漢方薬の基礎知識・漢方講演会

掲載日:2017年8月24日

漢方薬ってご存じですか?

漢方薬って、どの様なお薬ですか?
漢方薬は、原則として2種類以上の生薬(しょうやく)を、決められた分量で組み合わせて作られたものです。生薬(有効成分)の働きにより、複数の症状や慢性的な病気などに効果を発揮します。
漢方薬には多くの種類がありますが、我が国で承認されたものは294処方(一般用漢方製剤)、そのうち、医療保険の適用のあるものが148処方あります。

生薬

生薬とは、植物、動物、鉱物等の全部又は一部に、簡単な加工(乾燥等)を加え、医薬品として用いるもの。 

 

漢方の診断方法

漢方医学では、体のどこかに現れた症状も、全身の働きのバランスが乱れた結果として起こるととらえます。
一人ひとりの患者さんの体に起きているバランスの乱れを見きわめて、「証(しょう)」という漢方独自の診断を行い、その「証」にあった治療が行われます。

「証」のみかた

「証」を判断するために、漢方独自のものさしが使われます。基本となるのが、「寒熱・虚実」というもので、体が冷えているか、熱をもっているかを示す「寒熱」、体力や症状の現れ方を示す「虚実」でタイプ分けを行うものです。

漢方薬にも副作用があります

副作用がないと思われがちですが、漢方薬も薬ですから副作用はあります。
薬を飲んで、体に変わったことが起きたら、副作用のことも考え、医師・薬剤師等に相談しましょう。

自己判断で複数の薬を飲まない

漢方薬は何種類かの生薬を特定の比率で組み合わせて作られています。Aという漢方薬とBという漢方薬を混ぜたら、全く別の薬になってしまいます。そのため、むやみに複数の薬を飲むと副作用が出やすくなったり、思わぬ作用が現れるおそれもあります。自己判断で、複数の薬を飲むのは禁物です。

人にあげたり、もらったりしない

同じ病気、同じような症状があっても、体質や体の状態によって、適した漢方薬は違います。
例え、ある人によく効いたとしても、ほかの人にも効くとは限りません。自分に処方された薬を人にあげたり、ほかの人の薬をもらったりしないでください。

知っていますか?漢方のQ&Aについてのリーフレット

ダウンロード 知っていますか?漢方のQ&A [PDFファイル/694KB]

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このリーフレットは、神奈川県医食農同源研究会(漢方理解促進等検討部会)の報告を基に作成しています。
詳しくは「神奈川県医食農同源研究会」のページをご覧ください。

 

一般用漢方製剤承認基準(294処方)

処方名称及び一般用漢方製剤の添付文書等に記載する使用上の注意

一般用漢方製剤承認基準の変遷

医療用漢方処方(医療保険適用148処方)

148処方(エキス製剤147+軟膏1)

平成29年度第1回漢方講演会を開催しました

神奈川県では高齢化社会に向けて「人生100歳時代」として、県民の皆さんが100歳になっても元気でいきいきと暮らせる社会づくりを目指しています。医食同源とは病気を治療するのも、日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つために欠くことのできないもので、源は同じという考え方です。神奈川県では医食同源に「農」を加え、「医食農同源」として食材を育てるところから取り組みを進めています。この「医食農同源」の取り組みの1つとして漢方講演会を開催しました。

日時 平成29年10月7日(土)13時30分~15時30分
場所 横浜薬科大学 講義棟1階 A12講義室
主催 神奈川県
共催 横浜薬科大学

「冷えと漢方」をテーマとして横浜薬科大学 石毛 敦 教授にご講演いただきました。
また、横浜薬科大学の学生の皆さんの案内による薬草園見学も実施され、県民の皆様により深く漢方について理解していただくことができました。

神奈川県薬務課副課長 萩原 伸夫 横浜薬科大学 石毛 敦 教授

神奈川県薬務課副課長 萩原 伸夫     横浜薬科大学 石毛 敦 教授

講義の様子 薬草園見学の様子

講義の様子                薬草園見学の様子

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神奈川県

このページの所管所属は 保健福祉局 生活衛生部 薬務課 です。