部活動における事故防止のガイドライン

掲載日:2009年9月18日

部活動における事故防止のガイドライン


部活動における事故防止のガイドライン 全文 [PDFファイル/7.07MB]

はじめに

 平成20年度に保健体育課に報告されました体育関係の事故は、平成19年度と比べまして10件ほど増えております。また、その中には、多くの関係者が予想できないような事故も含まれています。「スポーツに怪我はつきもの」と言われますが、私たち指導者は、子どもたちの健全育成を願い、様々な事故から生徒を守るために最大限の努力をしなければなりません。

 さて、1つの重大事故の影には、29の軽微な事故、そして300の「ひやり・はっと体験」があり、この300の「ひやり・はっと体験」を少なくすることが、事故をなくすための基本であると言われています。

 各学校、又は大会運営を行う専門部等では、校長又は専門部長、運営管理者を中心に、この「ひやり・はっと体験」をヒントとして、事故を起こさない仕組みづくり、組織づくりに取り組んでいただくとともに、万が一、事故が発生した時には、組織として迅速かつ適切な対応がとれるよう、救急車を要請する体制や関係者への素早い連絡等、具体的な対応と手順についても常に再確認し、徹底していただきたいと思います。

 今回、神奈川県高等学校体育連盟の各種目専門部と神奈川県高等学校野球連盟の協力を得て、それぞれが持っている事故防止の専門的なノウハウ、知見を集積し本書を作成しました。各学校での日頃の練習や公式戦等における事故防止に必須の安全配慮事項とともに、指導者が生徒の安全な活動のために配慮すべき一般的な指導内容等を種目毎に記載いたしました。

 また、大会運営や管理責任者、学校における運動部活動の事故防止責任者としての事故防止マネジメント、運動部活動における「注意義務」「危険回避義務」等についてもあらためて理解を深めていただけるよう編集いたしました。

 顧問や外部指導者、学生ボランティアのみなさんには、指導する種目の特性に起因する危険性など、事故防止に必要な知識・理解を深め、日ごろの安全な部活の環境整備をお願いしたいと思います。

 ぜひ本書をご活用いただき、神奈川県の生徒のために事故のない充実した部活動を展開していただきたいと思います。

 最後に、本書の作成に御協力いただいた、神奈川県高等学校体育連盟、神奈川県高等学校野球連盟の関係者の皆様に対し厚くお礼を申し上げ、巻頭のあいさつといたします。

平成21年8月

 

神奈川県教育委員会教育局保健体育課長 
小泉 いづみ

目次

  • はじめに  神奈川県教育委員会教育局保健体育課長   小泉 いづみ
  • 本書の活用について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
  • 事故防止の考え方
    1. 本県の部活動中に起きた事故の現状 ・・・・・・ 2
    2. 事故防止の概念 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
    3. 事故の分析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
    4. 教員に要求される注意義務の範囲 ・・・・・・・・・ 4
    5. 事故防止のマネジメント ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6
  • 事故防止のガイドライン
    1. 陸上競技 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
    2. 水泳 ・・・・・・・・・・・・・・・・11
    3. バレーボール ・・・・・・・・・・・・・12
    4. バスケットボール ・・・・・・・・・・・・・・・・・13
    5. ソフトテニス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
    6. 体操競技 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
    7. バトミントン ・・・・・・・・・・・・・・・・18
    8. ラグビーフットボール ・・・・・・・・・・・・・・・・20
    9. サッカー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
    10. ハンドボール ・・・・・・・・・・・・・・・・22
    11. 相撲 ・・・・・・・・・・・・・・・・23
    12. 卓球 ・・・・・・・・・・・・・・・24
    13. ソフトボール ・・・・・・・・・・・・・・・25
    14. 剣道 ・・・・・・・・・・・・・・・28
    15. 柔道 ・・・・・・・・・・・・・30
    16. 登山 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
    17. 弓道 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34
    18. テニス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35
    19. ボクシング ・・・・・・・・・・・・・・・37
    20. レスリング ・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
    21. ホッケー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
    22. ヨット ・・・・・・・・・・・・・・・41
    23. フェンシング ・・・・・・・・・・・・・・・42
    24. ウェイトリフティング ・・・・・・・・・・・・43
    25. スキー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44
    26. アーチェリー ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
    27. 自転車競技 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49
    28. 空手道 ・・・・・・・・・・・・・・・・50
    29. アメリカンフットボール ・・・・・・・・・・・・・・51
    30. ライフル射撃 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・52
    31. ダンス ・・・・・・・・・・・・・・・53
    32. 少林寺拳法 ・・・・・・・・・・・・・・・54
    33. カヌー ・・・・・・・・・・・55
    34. なぎなた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・56
    35. ボウリング ・・・・・・・・・・・・・・・・・・58
    36. 野球 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58
  • 資料 ・・・・・・・・・・・・・・・・60

本書の活用について

  • 本書は、部活動顧問、外部指導者、ボランティア学生を含めた、部活動指導者に向けた事故防止に対する考え方と各種目の特性に応じた事故防止のガイドラインについてまとめています。
  • 生徒の実態、学校施設の状況、各種大会のレベル等により、安全配慮の内容は様々であり、それぞれの状況に応じたきめ細かい配慮が求められます。 したがって、事故防止には、基本的な配慮事項と併せて、種目ごとに潜む危険要因を理解し、危険を回避するための適切な配慮が必要です。
  • 不十分な安全配慮や不適切な対応により、事故が発生しないよう、生徒の実態と外部環境等を適切に把握し、事故防止と事故発生時に組織的な対応ができるよう本書をご活用ください。
  • 併せて、「運動時における安全指導の手引き(総論編)<平成14年3月発行>」、「運動時における安全指導の手引き(種目編)<平成15年3月発行>」をご活用ください。
  • また、本書の種目ごとの事故防止のガイドラインについては、作成に協力していただいた団体からの変更・修正に応じてホームページ等で改訂版を発行しますので、最新のものをご活用ください。

 

<指導者への配布について>

  •  全ての部活動の指導者に配付してください。
  •  指導種目毎に、次のように抜粋して、配布してください。

    ※ 必要に応じてページ等を増刷してください。

指導者への配布について

 

事故防止の考え方

過去5年間の事故報告(クリックするとPDF形式で拡大します)

 

1 本県の部活動中に発生した事故の現状

 過去5年間(平成16年度から20年度)に県教育委員会保健体育課へ報告された運動時に発生した事故は、部活動中の割合が最も高く、68%を占めている。(図1)

 さらに部活動の種目別の事故件数は、野球がもっと多く、次いでサッカー、陸上競技の順で、以降は球技を中心に発生が多い状況である。(図2)

 

 負傷内容については、眼球損傷や眼底骨折、脳震盪や脳挫傷、頸椎や腰椎の損傷、四肢の骨折、熱中症、内臓損傷等重大事故が含まれており、生涯にわたり障害が残る事例や死亡事故も発生している。
※ 保健体育課に報告される事故は、頭部、顔面、脊椎、腹部などの正中線上の負傷や入院が必要な負傷を負う事故等で、軽微な怪我は含まれない。

過去5年間の種目別事故件数(クリックするとPDF形式で拡大します)

2 事故防止の概念

 事故が発生すると、それは天災であるとか、運が悪かった、偶然だった等、不慮の事故として論ずることがある。

事故発生の原因

 しかし、事故発生後にその原因を調べてみると、それは、何らかの原因があってその結果生じたものであり、複数の原因が重なりあって起こるものである。例えば、同じ行動をとっていても、ある生徒だけに何度も事故が発生したり、特定の場所で事故が発生したりすることがある。これらの事例を分析すると、そこには必ず何らかの原因があり、その原因を取り除けば事故は防止できると考えられる。

 また、日頃より、傷害に至らない事故誘因「ひやり・はっと」事例についても思慮を巡らせたい。

3 事故の分析

 事故は多くの要因が複合して起こるものである。事故の原因を単一的な要因と結論づけるのではなく、問題点を総合的に検討していきたい。

 学校事故事例を解明する方法として、次の事故要因分析の特性要因図を示すので、各学校やグループでの事故防止研修等で扱っていただきたい。

事故要因分析のための特性要因図(クリックするとPDF形式で拡大します)


4 教員に要求される注意義務の範囲

 部活動は学校教育活動の一環として位置付けられており、これを実施する学校は、参加する生徒の生命身体の安全を期すため、万全のそちをとるべき義務を負っている。

 そのためには、指導にあたる教員は、外部環境や生徒の能力等を勘案し、発生する可能性のある危険を予見し、これを回避すべく適切な予防そち等をとらなければならない。

 具体的には、指導にあたる教員には、児童・生徒の発達段階と能力に応じた活動計画を立てること、生徒の健康状態と能力を把握すること、生徒の安全に配慮した適切な指導を行うこと、立会、監視の体制をとること、事故が起きた場合に救護等の適切な事後そちをとること等の義務が課せられている。このほか、各種の大会や対外試合等であれば、大会の主催者、運営者等にも安全義務が課せられている。

 これらのそちをとらず事故が発生した場合は、指導にあたる教員のほか、さまざまな段階で当該事故に関与した者に過失が問われることとなる。

 

(1)活動計画

 事故を防止するために、対象となる生徒の年齢、知能、体力、技能等に応じた適切な活動計画を策定する必要がある。

 特に合宿等の場合は、平常よりもある程度厳しい練習が課せられることがあり、対象生徒の経験、技量、体力等を踏まえて過度にならない範囲の活動に努めるとともに、参加する生徒の健康状態や技量等をより適切に把握することが必要である。

事故発生の原因

(2)生徒の健康状態と能力の把握

 部活動においては、指導担当教員等が生徒の判断能力、技能を適切に把握し、これに見合った指導が行われることによって、事故の防止につながる。

 特に激しい身体活動を伴う種目を実施する場合は、その指導にあたる教員等は、生徒の健康状態や技能、体力等に留意し、疲労が著しい場合や技能が未熟な場合には、試合への出場を見合わせる等、生徒の安全に配慮すべき義務を負っている。

 また、相手と激しく接触したり衝突したりすることが多い競技では、相手と技能、体力等に差があればあるほど危険性が増大すると考えられることから、相手チームの実力にも注意を払う必要がある。

 

自己点検の習慣化

 各自が自分の調子を観察し、調子の悪い時には休んだり、軽く運動して調子を見たりするなどの対応ができるよう、日ごろから指導しておくことが大切である。

 ※ 運動強度と自分の脈拍数との関係(日頃から調べさせておく)

 ※ チェックリストを作成し、できれば対処の仕方も作成しておく

メディカルチェック

 内科検診と整形外科検診を定期的に受けることが必要であり、調子の悪い時にはいつでも検診が受けれるよう専門医師(学校医等)との連携が図られることが望まれます。

 

(3)適切な指導(事故回避のためのそち)

 指導教員は練習中や試合中の不慮の事故を避けるため、対象となる個々の生徒の状況や能力に応じて安全に配慮した適切な指導をすべき義務を負っていることから、危険性を高めるような指導をしたり、十分な準備もなく、いきなり高度な技術が必要な行為をさせたりしてはならない。

 よって、指導する種目には、どのような危険が内在するか的確に予見し、事故回避のために適切なそちをとることが要求される。

個人差への考慮

 中学生や高校生の時期は個人差が顕著になることから、生徒の発育発達を十分理解し、個々の能力、体力などにあった運動を行わせるようにする。

段階的な指導

 基礎体力を身につけさせ、易しい技術から段階的に難しい技術を身に付けさせるように配慮する。

挿絵

暑熱環境下における指導

  • 環境条件に応じた運動と適切な休息をとること。
  • 失った水と塩分を補給すること。
  • 熱を逃がす工夫をすること。
  • 体調不良は無理をさせないこと。

  なお、気温が35度を超える場合には、皮膚温よ気温の方が高くなり、熱中症の危険性が極めて高くなるので、運動   は原則として中止とする。

      ※ 平成19年8月17日付け「熱中症の予防」について(通知)参照

(4)監視体制

 水泳等、事故が発生しやすく、しかもいったん事故が生じれば生徒の身体・生命に重大な結果をもたらす種目については、直ちに異常が発見できるような体制を整えておく必要がある。その体制の程度は、生徒の能力、指導内容の危険性も勘案し判断する必要がある。

(5)立会・救助体制

 部活動は、同好の生徒が任意に参加して行う活動であり、生徒が高いレベルの技術、適切な判断能力を有している場合には、顧問教員が常にこれに立ち会う義務があるとは言えないが、重大な事故が発生する危険性を有している種目の場合には、顧問教員が練習に立ち会って、事故を防止する義務がある。また、万が一の事故に備え、救命用具等を準備したり、応急処置ができる体制を整えておくことが必要である。

(6)救護等の適切な事後そち

 万が一、事故が起こったときは、教員等は被害を最小限にするため、適切なそちをとらなければならない。具体的には、生徒の状況を的確に把握すること、適切な応急手当をとり、場合によっては養護教諭との連携により、医師の診断を仰ぐ等、被害の拡大を防止するための救護そちをとらなければならない。また、負傷生徒の保護者への報告等も必要である。

(7)大会の主催者、運営者等

 生徒の生命身体に対する危険性が内在している種目について競技会等を開催するにあたっては、主催者、運営者等はその内在する危険性に対し、計画の準備段階から実施段階に至るまで、適切なそちをとることが必要である。また、競技が危険を伴うものである場合には、大会参加者が安全に競技できるように配慮し、救助を要する事態が発生した場合に、直ちに救助する義務を負うことになる。

5 事故防止マネジメント<安全対策の改善による事故防止>

【事故防止のマネジメント(PDCAサイクル)例】 :クリックするとPDF形式で拡大します。

【事故防止のマネジメント(PDCAサイクル)例】 :クリックするとPDF形式で拡大します

【事故防止のマネジメント(PDCAサイクル)具体例】 :クリックするとPDF形式で拡大します。

【事故防止のマネジメント(PDCAサイクル)具体例】 :クリックするとPDF形式で拡大します

 

事故防止のガイドライン

1 陸上競技 (PDF:221KB)

事故防止のための5か条
【投てき種目】

  1. 指導者・生徒とも安全確保の手段・方法を熟知し、確実に実行する。
  2. 安全な場所・施設・用具を使用する。
  3. 投てきの際、それを周知し確実に呼応するなどの安全確認を徹底する。
  4. 練習時の約束事を徹底し、人は投てき方向に立たない、立ち入らせない。
  5. 危険を感じたときには、大声や笛等により投てきを中止させる。

事故防止のための5か条
【トラック種目・跳躍種目・競技会運営・熱中症対策】

  1. 安全な場所・走方向・施設・用具を使用する。
  2. 競技会においては、競技役員・指導者・生徒とも安全確保の手段・方法を熟知し、確実に実行する。
  3. 練習場所を明確に区分し周知徹底を図る。
  4. 競技場トラック、フィールド内へは、競技会出場の競技者、競技役員、補助員以外立ち入らない。
  5. 天候・気温・湿度への注意を怠らず、熱中症の防止に努める。

2 水泳 (PDF:264KB)

事故防止のための5か条

  1. 監視体制を整え、監視を徹底する。
  2. 施設や設備、用具、水質の安全点検を行う。
  3. 健康状態の把握に努める。
  4. 活動内容を、個々の能力に合わせて計画する。
  5. 安全指導を徹底するとともに、事故発生時の対応について訓練を行う。

3 バレーボール (PDF:269KB)

事故防止のための4か条

  1. 安全な場所・用具を使用し、その取扱いに注意する。
  2. 体力や能力にあった段階的指導を徹底する。
  3. バレーボール競技の特性を充分に理解する。
  4. ボールの動きに注意し、危険な状況になる前に声をかける。

4 バスケットボール (PDF:455KB)

事故防止のための4か条

  1. 自分の体調は、自分で管理すること。
  2. 行動する意志とやめる勇気を持つこと。
  3. バスケットボールの特性を理解すること。
  4. 予防と活動後のケアを大切にすること。

バスケイラスト

5 ソフトテニス (PDF:328KB)

事故防止のための4か条

  1. 怪我防止のためにしっかりウォームアップをする。
  2. 所かまわずラケットを振らない。
  3. 炎天下の練習に注意。
  4. 日ごろからのコート管理をしっかりする。 (安全チェック)

6 体操競技 (PDF:773KB)

事故防止のための3か条

  1. ストレッチ、筋力トレーニングを十分に行うなど、練習前のコンディションづくりを怠らない。
  2. 個人のレベルに応じて段階的に練習に取り組むなど、技能レベルを十分認識する。
  3. 器具点検、着地マットの整備など安全面に留意し、練習環境を整える。

7 バドミントン (PDF:332KB)

事故防止のための5か条

  1. ポール(支柱)、ネットの安全管理とともに、使用後のシャトルの整理を行う。
  2. コートに入る人数や床に落ちたシャトルの取扱いなど、安全な練習環境に心がける。
  3. 当日の天候に留意し、定期的な換気を心がける。
  4. 外気を遮断した中での激しい活動となるため、選手の健康状態に配慮するとともに、個々で必要に応じ休息をとるなど、自己管理能力を育てる。
  5. 靱帯損傷や熱中症などの傷害に陥りやすいことから緊急時の連絡体制を整える。

8 ラグビーフットボール (PDF:225KB)

事故防止のための4か条

  1. 接触プレーが特性であるため、事故に対する注意、プレー指導に関する正しい知識が必要!
  2. 「少人数から多人数へ」「ゆっくりした動作から速い動作へ」といった段階的な指導が必要!
  3. ルールを遵守するというラグビーの理念は傷害の予防にもつながることを理解させることが必要!
  4. 傷害についての正しい知識と正しい処置法を身に付けておくことが必要!

9 サッカー (PDF:16KB)

事故防止のための5か条

  1. 指導者・生徒とも安全確保の手段・方法を熟知し、確実に実行する。
  2. 安全な場所・施設・用具を使用する。
  3. 無理のない計画をし、適切な休養をとるなど日頃からの健康管理に努める。
  4. 天候・気温・湿度に注意を怠らず.熱中症の防止に努める。
  5. 生徒の筋柔軟性、骨アライメント、負傷した部位のチェックなど、自ら予防を行わせる事が多くの外傷、傷害予防につながる。

10 ハンドボール (PDF:79KB)

事故防止のための4か条

  1. コート面の整備にとどまらず、付帯設備の安全確保を常に心がける。
  2. 正確なキャッチングとチーム全体での危険回避がボールによる事故を防ぐ。
  3. 技術段階、発達段階に応じたトレーニングによって使いすぎ症候群を回避する。
  4. 危険なプレーや状況について、選手・指導者・審判が共通の見解を持ち、ゲーム中のみでなく、日頃の練習から安全に対する意識とフェアプレーの精神を重視する。

11 相撲 (PDF:274KB)

事故防止のための4か条

  1. 日頃より自らの体調を十分に管理する。
  2. 練習並びに試合前において、入念に準備運動(ストレッチ等)を行う。
  3. 激しい動き、変化、スピードがある攻防が要求されるので、補強運動等により、体力・運動能力を十分に高めておく。
  4. 土俵及び土俵周辺の十分な整備と整頓をする。

12 卓球 (PDF:359KB)

事故防止のための5か条

  1. 卓球用具・床の点検をこまめに行い、整備された環境で活動する。
  2. 卓球台の間隔をできるだけ広く取り、 常に他の競技者の動きに注意する。
  3. 自分の体力や技能に合った練習をする。
  4. 暗幕で閉め切った室内は、夏場はかなりの高温になるので、定期的に換気や水分補給、休憩を行う。
  5. 医薬品や、水や氷の準備をし、緊急時の連絡体制を確認しておく。

13 ソフトボール (PDF:232KB)

事故防止のための3か条

  1. 施設、設備やボールやバット、スパイクなどの用具を適切に管理し、安全に留意しながら使用する。
  2. 段階的指導を徹底させ、個々の技術や技能に応じた練習や活動を行う。
  3. 健康や安全に対する配慮を充分にし、またその事に関する知識を自ら進んで身に付ける。

14 剣道 (PDF:295KB)

事故防止のための5か条

  1. 段階的指導を徹底し、適切な練習計画を立てること。
  2. 練習場所(特に素足で行うため床)、用具(竹刀等)の安全を確保する。
  3. 練習の約束ごとを徹底し、衝突などを防ぐ。
  4. 天候・気温・湿度に注意し、熱中症の防止に努める。
  5. 疲労性疾患を防止するため、練習後のアイシングやストレッチを実施する。

15 柔道 (PDF:37KB)

事故防止のための5か条

  1. 練習計画は目標を明確にし、計画に沿って系統的、発展的に行えるように、段階的、継続的に作成する。また、練習日誌などの記録もしっかりとしておく。
  2. 練習は規範意識を高め、正しいルールやマナーを守り、順序に沿った段階的な取組を行う。
  3. 練習前の健康状態を確認するとともに、練習中の休憩( 水分補給)や接触事故、初心者への配慮を怠ってはならない。
  4. 練習前には道場などの安全点検や服装などの確認、自然環境(通風・換気)などへの配慮が必要である。
  5. 健康管理とコンディショニングには充分配慮し、バランスの取れた食事や練習前後のウォーミングアップとクーリングダウン、メンタルトレーニングなどは積極的に取り組む必要がある。

16 登山 (PDF:338KB)

事故防止のための3か条

  1. メンバーの技術を考え、無理な計画は立てない。
  2. 顧問・生徒ともに安全登山の技術を身に付け、山行中は顧問の指示に従う。
  3. 沢、岩、積雪期の登山は「神奈川高校三原則」を基準にすること。→ 高校登山教程(高体連登山部編)参照

17 弓道 (PDF:13KB)

事故防止のための3か条

  1. 弓道場の安全確保

    • 安土の後方への矢の飛び出しを防ぐ。的正面に向かって右側に出る矢を防ぐ。
    • 弓道場外からの部外者やボールなどの侵入を防ぐ。
    • 巻き藁練習の安全な場所の確保。
  2. 用具の確認 毎日、矢・弓・ゆがけが破損などしていないか確認してから使用する。
  3. 指導者の確保 弓道を安全に行うためにも熟練した指導者がいることは必要。

18 テニス (PDF:41KB)

事故防止のための5か条

  1. コート・用具の点検をこまめに行い、整備された環境で活動する。
  2. 自分に合ったラケットやコート、足に合った靴を使用し無理のない状況で活動する。
  3. 常に競技者の動きとボールの位置に注意する。
  4. 自分の体力や技量に合った練習をする。
  5. 炎天下でのコートはかなりの高温になるので、帽子の着用や水分補給をこまめに行う習慣を身に付ける。

19 ボクシング (PDF:251KB)

事故防止のための4か条

  1. 健康管理と施設・用具の安全管理の徹底。
  2. 栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠。
  3. 適正体重を見極め、無理な減量はさせない。
  4. 技量に応じた練習および試合への参加。

ボクシングイラスト

20 レスリング (PDF:304KB)

事故防止のための4か条

  1. ルールやマナーを厳守しよう。
  2. ウォーミングアップは十分な時間をとり、行うようにしよう。
  3. 対戦(練習)相手は体力・技能ともに同等の者と組むようにしよう。
  4. 過度な減量は絶対にやめよう。

21 ホッケー (PDF:13KB)

事故防止のための3か条

  1. 基本技術を習得する。
  2. 状況に応じた的確な自己判断力を育てる。
  3. 人間尊重

    (フェアプレーを重んじる競技であり、フェアプレーの精神を心がける。)

22 ヨット (PDF:30KB)

事故防止のための5か条

  1. 事前の気象情報の収集と分析(観天望気)
  2. ライフジャケットの着用  (出艇から帰着まで)
  3. 救助艇の確保  (耐候性があるもの)
  4. 通信・連絡手段の確保  (携帯電話・無線の装備)
  5. 臨機応変な判断  (人命を最優先)

ヨットのイラスト

23 フェンシング (PDF:15KB)

事故防止のための3か条

  1. 装備(防具)を正しく装着しよう。

    防具の不備は重大事故につながる危険性があります。

  2. 正しい剣の操作を心がけよう。
  3. 装備の安全確認を徹底しよう。

24 ウェイトリフティング (PDF:14KB)

事故防止のための3か条

  1. 本格的な運動の前後のウォーミングアップとクーリングダウンを入念に行う。
  2. 常に正しいフォームの習得を目指す。
  3. 適切な用具(スクワット・デッドリフト等での腰ベルト、シャフトをさわる際のバンデージ)を使用し、身体への負担を軽くする。

25 スキー (PDF:594KB)

事故防止のための4か条

  1. コース周辺の障害物やスキーヤーの有無を確認した上で競技を行う。
  2. 自然環境・コース状況の変化に細心の注意を払って競技を行う。
  3. 選手の健康状態を常に把握した上で競技を行う。
  4. スキー、ブーツ、ヘルメットなどの用具選びを慎重に行い、それらを入念に手入れすることに加え、正しく着装した上で競技を行う。

26 アーチェリー (PDF:340KB)

事故防止のための5か条

  1. 人のいる方向へ向いて弓を引かない。(たとえ矢をつがえていなくても)
  2. 安全が確保出来る環境以外では、絶対に弓を引かない。
  3. 弓具は常に点検し、他人の弓具に無断で触れない。
  4. 自分の体力でコントロールできる強さの弓具を使用する。
  5. 行射規則に従う。

27 自転車競技 (PDF:25KB)

事故防止のための3か条

  1. 競技規則を十分に理解し、それを遵守する!(特に公道での交通法規・マナーは絶対に守ること)
  2. 自転車の整備不良や整備ミスは重大事故につながるので、人任せにするのではなく、選手自らが日頃から車体整備を怠らない!
  3. 熱中症防止のため、水分や塩分などを適切にとること!

    ※その他、詳細については競技規則集および

    自転車競技指導書を参照すること

28 空手道 (PDF:274KB)

事故防止のための3か条

  1. 段階的指導を徹底させ、無理な練習はさせない。

    基本動作の反復練習の徹底(突き技・蹴り技・防御等の習得)

  2. 組手練習時は安全具の装着を徹底させる。

    • (公式戦)(1)ボディープロテクター・拳サポーター・メンホー・ファールカップは義務付け
    • (2)マウスピース・シンガード、インステップガードは推奨
  3. 相手の人格を尊重する精神の涵養あくまでも教育の一環であり“人格の完成”を目指す。

29 アメリカンフットボール (PDF:298KB)

事故防止のための4か条

  1. 危険なプレーの禁止(クリッピング、チョップブロックなど)。
  2. 正しいブロック、タックルの徹底。
  3. 正しい基本的な身体操作を身につける。
  4. 防具(ヘルメット、プロテクター、ニー・サイ・ヒップパッド、マウスピース)の点検。

30 ライフル射撃 (PDF:13KB)

事故防止のための4か条

  1. 銃口を絶対に人に向けない。
  2. 射撃時以外には引き金に触れない。
  3. 弾はみだりに装填しない。
  4. 射場において射場長の許可無く射線より出ない。

31 ダンス (PDF:19KB)

事故防止のための4か条

  1. 個人の能力(体力、技能、経験)や性別を考慮した練習計画にこころがける。
  2. ケガや慢性疾患を自ら防ぐための自己管理能力を育成する。
  3. 様々な「動き」を要求されるため、「動き」の特性を理解し、有効な練習と効果的なトレーニングを行う。
  4. 定期的なメディカルチェックを行う。

32 少林寺拳法 (PDF:24KB)

事故防止のための3か条

  1. 事前に十分な準備運動・ストレッチ・柔軟体操等を入念に行う。
  2. 段階的練習を徹底させ、必要に応じて拳サポーター・胴などの防具を着用する。
  3. 投げ技の練習をする場合は、まず前受身・後受身などの基本的受身を習得してから臨む。必要に応じてマットを使用し、充分なスペースを確保して行う。

33 カヌー (PDF:33KB)

事故防止のための3か条

  1. 気象等自然条件をしっかりと把握すること。
  2. 体格、漕法にあった道具を選択すること。
  3. ライフジャケットの正しい装着を徹底すること。

カヌーイラスト 

34 なぎなた (PDF:13KB)

事故防止のための5か条

  1. 生徒の体力や技能を考慮した練習計画を立てる。
  2. 道場の安全管理や衛生管理を徹底する。
  3. 十分な準備運動を行う。
  4. 長物を扱う競技なので、周囲の人や物と十分な距離を確保する。
  5. 生徒の体調や疲労度に応じ、休憩や水分補給を行う。

35 ボウリング (PDF:44KB)

事故防止のための3か条

  1. 投球前後にはストレッチ等を必ず行う。
  2. 自分に適した道具(ボール・シューズ・リスタイ等)を使用する。
  3. 投球のテンポ・間隔を乱さない。

ボウリング

36 野球 (PDF:333KB)

事故防止のための4か条

  1. 用具や設備の破損による事故を防ぐために、点検や管理を怠らずに行う。
  2. イレギュラーバウンドによる事故を防ぐために、グラウンドを整備するなど、環境面の安全対策に万全を期す。
  3. 打撃練習中の打球直撃による重大事故を防ぐために、ヘッドギアの着用や防球ネットの適切な配置などを徹底させる。
  4. 他部活とのグラウンド共用による事故を防ぐために、練習方法の工夫や危険回避対策の充実を図る。

資料 (PDF:41KB)

  • 熱中症の予防について(通知)

   (平成19年8月17日)

  • 運動部活動における事故防止について(通知)

   (平成21年4月15日)

  • 運動時における事故防止について(通知)

   (平成21年6月3日)

関連情報

かながわ部活ドリームプラン21

かながわ部活ドリームプラン21 versionⅡ 冊子表紙












改訂版 部活動指導ハンドブック(2011年1月改訂)

部活指導ハンドブック

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