなのでしょうか。もしご存知でしたら。

茨城地方放射線モニタリング対策官

 規制庁の放射線を監視する課で、その辺の届出を取り扱っているのですが、基本的には期間と場所を届出するという情報は我々の方にいただいております。

(長岡委員)

 細かい、いつ何時ごろに何分間でというそこまではないのですね。実際には難しいところなのですね。

茨城地方放射線モニタリング対策官

 そうですね。

(石榑委員長)

 よろしいでしょうか。それでは、県からのご説明については以上ということにしたいと思います。それでは、次でございますが、平成27年度県環境放射線モニタリングデータの評価結果についてということで、事前に案が出されておりますので、これから配るのですね。

(事務局)

 皆様のお手元に配布されたと思いますので、読み上げさせていただきたいと思います。

 平成27年度神奈川県環境放射線モニタリングデータの評価結果について、神奈川県環境放射線監視委員会において検討、評価した結果は次のとおりである。

 県内原子力施設周辺の環境放射線は、非破壊検査など自然でないものも検知されているが、周辺住民等への線量としてみれば、公衆の年間線量限度、1mSvを下回っており、周辺住民等の健康並びに安全上、問題となるものではない。

 以上でございます。

(石榑委員長)

 どうもありがとうございました。今の県の方からの案に関しまして、ご質問、ご意見をお願いします。資料3、4など、もう一度見返していただきまして、特にこの1mSvという数字が非常に重要な数字かと思いますので、これを下回っているかどうかということをもう一度再確認をいただきたいと思います。

 いかがでしょうか。ご異存ございませんでしょうか。それでは、了解していただいたということにさせていただきます。全体を通じて、今までのご説明、質問事項について何かございましたら、お願いします。特によろしいでしょうか。それでは、この案のとおりに評価ということで。その他、何か審議していただきたいことがありましたらお願いします。県の方からよろしいでしょうか。それでは無いようですので、これで議事を終了したいと思います。では、司会を課長の方に返します。

(上田危機管理対策課長)

 石榑委員長、どうもありがとうございました。

 これをもちまして、平成28年度神奈川県環境放射線監視委員会を閉会いたします。委員の皆様ならびに関係者の皆様、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

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神奈川県

このページの所管所属は くらし安全防災局 総務危機管理室 です。

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