本県の准看護師養成停止に関する県の考え方について

掲載日:2013年1月25日

「本県の准看護師養成停止に関する県の考え方」について

平成24年7月    

平成25年1 月更新

 

 神奈川県では、「神奈川県における看護教育のあり方検討会」の第一次報告を受けて、本県においては平成25年4月入学生を最後に准看護師養成を停止したいとの考えを、平成24年6月に表明しました。

 具体的には、県立衛生看護専門学校では平成25年4月の入学生を最後に募集を停止し、以降はその枠を看護師養成に振り替え、民間の准看護師養成施設に対する運営費補助金は25年4月の入学生が卒業する26年度末限りとしたいというものです。

 その前提として、民間の准看護師養成施設が、スムーズに看護師課程に転換できるよう支援策を講じ、県全体として看護師数を確保していきます。

 その後、県は平成24年11月22日に公益社団法人神奈川県医師会との間で、①「県は、民間の准看護師養成については、当初方針を2年延ばし、平成27年4月入学生を最後の募集とすることを提示する。」、②「県医師会は、県からの提示を受け止め、関係団体とともに転換を図るための取組みを早期に検討する。」、③「県は、准看護師養成施設への運営費補助金を平成27年度生まで対象とし、あわせて看護師養成施設へ転換する施設に対して、十分な支援をする。」ことについて合意をいたしました。

 この合意を受け、県は、民間の准看護師養成施設に対する運営費補助金については、当初方針を2年延ばし、平成27年4月の入学生まで対象とすることといたしました。

 これに関連して、数多くのご質問、ご意見を頂いており、現時点での県の考え方は次のとおりです。

Q1 神奈川県ではなぜ准看護師養成を停止するのですか。

A1 准看護師養成については、平成23年12月の「医療のグランドデザイン中間とりまとめ」で、県内の看護教育のあり方について別途検討が必要との課題が提起されたことを受けて、看護に関係する外部有識者から成る「神奈川県における看護教育のあり方検討会」を設置し、24年1月から検討を進めていただいてきました。

 6月に、准看護師養成を早期に停止すべきという第一次報告をいただき、県としても速やかに対応するため、「平成25年4月入学生を最後に准看護師の養成を停止する」という方向性を打ち出したものです。

 これは、単に准看護師養成を停止するということではなく、神奈川県においては、准看護師養成から看護師養成に切り替えていくということです。

 

Q2 なぜ急に養成をやめるのですか。

A2 平成8年の国の准看護婦問題調査検討会報告書では、准看護婦養成について、「21世紀初頭の早い段階を目途に看護婦養成制度との統合に努める」と提言されましたが、実現せず今に至っています。

 また、「あり方検討会」の第一次報告では、「准看護師養成課程の2年間の教育内容では、医療の高度化、専門化等に対応した内容となっておらず、実践能力を身に付けることは困難である。また、入学年齢が高く、一方で、卒業後の進学者が多くなっており、制度創設時の趣旨から離れた実態となっている。さらに、准看護師養成施設では、実習施設や教員の確保に苦労しており、現行の准看護師養成は限界に達している。」と指摘されています。

 准看護師養成を継続することは、こうした問題の解決を引き延ばすことにつながることから、今後、できるだけ早く准看護師養成を停止し看護師養成に移行していくことが必要と考えたものです。

 

Q3 准看護師養成を停止したら看護職員が減ってしまうのではないですか。

A3 准看護師養成施設には准看護師養成から看護師養成に転換していただきたいと考えています。併せて、離職防止などの対策を講じ県全体として就業看護師数を増やしていきます。

 

Q4 准看護師制度はやめるのですか。

A4 准看護師制度の廃止には保健師助産師看護師法を改正する必要があり、本県が准看護師制度を廃止することはできません。県としては、准看護師養成を停止するとともに、准看護師で看護師資格を取得しようとする方への支援を検討していきます。

 

Q5 准看護師養成に対する補助金は平成26年度末限りでなくなるのですか。

A5 民間の准看護師養成施設への運営費補助については、当初の方針を2年延ばし、平成27年4月の入学生が卒業する平成28年度末までとしたいと考えております。准看護師養成から看護師養成に転換すれば、看護師養成施設に対する運営費補助の対象となります。

 

Q6 准看護師養成から看護師養成への転換について、県ではどのような対応策を打ち出すのですか。

A6 准看護師養成施設を看護師養成施設へ転換するために、施設の整備、教員の採用、実習施設の確保などが必要になることから、県では、スムーズに看護師課程に転換できるよう支援策を講じてまいります。支援策の具体的な内容については、各養成施設の状況等をお聞きしながら検討してまいります。

 

Q7 現在准看護師として働いていますが、県内では働けなくなるのですか。

A7 准看護師は、本県の地域医療を支える上で大きな役割を果たしておられ、このことは高く評価しております。今回の県の対応は、新たな准看護師の養成を停止しようとするものであって、現在准看護師として働いている方がそのまま准看護師として働くことを制限するものではありません。

神奈川県

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