支援を必要とする児童生徒の体育指導の参考

掲載日:2015年6月18日

概要

はじめに

教育の大きな改革が求められている今日、支援を必要とする児童生徒の教育も新たな改革が進められています。これまで障害の種類と程度に応じて特別な場で指導を行ってきた「特殊教育」から、障害のある児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じた適切な教育的支援を行う「特別支援教育」への転換が進められています。また、本県におきましては、さらに、すべての子どもたち一人ひとりがもつ独自の課題に働きかけをする「支援教育」の取り組みを進めています。

「支援教育」は、すべての子どもたちが、今いる環境の中で伸び伸びと生活するために、学校としてどのような支援が必要なのかということを考え、子どもに応じた働きかけをする取り組みです。教員はさまざまな教育活動をとおして、子どもたちの内面を豊かにするよう創意工夫し、一人ひとりの実態把握を十分に行った上で、子どもたち一人ひとりがもっている特性を尊重し、その状態に即して個別的に支援していく必要があります。

「支援を必要とする子どもたちの体育学習をどのように進めたらよいのか」また「どのようなことに気をつければよいのか」等、先生方は日々苦慮されていると思います。そこで、本冊子は、教育現場の先生方からの質問、疑問に少しでもお応えできればと考え作成しました。しかし、児童生徒は一人ひとりさまざまな考えをもち、行動も異なりますので、本内容が当てはまらないことも多いかもしれません。そこで、本内容をひとつのヒントとして、各学校の児童生徒の実態に合わせ、創意工夫された授業の展開を考えていただければ幸いです。

本冊子が広く活用されることで、支援を必要とする児童生徒一人ひとりが、運動の楽しさを味わい、生涯にわたって運動やスポーツに親しむことができる体育学習が実現することを期待しています。

平成19年4月 県立体育センター 所長 佐々木 悦子

 

本冊子の利用方法

本冊子は、第1章から第4章までの構成となっています。各章の内容は次のとおりです。

  • 第1章「基本的な考え方」では、Q&A方式でわかりやすく解説しています。
  • 第2章「子どもの運動発達」では、一般的な子どもの運動発達について解説しています。
  • 第3章「実践事例」では、県内小・中学校特別支援学級及び特別支援学校の実践例を基に指導の工夫点や注意点等をまとめました。
  • 第4章「県立体育センター研修会報告」では、県立体育センターで過去に行われました、研修会の内容を簡単にまとめました。

本冊子は、「支援を必要とする児童生徒のための体育指導」をさまざまな視点からとらえたアイデア集です。この冊子を基にそれぞれの学校の子どもたちに合った体育指導のヒントを見つけ、更なる工夫を加えましたので、体育指導の参考にして下さい。

 

第1章 基本的な考え方

  【詳細:PDF版/53KB】

Q1 体育・保健体育のねらいは何ですか?

Q2 障害のある児童生徒の体育・保健体育は、個別に行った方がよいでしょうか?

Q3 障害のある児童生徒の体育・保健体育は、どのように行ったらよいですか?

Q4 一人ひとりの課題に応じた体育学習の支援を行うためには、どのようにすればよいのですか?

Q5 安心して運動を行うためには、どのような配慮が必要ですか?

Q6 代表的な障害と、それに応じた運動時の配慮にはどのようなものがありますか?

 

第2章 子どもの運動発達

  【詳細:PDF版/87KB】

子どもの発育・発達の特徴

 (1) 運動機能の発達

 (2) 発育の連続性及び順序性

 (3) 発育速度の不定進行

 (4) 運動発達の一般的な傾向

運動能力・運動技能獲得の個人差

 

第3章 実践事例

  【詳細:PDF版/1066KB】

学習指導要領上の整理

実践事例1 <いろいろな歩行運動>

実践事例2 <カラーマット歩行>

実践事例3 <箱を使った運動>

実践事例4 <水遊び>

実践事例5 <ホースを使った運動>

実践事例6 <持久走/縄跳び>

実践事例7 <大玉ドッジボール>

実践事例8 <ゴロバレー/バレーボール>

実践事例9 <バスケットボール>

実践事例10 <マット運動>

実践事例11 <表現運動/ダンス>

実践事例12 <Go!Go!サーキット>(肢体不自由)

実践事例13 <車椅子さんぽ>(肢体不自由)

実践事例14 <水遊び>(肢体不自由)

実践事例15 <ボール運動/バレーボール>(肢体不自由)

実践事例16 <表現運動/ダンス>(肢体不自由)

その他の球技(肢体不自由)の紹介

障害者スポーツの紹介

 

第4章 県立体育センター研修会報告

  【詳細:PDF版/49KB】

平成15年度研修会

平成16年度研修会

平成17年度研修会

平成18年度研修会

 

本ハンドブックの詳細及び質問等について

内容の詳細は次のファイル  【PDF/1308KB】   を御覧ください。

本ハンドブックの質問、相談等は、

  「県立体育センター 研修指導室」(0466-81-2572)までご連絡下さい。

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