ゲートキーパーの養成

掲載日:2017年7月6日

1.ゲートキーパー養成

表1:神奈川県におけるゲートキーパー(こころサポーター)養成実績

神奈川県におけるゲートキーパー養成実績
養 成 対 象 者平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度平成28年度

(1) 一般住民

1,805

2,3381,4381,5962,174
(2) かかりつけ医334330308

310

248
(3) 教職員1,3891,6351,5368691,118
(4) 地域保健や産業保健関係職員542805

526

346209
(5) 介護支援専門員等525542741576546
(6) 民生委員・児童委員、健康普及員2,0601,8171,478494879

(7) 社会的要因に関連する相談員(弁護士、司法書士等)

19823567910
(8) 警察官10138165
(9) 消防職員17046890

93

393
(10) 行政職員2,7883,7593,3752,4833,856
(11) その他5,7703,8154,0624,1333,991
合 計(人)15,58215,74514,24311,04213,589

*政令市を含む市町村、保健福祉事務所・センター(保健所)、精神保健福祉センター、団体等の実績を集約

「ゲートキーパー(こころサポーター)」とは・・・

 こころに不調を抱える人や自殺に傾く人のサインに気づき、対応することができる人のことです。(神奈川県のモデル事業では「こころサポーター」という名称を使ってきました。以下においては「ゲートキーパー」とします。)

 ゲートキーパーの役割の中で、主に次の点が大切です。

  • 気づき:家族や仲間・職場・利用者や市民など周囲の人の変化に気づく
  • 声かけ:周囲の人の変化に気づいたら、勇気を出して声をかける
  • 傾 聴:本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
  • つなぎ:早めに専門家に相談するように促す・適切な部署や機関につなげる
  • 見守り:温かく寄り添いながら、じっくりと見守る

 ゲートキーパーの養成については、「かながわ自殺総合対策指針」(平成23年3月策定)の重点施策となっています。また、「かながわ総合計画(かながわグランドデザイン)」の具体的取組みの目標値として定められ、24年度から26年度に年間5,000人の養成を目指し、それを達成しました。

 ゲートキーパーは特別で専門的な役割ではなく、誰もが住民として生活の中でできる対応をし、さらに社会的立場や役割の中で実践していくことが基本です。

 今後も継続してゲートキーパー養成に取り組むことが求められています。

ゲートキーパー(こころサポーター)の養成

 市町村や保健福祉事務所・センター(保健所)、精神保健福祉センター等が養成の役割を担っています。

 表1のように、平成28年度も、行政職員(幹部職員・窓口・一般・新採用職員等)、一般住民、教職員、介護支援専門員、民生委員・児童委員・健康普及員、消防職員、その他(地域保健・福祉支援関係者、理美容関係者、ボランティア団体・地域団体、企業、学生等)と様々な方を対象にゲートキーパー養成研修が開催されました。平成28年度も引き続き1万人以上の養成数がありました。前年度に比べて、行政職員や消防職員、警察官、一般住民、その他の中で地域保健・福祉支援関係者、学生等の養成数が増加したことが特徴です。

 ゲートキーパー養成研修の内容は講義と演習で、受講した方には、ゲートキーパー(こころサポーター)手帳 [PDFファイル/5.59MB]リボンバッジ [その他のファイル/91KB]が配布されます。

 ゲートキーパーは、上記5つの役割を中心にそれぞれが住民として、さらに業務や活動を通じて、できることに取り組みます。地域によっては、街頭キャンペーン等啓発活動への参加など、取組みも様々です。それぞれが無理せず出来ることを実践していくことが、長続きのコツです。

 ゲートキーパーの輪が広がり、誰もが自然にその役割を取れるような、つながりのある地域づくりが求められています。

図1 いつの日かみんながみんなのゲートキーパーに

図1いつの日かみんながみんなのゲートキーパー(こころサポーター)に

ゲートキーパー(こころサポーター)養成指導者研修

 精神保健福祉センターでは「ゲートキーパー養成指導者研修」を開催し、市町村や保健福祉事務所・センター・(保健所)等の職員が講師となり、地域に合わせた人材養成が可能となるよう、支援しています。実際に、外部講師を呼ぶだけでなく、日頃の業務の中で職員が講師を務めることが増えてきました。

 また、養成したゲートキーパーへのフォローアップのための指導者研修を平成26年度から実施しています。


2.かかりつけ医の「うつ病対応力向上研修」

かかりつけ医の「うつ病対応力向上研修」

 平成20年度から「こころといのちの地域医療支援事業(自殺対策)」を開始し、4県市(県・横浜市・川崎市・相模原市)が医師会と協力して開催しています。

<参考> 図2:うつ状態の方がまず受診する診療科
<参考> 図 うつ状態の方がまず受診する診療科

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