小田原総合ビジネス高等学校

掲載日:2016年1月25日

小田原総合ビジネス高等学校における地域と連携した防災訓練の取組み【神奈川県立小田原総合ビジネス高等学校】

 本校は、小田原城東高等学校と湯河原高等学校の再編統合により、平成20年4月に新校として開校しました。全日制総合ビジネス科の専門学科の高校で、商業科目を多く学ぶことで、変化の激しいビジネスの世界で即戦力として力を発揮できるスペシャリストを養成しています。1年次は全員共通の科目を学びますが、2年次以降は、情報・会計・流通・国際・教養の5つの系から選択して、自分の将来の希望に合わせた学習をしていくことができます。また、将来に役立つ様々な検定試験に対応した充実した学習環境が整っています。インターンシップ(職業体験)や簿記・情報処理・ワープロの競技大会に参加するなど商業高校ならではの行事も充実しています。
 また、全国唯一、校地内にあるチャレンジショップ(店舗経営)は本校の大きな特色となっています。

チャレンジショップの様子
 チャレンジショップの様子

防災訓練の取組みについて

 本校では、年に2回の防災訓練を実施しています。1回は大規模地震とそれに伴う火災発生を想定した訓練と防災講演会で、もう1回は地震による津波を想定した合同訓練です。本校は、南側はすぐに海岸、東側は酒匂川に面しており、自然環境に恵まれていますが、その反面、災害を考えると生徒への意識啓発と訓練は欠かせません。
 津波想定合同訓練は、隣接する中学校、支援センター、地域自治会にも参加を呼び掛け、合同で実施しています。これは何年も前から実施しており、本校の地域と連携した取組みのひとつとなっています。津波浸水予測が見直され、本校や周辺地域がより厳しい状況に置かれている中で、本校生徒・職員の避難態勢と中学校、支援センター、自治会の方々が本校校舎内に避難することを想定して訓練を行うことは、非常に大きな意義があると考えます。
 訓練当日は、放送の指示で、生徒はまず身体の安全確保をし、次の放送で、津波対応訓練を開始しました。最上階(4階)の生徒は机と椅子を教室の後ろに寄せ、自分たちは窓側にまとまります。そして、廊下側の空いたスペースに、3階の生徒たちが避難しました。2階の生徒たちは、北側の校舎最上階(4階)に避難しました。本校の生徒がすべて最上階へ避難完了した頃、事前に打合せしておいたとおり中学校の生徒が、学年ごとに本校校舎に入り、本校生徒が避難した最上階(4階)の廊下に避難しました。
 支援センターと地域自治会の方々は、あらかじめお知らせしてあった時間に本校に到着し、生徒が避難しない棟の最上階(3階)の指定した部屋に避難しました。

地震による身体安全確保の様子 最上階への避難の様子
地震による身体安全確保の様子  最上階への避難の様子

中学生避難の様子 中学生最上階廊下に避難完了の様子
   中学生避難の様子   中学生最上階廊下に避難完了の様子

 すべての避難完了を確認し、放送で訓練終了を伝達しました。その後、本校生徒は防災講話のため体育館へ移動しました。防災アドバイザーから、地震についてその発生のメカニズムを含めた講話があり、あわせて簡易トイレ等防災用品の使用実演を行ないました。
 津波浸水予測がより高くより早く見直されたことから、今後さらに避難時間を短縮できないか等検討する必要はありますが、訓練では、昨年とほぼ同様の時間で避難することができたので、一応の成果があったと考えています。防災アドバイザーの講話は、生徒の興味を惹いたようであり意義があったと思います。防災用品の使用実演では、日頃見慣れない用品を間近に3人の生徒が実際に使用実演したことで、多くの生徒の関心を誘うことができました。反省点としては、生徒がもう少し緊張感を持って訓練に参加するべきであるという点と、防災アドバイザーの講話は、自治会・支援センターの参加者にも聞いてもらう体制が作れると良いのではないかという2点がありました。
 合同訓練を重ねることで、周辺地域との連携と防災意識は深まっており、今年度の反省を来年度に活かし、災害発生時に備え、地域とともに命を守る取組みを今後も継続していきたいと考えています。

お問い合わせ先 

神奈川県立小田原総合ビジネス高等学校
電話:0465-34-2847

神奈川県

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