収蔵資料展示「古文書・公文書は面白い!」

掲載日:2017年4月14日
 平成5年に収蔵資料数およそ46 万点で開館した神奈川県立公文書館は、現在では70 万点を超える資料を収蔵しています。神奈川県の各組織で作成された歴史的公文書や行政刊行物、戦国乱世や江戸時代の神奈川の歴史を伝える古文書、さらに明治・大正・昭和を生きた人々の営みを知ることのできる私文書と、公文書館の書庫には多岐にわたる資料が保存されています。
 この収蔵資料展示「古文書・公文書は面白い!」では、公文書館が収蔵するこうした資料を広くご紹介することを目的としています。開館以来、公文書館で開催してきた企画展示やミニ展示の成果をふまえつつ、新たな視点も盛り込み、8つのテーマを取り上げました。それぞれのテーマごとに資料を厳選し、興味を持っていただける内容となるよう企画構成しています。
 本展示を通して、公文書館が収蔵する多様な資料の魅力を感じ取っていただければ幸いです。

展示名 

収蔵資料展示「古文書・公文書は面白い」

ポスター

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展示期間・場所等

期間

平成29年4月16日(日曜)から平成29年11月5日(日曜日)まで

休館日

 毎週月曜日と祝日及び月曜が祝日の場合の火曜日は休館
 公文書館カレンダー

時間

午前9時から午後5時

展示場所

神奈川県立公文書館1階展示室(横浜市旭区中尾1-6-1)
(相鉄線二俣川駅から徒歩17分、または相鉄バス「運転試験場循環」で「運転試験場」下車徒歩3分)

入場無料

展示概要

1 神奈川県の成り立ち

 現在の神奈川県域は、江戸時代以前の相模国と武蔵国の一部からなっています。明治時代になると、この地域には横浜を中心とする神奈川県と、小田原を中心とする小田原県(後に足柄県)が置かれました。また神奈川県には、現在の東京都の市部(三多摩地域)が属しており、県域は現在よりも広範囲でした。
 では、神奈川県はどのような経緯で現在の県域になったのでしょうか。このコーナーでは、現在の神奈川県域が確定するまでの過程を紹介します。

2 県のシンボルづくり―戦前戦後の県民意識形成の試み―

 関東大震災からの復興期に起こった昭和恐慌、戦後占領下での食糧難やインフレは、どちらも経験したことがないような社会不安の時期でした。こうした時に、県はシンボルとなる県章、県歌などを一般から募集して制定しました。
 なぜ県はこのような試みを行なったのでしょうか。ここでは、当館収蔵資料の中から、制定の経緯などが分かる資料を取り上げ、その歴史について紹介します。 

3 村のくらしと年中行事

 古来より日本の村のくらしは農耕を中心として営まれ、毎年決まった時期に行われる年中行事は農耕と密接に結び付く形で受け継がれ発展してきました。
 このコーナーでは、人々が自然の恵みと脅威の中で、農作物の豊作に切なる願いを込めた行事や祭事はどのように行われ、また変化してきたのか、四季それぞれの季節の中において神奈川で伝承されてきた行事のいくつかを取り上げて紹介します。

4 江戸時代の鎌倉・江の島めぐり  

 現在、観光地として毎年多くの人が訪れる鎌倉・江の島は、江戸時代から参詣・物見遊山の地としてにぎわいをみせていました。
 ここでは、江戸時代に鎌倉・江の島を訪れた人が書き残した旅の記録、「道中日記」を中心に、江戸時代の庶民の旅と、鎌倉・江の島での足跡を紹介します。 (パンフレット [PDFファイル/564KB]

5 山口コレクションの世界 (展示資料入れ替え)

 公文書館が収蔵する「山口コレクション」は、山口八十八(やそはち)が収集した幕末から明治期の書簡を中心とした資料群で、その数は1,000 点以上にのぼります。坂本龍馬、西郷隆盛、岩倉具視等、歴史的にも大変興味深い書簡を多数含むと同時に、明治維新を駆け抜け近代日本を作り上げた人々の筆跡を堪能することができます。

6 震災と復興の記録 (展示資料入れ替え)

 熊本地震、鳥取県中部地震…昨年も各地で大震災が発生し、甚大な被害がもたらされました。どこで地震が起きてもおかしくはありませんが、一方で、時の経過による震災記憶の風化が課題として挙がっています。この章では、関東大震災と東日本大震災にスポットを当て、震災の被害の様子や復興に向けての活動を紹介いたします。

7 公文書館資料にみる、公文書館開館までの歩み (新規)

(1)神奈川県史編集事業と県立文化資料館

 来年で開館二十五年を迎える当館の前史は、開館の四半世紀前に始まった『神奈川県史』編集事業を起点とします。県史編集の過程で広範な地域資料が収集されると同時に、県で保存期間が満了した公文書の中からも歴史を証す史料として価値ある書類が残されました。
 それらの膨大な収集資料を一元的に保存し利用に供する施設が当初から識者からも求められ、県立文化資料館として結実します。しかし、制度的な面などから当初の期待に十全に応えられない状況が続きます。

(2)情報公開制度と公文書館制度の一体的整備

 「開かれた県政」を標榜する長洲知事の下、知る権利を保証し県政を県民との共同作品とするべく「情報公開」が政策課題としてクローズアップされます。庁内や外部有識者による調査研究や検討が進められ、昭和五十八年には都道府県としては初の情報公開条例が制定されます。
 一方、公文書に関しては、保管スペースの狭隘化が進む一方、現用公文書の情報公開に加えて、非現用文書を歴史的公文書として選別し利用に供する制度(公文書館の設置)の実現が求められます。

8 かながわの鉄道「市内電車の系譜」

 公文書館には、鉄道やバスなどの公共交通に関する資料が多く収蔵されています。
 神奈川県では日本初の鉄道(新橋から横浜間)や、日本で3番目、関東では初となる電車(大師電気鉄道)、日本で初めてのトロリーバス(川崎市)が生まれました。
 このコーナーでは、かつての街の移動手段の主役であり、多くが過去のものとなった「市内電車」を、公文書などからたどっていきます。

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