城郷高等学校

掲載日:2016年2月25日

城郷高等学校におけるシチズンシップ教育の取組みについて【神奈川県立城郷高等学校】

 本校は、横浜市営地下鉄片倉町駅から徒歩10分の丘の上にあります。横浜駅や新横浜駅からも近いですが、横浜中心部とは思えない、緑豊かな自然環境の中にあります。
 恵まれた立地条件のもと、本校では特に「総合的な学習の時間」で進路と結びつけたキャリアガイダンスを柱として、1年次から系統立てた取組みを行っています。1年次に「自分を知る」というテーマで自分の興味・関心を知るプログラムを行います。2年次には大学・短期大学・専門学校等の出前授業を体験します。この取組みでは、上級学校や職業を理解し、3年次の進路決定につなげていきます。3年次には分野別に「進路研究」を行い、後半は実社会に出てから役立つ知識を身に付けるための「社会研究」を行っています。

シチズンシップ教育

 本校は、県立高校教育力向上推進事業Ver.Ⅱにおけるシチズンシップ教育研究推進校として、シチズンシップ教育の4本柱である政治参加教育、司法参加教育、消費者教育、道徳教育に基づき積極的に取組みを進めています。授業では、地理歴史科、公民科、家庭科を中心にシチズンシップ教育に関する内容を取り上げています。平成27年度は、全学年対象の「交通安全教室」、3学年の「社会研究」で外部講師を招いた「ビジネスマナー講座」、横浜弁護士会から講師派遣を受けた「裁判員制度」の学習、2学年における「ローンの話」、1学年対象の「携帯電話講演会」等を実施しました。

模擬投票の実施

 平成27年12月21日に3学年「総合的な学習の時間」で模擬投票を実施しました。始めに、県選挙管理委員会の方から選挙のしくみについての説明がありました。続いて、選挙公報が配付され、「かながわ選挙カレッジ」のメンバーである3人の大学生が選挙の候補者に扮し、消費税率の引き上げ、成人年齢、オリンピックなどの政策について主張を述べました。

「選挙のしくみについて」説明の様子
  「選挙のしくみについて」説明の様子

 その後、生徒たちは実際の選挙で用いられる記載台や投票用紙、投票箱を使用して、投票を行いました。集計も実際の集計機械を使い、その場で当選者が決まりました。
 生徒からは「今まで政治を知る機会がなく、難しいと思っていたのでいい経験になった」、「生で候補者の声を聞き、実際に投票するということで選挙を身近に感じることができた」、「実際の選挙に近い雰囲気を感じることができたので良い経験ができたし、さらに興味がわいた」と肯定的な感想が寄せられました。
 また選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことについては「政治に関心をもつ良いきっかけになる。メリットの方が大きいのでは」、「上級学校や社会でさまざまな意見を聞くことができる20歳からの方が良いのではないか」などの意見がありました。

模擬投票の様子1 模擬投票の様子2
      模擬投票の様子1             模擬投票の様子2

模擬投票の様子3
      模擬投票の様子3

 授業後の協議会では、選挙の中立性や、外国籍の生徒への配慮、18歳と17歳が混在する中での問題点が話題となり、さらに個人演説会では話の内容よりも、外見や話のうまさが投票行動を左右していることが多かったため、生徒側にも演説内容について理解する力、または事前に内容関連の社会事象について考察しておく等の準備が必要などの意見が交わされました。
 平成28年1月14日には、総務省・文部科学省が作成した副教材『私たちが拓く日本の未来』を使用して、事後学習を行いました。生徒から「どうしたら選挙に行きやすくなるか」などのアイディアを募る場を設けてはどうかという意見も出ました。
 平成28年度には、3年生のクラスに選挙権を持つ生徒と持たない生徒が混在する中で、一部の生徒が実際の選挙に参加することになりますが、生徒の政治や選挙に対する興味や関心をさらに高めるよう、より具体的な取組みを行っていきます。

お問い合わせ先 

神奈川県立城郷高等学校
電話:045-382-5254

神奈川県

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