ギバチふ化観察記録

掲載日:2017年8月1日

ギバチふ化観察記録

水産技術センター内水面試験場では、平成9年7月ギバチを水槽で産卵させることに成功し、ふ化仔魚が誕生しました。
親魚 ギバチ親魚

大きいもので25cmほどです。
雌より雄の方が大型の個体が多いようです。ヒゲは4対8本、背びれと胸びれにはトゲがあるので、取り扱いには注意しましょう。
メス お腹が大きくなっています 産卵期の雌は腹がぷっくりふくれます。
石に生み付けられた ギバチの卵 石に産み付けられた卵。
直径約2-3mm、一度付着するとしっかり固定されます。
産卵数は1尾目が約100個、2尾目が約300個でした。
人工水草に生み付けられた卵 産卵用人工水草に産み付けられた卵。
ほぼ球形で、黄色をしています。
ふ化直前です 産卵後3日目。ふ化直前です。
もうすでに体の一部が出来ています。
卵の中でよく動きます。
ふ化仔魚 水温25度で3日でふ化しました。

大きな卵黄を抱えています。しっぽを活発に左右に動かします。
なんと、すでに立派な1対のヒゲが!!。
全長約6mm
ふ化後6日 ふ化後6日目。

まだ大きな卵黄があります。
背中が少し黒っぽくなってきました。
ふ化後8日目 ふ化後8日目。
体全体に色素が現れました。
卵黄は半分以下に吸収されました。
ふ化後10日目 ふ化後10日目 水槽の底を泳ぎます ふ化後10日目。

体色は腹側以外はまっ黒です。全長10mmほどでヒゲが2対になります
背びれや胸びれもしっかりしてきました。
暗いところに群がります。
ふ化後20日目 ふ化後20日目。

次第に個人主義? になり、
仲間をつつくことが多くなりました。

弱いものは尾びれをかじられて、ボロボロです。
ふ化後22日目 ふ化後22日目。

もう親とほとんど同じ形態になりました。
アルテミア幼生のほか、配合飼料、イトミミズも食べます。
白点病 ピンチ 白点病が発生。ピンチ! 
ナマズ類はうろこがないので、白点病におかされやすく、発見が遅れると大惨事に・・・
幸いにして、発見が早く、0.5%塩水で反復して薬浴をしたところ、1週間で完治しました。
白点病の原因 白点病の犯人の病原虫です。

金魚やコイなどによく感染します。

放置すると、水槽内の魚が全滅します。
ふ化後70日 ふ化後70日
ふ化後90日 ふ化後90日
ふ化後95日 尾をかじられている個体が全体の半数以上いました。

対策として、エンビパイプをたくさんくっつけた”ギバチアパート”を水槽内に入れました。
ギバチ 群 小さい頃は、体を寄せ合わせるように群がっています。

餌を与えると、皆バラバラになります。
ふ化後120日 水槽のすみに
あつまります
ギバチ 親 親は、普段は障害物の陰などに潜んでじっとしています。

ギバチのよう卵数

試験場では、ギバチの繁殖試験を実施しており。多数の卵を得ることに成功しています。
しかし、生殖腺刺激ホルモンを注射しても、産卵せず死んでしまう個体もあります。今回、産卵出来ずに死んだ個体を解剖し、卵の数を調べました。

親魚 試験に使用した親魚
 全長137mm、体長117mm
 体重26.5g
卵
左右の卵巣は同じ大きさ 卵巣は、左右ほぼ同じ大きさ
 左 4.62g
 右 3.60g
卵巣アップ 卵巣のアップ
卵 取り出した卵
 直径2-2.5mm
 4.8mg

 計算すると 1,700粒でした
神奈川県

このページの所管所属は 水産技術センター内水面試験場 です。

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