漁況情報・浜の話題 16-23

掲載日:2017年3月28日

漁況情報・浜の話題

No16-23(平成29年3月28日)/月2回発行          水産技術センター
                                         企画資源部   046-882-2312
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漁況情報

○ 3月3日、鎌倉漁協でアカモク漁が始まりました。さっそく、漁獲したアカモクを浜で干す様子が見られました。

○ 3月11日、今年のしらす漁が始まりました。未だ漁模様は安定しませんが、漁獲されたしらすは、生しらすの他、釜茹で、天日干し加工され、相模湾の春を告げる「湘南しらす製品」として直売されています。

浜の話題

○ 3月1、2日、第22回全国青年・女性漁業者交流大会がホテルグランドアーク半蔵門で開催されました。神奈川県からは、城ヶ島漁協の石橋英樹さん(英樹丸)が「城ヶ島における藻場保全活動について」と題し、水産多面的機能発揮対策事業を活用した藻場保全活動(刺網によるアイゴの除去、見突きや潜水によるガンガゼの除去)について活動発表を行いました。その結果、本大会の最上位賞である農林水産大臣賞を神奈川県内では初めて受賞しました。

 写真:表彰を受ける石橋さん 写真:農林水産大臣賞受賞者5名(右端、石橋さん)

     表彰を受ける石橋さん            農林水産大臣賞受賞者5名(右端、石橋さん)

○ 3月2、14日、横浜市漁協柴支所で、斉田・小山指導漁業士、アナゴ筒漁や小型底びき網漁を営む若手漁業者を対象として、アカモク研修会を開催しました。当日は、荻野普及員が講師となり、柴地先海域でアカモク収穫実習の後、製品加工方法やおいしい食べ方、PR方法や、増殖方法に至るまで説明し、14日には実際にアカモクの茹で刻み加工実習をしました。参加した指導漁業士や若手漁業者の方にも、初めて食べるアカモクは、「ネバネバシャキシャキしておいしい!」と好評で、今後、小柴の新たな産品として、定着を図っていくそうです。

 写真:アカモク研修会の様子 写真:アカモク収穫方法の実習

       アカモク研修会の様子           アカモク収穫方法の実習

 写真:アカモク茹で刻み加工の様子 写真:アカモク茹で刻み加工の様子

   アカモク茹で刻み加工の様子

○ 3月2日、真鶴町漁協の自営定置網で標識を装着したサバが再捕されました。尾叉長31センチメートル、重さ410グラムで、昨年7月29日に葉山町の長者ヶ崎沖で放流したものです。水産技術センターの担当研究員は、これ以前の再捕例が全て放流後100日以内であったこともあり、今回、その倍以上の期間(216日)、相模湾内で滞留していた可能性を示唆するデータだと話していました。

○ 3月7日、箱根湯本に、葉山以西の相模湾地区の漁協及び水産系統団体の方々36名が集まり、「相模地区漁業協同組合連絡協議会新春研修会」が盛大に開催されました。当日は、各水産系統団体から「漁協制度」、「漁獲共済」や「漁船保険」、「浜の活力再生交付金」等について話題提供があり、普及員からは、松輪サバやアカモクの事例を交え、最近の相模湾地区の「湘南はまぐり」等のブランド化の事例について説明しました。

 写真:相模地区漁業協同組合連絡協議会新春研修会の様子 写真:相模地区漁業協同組合連絡協議会新春研修会の様子

     相模地区漁業協同組合連絡協議会新春研修会の様子

○ 3月8日、しらす協議会は、鎌倉漁協で、漁期前研修会を開催しました。当日は26名が参加し、水産技術センター舩木主任研究員より「春しらす漁の漁況予測」について、調査結果やイワシ類の資源水準データを踏まえて、説明がありました。「カタクチイワシが減少傾向にある一方でマイワシが増加傾向にあり、解禁当初は越冬しらす及びマシラス主体で、前年並みの漁模様であろう」との説明がありました。

 写真:しらす協議会漁期前研修会の様子 写真:しらす協議会漁期前研修会の様子

             しらす協議会漁期前研修会の様子

○ 3月9日、平塚市漁協で、「漁業新技術検討会」が開催されました。当日は、平塚市、神奈川県の他、東京大学生産技術研究所や社団法人マリノフォーラム21、関連企業等が集まり、話題提供も、竹炭を使った電極棒により水を浄化する話や、波力発電、付着物対策等、多岐にわたりました。普及からは、「平塚のシイラ」のプライドフィッシュ選定を皮切りとした「平塚の漁業と地魚のPR」について、提案しました。

 写真:漁業新技術検討会の様子

    漁業新技術検討会の様子

○ 3月13日、小田原市漁協所属の刺網漁業者がホシガレイを漁獲しました。全長55センチメートルのメスで、裏面の色彩から放流された個体だと思われます。ホシガレイは日本近海では東北地方の太平洋側、瀬戸内海及び東シナ海北部などに分布し、本県でもまれに漁獲されます。寿司職人などプロの間では最上級の白身とされ、しばしばヒラメより高価で取引されます。

 写真:ホシガレイ(表面) 写真:ホシガレイ(裏面)

    ホシガレイ(表面)               ホシガレイ(裏面)

○ 3月14日、千葉県鋸南町勝山漁協から長井町漁協に、アオリイカ産卵礁設置について視察団が訪れました。長井町漁協の組合長及びアオリイカ増殖部会長から、アオリイカ産卵礁の設置方法等について説明がありました。質疑や意見交換も活発に行われ、今後も交流を深めてゆくことになりました。

お知らせ

○ 当センター企画資源部武内研究員は、海洋環境(水温や塩分等)のデータを用いて、ブランド魚「松輪サバ」の漁獲量を予測する⼿法を開発しました。今回の研究成果に基づき、2017 年の漁期はじめに水産技術センターのウェブサイトで「沿岸サバ漁況予報」を公表する予定です(6月に速報、8月に本報を公表)。本研究内容については、2月18日に産経新聞、2月20日に水産経済新聞で報道されました。

 

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