自然再生現場レポート(平成26年9月 塩水林道-堂平-丹沢山-竜ヶ馬場)

掲載日:2014年9月8日

位置図

日時:平成26年9月2日

場所(ルート):塩水林道終点-堂平-三峰尾根-丹沢山-竜ヶ馬場

塩水林道終点-堂平-丹沢山-竜ヶ馬場

堂平登山道周辺写真1堂平登山道周辺写真2

<写真:堂平の登山道沿いの光景>

塩水林道終点から少し登山道をあがった箇所の登山道沿いの光景です。

植生保護柵の外側でもまだシカの不嗜好性植物は目立ちますが、以前よりも植生が回復してきました。上木の隙間が空いて林床が明るくなっている箇所ではオオバアサガラが一斉に成長しています。

堂平の土壌保全工

<写真:登山道沿いに設置された土壌保全工>

林床植生が少なく、土壌流出の恐れがある箇所では土壌保全工の施工を行い、土壌の流出を防ぎます。写真は筋状に設置された金網に落葉や土壌が捕捉されることで土壌の移動・流出を防ぎ、林床植生の回復を図っている箇所です。

堂平試験地写真霧量計写真

<写真:堂平試験地の様子>

堂平地区のブナ林試験地ではブナ林再生や土壌保全対策の効果検証の基礎データとするため、大学と連携して様々なデータ計測が行われています。

左の写真は雨量計により林内に降る雨量を計測している箇所の写真です。右の写真は霧量計で、発生した霧の量(センサーに付着した水量)を計測しています。また、霧量計にはインターバルカメラが設置されており、霧が発生した時の状況を写真によって把握することができます。

植生保護柵写真1植生保護柵写真2

<植生保護柵内外の状況>

丹沢山から竜ヶ馬場へ向かう途中にある植生保護柵の中と外の状況です。左の写真のように内外の様子がはっきりと違う箇所もあれば、右の写真のように内外であまりミヤマクマザサの高さが変わらない箇所もあり、場所により植生の回復度合いに差があると考えられます。

竜ヶ馬場写真

<写真:竜ヶ馬場森林再生モニタリング箇所>

竜ヶ馬場のササ草原の箇所では、植生保護柵の設置やミヤマクマザサの刈り払いが植生回復に及ぼす効果を把握するために、ブナ林再生実証試験を行っています。土地は国有林のため国と県とで協定書を取り交わし、連携して調査しています。

神奈川県

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