結核について

掲載日:2017年11月27日

結核はどんな病気?

結核は現代の病気です。

長い間「国民病」「亡国病」と恐れられていた結核。50年前までは年間死亡者数も10数万人に及び死亡原因の第一位でした。現在は医療や生活水準の向上により薬を飲めば完治できる時代になりましたが、過去の病気と思っていたら大間違いです。今でも年間2万人が結核と診断され登録される、日本の重大な感染症なのです。

風邪のようで風邪じゃない。人から人へうつる「感染症」です。

結核の初期症状はあまりはっきりしたものではなく、風邪の症状に似ています。咳やタンが2週間以上続いたり、体の具合が良くなったと思ったらまた悪化したりします。それらに加えて、ご年配の方には倦怠感が続いたり、急に痩せ衰えたりしたら結核かもしれません。心当たりの方はすぐに医療機関を受診してください。早期発見が適切な治療につながり、集団感染を防ぐことにもつながります。また咳がでるときはマスクをつけることを心がけましょう。 

                            咳がでるときはマスクをつけるようにしましょう

結核はどう感染するの?

何より怖いのは、気づかずに周りの人々にうつしてしまうことです。

結核とは、結核菌によって主に肺に炎症が起こる病気です。重症の結核患者の咳などで結核菌が飛び散り、周りの人がそれを直接吸い込むことで感染します。ただし、結核に感染しても必ず発病するわけではなく、通常は免疫力により結核菌の増殖を抑え込みます。免疫力では結核菌の増殖を抑えきれなくなると発病します。発病は感染後2年以内のことがほとんどですが、何十年も経ったあとに、免疫力が落ちて発病する人もいます。

もし結核に感染したら?

結核を正しく理解することが、予防への第一歩につながります。

注意をしていればそれほど怖がる必要はありません。咳やタンが2週間以上続くようでしたら、医療機関を受診しましょう。たとえ、発病したとしても、タンの中に結核菌を出していない軽症の場合は他人にうつす恐れはありません。早期発見は感染の拡大を防ぐためにも重要です。なお、抵抗力の弱い赤ちゃんは、結核に感染すると重症になりやすく、生命を危うくすることすらあります。結核の予防接種(BCG)は1歳に至るまで(標準的な接種期間は、生後5ヵ月から8ヵ月)に受けましょう。

薬をきちんと飲めば治ります。

結核の治療方法としてDOTS(ドッツ)と呼ばれる方法があります。DOTS(ドッツ)とは直接服用確認療法のことです。つまり、医療従事者は患者に薬を処方するだけでなく、患者が服薬するところを目の前で確認し、支援する方式です。結核と判断されても、通常6ヶ月間毎日きちんと薬を服用すれば治ります。しかし、症状が消えたからといって、治療の途中で服薬を止めてしまえば治りません。それどころか菌は耐性菌となり、時には薬が全く効かない多剤耐性菌になることもあります。決められた薬をきちんと服用することが非常に大切です。一人暮らしの方などの治療を確実にするために、服薬を支援するDOTSの推進が強化されています。心配がある場合にはお近くの保健所にご相談ください。

結核治療を受けられる患者さんへ服薬ノート [PDFファイル/3.4MB]

                                 決められた薬をきちんと服用しよう

普段の生活で予防策は?

過労や睡眠不足、不規則な生活習慣、無理なダイエット、過度なストレスなどは、結核を発病しやすくなるので、注意が必要です。

毎年9月24日から30日は結核予防週間です!

厚生労働省では、毎年9月24日から30日を「結核予防週間」と定め、結核に関する正しい知識の普及啓発を図ることとしています。

                             9月24日から30日は結核予防週間です          

神奈川県の結核

結核と診断した医師は保健所に届け出ることが決められております。保健所では治療中はもちろん、治療が終了してからも原則2年間支援を行っています。

神奈川県で結核と診断された方の3年間の動きです。

【表】結核新規登録患者の3年間の動き
 2013年(平成25年)2014年(平成26年)2015年(平成27年)
新規登録患者数(人)1,3531,3291,311
<り患率:10万対率><14.9><14.6><14.4>
0から14歳7人(0.7%)4人(0.4%)6人(0.5%)
15から19歳14人(0.7%)14人(1.1%)19人(1.4%)
20から39歳199人(16.4%)187人(14.0%)202人(15.4%)
40から59歳278人(20.9%)262人(19.7%)250人(19.1%)
60から69歳210人(15.1%)195人(14.7%)196人(15.0%)
70歳以上645人(46.4%)667人(50.2%)638人(48.7%)

お住まいの市町村のお問い合わせ先

結核に関する相談はお住まいを所管する保健所で行っています。

  

お住まいの市町村所管部署(ホームページ)電話番号
平塚市、大磯町、二宮町平塚保健福祉事務所 保健予防課0463-32-0130(代)
秦野市、伊勢原市平塚保健福祉事務所秦野センター 保健予防課0463-82-1428(代)
鎌倉市、逗子市、葉山町鎌倉保健福祉事務所 保健予防課0467-24-3900(代)
三浦市鎌倉保健福祉事務所三崎センター 保健予防課046-882-6811(代)
小田原市、足柄下郡(箱根町、真鶴町、湯河原町)小田原保健福祉事務所 保健予防課0465-32-8000(代)
南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町小田原保健福祉事務所足柄上センター 保健予防課0465-83-5111(代)
厚木市、海老名市、座間市、愛甲郡(愛川町、清川村)厚木保健福祉事務所 保健予防課046-224-1111(代)
大和市、綾瀬市厚木保健福祉事務所大和センター 保健予防課046-261-2948(代)

結核に係る届出  

神奈川県(横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市、藤沢市、茅ヶ崎市及び寒川町を除く)の結核に関する届出票、申請書、報告書などを掲載しています。

結核に係る届出様式について

結核予防情報

 結核 あなたは「関係ない」と思っていませんか? [PDFファイル/1.06MB] (英語 中国語 韓国・朝鮮語 スペイン語 ポルトガル語 タイ語)

 結核で困っている外国人の方は結核予防会「外国人結核電話相談」TEL:03-3292-1218・1219(毎週火曜日10:00から12:00 13:00から15:00)

  • 外国人のための無料健康相談会

 結核の早期発見・早期治療を目的に、外国籍県民を支援する団体との共催により、無料の結核健康診断を年1回実施しています。    今年度の健康診断は終了しました。平成28年度の開催状況は こちら をご覧ください。

関連情報

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神奈川県

このページの所管所属は 保健福祉局 保健医療部 健康危機管理課 です。