海外駐在員の活動レポート(2017年3月・北米事務所)

掲載日:2017年3月24日

米国旅行会社に神奈川の体験コンテンツをPR

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ジャパン ショーケース(ニューヨーク)

 2015年に初めて100万人を突破した米国からの訪日旅行者数は、昨年124万人(日本政府観光局(JNTO)による推計値)に達した。米国東海岸からは直行便で14時間、西海岸からでも11時間を要し、“いつかは行ってみたい国”とも言われる日本。米国からの国別旅行者数は、中国、韓国、台湾、香港に次ぐ第5位となっているが、観光庁の調査によると、7日以上滞在する旅行者の割合が74.1パーセント(外客全体34.1パーセント)と一度の旅行で長期間に滞在する傾向がある。
 このたび、2月から3月にかけて、JNTOが西海岸(ロサンゼルス)と東海岸(ニューヨーク)で主催した訪日旅行取扱旅行会社との商談会(ジャパン ショーケース)に県駐在員が参加し、本県の観光コンテンツを紹介した。
 米国人旅行者は、前述のとおり、長期滞在傾向があり、初めて訪日する方が多い(63.1パーセント)ことから、東京周辺に立ち寄る可能性が高い。また、 個人旅行の方が多く(91.3パーセント)、日本ならではの体験へのニーズが高い。そうしたことを踏まえ、今回は、神奈川全体の紹介をするとともに、東京から日帰りで楽しめる“コト”に絞って具体的な説明を行った。
 工場見学や座禅体験、和装体験など魅力的な28のコンテンツのうちでも、特に関心が高かったのが、さつまや本店(藤沢市)が提供している寿司作り体験だった。本場日本の寿司を自ら作って味わえる。文化や交流にも親しめるところが心を掴んだようだ。
 西海岸と東海岸とで、参加した旅行会社の様子に違いもあった。西海岸ではアジア系コミュニティの多さもあり、中国や台湾などアジア系の旅行会社が多く、距離の近さもあるためか、日本の観光情報に一定の知識をもっているように見受けられた。
 一方、東海岸ではアジア系の旅行会社はほとんど見られず、旅行会社の担当者もまだ日本に行ったことがないという方が多かった。その分、開拓の余地があり、昨秋の羽田―ニューヨーク直行便就航も追い風にフォローアップしていきたい。
 インバウンド観光推進に関する協定を締結している株式会社エイチ・アイ・エスのニューヨーク支店で訪日旅行の商品企画を担っている、Zachary Eller氏は、「米国から日本への旅行客は増えている。箱根を含む神奈川はゴールデンルートに位置しておりポテンシャルが高い」と語る。
 先進国にあって人口が増加し続け、安定した経済成長が続く米国。2020東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、米国の堅調な観光需要を取り込めるよう活動していきたい。

神奈川県

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