第58回関東ブロック民俗芸能大会の開催結果について

掲載日:2016年12月2日

関東ブロック民俗芸能大会について

関東ブロック民俗芸能大会は、昭和34年に第1回の大会が開催され、関東甲信越静1都10県で毎年持ち回りで                  開催しています。                                                                            今年の第58回大会は、平成28年10月23日(日曜日)に県立青少年センターで開催いたしました。                               県内で唯一ユネスコ無形文化遺産に登録されている『チャッキラコ』(三浦市)、現在では、箱根と御殿場のみに                        伝承される『湯立(ゆたて)獅子舞』(箱根町)のほか、関東各地の歌舞伎や神楽、お囃子(はやし)などさまざまな                        民俗芸能が上演されました。  

出演団体

1 大前神社の式三番(おおさきじんじゃのしきさんば)                                                   

   大崎郷土芸能振興会(新潟県南魚沼市)/県指定無形民俗文化財

大前神社の式三番とは                                                                                            越後三山の一つ八海山麗の魚沼市大崎地区にある、大前(おおさき)社の例祭で、奉納芝居幕開けの儀式として上演されるものです。式三番とは能楽の「翁(おきな)」のことで、翁と千歳(せんざい)と三番叟(さんばそう)が次々と出て舞う、めでたい曲で、神聖なものとしています。

大前神社の式三番1 大前神社の式三番2 大前神社の式三番3

2 内船歌舞伎(うつぶなかぶき)                                                   

   内船歌舞伎保存会(山梨県南巨摩郡南部町)/県指定無形民俗文化財

内船歌舞伎とは
内船(うつぶな)に歌舞伎が伝わったのは今から約250年前です。江戸の旅芸人が身延山(みのぶさん)参詣の帰路、歌舞伎を伝授したことが始まりといわれています。その後も身延山に来た歌舞伎役者に指導を受け演技を磨き、毎年旧正月の14日に公演を行っていた明治時代には、山梨県下をはじめ、神奈川県・静岡県の各地の劇場や農山漁村を巡業して人気を博しました。

     内船歌舞伎1 内船歌舞伎2

3 田宮ばやし(たみやばやし)                                                   

   田宮ばやし保存会(茨城県土浦市)/県指定無形民俗文化財

田宮ばやしとは
室町時代に茨城県土浦市田宮の梶ノ宮神社に奉納されたことに始まったといわれています。もともと単調なリズムでしたが、楽器の発達とともに徐々に複雑なリズムとなり、江戸中期に各地との文化交流の中で様々なお囃子の音律が伝えられ、現在の独特のリズムが出来たといわれています。

     田宮ばやし1 田宮ばやし2

4 天龍村の霜月神楽(てんりゅうむらのしもつきかぐら)(坂部の冬祭り)                                                   

   坂部の冬祭り保存会(長野県下伊那郡天龍村)/国指定重要無形民俗文化財

天龍村の霜月神楽とは
天龍村には「坂部の冬祭り(さかべのふゆまつり)」を含め3つの祭りがあり、これらを一括して「天龍村の霜月神楽(てんりゅうむらのしもつきかぐら)」とし、昭和53年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
 
坂部の冬祭りとは
1月4日から5日にかけて、天龍村坂部地区にある大森山諏訪神社で行われる祭りで、もともと「霜月(しもつ き)まつり」「冬の祭り」と呼ばれていました。
坂部地区に伝わる「熊谷家伝記」によると、室町時代中期に熊谷直吉が館を坂部木村に移したとき、夢占いによって神楽を始めたと記されており、これが坂部における神楽の始まりといわれています。

     天龍村の霜月神楽1 天龍村の霜月神楽2

5 川名のひよんどり(かわなのひよんどり)                                                   

   川名ひよんどり保存会(静岡県浜松市)/国指定重要無形民俗文化財

川名のひよんどりとは
川名の福満寺(ふくまんじ)薬師堂で、正月の初めに行われる祭りで奉納されます。
静岡、愛知、長野の三県境の地域は昔は遠三南信、現在では三遠南信地域(さんえんなんしんちいき)と呼ばれ、古くから人々の交流が盛んに行われ、地域的特色を持った芸能が数多く存在します。
このうち浜松市北区引佐町(いなさちょう)川名では「川名ひよんどり」が伝承されています。

     川名のひよんどり1 川名のひよんどり2

6 チャッキラコ                                                   

  ちゃっきらこ保存会(神奈川県三浦市)

  ユネスコ無形文化遺産・国指定重要無形民俗文化財・国選択無形民俗文化財

チャッキラコとは
三浦半島の最先端にある三浦市三崎の漁村で、毎年1月15日に豊漁や家内安全、商売繁盛を祈って、花暮(はなぐれ)地区にある本宮(もとみや)神社、三崎の鎮守である海南(かいなん)神社に奉納される歌と踊りです。 
チャッキラコは全部で6曲、この2番目の曲が「チャッキラコ」です。この曲では20センチくらいの細い竹に5色の短冊と鈴を付けた綾竹を両手に持ち、打ち鳴らします。その綾竹をチャッキラコと呼んでいましたが、いつしか全体をチャッキラコと呼ぶようになりました。

    チャッキラコ1 チャッキラコ2

7 箱根の湯立獅子舞(はこねのゆたてししまい)                                                   

   仙石原神楽保存会(神奈川県足柄下郡箱根町)/国選択無形民俗文化財・県指定無形民俗文化財

箱根の湯立獅子舞とは
獅子が湯立神楽を舞うという、全国的にも箱根町の仙石原と宮城野、御殿場市の一部にのみ伝わる、大変珍しい神事(しんじ)です。仙石原では江戸時代中期の安永5年に現在の山梨県の方から伝えられたと言われ、毎年3月27日に仙石原諏訪神社例大祭で「釜めぐりの舞」を中心に七舞が奉納されます。

    箱根の湯立獅子舞1 箱根の湯立獅子舞2

実施イベント

当日は、神奈川県のキャラクター「かにゃお」と、静岡県浜松市マスコットキャラクターはままつ福市長「出世大名家康くん」が登場しました。       

    当日イベント1 当日イベント2               

神奈川県

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