平成28年度神奈川県造血幹細胞移植推進協議会 審議結果

掲載日:2017年1月20日
様式3-2

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議結果
審議会等名称神奈川県造血幹細胞移植推進協議会
開催日時平成28年12月21日(水曜日)  15時00分から16時30分
開催場所神奈川総合医療会館 

(役職名)

出席者

 ◎加藤俊一

  岡美佐子 (以下五十音順)

  金森平和

  熊澤克彦

  関つたえ
  千葉泰之

  林 圭一

  村上忠雄

  森  聡

次回開催予定日平成29年12月頃
問い合わせ先

がん・疾病対策課 がん・肝炎対策グループ

電話番号 045-210-4780

ファックス番号 045-210-8860

下欄に掲載するもの

    議事概要

議事概要とした理由未成熟な情報であって、公開すると混乱を生じさせるおそれがある情報(神奈川県情報公開条例第5条(3)の内容)のため
審議経過

開会

 

あいさつ

会長・副会長の選出

  神奈川県造血幹細胞移植推進協議会設置要綱第3条第3項に基づき、委員の互選により、会長に加藤委員、副会長に佐々木委員が、それぞれ選出された。

(事務局)

本協議会は、附属機関等の設置及び会議公開等運営に関する要綱に基づき公開となっているが、傍聴の希望はなかったため傍聴人はいない。また、発言者氏名と発言内容の要約を議事録として公開することをご承知おき願いたい。

(加藤会長)

議題(1)について事務局から説明をお願いする。

(1)骨髄バンク・さい帯血バンクの状況

<資料1に基づき、事務局から説明>

(加藤会長)

 事務局から説明があったとおり、積極的に若い層への働きかけを行って、成果が出はじめている。本協議会では、移植を希望する患者側の問題はこれまでもあまり議論はしておらず、ドナー登録者をいかに増やしていくか、また、数だけではなく、提供意思の強い方をいかにリクルートしていくかを中心に議論してきた。

 昨年度の協議会で、県、赤十字血液センター、骨髄移植を考える会で構成される三者会議に、平成28年度からライオンズクラブも加えて、四者が一体となって取り組んでいく方針を定めた。その成果が今回の登録者の増加に現れてきていると思う。

 まず、日赤としては、この1年間どのように取り組み、また今後についてはどのように考えているのかお話し願いたい。

 

(千葉委員)

 血液センターでは、将来の献血不足に備えて、10代から30代の若い世代の確保に努めている。献血併行型のドナー登録をより積極的に進めていくことで、若い世代の(献血への)参加とドナー登録者を併せて増やしていきたいと考えているので、ドナー登録の推進にも引き続き取り組んでいきたい。

(加藤会長)

 骨髄移植を考える会としては、この1年間どのように活動してきたか、またその評価をお話し願いたい。

 

(村上委員)

 説明員養成講座を平成27,28年度と2年実施し、資格をとった後、考える会に入って実際に活動している人もいる。今年度は、県の職員も説明員の資格をとって、県主催の登録会では積極的に説明にあたってくれた。 実績にも現れているとおり、4者会議の成果もあって、ドナー登録が盛り上がっていると感じている。

 一方で、先程から課題として出ているように、若い世代への働きかけという部分では、大学での登録会は非常に効果的だと思うので、今後も関係機関と連携して取り組んでいきたい。

 

(加藤会長)

 ライオンズクラブは、考える会と一緒にボランティアの立場としてこの1年間取り組まれてきたと思うが、感想をお話し願いたい。

 

(岡委員)

 藤沢の日大で献血をやっているが、以前ほど学生の協力が得られなくなったと感じている。ドナー登録にも同じような影響が出ているのかなと思う。

 ライオンズクラブでは、これまで献血は長くやってきたが、骨髄はまだ取組み始めたばかり。今期のガバナーは骨髄にも力を入れているので、今後長く取り組んでいきたいと考えている。

 

(加藤会長)

 今、日赤、考える会、ライオンズクラブから前向きなご発言をいただいたが、これまで本協議会では、具体的な取組について深く掘り下げた議論が必ずしもできていなかったと感じている。

 そこで、日赤と骨髄バンクから提供いただいたデータを基に「都道府県別のドナー登録」という資料を作成したので、ご覧いただきたい。

 

<資料「都道府県別のドナー登録」に基づき、加藤会長から説明>

 

(加藤会長)

 この資料は、総計で見て何が見えてくるかを数字の上で示したもので、実態がどうかは私も分かりかねるので、各県の特徴を骨髄バンクから補足していただきたい。

 

(林委員)

 私からは、担当者として、実務レベルで各都道府県がどのように取り組んできたかをご紹介させていただく。

 青森県は、県職員が説明員の資格をとり、献血併行型に力を入れている。また、今年度神奈川県が進めてきたように、特に大学での登録会を推進している。

 宮城県は、イオンでの登録会が中心だったが、平成26年度以降はルームでの登録会にシフトしている。

 栃木県は免許センター、イオン、ジョイフル本田等を中心に登録会を行っている。日赤との連携で、新規の登録が見込めなくなったら会場の見直しを行い、効率的に登録会を実施している。

 埼玉県は、緊急雇用対策でルームに説明員を配置し、若い世代の登録者が非常に増えたが、緊急雇用終了後は、ライオンズクラブの献血に併せてドナー登録会を実施している。

 東京都は、バンクの職員が中心となり、中央省庁等で登録会を実施している。また、保険会社や大学での登録も増えている。

 京都府は、3つの支援団体がエリアで分かれて取り組んでいる。また、福知山や舞鶴の自衛隊基地で献血並行型登録会を行い、多くの登録者を獲得している。

 和歌山県は、年間計画を立て、おそらく日本で最も献血併行型を効率的に実施している自治体だと思う。県主導のもと、説明員公募の際、学生ボランティアをリクルートしたり、保健所の職員が中心となって登録会を実施している。ボランティアは保健所で手が足りない時に手伝う程度である。 

 高知県は、集団登録会が中心で、ライオンズクラブに開業医(1名)がおり、いつでもどこでも登録会ができる。

 熊本県は、説明員がいないため、他県の説明員が中心となってドナーリクルートを行っている。

 沖縄県は、日赤の職員が非常に熱心で、献血の際、日赤の職員が自らドナー登録も呼びかけている。

 

(加藤会長)

 今、骨髄バンクから紹介のあった他県の状況も踏まえて、今後神奈川県がどのように取組んでいくべきか改めてご意見をいただきたい。本協議会は年1回であるため、細かい事業の調整は4者会議で練り上げてもらうことを前提にご意見をいただきたい。

若い世代に登録してもらうことは永続的なドナー集団の確保という点で有意義である一方、社会的な経験がない段階での登録であり、登録後に永く提供意思を維持できるかは未知数である。

 まず、献血併行型と赤十字固定(ルーム)でドナー登録者や献血者にどのような特徴があるのか、日赤の立場からお聞かせ願いたい。

(千葉委員)

 都道府県ごとに献血車の行き先に特徴があり、神奈川は街頭献血、例えば大型ショッピングセンターや駅前が中心で、曜日も土日に集中している。一方、学校献血、特に高校献血は非常に少なく、これが若年層を下げている要因だと思う。先ほど加藤会長からお話のあった若年層のドナー登録が多い青森県、沖縄県、北関東エリア(栃木県、埼玉県)などは高校、大学への献血車の配車が多い地域である。

 今後、神奈川県でも大学献血を増やしていく方針であるため、来年度は更に大学生に焦点を当てた取組みが可能になると思う。また、献血車の行き先を早めに決めることも重要で、実施まで日にちがないと、ドナー登録の実施まで会場と調整ができない場合があるが、前もって年間の行き先を決めておくことで、ドナー登録も計画的に進めていけると考えている。

 

(加藤会長)

 リピーターはルームが圧倒的に多く、強固な献血意志を持っている方も多い。一方、移動献血車の場合は、これまで献血の機会がなかった方が「ちょうどいい機会だから」ということで献血する割合も多い。骨髄ドナーという観点から見ると、献血併行型より、ルームで登録した方の方がリテンションが高く、提供まで繋がる確率が高いような気がしている。若いというだけでリクルートすることが、本当に提供意思のあるドナーを効率的に獲得することに繋がっていくのかが疑問である。

 

(村上委員)

 以前、金森委員が別の会議で「ドナー登録者が実際に患者とHLA型が適合しても、提供まで繋がらないケースが多い」という話をされていたのが印象に残っている。それは、本人の意思の強さの問題なのか、それとも我々がドナー登録を勧める時に、きちんと理解を得ないでとにかく登録をしてもらうだけになってしまっているのか、会としても考えてみる必要があると思う。

 

(金森委員)

 今年の造血細胞移植学会で、健康状態等も含め、どのような方が提供まで繋がるかを年代別に解析した報告があった。やはり若い世代は、理由は様々だが提供に繋がらないケースが多い。40代、50代も身体的な理由で提供までいかないドナーも若干いるが、年代によって脱落する理由に特徴が見られる。

 また、2回骨髄を提供した方は、意思が非常に強固であり、適合から提供までがスムーズに進む傾向がある。

 同じドナー登録者でも、提供に繋がりやすい人とそうでない人がいるのは事実なので、数だけの問題ではないとは思う。

 

(加藤委員)

 ドナー登録者の数だけ、あるいは年齢だけにこだわるということではなく、若い世代の登録を広げる一方で、提供意思が強い方も同時にリクルートしていかないと、提供体制を維持できないということは、考える会でも感じていることだと思う。

 それをどのような形で実現していくかについて、話を移したい。まず、4者会議は今年度何回実施したのか。

 

(事務局)

 9月に1回実施した。

 

(加藤会長)

 年度の前半と後半で2回くらいはやってもいいのではないかと思うが、開催には予算が必要か。

 

(事務局)

 予算はかからない。

 

(加藤会長)

 できれば様々な予算を組んでいただければと思うが、4者会議をはじめ、予算がなくても出来ることが多くあると思う。4者会議については、年度内にもう1回開催し、来年度の取組の方向を調整していただきたい。

 

(事務局)

 了解した。

 

(加藤会長)

 日赤は、本社の全国的な方針がある中でも、各地域で比較的自由度を持って事業を進めている部分もあるようである。本日の千葉委員のお話で、県内の献血は学生の協力が少ないということが改めて分かった。以前は、高校献血を義務的にやっていたような時代があったが、それはおかしいということでやらなくなってから、どうも反対の方向に振れすぎてしまって、今のような状況が生まれているように思う。是非、学生を対象とした献血を今後増やしていってほしい。

 また、まだご発言をいただいていない委員の方々から、それぞれこれまでの議論についてのご意見、ご感想をいただきたい。

 関委員はいかがか。

 

(関委員)

 資料1を見ると、鎌倉市の登録者数が0ということで、地元なので、協力できることがあれば是非協力したいと思う。

 

(加藤会長)

 熊澤委員はどうお考えか。

 

(熊澤委員)

 都市衛協としては保健事業という形での関わり方になるが、茅ヶ崎市としては来年4月から保健所政令市に移行するので、県とも密に連携をとりながら取り組んでいきたい。ライオンズクラブや考える会とタイアップした事業の実施も考えていければと思う。

 

(加藤会長)

 金森委員は先ほどもご発言いただいたが、これまでの議論全体を通して何かご意見はあるか。

 

(金森委員)

 やはり献血ルームのリピーターに比べ、大学での登録者は移植まで期待できるドナーは少ない印象を受ける。大学での登録を進めていくにあたっては、若い世代にいかにリテンションを行っていくかが課題だと思う。

 

(加藤会長)

 これについては、骨髄バンクがリテンション活動をもっとやっていかないといけないと思う。登録者の中には「とりあえず登録はしてみたけれど、時間が経って適合通知が届いた時には、登録していたことすら忘れていた」という登録者も多いと思う。最初から提供意思の強い登録者ばかりではないので、とりあえずということでも登録してくれた方を、いかに強い意思を持ったドナーに育てて提供に繋げるかを考えていく必要がある。

 次に、岡委員にも改めてご意見を伺いたい。ライオンズクラブでは、各地で様々な活動をされていることが今日のお話で分かったが、骨髄に関しても、もっと色々なことができると考えてよいのか。

 

(岡委員)

 献血は長くやってきたが、骨髄移植については知識がない会員も多い。年齢的にドナー登録はできなくても、説明員として登録を呼びかけるなど、ライオンズクラブとして協力できることがあると思う。

 

 

(村上委員)

 今年度の説明員養成講座で、ライオンズの会員の方が3名受講し、既に登録会での説明に加わってくれている。考える会でライオンズの会員の方を対象に講習を開くこともできるので、是非そういった形で協力をお願いしたい。

 

(岡委員)

 こちらとしても、会員への講習をよろしくお願いしたい。

 

(加藤会長)

 森委員はいかがか。

 

(森委員)

 中井町は小田原保健福祉事務所管内なので、近隣の自治体と連携して広域的に取り組んでいければと思う。小さな町村が単独で事業を展開するのは難しいので、県に旗振りをしてもらえると有難い。

 

(加藤会長)

 神奈川は政令市を3つ抱えていて、命令系統が難しいところもあるかと思うが、骨髄の問題に関しては市と協力して取り組んでいってほしい。また、町村もその流れの中に入って一緒になって取り組んでもらいたい。

 次に、考える会は、メンバーも高齢化してきて活動が難しくなってきている部分もあると思うが、今後の方向としてはどのようにお考えか。

 

(村上委員)

 登録会に参加できるメンバーが固定化しており、平日はほとんど2人で対応しているような状況である。まずは、ライオンズをはじめ、説明員を増やして登録会に対応できる体制を確保していきたい。

 それと併せて、ドナーが骨髄を提供しやすい環境づくりという点も考えていかなければいけない。提供にあたって、ドナーが職場や家族に気を遣い、大変な苦労をしないといけないという現状がある。ドナー登録者の増加と同時に、提供しやすい職場や社会の環境づくりも考えていきたい。

 

(加藤会長)

 千葉委員に伺いたいのだが、ルームでの登録の課題として、リピーターが多いため、ある程度登録者が増えると、それ以上は登録が望めなくなるということがあるが、それは登録受付を県内の2箇所のルームに限定して設置しているからではないかと思う。県内のルームを巡回していけば、一周して最初のルームに戻ってきたときには、新しい献血者も増えて継続的に登録が見込めるのではないか。

 また、ルームにおいて日赤の職員が、ボランティアではなく業務の中で説明員の働きをすることはできないか。

 

(千葉委員)

 登録受付を設置可能なルーム、また説明員を兼ねた職員の確保については、宿題として持ち帰らせていただきたい。現状よりもどこまで拡大して取り組むことが出来るか検討させていただき、近いうちに対策をお示ししたいと思う。

 

(加藤会長)

 心強いご発言に感謝したい。私もルームに勤務したことがあるが、職員は非常に熱心で、本社からの指示さえあれば、協力してくれる職員はたくさんいると思う。専任の職員を置かなくても、みんなで少しずつ分担するだけで大きな力になると思うので、是非前向きにご検討いただきたい。

 また、事務局に先程お願いしたとおり、年度内に再度四者会議を開催し、今後の取組みを調整してほしい。

 

(事務局)

 本日、委員の皆様から様々な意見をいただき、目指す方向性も見えてきたところなので、年度内にもう一度四者会議を開催し、具体的な調整を行わせていただく。関係の皆様にはご出席をお願いしたい。

 

(加藤会長)

 では、四者の代表の方々にはよろしくお願いしたい。また、四者以外の委員の方々もご都合がつけばご出席いただきたい。

 本日は、各委員から非常に前向きなご意見を伺うことができた。来年度の会議では更なる成果が出ることを期待したい。

 事務局からは他に何かあるか。

 

(2)平成27・28年度神奈川県造血幹細胞移植推進事業について

(3)平成29年度神奈川県造血幹細胞移植推進事業の予定について

<資料2、3に基づき、事務局から説明>

 

(加藤会長)

 事務局から説明があった「かなチャンTV」については、私も先日拝見したが、知事が自ら若い世代に登録を呼びかける内容となっており、非常にわかりやすかった。後はいかにこの動画を多くの方に見ていただくかがこれからの課題だと思う。

 また、事務局から新たに献血の学生ボランティアと連携して取り組んでいくという説明があった。是非、四者会議で具体化して進めていただきたい。

 他にご意見がないようであれば、神奈川県造血幹細胞移植推進協議会を終了させていただく。

 

閉会

 

会議資料

資 料 1  骨髄バンク・さい帯血バンクの状況   [PDFファイル/1.52MB]

資料2-1、2-1 平成27・28年度神奈川県造血幹細胞移植推進事業について   [PDFファイル/213KB]

資 料 3  平成29年度神奈川県造血幹細胞移植推進事業の予定について  [PDFファイル/51KB]

都道府県別のドナー登録 [PDFファイル/2.35MB]

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神奈川県

このページの所管所属は 健康医療局 保健医療部がん・疾病対策課 です。