漁況情報・浜の話題 15-1

掲載日:2015年4月3日

漁況情報・浜の話題

No15-1(平成27年4月3日)/月2回発行          水産技術センター
                                         企画資源部   046-882-2312
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漁況情報

〇 3月11日に解禁した相模湾のしらす船びき網漁ですが、3月中の漁模様は低調に推移しました。3月下旬には新たに小-中型のシラスの群れが来遊しましたが、例年来遊の早い湾西部の漁場でも数十キロの漁獲にとどまっており、本格的な来遊は4月以降となりそうです。

〇 ワカメに代わって、各浜でアカモクの収穫が始まりました。鎌倉漁協では3月6日に、腰越漁協では3月30日に口開けして、収穫が最盛期を迎えております。収穫したアカモクは乾物と茹で冷凍品に加工され、アカモクの天日干し風景も風物として定着しつつあります。

アカモク収穫の様子 アカモク天日干し風景

〇 3月23日、城ヶ島漁協では、ヒジキ漁の口開けとなりました。収穫量は例年並みで、質は良いそうです。晴天に恵まれ、ヒジキの天日干しも順調に進んでいます。

浜の話題

〇 長井町漁協では、かながわブランド販売促進支援事業を活用して、長井名産塩蔵わかめ・塩蔵茎わかめのレシピを作成しました。塩蔵わかめ生産者の奥様やお母様から聴取した、海藻サラダやシラタキと茎わかめの炒め物やキムチ漬等、お手軽で簡単にわかめ製品をおいしく味わえるレシピを掲載しております。わかめ製品を直売している、「すかなごっそ さかな館」で配布しているそうです。

すかなごっそさかな館 作成した長井名産塩蔵わかめ・塩蔵茎わかめのレシピ

〇 3月17日と26日、腰越漁協所属池田(池田丸・池利丸)さんと、腰越地先のアカモク繁殖状況を調査しました。前年と比べて繁殖量は多く、26日には成熟株が多く見られました。作年に、アカモク増殖試験で母海藻を設置した小動地先にもアカモクが繁殖しており、増殖用に親縄に挿して設置したアカモク種苗も順調に成長し、成熟株が見られました。

腰越の小動でもアカモクが繁殖していました 親縄から成長した増殖用のアカモク

〇 3月18日・23日、みうら漁協金田湾販売所と上宮田漁協では、来年のワカメ養殖に向けた種糸を作成しました。当日は顕微鏡でメカブからの遊走子の放出を確認しながら作業を行いました。漁業者は、ここで作成した種糸が多くの地区の養殖で使われることから、出荷まで半年以上気が抜けないと話していました。

〇 3月21日、小田原漁港において、多くの来賓や漁業関係者が列席する中、新しい漁業調査指導船「ほうじょう」の竣工式が開催されました。今後は、定置網漁業をはじめとする沿岸漁業への支援や沿岸漁場の環境保全に資する調査、指導に活躍しますので、御期待下さい。

〇 3月24日、当センターの大池で試験的に養殖しているアカモクを計測しました。最も長い株は8.8m、1,958gに成長し、成長が良い所では種挿しした親縄1m当たり5.13kgの収量がありました。収穫したアカモクの内、受精した雌株は、来年のアカモク養殖試験の種苗生産用に用いて、ロープ基質に種付けしています。

親縄から成長したアカモク アカモク種苗の種付けの様子

〇 3月25日、諸磯漁協では藻場再生の一環として、水産技術センターと共同で潜水による磯焼け実態調査を行いました。広い範囲が磯焼けとなっていましたが、一部でカジメの幼体が密生していました。諸磯では藻場再生に関心を持つ漁業者が増えていて、今後の取り組みが期待されます。

〇 3月26日、横須賀市大楠漁協青年部会の梶谷会長(武丸)と三橋(学丸)さんは、かながわブランド審査会で、佐島の地ダコの生産方法や魅力等について、試食を交えて説明しました。審査の結果、「佐島の地だこ(ダコ)」が、新たにかながわブランド登録品に加わりました。同漁協青年部会では、佐島の地魚PR事業に取り組んでおり、これを契機に品質管理やPRを更に強化して行こうと張り切っています。

〇 3月26日、藤沢市と藤沢市漁協が主催する湘南はまぐりの放流体験イベントが、鵠沼海岸で開催されました。参加したのは藤沢市在住の親子約100名で、バケツに入れて配られた殻長7cmくらいのハマグリを、波打ち際から海に向かって投げ放流しました。放流のあと、ワカメの味噌汁などの試食をした参加者は、最後に10cmほどの大きなハマグリを受け取り、喜んで帰っていきました。

湘南はまぐりの放流体験イベントの様子 湘南はまぐりの放流体験イベントの様子

〇 3月31日、横須賀市東部漁協浦賀久比里支所で、ワカメの種付けから数日から10日後の状況の顕微鏡観察を実施しました。種糸への付着状況は順調でした。

神奈川県

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