道徳教育について

掲載日:2016年3月25日

道徳教育

道徳教育とは

 教育基本法においては、教育の目的として、人格の形成を目指すことが示されています。人格の基盤となるのが道徳性であり、その道徳性を育てることが道徳教育の使命です。

 道徳教育を通じて育成される道徳性は、「豊かな心」だけではなく、「確かな学力」や「健やかな体」の基盤ともなり、「生きる力」を育むものです。学校における道徳教育は、児童・生徒一人一人が将来に対する夢や希望、自らの人生や未来を切り拓いていく力を育むものでなければなりません。

道徳教育においては、人として生きる上で重要な様々な道徳的価値について、児童・生徒が発達の段階に応じて学び、理解を深めるとともに、それを基にしながら、それぞれの人生において出会うであろう多様で複雑な具体的事象に対し、一人一人が多角的に考え、判断し、適切に行動するための資質・能力を養うことを目指しています。

「道徳に係る教育課程の改善案について(答申)」より抜粋

 

道徳教育の動向

 平成27年3月27日に学校教育法施行規則の一部が改正され、小学校学習指導要領,中学校学習指導要領及び特別支援学校小学部・中学部学習指導要領の一部が改正されました。

道徳教育の要である「道徳の時間」が,『特別の教科である道徳』として制度上位置付けられました。小学校では平成30年4月1日から、中学校では平成31年4月1日から全面実施することとしています。(平成27年4月1日から移行期間として,その一部又は全部を実施することが可能となっています。)

 

『私たちの道徳』の活用

 

「私たちの道徳」とは、文部科学省が平成26年度から使用できるよう、全国の小・中学生へ配布を行ったものです。

 

趣旨

「私たちの道徳」は、「心のノート」を全面改訂したものであり、児童・生徒が道徳的価値について自ら考え、行動できるようになることをねらいとして作成された道徳教育用教材です。

 

特徴

○道徳の時間はもちろん、学校の教育活動全体を通じて、また、家庭や地域においても活用することが期待されています。

○学習指導要領に示す道徳の内容項目ごとに「読み物部分」と「書き込み部分」とで構成されています。

○児童・生徒の発達の段階を踏まえ、先人等の名言、偉人や著名人の生き方に関する内容を多く取り上げるとともに、いじめの問題への対応や我が国の伝統と文化、情報モラルに関する内容などの充実を図っています。

 

県内では「私たちの道徳」の活用をすすめています。

活用例

小学校

学年主題名ねらい学習指導要領の内容私たちの道徳・資料他の教育活動との関連
1年まいにちをきもちよく健康や安全に気を付け、物や金銭を大切にし、身の回りを整え、わがままをしないで、規則正しい生活をする心情を養う。1-(1)1(1)るっぺどうしたの学級活動(学校での基本的な生活)
2年自分を見つめて自分がやらなければならない勉強や仕事は、しっかりと行う態度を養う。1-(2)1(2)「小さなど力もつみかさね-二宮金次郎-」音楽科
行事(音楽会)
家庭との連携
2年生き物を大切にしよう生きることを喜び、生命を大切にする態度を養う。3-(1)3(2)「虫が大すき -アンリ・ファーブル-」生活科
朝の会
3年やろうと決めたことは最後まで自分でやろうと決めたっことは、粘り強くやり遂げる態度を養う。1-(2)1(2)やろうと決めたことは最後まで学級活動(目標設定)
3年正しいことは勇気をもって正しいと判断したことは、勇気をもって行う態度を養う。1-(3)1(3)「よわむし太郎」国語科
学級活動
家庭との連携
3年相手を思いやり親切に相手のことを思いやり、進んで親切にする判断力を養う。2-(2)2(2)「心と心のあく手」国語科
学級活動
児童会活動
家庭との連携
3年働くことの大切さについて働くことの大切さを知り、進んでみんなのために働く心情を養う。4-(2)4(2)働くことの大切さを知って学級活動(当番活動、係活動)
社会科
総合的な学習の時間
家庭との連携
4年家族について父母、祖父母を敬愛し、家族みんなで協力し合って楽しい家庭をつくる態度を養う。4-(3)4(3)「ブラッドレーの請求書」国語(「一つの花」)
総合(「二分の一成人式」)
5年自分をみがいてだれに対しても思いやりの心をもち、相手の立場に立って親切にする判断力を養う。1-(6)1(6)短所を改め、長所を伸ばして学級活動(係や当番の仕事について考えよう)
5年よりよい学校にしよう先生や学校の人々への敬愛を深め、みんなで協力し合いよりよい校風をつくる態度を養う。4-(6)4(6)より良い校風を求めて学級活動
家庭との連携
6年心をこめて真心のこもった礼儀作法を身につけ、人に接しようとする態度を養う。2-(1)2(1)「江戸しぐさに学ぼう」社会科
児童会活動
6年生きることについて生命がかけがえのないものであることを知り、自他の生命を尊重する心情を養う。3-(1)3(1)「自分の命を見つめてみよう」理科
家庭との連携

中学校

学年主題名ねらい学習指導要領の内容私たちの道徳・資料他の教育活動との関連
1年ふるさとの発展のために地域社会の一員としての自覚をもって郷土を愛し、社会に尽くした先人や高齢者に尊敬と感謝の念を深め、郷土の発展に努める心情を養う。4-(8)4(8)ふるさとの発展のために総合的な学習の時間
家庭との連携
2年心身の健康望ましい生活習慣を身に付け、心身の健康の増進を図り、節度を守り節制に心掛け調和のある生活をしようとする態度を養う。1-(1)1(1)調和のある生活を送る保健体育科
2年個性の伸長自己を見つめ、自己の向上を図るとともに、個性を伸ばして充実した生き方を追求する判断力を養う。1-(5)「今の私 中二の自分」学級活動
進路
2年思いやりの心温かい人間愛の精神を深め、他の人々に対し思いやりの心をもつ心情を養う。2-(2)2(2)温かい人間愛の精神と思いやりの心学級活動
2年認め合う心それぞれの個性や立場を尊重し、いろいろなものの見方や考え方があることを理解して、寛容の心をもち謙虚に他に学ぶ心情を養う。2-(5)2(5)認め合い学び合う心学級活動
人権教育
2年決まりの遵守法やきまりの意義を理解し、遵守するとともに、自他の権利を重んじ義務を確実に果たして、社会の秩序と規律を高めるように努める心情を養う。4-(1)4(1)「二通の手紙」社会科
学級活動
2年働くことの意義勤労の尊さや意義を理解し、奉仕の精神をもって、公共の福祉と社会の発展に努める態度を養う。4-(5)4(5)勤労や奉仕を通して社会に貢献する総合的な学習の時間
家庭との連携
3年思いやりの心温かい人間愛の精神を深め、他の人々に対し思いやりの心をもつ判断力を養う。2-(2)2(2)「賢者の贈り物」国語科 
3年友情について考える友情の尊さを理解して心から信頼できる友達をもち互いに励まし合い、高め合う判断力を養う。2-(3)2(3)励まし合い高め合える生涯の友を家庭との連携
神奈川県

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