神奈川県水産技術センターコラムno.1

掲載日:2017年3月3日

神奈川県水産技術センターコラム  1号    2017年3月3日号

□ 研究員コラム

1 見てびっくり食べてびっくりアカヤガラ(相模湾試験場 原田穣)

2 潜水調査にて(アオウミウシ)(相模湾試験場 相澤康)

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1 見てびっくり食べてびっくりアカヤガラ(相模湾試験場 原田穣)

 読者の皆様には「アカヤガラ」という魚をご存知の方は多いかと思います。
 ただ、食べたことのある方は、あまりいらっしゃらないかもしれません。 
 私が水産業普及指導員として担当している小田原市から湯河原町までの県西部沿岸では、定置網漁業が特に盛んに行われており、実にいろいろな魚が獲れます。(どんな魚が獲れるのかは、相模湾試験場ホームページのコンテンツ「どんな魚が獲れた?!」をご覧ください トップページアドレスhttp://www.agri-kanagawa.jp/sagami/menu/menu.asp
 そんな小田原の市場に水揚される数々の魚の中で、色・形・大きさともにひときわ目立つのがアカヤガラです。体は細長い竹のようで、大きいものでは2メートル近くになりますが、その3分の1は頭部です。小田原周辺の定置網では冬場を中心によく漁獲されます。
 一見したところ、あまり食欲をそそられるような形をしていませんが、実は料亭等で高く評価されている高級魚です。
 さばくのに一工夫必要ですが、小骨が少なく、身離れもよく、身は透明感のあるきれいな白身です。刺身や鍋の具にしてとてもおいしいですが、一度お試しいただきたいのが吸い物です。塩だけで味付けした潮仕立てにすれば、アカヤガラだけで、他に出汁をとらなくても、とてもクリーンな(この表現が妥当かはわかりませんが)旨味と心地よい弾力のある身を楽しめます。
 スーパーで見ることはほとんどないかもしれませんが、漁港の朝市や小田原の鮮魚店などでは、旬の冬になると並ぶ事がありますので、見かけた時は是非買って食べてみてください。

写真1:小田原魚市場に水揚されたアカヤガラ
写真1 小田原魚市場に水揚されたアカヤガラ

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2 潜水調査にて(アオウミウシ)(相模湾試験場 相澤康)

 水産技術センターでは海の環境を調べるために、スキューバ潜水による調査をしています。今日は、そこで出会った湘南の海の生き物をご紹介します。
 湘南というと綺麗な砂浜が続く海岸のイメージですよね。海底も砂底ですが、ところどころ岩場もあります。
 この写真(写真1)は、そこで出会ったアオウミウシという生き物です。ウミウシ(海牛)の仲間は、貝殻を背負っていない巻貝です。その仲間のアオウミウシは全長3から4センチくらいの大きさで、青い体に黄色の斑紋がとても綺麗です。ウミウシ(海牛)というと、この姿を思い浮かべる皆様も多いかと思います。
 砂底にある小さな岩場でも、逞しく生きている姿に感心しました。アオウミウシは海岸の岩場にいますので、皆様も注意深く観察すると出会えるかもしれませんね。

写真1:アオウミウシ
写真1  アオウミウシ

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発行:神奈川県水産技術センター 企画資源部
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
電話:046(882)2312

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