大和南高等学校

掲載日:2015年7月27日

大和南高等学校における地域の伝統「祝い凧」作成の取組み【神奈川県立大和南高等学校】

 本校は境川のほとりにある高台にそびえ、かつては和田義盛(わだよしもり)公が建立したといわれる城跡に建ち、平成28年度に創立40周年を迎えます。生徒は、静かで落ち着いた緑あふれる環境の下、勉強に部活動に全力を注ぎ、それぞれが目的意識を持ち情熱を傾けています。
 大和市上和田の宮久保地域では、前年に誕生した男児の名前を書いた凧を初節句にあげて健やかな成長を願う「祝い凧」の風習があり、平成27年2月14日、15日に、剣道部の1、2年生は、「宮久保凧あげ同好会」の皆さんに和凧の作り方を教えてもらいました。
 平成26年9月12日、13日の文化祭(南翔祭)で生徒会が「凧の展示」を行い、その時に「宮久保凧あげ同好会」の皆さんと交流したことが、この取組みのきっかけとなりました。

 文化祭での展示の様子の画像宮久保の凧宮久保の凧の作品
       文化祭での展示の様子                    宮久保の凧の作品

 南翔祭では、同好会の皆さんに、様々な形、色鮮やかなデザインの和凧の展示をしてもらいました。しかし、残念ながらグラウンドでの凧あげ体験はできませんでした。
 そこで、「宮久保凧あげ同好会」の会長さんに相談したところ、今年の会の企画は、大和南高校の凧を作るという方針に決まりました。さらに、剣道部の他、書道部、美術部も参加し、5月のゴールデンウィーク中、平成27年5月4日に、地元の方々と凧をあげるということが提案されました。
 また、剣道部では平成26年3月に剣道部3年生の卒業を祝うために記念として、「使い古した竹刀の竹を利用した飾り凧を作り、これに寄せ書きをして渡したらどうだろう」と部員と顧問で相談して考えました。
 凧作りの作業は、会長宅の納屋で行われました。剣道部の生徒は、同好会の皆さんに竹ひごの削り方、凧糸を使っての竹ひごの結び方など、一つ一つの工程を丁寧に教えていただきました。

会長宅の納屋で作成の様子の画像 校内で凧の作成の様子の画像 卒業生を送る会の画像
   会長宅の納屋で作成の様子       校内で凧の作成の様子         卒業生を送る会

 凧あげ同好会の皆さんは、小さい頃から住んでいる宮久保地域とそこで生活をしてきた方々を大切にしています。作業している間も会話を楽しみながら、ゆっくりとした時間を共有することができました。会長の神谷さんは、「孫や子が大和南高校の卒業生の方もいる、大和南高校の生徒のために快く協力をしていきたい」と話してくれました。大和南高校としても、部活動で活躍するだけでなく、その若いエネルギーを地域の活性化にも広げる事ができればいいと思います。

平成27年5月4日「第31回宮久保凧あげの集い」

 午前11時、宮久保自治会館で宮久保凧あげ同好会の皆さんによる『凧あげの集い』で新凧の披露がありました。

凧あげの集い1 凧あげの集い2
                     宮久保凧あげの集いの様子

 午後2時、生徒会本部役員、剣道部、書道部、の生徒たちが凧あげに参加しました。
 初夏を思わせるすがすがしい晴天で、南風の中気持ちよさそうに天高く凧はあがっていきました。「万歳!」思わず声が上がりました。大和南高校の『溌氣』『翔』『welcome to the art club』は元気よくあがりました。強風に備えて、凧にしっぽを付けて、バランスをとります。糸目の調整は慎重に、1センチメートルのずれも調整しました。バランスが大切。

剣道部の凧1 剣道部の凧2 剣道部の凧3
                         剣道部の凧『溌氣』

凧あげの様子1
                      凧あげの様子その1

凧あげの様子2 凧あげの様子3
                      凧あげの様子その2

書道部の凧1 書道部の凧2
                       書道部の凧『翔』

美術部『絵凧』と東日本大震災復興祈願の『絆』凧の画像

  美術部『絵凧』と東日本大震災復興祈願の『絆』凧

絵凧の画像 絆凧の画像
      絵凧                 絆凧

 この模様は読売新聞の地方版(5月3日付け)や地元タウン誌にも掲載されました。

掲載記事の画像 大和南高校地域伝統の“凧(たこ)”で交流伝承団体が協力(掲載号2015年4月24日号)

 地域の方々、剣道部OB、そして生徒会本部役員も応援に駆け付けてくれました。生徒も少しずつ動きに慣れてきました。
 こうして、無事に宮久保凧あげ同好会の皆さんと一緒に大和南高校の凧を天高くあげることに成功しました。
 会長さんをはじめ、同好会の方々とふれあい、地域の方々の優しさと、私たちに対する期待を感じることができました。これをきっかけに、今後、さらに地域との新しい関係を築いていきたいと思います。

                    祝い凧天高くあがれの画像
                         『祝い凧』天高くあがれ

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