向の岡工業高等学校

掲載日:2016年3月24日
  • 出前授業ー地域の小学校との連携ー【神奈川県立向の岡工業高等学校】

はじめに 

 本校では、1年生から学んでいる木材加工と測量の技術を活かして、ものづくりの楽しさとその良さ、素晴らしさ、ものづくりは大変手間がかかるが、出来たときの喜びは何ものにも変えがたく、格別であることを伝えたいと考え、平成24年度より課題研究として、近隣の小学生を対象とした出前授業を行っています。

授業日程

  • 対象

 川崎市立久地小学校 5年生 150名(5クラス)

  • 日程

 9月12日 全体会(授業内容説明会)、木工班と測量班による授業(1組)

 9月26日 木工班と測量班による授業(2・3組)

 10月3日 木工班と測量班による授業(4・5組)

 担当生徒 測量班 9名 木工班 10名

準備

  • 測量班

 8月の高校生ものづくりコンテスト神奈川県大会(測量部門)に向けて、4月から日々練習を行いました。高い精度で測定する技術を身につけることができ、県大会にて3位入賞となりました。7月には、本校を会場とし、毎年開催されている川崎北部少年少女発明クラブペットボトル水ロケットの飛距離測定を担当しました。その中で、出前授業に必要な測量技術や小学生とのコミュニケーションのとり方などを学びました。

  • 木工班(キューブパズル)

  文化祭で飾っているモニュメントの廃材を材料とし、再利用して出前授業で使用するパーツの準備を行いました。授業だけでは間に合わないため、放課後や夏休みを利用し、約6,000個の25mm角のキューブ(立方体)と収納ケース用に200枚の用紙を作製しました。キューブは様々な木工機械で加工し、最後は手作業で丁寧に仕上げました。一個当たり12辺×6,000個で72,000辺の面取り作業があり、一番苦労しました。

 5年目は、平成27年度に引き続きわかりやすさの工夫をめざした出前授業を目標に、自己紹介の仕方や説明の仕方について話し合いを重ねました。

出前授業の内容

  • 全体会 

 始めに、体育館にて本校の紹介・各班の出前授業の内容を紹介しました。その後、各班にわかれて授業を行いました。

全体会

      全体会

  • 測量班「自分の歩幅を知ろう」

 20歩歩いた距離から、自分の歩幅を調べる授業を行いました。歩幅を利用すると、家までの距離や指定されたおおよその位置を求めることができる(歩測)ことを説明しました。

 授業の最後に歩測コンテストと称し、歩幅を利用し、誰が一番20mに近いか競い合いました。

歩幅の測定

      歩幅の測定

  • 木工班 「キューブパズル」

 キューブパズルという、25mm角の立方体を27個使用し、3×3×3個の立体になるように、セロテープを利用して2個から4個を1パーツとしてつなげた立体パズル作製の授業を行いました。

自己紹介の様子 キューブパズルと箱

      自己紹介の様子             キューブパズルと箱

 今回の目標である「わかりやすさの工夫」として、話を聞く場面では、しっかりと注目させることや、話しやすいように目線を合わせるなどを意識して授業を行いました。

キューブパズル製作

     キューブパズル製作

まとめ

 本校の出前授業は地域の小学生に「ものづくり」の楽しさを知ってほしいという趣旨でスタートした取り組みです。本校建設科の特色の1つでもある「都市工学コース」と「建築コース」の2つのコースによる「ものづくり」ができないかと考え、試行錯誤を繰り返し、行ってきました。

 平成28年度は小学生への伝え方に工夫をこらした授業展開に重点をおいて取り組みました。練習を何度も繰り返しましたが、本番は緊張のあまり練習どおりにいかない場面もあり、小学生に伝えることの難しさを体験しました。平成29年度以降も引き続き、久地小学校での出前授業を建設科の伝統として続けていきたいと考えています。

お問い合わせ先 

神奈川県立向の岡工業高等学校
電話:044-833-5221

神奈川県

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