漁況情報・浜の話題 14-11

掲載日:2014年9月1日

漁況情報・浜の話題は、水産業改良普及事業から情報の提供をいただいております。

漁況情報・浜の話題

No14-11(平成26年9月1日)/月2回発行          水産技術センター
                                         企画資源部   046-882-2312
                                         相模湾試験場    0465-23-8531

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漁況情報

○ 8月中旬、金田湾の小型定置網では数日間にわたってタチウオが毎日1ヶ統あたり1トン程度漁獲されました。この時期にタチウオの漁が見られたのは十数年ぶりではないかと漁業者は話していました。

○ 8月中-下旬の三浦市沿岸のイセエビ漁は、平年並み-少なめで推移しています。 

浜の話題

○ 8月19日、県水産課は、漁業就業に興味を持つ高校生等を対象とした「かながわの漁業の説明会」を開催しました。先輩漁師の体験談では、鎌倉漁協の桑原桃子(こもも丸)さんと(有)福浦定置網の工藤剛史さんが漁師になろうと思ったきっかけや一日の仕事などについて説明され、参加した高校生は興味深く聞き入っていました。

「かながわの漁業の説明会」の様子 「かながわの漁業の説明会」の様子

「かながわの漁業の説明会」の様子 「かながわの漁業の説明会」の様子

○ 8月20日、神奈川県あなご漁業者協議会は、近年、あなご筒の代替漁業としてさば釣りを行う会員のために、さばについての研修会を開催しました。県水産技術センター企画資源部の山本主任研究員から、さば類資源の動向と本県沿岸域への来遊について説明を受け、活発な意見交換が行われました。

○ 8月20日、長井町漁協所属、宮川(房竹丸)さんと共に、海松(ミル)の収穫並びに、食味試験を実施しました。海松(ミル)は、県内ではこれまで食用として未利用だった海藻ですが、三重県の情報によれば、サッと茹でて酢味噌やポン酢で和えて食せるとのことで、酢味噌和えの他、サラダ感覚のマヨネーズ和えも試しました。宮川さんは、今後レシピ等を考案し、朝市等での直売を考えているそうです。

海松(ミル) サッと茹でると鮮やかな青緑色になります。

酢味噌やマヨネーズで頂きます。 ポン酢と鰹節で味付けしても召し上がれます。

○ 8月20日、横須賀市大楠漁協青年部会長梶ヶ谷(武丸)さんは、盛漁となっている佐島のタコ壷漁について取材を受けました。当日の模様は、22日の神奈川新聞の紙面で、同漁協青年部が佐島朝市で提供する地ダコやサザエ、湘南しらす等、地元の名産地魚を具とした浜焼そばと合わせて紹介されました。

○ 8月25日、葉山町漁協が漁業者研修会を開催しました。当日は、14名の参加があり、ITで閲覧できる漁業者に役立つ情報や、簡易な道具を用いた魚の活け〆方法、アカモク製品化手法とアカモク養殖等について、普及員が説明しました。また、未利用海藻の海松(ミル)についても試食を交えて説明しました。

葉山町漁協漁業者研修会の様子

○ 8月26日、長井町漁協塩蔵わかめ部会の打合せがありました。当日は、すかなごっそ おさかな館でのわかめ製品の売行きについても報告があり、昨年、新たにかながわブランドに登録された、塩蔵茎わかめ製品は、前年比5倍の単価(1000円/kg)で、葉部の塩蔵わかめ製品を凌ぐ売れ行きだったそうです。今後も、品質基準を遵守してわかめ製品を生産して行くことを確認しました。

昨年、新にかながわブランドに登録された、塩蔵茎わかめ製品

○ 8月26日、横須賀市大楠漁協所属 素潜り漁を営む漁業者は、磯焼け対策の一環でガンガゼとヒトデ駆除を実施しました。当日は、普及員も同行しましたが、水深3-5m前後の海域に、磯焼けの原因となっているガンガゼとムラサキウニが非常に多く分布し、カジメの繁茂は見られるものの、海底はサンゴ藻で覆われ磯焼け状態が確認されました。

ガンガゼ 海底はサンゴ藻に覆われていました。 海底の窪みにはムラサキウニが多く分布

漁業者が素潜りで磯金を用いてガンガゼを駆除する様子

○ 8月26日、神奈川県漁業士会第三回役員会が開催されました。当日は、関東東海ブロック漁業士研修会、漁業士研修会の開催、今後の漁業士会の活動等について協議しました。

○ 8月26日、辻堂海岸で藤沢市と藤沢市漁協が主催する、地びき網漁業体験学習イベントが開催されました。参加したのは藤沢市内在住の親子約160名で、自ら引き上げた網の中に入ったサバやマルアジなどの地魚を見て歓声を上げていました。その後、たたみいわし作り体験や地魚の試食なども行われ、参加者はみな満足した様子でした。

地びき網漁業体験学習イベントの様子 地びき網漁業体験学習イベントの様子

○ 8月29日、長井町漁協潜水部会は、磯焼けの原因となっている藻食性のアイゴ駆除を実施しました。当日は、貝類の保護区周辺の3-4mの海域に刺網を仕掛けて、20cm前後のアイゴがかかりました。同部会では、定期的にアイゴ駆除を実施して行くそうです。

○ 8月29日、平塚市漁協が主催する、カサゴ稚魚放流体験イベントが平塚新港で開催されました。このイベントは、毎月1回開催される「地どれ魚即売会」に合わせて実施されたもので、平塚市周辺の親子28名が遊漁船に乗って、地先の海でカサゴの稚魚800尾を放流しました。

神奈川県

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