厚木清南高等学校

掲載日:2016年2月25日

フレキシブルスクール厚木清南高校の「10周年記念式典・生徒成果発表会」の取組みについて【神奈川県立厚木清南高等学校】

厚木清南高等学校の概要

 本校は、平成17年4月に開校し、平成27年度に11年目を迎えました。全日制・定時制・通信制の3課程が一体となった全国唯一のフレキシブルスクールとして、開校以来10年間で三課程併せて3,700名をこえる卒業生を社会に送り出してきました。フレキシブルとは、英語で「柔軟な」という意味があり、本校は様々な学びのしくみが用意されている単位制普通科の高等学校です。
 例えば、生徒は全日制・定時制・通信制の課程の枠をこえて、学ぶことができます。約150をこえる幅広い選択科目が用意され、生徒自身が自分の時間割を作成します。また、長期休業中の「キャンプ」や「スキー」といった集中講座、連携する専門学校での「校外講座」、さらには「ボランティア活動」、英語検定や数学検定などの「技能審査」といった様々な学校外での学びについても、高等学校卒業の単位として認めています。
 生徒たちは、それぞれの興味・関心や進路希望に応じて自分に合った学びのしくみを利用して、高等学校卒業に向けて学習に取り組んでいます。

「10周年記念式典・生徒成果発表会」

 平成27年11月6日に厚木市文化会館において、「創立10周年記念式典・生徒成果発表会」を行いましたので、その一部を紹介します。第一部の「記念式典」は、通信制の生徒が司会を務め、続く第二部の「生徒成果発表会」では、全日制の生徒が司会を務めました。第二部は全日制・定時制の軽音楽部の演奏で始まりフレキシブルスクールにふさわしい「生徒成果発表会」になりました。

第一部 司会の様子
     第一部 司会の様子

 「生徒成果発表会」では、定時制・通信制の「生活体験発表会」における優秀生徒の発表がありました。2人のうち通信制の生徒による発表は、厚木清南高等学校の前身の厚木南高等学校の通信制課程に入学し、2年で中退しましたが、40歳を前にして働きながら高等学校を卒業することを決意し、厚木清南高等学校で学び直しをしているというものでした。こうした自身の体験を語った発表に、会場からは温かい拍手が送られていました。
 次は、全日制の学習の成果発表です。「コミュニケーション英語Ⅲ」を学んでいる生徒2名が、2年次に行われた研修旅行の思い出を英語で発表しました。スライドの写真を示し、研修旅行の思い出を堂々とスピーチしました。聴衆の方たちも、研修旅行に参加したような気持ちになりました。さらに、「地理B」を学んでいる生徒達が、「厚木清南高等学校周辺地域の変容」を発表しました。学校周辺を歩いて調査した成果について、写真等をふんだんに盛り込んだ分かりやすい発表でした。いずれの発表でも、授業に一生懸命に取り組んでいる素晴らしい生徒の姿を目の当たりにすることができました。
 続いては、通信制映画部の作品上映と、SEINAN祭(文化祭)で全日制の各クラスの発表をPRしたCMの中から、毎年一団体に贈られる「CM大賞」を受賞した作品の上映がありました。いずれもユニークなアイディアとユーモアあふれる演出に、会場のあちこちで笑いが起きていました。
 会場の雰囲気が和やかになり、全日制・定時制のダンス部による発表となりました。部活動は全日制と定時制と、生徒の学びの時間帯が違うため、平日は同じ時間帯で活動することができません。そのため、全日制・定時制別々に、発表を行いました。しかし、舞台袖で出番を待っているダンス部の生徒たちが、異なる課程の生徒たちのダンスに大きな声援を送るなど、ふだんの活動風景では見られない課程をこえた交流も見ることができ、観客からも大きな拍手が送られていました。

ダンス部全日制 ダンス部定時制
     ダンス部全日制               ダンス部定時制

 続いて、全日制の吹奏楽部による演奏がありました。吹奏楽部は部員不足のため一時は存続が危ぶまれましたが、3年前から活動が再開され、10周年記念という晴れの舞台で堂々とした演奏を披露することができました。

吹奏楽部 全日制の様子
             吹奏楽部 全日制の様子
  最後に、全員で校歌を合唱しました。歌詞は、公募に応じてくださった大阪市の方の作品を土台として、生徒やPTAの方も入った会議で決まったものです。曲は久石譲氏によるもので、初代校長が久石氏のファンクラブにメールで歌詞を送ったところ、作曲を快諾してくださり、お願いしたものです。合唱には、平成26年度に定時制の「芸術鑑賞会」でお世話になった、東日本大震災被災地支援活動をしているコーラスグループ「フェリスタス」の皆さんも一緒に参加してくださいました。会場が一つとなった素晴らしい校歌合唱となりました。

校歌合唱の様子
         校歌合唱の様子

今後の10年に向けて

 これからは、生徒一人ひとりに、今まで以上に国際性と多様性、大きく変化する社会情勢に対応できる柔軟な思考力を持つことが求められていきます。厚木清南高等学校は、まさにそんな新しい社会に対応できる有為な人材を育てることを使命としています。現状に満足せず、次の10年に向けて柔軟な学びのしくみをさらに発展させ、充実させていくために、教職員、生徒一人ひとりができることを一つずつ、着実に積み重ねて、より良い学校づくりを続けていきます。

お問い合わせ先 

神奈川県立厚木清南高等学校
電話:046-228-2015

神奈川県

このページの所管所属は 教育局 総務室 です。