重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

掲載日:2017年11月1日

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

感染経路

  重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは、SFTSウイルスに感染することによって引き起こされる病気です。ウイルスを有するマダニに咬まれることにより感染します。多くの場合、マダニに咬まれてSFTSウイルスに感染すると考えられますが、マダニに咬まれた痕が見当たらない患者もいます。SFTSウイルスに感染し、発症している野生動物やネコ・イヌなどの動物の血液など体液に直接触れた場合に、感染することもあります。

  重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、2013年1月、SFTSの患者(2012年秋に死亡)が国内で初めて確認されて以降、毎年60名前後の患者が報告されています。

   これまでのところ、SFTSの患者は、西日本を中心に発生していますが、徐々に患者発生が確認された地域が広がっています。これまでに患者が報告された地域以外でもSFTSウイルスを保有するマダニや感染した動物が見つかっています。SFTS患者の発生が確認されていない地域でも注意が必要です。

* 神奈川県では発生しておりません。(2017年8月31日現在)  SFTS症例の届出地域

〈参考〉 感染症発生動向調査で届出られたSFTS症例の概要(国立感染症研究所)

      SFTS症例の届出地域(国立感染症研究所) [その他のファイル/146KB] 

症状

   主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)です。重症化した場合は、死亡することもあります。

治療法は?

  現時点では重症熱性血小板減少症候群(SFTS)には、有効な治療法はありません。症状に応じた対症療法が行われます。

予防策は?

  マダニに咬まれないように気をつけることが重要です。これは、SFTSだけではなく、国内で毎年多くの報告例がある、つつが虫病や日本紅斑熱など、ダニが媒介する他の疾患の予防のためにも有効です。特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まるため注意が必要です。

【主な予防策】

(1)草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくします。

(2)服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がおすすめです。

(3)虫除け剤でDEET(ディート)という成分を含むものには、服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があります。

(4)屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認して下さい。特に、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏などがポイントです。

* マダニに吸血された場合には、無理にマダニを引き抜こうとはせず、皮膚科などを受診してマダニを除去してもらってください。

【マダニについて】

● マダニは、屋内で普通に見られるダニとは違います。食品等に発生するコナダニや衣類や寝具に発生するヒョウヒダニなど、家庭内に生息するダニとでは全く種類が異なります。また、植物の害虫であるハダニ類とも異なります。

● マダニ類は、固い外皮に覆われた比較的大型(種類にもよりますが、成ダニでは、吸血前で3から8mm、吸血後は10から20mm程度)のダニで、主に森林や草地等の屋外に生息しており、市街地周辺でも見られます。

 

 

詳細は、厚生労働省ホームページをご覧ください。

 厚生労働省 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

 厚生労働省 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(第4版)

 

 

神奈川県

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