2007  国際協力プロジェクト の概要

掲載日:2011年3月1日

テーマ:「水源林地域における森林保護事業 -三県省道の森林環境保全について-」

開会(県民部長及び環境農政部長を訪問)

国際協力プロジェクトは、神奈川県、遼寧省(りょうねいしょう)京畿道(キョンギド)の3地域に共通する諸課題の解決に向けた連携・協力を目的に、平成11(1999)年度の事業開始以来、友好県省道交流会議の合意に基づき、テーマを定め、実施しているものです。開催場所等は3地域持ち回りです。

平成19(2007)~21(2009)年度は自然環境保全をテーマとし、本年度は、遼寧省及び京畿道から専門家が来県し、神奈川県で開催しました。

日程

日付場所内容
11月27日
火曜日
神奈川県庁○開会(県民部長及び環境農政部長を訪問)
○各地域の水源林地域の森林保護・保全に係る課題及び取組について
 ・3地域発表
○意見交換
11月28日
水曜日
足柄上地域県政総合センター○水源林地域の森林保護・保全に関する取組事例の紹介
○意見交換
三保ダム上流域の水源林○「水源の森林づくり事業」の対象となる水源林の現地調査
11月29日
木曜日
自然環境保全センター○水源林地域の森林保護・保全に関する取組事例の紹介
○意見交換
波止場会館○今回の国際協力プロジェクトのまとめ及び意見交換

参加職員・専門家の所属部署

神奈川県:環境農政部森林課、足柄上地域県政総合センター、自然環境保全センター

遼寧省:森林経営研究所、外事弁公室亜洲処

京畿道:森林緑地課


発表・意見交換・現地調査の様子(写真)

11月27日

神奈川県の発表を聞く遼寧省参加者 遼寧省の発表 京畿道の発表 各発表のあと、意見交換

11月28日

足柄上地域県政総合センターで意見交換 水源林に隣接する丹沢湖 水源林の手入れの説明 間伐及び枝うち

11月29日

自然環境保全センター 研究事例説明 意見交換 今回のプロジェクトの「まとめ及び意見交換」

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まとめ等

共通認識

3地域の参加者間で次のとおりの共通認識を得ました。

・3地域のいずれにおいても、森林の手入れ不足や病害虫被害等による水源林の荒廃が深刻な問題となっている。

・今回のプロジェクトを契機として、3地域の森林担当職員の連携を深め、今後とも水源林の取組を進めていくべきである。

意見交換で出た意見(抜粋)

 今回の内容は、大変充実していたと思う。初日に3地域の水源林担当者が一堂に会し、水源林に関する議論ができて有意義であった。また、二日目と三日目に、それぞれ水源林の現地で事業に取り組んだり、研究に携わったりしている職員との意見交換が出来たのも良かった。また、配付資料が充実しており、大変参考になった。

 水源林に関する課題は非常に重要であり、今回のプロジェクトを契機として、3地域の森林担当職員の連携を深め、水源林の取組をより一層進めていきたい。

 短い日程にもかかわらず、内容が大変幅広くてよかったと思う。水源林は、いずれの地域においても重要な課題であり、共感できる部分が多かった。また、昨日水源林を現地調査したが、順調に造林が進んでおり、林相も良い状態に保たれていると感じた。山の手入れがより一層進めば、さらに良い水源林になると思う。

事業効果

 自然環境保全分野における国際相互協力の重要性、必要性に対する共通認識のもとで、3地域の専門家が一堂に会し意見交換等を行うことにより、次のような効果が得られました。

3地域の自然環境保全分野における相互理解の促進

 3地域の自然環境保全分野(=水源林地域の森林保護)について、それぞれの地域における取組の内容を把握でき、今後こうした分野において京畿道及び遼寧省が必要とする協力の内容を明確に把握することができました。

神奈川県から両地域に対する先進事例の提供

 県における水源林の取組及び研究の先進事例を両地域に紹介することにより、両地域の水源林施策に大きく資するとともに、3地域の森林分野担当者の知見を深めることができました。主な内容は次のとおり。

・ 水源環境保全・再生のための個人県民税の超過課税を活用した、水源の森林づくり事業

・ 一般県民の水源林づくりへの理解を深めるための具体的な事業例(成長の森事業等)

・ 水源林に関する研究手法(モニタリング等)

・ 松くい虫被害への対策の具体例

3地域の専門家によるネットワーク構築の促進

 3地域の専門家が一堂に会して議論をすることにより、自然環境保全分野における研究者同士のネットワーク構築が可能となり、今後の同分野における新たな協力事業の構築の可能性を広げることができました。

 具体的には、今後、水源林に関して、3地域間の様々な交流・協力事業と連携しながら共同研究に取組む可能性や、3地域の水源林の様々な問題を解決する上で、今回のプロジェクト事業で構築した3地域のネットワークを活用して、迅速な情報交換や対応を行い、3地域の取組に役立てることなどが考えられます。

次回(来年度)以降

 取り上げるテーマや開催地等については、今後、3地域間で協議していくこととなりました。

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神奈川県

このページの所管所属は 県民局 くらし県民部 国際課 です。