漁況情報・浜の話題 14-15

掲載日:2014年11月5日

漁況情報・浜の話題は、水産業改良普及事業から情報の提供をいただいております。

漁況情報・浜の話題

No14-15(平成26年11月5日)/月2回発行          水産技術センター
                                         企画資源部   046-882-2312
                                         相模湾試験場    0465-23-8531

→バックナンバー (平成25年度まで)  (平成26年度以降)


漁況情報

○ 大型の台風18号と19号にともなう時化の影響が解消した10月16日以降、各浜で秋しらすの漁があり、多い日には10タル前後の漁模様だそうです。9月以降、低調な漁模様が続いていたので、久々のまとまった漁に浜は活気付いています。

浜の話題

 ○ 10月上旬、佐島漁港に、横須賀市立大塚台小学校3年生123名が社会科見学に訪れ、横須賀市大楠漁協職員が佐島の漁業や、水揚げされる魚について説明しました。当日は、マダイやイナダ等の活魚も展示され、小学生は、「こんなに色々な魚が佐島の海で獲れるんだ!」と驚いていたそうです。

○ 10月9日、横須賀市大楠漁協の大型定置網にホテイエソが入網しました。ホテイエソは長いヒゲが特徴的な深海魚で、佐島漁港で水揚げされるのも初めてだったそうです。

○ 10月16日、腰越漁協では(公財)相模湾水産振興事業団の支援を受けて、カサゴ種苗1万尾を放流しました。当日は、鎌倉市立植木小学校の生徒50名が体験学習で訪れ、(公財)神奈川県栽培漁業協会鈴木さんから栽培漁業について説明を受けた後、同漁協所属遊漁船2隻に乗船し、カサゴ種苗を放流しました。

○ 10月16日、(公財)相模湾水産振興事業団が、真鶴、岩、小田原の各地先にカサゴ種苗を8千尾づつ、合計2万4千尾を放流しました。各漁協の協力で、船上から放流されたカサゴ種苗は、状態も良く、元気良く海中へ潜って行きました。今後の漁獲量の増加に期待します。

○ 10月16日、小田原市漁協青年部が、2回目の竹魚礁で釣獲調査を実施しました。カワハギ、サバ、カンパチ等が釣獲され、その漁獲物を、翌朝、活け締めを施して、出荷しました。これらの結果について今後まとめていく予定です。

○ 10月17日、長井町漁協所属漁業者は、水深3m前後の磯焼け海域にスポアバッグを40基設置しました。スポアバッグは、成熟したカジメを網袋に入れて胞子の放出を促す物で、これにより、磯焼け海域でカジメが芽吹くか、今後経過を観察していくそうです。

○ 10月下旬 横浜市漁協金沢支所と横須賀市東部漁協走水大津支所の海苔養殖業者は、海苔網の展開を始めました。11月中旬には、おいしい秋芽の海苔の収穫となります。

○ 10月21日、茅ヶ崎市漁協は、漁港荷捌き所で「茅ヶ崎さかなの市」を開催しました。年に2回開催されるこのイベントもすっかりお馴染みとなり、来場した人々はカマスやアジ、シラスなどの地魚を競って買い求めていました。

○ 10月22日、腰越漁港に、沖縄県漁港漁場協会の方40名が都市型漁港の視察に訪れました。当日は、腰越漁協役員が、9月28日に竣工した同漁港施設等について説明し、参加した同協会の方は、沖縄ではあまり見られない漁港施設もあり、有益な視察になったそうです。

○ 10月22日、腰越漁協の朝どれフライ販売所に、フジテレビの「にじいろジーン」の取材がありました。当日は、取材に訪れたタレントが、アジやカマス等の朝どれ地魚をその場でフライにしたものを試食して、「揚げ立てでふっくらしていてとてもおいしい!」と好評だったそうです。当日の模様は、11月29日の同番組で放映予定だそうです。

○ 10月23日、長井町漁協潜水部は当センタ-栽培推進部の協力を得て、禁漁区の資源調査を実施しました。当日の水揚げは、サザエ60kg、アワビ20kg前後と極めて少なく、アワビは依然としてほとんどが放流物でしたが、クロアワビは天然物の比率が少し高かったそうです。また磯焼けが進行している海域では、放流したアワビの回収率も低かったそうです。

○ 10月24日、(一財)横須賀西部水産振興事業団の平成26年度保護培養事業の一環で、カサゴの種苗放流がありました。種苗の大きさは6-7cmで、長井町漁協では4千尾、横須賀市大楠漁協では4千尾を放流し、長井では、長井小学校の3年生64名が、(公財)神奈川県栽培漁業協会今井専務から栽培漁業について説明を受けた後、漁港から放流体験したそうです。

○ 10月24日、鎌倉漁協所属 三留(大観丸)さんに、地元小学生60名が総合学習の一環で訪れました。三留さんは、今の時期に操業している伊勢海老を対象とした刺網漁について説明し、当日網にかかったカワハギやタカノハダイについても説明しました。当日は、同漁協原組合長の三郎丸さんで、しらすの漁があったので生しらすの試食も振舞われ、参加した小学生は獲れ立てのしらすに大喜びだったそうです。

○ 10月25日、「かながわ農業大発見!-横浜・柴の農業・漁業再発見2014-」と題して都市農業・漁業の理解促進イベントが、横浜市金沢区柴漁港と柴シーサイドファームで開催されました。参加者は、横浜市漁協の小型底びき網漁業者とあなご筒漁業者から漁船を前に漁業の話を聞いたり、タッチングプールで江戸前の魚とふれあうなど、楽しみながら学んでいました。

○ 10月27日 腰越漁協において、腰越小学校5年生70名を対象に、「海に学ぶ 体験学習」が開催されました。当日は、担当普及員が腰越の漁業、しらす船びき網漁、アカモクとワカメ養殖の1年間について説明し、顕微鏡でワカメの種糸も観察しました。小学生からは、たくさんの質問がありました。

顕微鏡でのワカメ種苗観察風景 顕微鏡で観察したワカメの芽胞体(画像中央と左上)

○ 10月28日、平塚市漁協は、湘南ひらつかビーチパーク近くの海岸で小型地曳き網の試験を行いました。これは地域の住民に地元の海と魚に親しんでもらうため、漁網会社と共同で通常より小さな地曳き網を開発したものです。試験操業ではカマスなどが数十キロ漁獲され、今後のイベントでも期待できる結果となりました。

小型地曳き網の試験の様子 アカカマス等が漁獲されました

○ 10月31日、腰越漁協に所属するアカモク生産に取組む漁業者を対象に研修会を開催しました。当日は、8名が参加し、アカモク増養殖等について学び、今後の展開について打合せました。

お知らせ

○ 11月8日(土曜日)、横浜市漁協は、柴漁港にて「しばぎょこう 秋のさかなフェア」を9時-14時に開催します。直売所の活魚・鮮魚等販売、小柴のどんぶりやの営業の他、シャコ汁千杯無料提供、タッチングプールや東京湾のおさかな展示、遊漁船の無料乗船体験のほか、盛りだくさんのイベントが予定されておりますので、是非ご来場ください。

● 漂流物情報;和歌山県潮岬沖の浮魚礁が10月18日以降、流失した可能性があります。黄色塗装の鋼製で直径6m、海上部分の高さ1m未満です。側面に「和歌山県1号」「梶取埼浮魚礁」と書かれています。本県近海を漂流している可能性がありますので、航行に注意するとともに、目撃情報があれば、県水産課(電話045-210-4551)まで連絡をお願いします。

神奈川県

このページの所管所属は 水産技術センター です。