更新日:2020年8月7日

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県民フォーラム意見等に対する回答(第4回)

第4回県民フォーラム(横須賀・三浦地域)意見等への回答を紹介します

フォーラム写真
第4回横須賀・三浦地域フォーラム

情報提供・啓発

1.【税の使われ方について】
スタートして1年経ちました。どの辺りの山林が良い方向に変化しているのか、具体的に目に見える改善地はどこにあるのか、教えて欲しいと思います。
納税者としては否応もなく納めておりますので、わずかであるが参加している共同意識を持ちたいです。

(主な対応所属:土地水資源対策課)

県のホームページ内の「かながわの水源環境の保全・再生をめざして」に、事業実施箇所を記載した画像を掲載しています。また、同ホームページ内の「e~かなマップ(統合型GIS)」にも、平成19年度の事業実施箇所を年度内に掲載する予定であります。

2.水源の森林地域から離れたエリアの人にこそもっと現状を理解してもらうことが必要だと強く感じました。

(主な対応所属:土地水資源対策課)

県では、県民の皆様に水源環境保全・再生の取組に対するご理解をいただくため、分かり易い広報、情報提供に努めるとともに、都市地域の皆様に水の大切さを知っていただくため、水源地域と都市地域間の上下流交流の推進に努めております。
また、水源環境保全・再生かながわ県民フォーラムを横須賀・三浦地域に引き続き、横浜・川崎地域で開催し、都市地域の皆様に「水がどこからくるのか」、「水源地域の現状がどうなっているのか」を御紹介し、都市地域と水源地域の連携について御意見をいただきました。
引き続き、様々な機会を捉え、水源地域の現状を広く県民の皆様に知っていただくよう取り組んでまいります。

3.水源環境の保全の大切さを再認識しました。同時に、広く市民に知らせていく必要を痛感しました。

(主な対応所属:土地水資源対策課)

県では、水源環境保全・再生の取組について、県の広報紙やホームページ、あるいは今回のような県民フォーラムや小単位のグループの会合などに職員が直接赴き説明させていただく「出前懇談会」などの機会を通して、情報提供を行っております。今後も水源環境保全・再生の取組状況について、様々な機会を捉え、県民の皆様への分かり易い広報、情報提供に努めてまいります。

4.税の使われ方を情報発信(→HPでどこの森でどのように、というように具体的に詳しく)して、県民にわかるようにして欲しい。
他の税よりは、OPENにする姿勢が大いに感じられるのは評価します。

(主な対応所属:土地水資源対策課)

県のホームページ内の「かながわの水源環境の保全・再生をめざして」に、事業実施箇所を記載した画像を掲載しています。また、同ホームページ内の「e~かなマップ(統合型GIS)」にも、平成19年度の事業実施箇所を年度内に掲載する予定であります。
今後とも、県民の皆様への分かり易い広報、情報提供に努めてまいります。

5.使われている税の広報。

(主な対応所属:土地水資源対策課)

県では、県民の皆様に水源環境保全・再生の取組へのご理解をいただくため、分かり易い広報、情報提供に努めているところです。平成20年度の新たな取組として、ニュースレターの発行や県ホームページへの掲載情報の充実などを実施しております。
今後も県民会議における検討をもとに、県民の皆様へのPRにより一層努めてまいります。

6.小学校・中学校の体験学習に取り入れてほしい。

(主な対応所属:教育局子ども教育支援課、土地水資源対策課)

各小・中学校では、教科等のねらいを踏まえ体験活動を行っており、内容については、児童・生徒、学校及び地域等の実情に応じて決めております。ご意見の内容については、今後の参考にさせていただきます。
なお、県では、水源地域の現状と水の大切さを知ってもらうため、平成19年度から水源地域に住む小学生と都市地域に住む小学生が交流を行う小学校間交流を開始しております。また、平成20年度からは、中学生水の作文コンクールに水源環境賞を創設するなど、次世代を担う子どもたちに水源環境保全・再生の必要性や水の大切さを知ってもらう様々な取組を推進しております。

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県外対策

7.山梨県側の水源地域の浄化槽への補助はあるのでしょうか。

(主な対応所属:土地水資源対策課)

神奈川県では、現在山梨県と共同で「相模川水系流域環境共同調査」を実施しています。これは、山梨県内の相模川・桂川流域における森林の状況や水質汚濁負荷の発生状況、生活排水処理状況等を調査するものです。これらの調査結果を踏まえ、どのような対策を進めていくか、今後検討していきます。

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その他

8.(パネリスト坂本氏への質問)
【都市住民が指向する新しいライフスタイルについて】
(1)里山で、土日・休日(夏休み・冬休み・連休)を楽しむ人々の動向について、将来拡大の方向にあるか否か。
(2)より魅力を感じてもらう工夫について、更に次なる里の案内人の構想・ヴィジョンについて話していただければ幸いです。
(3)林業とのかかわりを里の案内人としてどう構想されますでしょうか。

(主な対応所属:パネリスト坂本氏)

(1)都市部から比較的近く、自然豊かである宮ヶ瀬ダム周辺は土日・祝日に訪れる観光客は多く、季節毎のイベントへの参加も大きな反響を呼んでいます。森林整備や里山への関わりという点では、まだ大きなうねりとなっていませんが、生き甲斐や余暇充実の一つとして定期的に山に関わろうというプログラムが近年になってようやく提示されるようになってきました。水源地としての価値は計り知れない土地柄ですので、今後も関心を持つ方達と一緒になって森林、里山の整備に取り組んでいける土壌作りを用意していく必要があると考えています。
(2)自然の移り変わりとそこで暮らす人達とのふれあいや、生き物達が脚光を浴びて、地域の自信や自慢、そして活性化が図られていくことを望みます。里の案内人として地域の優秀な人材をコーディネートしつつ、エコツアーなどの商品化を進め、それが定着することで経営という側面にも進化を図りたいと考えています。
(3)森林の荒廃ぶりを改善し水源環境を向上させていくためには、林業関係者の方達とも連携して山の価値を高めていくことに里の案内人として関わっていくことが必要だと考えます。炭焼き、薪割り、ツルカゴ作り、シイタケ栽培などの教室への反響も多く、森林整備への参加教室と一連の体験教室を関連づけるプログラムに今年は挑戦しています。色々と仲間が集まることでパワーアップしていけると考えています。

9.(パネリスト宮野氏への質問)
「下流域の影響が上流にも出ている」というのはどういうことか。逆流があるという意味か。

(主な対応所属:パネリスト宮野氏)

逆流がある訳ではなく、下流の都市活動によって大気中に排出された窒素酸化物や硫黄酸化物が、風に乗って上流域に移り、雨に含まれて降り注ぐ現象があります。酸性雨や富栄養化の原因にもなっています。水の循環を踏まえ水質面を考えると、下流の影響が上流に出るという意味です。

10.(パネリスト宮野氏への質問)
不法投棄の撤去について、イタチごっこだと思いますが、対策は取っていらっしゃるのでしょうか。(横須賀市も不法投棄問題では、悩んでいます。)
ボランティアの方々が、定期的に撤去作業などを行っていらっしゃるのでしょうか。

(主な対応所属:パネリスト宮野氏)

イタチごっこという場所もありますが、撤去作業をすることで、捨てにくい環境を作っていることは確かだと思います。
私たち流域協議会では、自分たちで川沿いのゴミを撤去することの他に、ボランティア団体への活動支援もしています。

11.【丹沢のブナ林について】
立ち枯れ対策は?
立ち枯れの主原因は酸性雨だと聞く。この酸性雨の原因は中国の大気汚染だという。
とするとすぐにはこの状況は改善しないと考えられる。
この酸性雨への対策は?ブナ林で大丈夫なのだろうか?

(主な対応所属:緑政課)

現在、自然環境保全センターでは、環境科学センター等他機関の協力のもと、ブナ林の衰退の原因解明を行っておりますが、決定的な証拠をつきとめるには至っていない状況にあります。そのため今後とも調査を継続するとともに、ブナ林を保全するための手法等についても検討していきたいと考えております。

12.山梨県側水源地での宿泊体験ツアーを希望します。

(主な対応所属:土地水資源対策課)

山梨県側との関係では、相模湖・津久井湖の富栄養化対策が大きな課題となっておりますので、「かながわ水源環境保全・再生実行5か年計画」の計画期間である平成19~23年度の5か年間に、まずは山梨県側の流域環境について、神奈川・山梨両県が共同で調査を行い、その結果をもとに今後の具体的な対策について検討していくこととしております。
現在、両県の関係課の課長により構成される連絡協議会を設置して、意見交換、検討を行い、森林の状況などについて調査を実施しているところです。
ご意見は今後の参考とさせていただきます。

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このページの所管所属は環境農政局 緑政部水源環境保全課です。