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神奈川県立病院機構 不活化ポリオワクチンの接種について


印刷用ページを表示する 掲載日:2011年12月21日

  現在、定期接種として実施されている生ポリオワクチン接種について、ごくまれにワクチンの副作用として、ポリオ(小児まひ)が起こることから、接種を見合わせている方が多くおられます。本県では、県民の皆さんの不安に応え、一人でも多くの方にポリオワクチンを接種していただけるよう、厚生労働省が不活化ポリオワクチンを導入するまでの間、地方独立行政法人神奈川県立病院機構とともに、独自に不活化ポリオワクチンの接種に取り組みます。

ポリオの現状

(1)ポリオについて

 ポリオ(急性灰白髄炎)は、ポリオウイルスが経口からヒトの体内に入り、咽頭や小腸の粘膜で増殖し、その後に脊髄を中心とする中枢神経へ達し、これらを破壊することによってポリオの症状を生ずる感染症です。
 感染者の0.1~2.0%程度が発症し、発症すると弛緩性麻痺(しかんせいまひ)を呈し、多くの場合、麻痺は回復しますが、一部では永続的な後遺症を残す可能性が高いとされ、死亡率に関しては、小児では2.0~5.0%といわれています。

(2)ポリオの現状

 日本の野生株ポリオウイルスによるポリオは、昭和35年頃に大流行し、最大で年間5,600人程度の患者が発生しましたが、経口生ポリオワクチンの導入以降激減し、昭和56年を最後にポリオ症例の報告はなく、野生株によるポリオは根絶しました。  
 しかし、海外では今でも流行している地域があり、渡航者などを介して感染はどの国にも広がる可能性があります。WHO(世界保健機関)によれば、本年9月に、日本と同様にポリオを根絶した中国西部にある新疆(しんきょう)ウイグル自治区において、隣国パキスタンから持ち込まれたとされるポリオウイルスの感染者が10名発生したことが報告されています。

 (3) 神奈川県の現状

 神奈川県では、今年4月から6月までの生ポリオワクチン接種者は約6万3千人で、昨年同期の約8万人に比べ約1万7千人減と、全国平均を上回る減少(▲21.5%)となっており接種を控える方が増えております。

 このため、免疫をもたない未接種者を通して国内でポリオが流行する危険性があります。

 なお、厚生労働省では、不活化ポリオワクチンの導入は、早くても2012(平成24)年度の終わり頃の予定としています。

<参考>

全国接種者数

神奈川県接種者数

前年比

増減

人数

前年比

増減

平成21年

77,323人

平成22年

103.2%

+3.2%

79,617人

102.9%

+2.9%

平成23年

82.5%

-17.5%

62,524人

78.5%

-21.5%

(前年より17,093人減少)

  

生ポリオワクチンと不活化ポリオワクチンの主な違い

生ポリオワクチン

不活化ポリオワクチン

予防接種制度

定期予防接種

国内未承認薬(輸入ワクチン)(※)

主成分

弱毒性の生ポリオウイルス

不活化ポリオウイルス由来

接種方法

経口投与:2回

皮下注射を概ね4回(または筋肉内注射)

効果

血中中和抗体と腸管粘膜免疫(腸管でのウイルス増殖を効果的に抑える)

主として血中中和抗体の誘導(腸管でのウイルス増殖を抑えない)

ワクチン由来ウイルスの排泄

便中に約1カ月間排泄される(抗体のない接種者への感染による免疫付与)

排泄されない

(接触者に伝播せず)

免疫持続

血中中和抗体価の長期間持続

血中中和抗体価の低下が早い

ワクチン関連麻痺

ごくまれにワクチン関連麻痺を発症

なし

(平成22年国立感染症研究所「ポリオワクチンに関するファクトシート」H22.7.7版から抜粋)

※ 国内未承認薬(輸入ワクチン)とは

すでに海外では、有効性が証明され、承認・市販されているが、日本では未承認となっている薬剤です。

現時点で、国内未承認薬の使用を国内で検討する方法として、①既に国内臨床試験が進行・登録中の薬剤に関しては臨床試験に参加するか、②国内での臨床試験が行われていないものは医師による個人輸入という方法があります。

不活化ポリオワクチンは、国内では承認されたワクチンではありません。そのため、接種後、重篤な副反応が起こった場合であっても、定期の予防接種である生ポリオワクチンのような公的な補償制度はありません。また、国内承認薬であれば対象となる独立行政法人医薬品医療機器総合機構法の補償も適用されません。

神奈川県立病院機構不活化ポリオワクチン接種概要

■接種対象者

(1)神奈川県内にお住まいの方

(2)生後3月~18月未満(郵便はがきの申込時(消印日)に対象年齢となっている者)

(3)保護者の同伴が必要です。

(4)基礎疾患等のある方は接種できません。

<基礎疾患等>

・心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療を受けている児
・予防接種で、2日以内に発熱のみられた児又は、発疹、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられた児
・過去にけいれん(ひきつけ)を起こしたことがある児
・ 過去に免疫不全の診断がなされている児
※ただし、これらについて、かかりつけ医による接種可能の証明書がある場合は、この限りではありません。また、上記基礎疾患はあくまで例示です。今回使用するワクチンは国内未承認薬であり、接種にあたっては、安全に慎重を期して実施する必要があるため、その他の基礎疾患がある方についても接種できないことがありますのでご承知おきください。

■接種料金

・料金:1回 6,000円

※当日接種会場で現金でお支払いください。(現金のみ受付ます)

※おつりのないよう準備してください。

■接種会場・接種日程

 

平 塚

保健福祉事務所

小田原

保健福祉事務所

茅ケ崎

保健福祉事務所

厚 木

保健福祉事務所

平塚市豊原町6-21

小田原市荻窪350-1

茅ヶ崎市茅ヶ崎1-8-7

厚木市水引2-3-1

12月

(予約終了)

12月15日(木)

12月22日(木)

12月15日(木) 

12月21日(水)

12月16日(金)

1月

(予約終了)

1月17日(火)

1月26日(木)

1月12日(木)

1月19日(木)

1月19日(木)

1月23日(月)

1月30日(月)

1月13日(金)

2月

(予約終了)

2月6日(月)

2月17日(金)

2月23日(木)

2月28日(火)

2月2日(木)

2月9日(木)

2月16日(木)

2月23日(木)

2月8日(水)

2月13日(月)

2月3日(金)

2月24日(金)

3月

(予約終了)

3月21日(水)

3月1日(木)

3月8日(木)

3月15日(木)

3月29日(木)

3月15日(木)

3月28日(水)

3月2日(金)

3月9日(金)

3月16日(金)

3月23日(金)

3月30日(金)

※ 4月以降の接種日程は、本年2月頃までにお知らせできるよう準備を進めています。

※ 多くの申込みをいただきましたので、現時点で申込みをされた場合は、4月以降の接種となります。4月以降の日程が決まりましたら、いただいた「郵便はがき」をもとに、申し込まれた順に予約担当から電話で連絡し、接種日程を調整させていただきます。

※ 「郵便はがき」による申込みは1度していただければ、再度の申込みは必要ありません。

※ 接種状況に応じて、接種会場・接種日程の変更がある場合には、あらためてお知らせします。ただし、本事業は県と神奈川県立病院機構が実施するものですので、県が所管する保健福祉事務所のみの実施となります。横浜・川崎・相模原・横須賀・藤沢各市の会場での実施の予定はありません。

<接種スケジュール>

不活化ポリオワクチンのみの場合は、4回接種が必要です。

  • 1回目 任意の時期
  • 2回目 初回接種から2ヶ月以降
  • 3回目 2回目接種から2ヶ月頃~1年頃
  • 4回目 4~6歳頃

予約方法(申込方法)

 (1)「郵便はがき」により受付します。

※平成23年11月26日(土)消印の「郵便はがき」から受け付けます。

※申込みにあたっては「郵便はがき」に次の事項をもれなく記入してください。

ア 「郵便はがき」への記入事項

(1)保護者氏名(ふりがな)

(2)お子様氏名(ふりがな)

(3)住   所

(4)連 絡 先(日中連絡の取れる電話番号)

(5)接種希望場所(平塚、小田原、茅ケ崎、厚木から選択)

※ひとりのお子様につき、1枚の郵便はがきをお出しください。

※接種日の記入は必要ありません。

 イ 送付先

〒231-8588(住所の記載は不要です。)

「不活化ポリオワクチン予約担当」行

 (2)「郵便はがき」に記載のある連絡先に不活化ポリオワクチン予約担当から電話連絡をいたします。

・連絡は、平成23年11月30日(水)から順次行っています。連絡が取れた方から予約を入れています。

・この時に接種場所、接種日を決めさせていただきます。

※ 4月以降の接種日程は、来年2月頃までにお知らせできるよう準備を進めています。

※ 多くの申込みをいただきましたので、現時点で申込みをされた場合は、4月以降の接種となります。4月以降の日程が決まりましたら、いただいた「郵便はがき」をもとに、申し込まれた順に予約担当から電話で連絡し、接種日程を調整させていただきます。

※ 「郵便はがき」による申込みは1度していただければ、再度の申込みは必要ありません。

県ホームページから「不活化ポリオワクチン接種説明書」、「予診票」、「同意書」、また、必要に応じて「委任状」をダウンロードし、接種にあたっての留意事項等をよく読み、十分にご理解ください。ダウンロードできない方については、県より郵送いたしますので、不活化ポリオワクチン予約担当(045-210-3570)にお電話ください。

不活化ポリオワクチン接種説明書【PDFファイル】

    <途中改正点>

  • H23.12.2 改正(P.5  (2) 接種対象者について)
  • H23.12.8 改正(P.7   健康被害への補償について)
  • H23.12.9 改正(P.7  (5) 当日の接種不可について)

予診票(初回用) [PDFファイル]

予診票(2回目以降)[PDFファイル]

同意書 [PDFファイル]

委任状 [PDFファイル]

副反応(副作用)について

 不活化ポリオワクチンは、現在、定期接種の生ポリオワクチンと異なり、口から服用するのではなく、皮下又は筋肉注射を行います。そのため、他の不活化ワクチンと同様に接種による副反応(副作用)が起こることがあります。

 なお、下記に掲げる副反応(副作用)は、今回使用する不活化ポリオワクチンが国内未承認薬(輸入ワクチン)であることから、平成23年11月7日に開催された「第19回厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会」で公表された米国の副反応(副作用)報告データをもちいています。

(副反応例)不活化ポリオワクチンIPOL(サノフィパスツール社製)の添付文書(米国)

■局所の反応

・紅斑(赤い斑点):3.2%

・硬結(接種部位が硬くなる):1.0%

・疼痛(ずきずきした痛み):13.0%(48時間以内)

■全身の反応(DTP(ジフテリア、破傷風、百日せきの混合ワクチン)との同時接種後の報告を含む)

・39℃以上の発熱:38.0%

・易刺激性(ささいな刺激にも反応してしまい興奮状態となる)、眠気、泣き、fussiness(不機嫌)

・接種後の死亡例の報告がある(因果関係は不明)

■消化器系

・食欲不振、嘔吐(おうと)

■神経系

・他社のワクチンでギランバレー症候群の報告がある(因果関係は不明)

※このほか、米国以外のサノフィパスツール社製不活化ポリオワクチンの添付文書では、まれな副反応として、アナフィラキシーショック等のアレルギー反応や、けいれん、頭痛等についても記載されている場合がある。

※IMOVAXPOLIOとIPOLはいずれもサノフィパスツール社製の不活化ポリオワクチンであり、国よって商品名等が異なっている。

■米国VAERS(副反応報告制度)によるIPVを含むワクチンによる重篤な副反応の報告数

(※接種後の副反応の報告を全て集計したものであり、因果関係の評価は行われていない)

・2010年の報告の集計(2010年のすべてのワクチンの副反応報告数は31,657例)

 

DTP-IPV-HepB-HIB

DTP-IPV

DTP-IPV-HIB

IPV

死亡

27

31

障害

13

入院

23

124

45

195

DTP:ジフテリア、破傷風、百日せきの混合ワクチン、IPV:不活化ポリオワクチン、HepB:B型肝炎ワクチン、HIB:ヒブワクチン

・1990年~2010年に9件の急性散在性脳脊髄炎(ADEM)の報告があった

(出典)米国VAERS(Vaccine adverse events reporting system;副反応報告制度)データベースより集計 http://vaers.hhs.gov/data/data

健康被害の補償について

 不活化ポリオワクチンは、日本では承認されたワクチンではありません。したがいまして、接種後、重篤な副反応が生じた場合、予防接種法及び独立行政法人医薬品医療機器総合機構法による補償制度は適用されません。万が一、ワクチン接種に由来する重篤な健康被害が発生した場合には医薬品副作用被害救済制度を参考に対応します。

接種当日の準備について

■接種を受ける前に

・家を出る前に必ずお子さんの体温を計ってください。

・説明書の注意事項をもう一度よく読んでください。

・予診票は、正確に記入してください。

■接種受付時間

・接種予約時間を14:00~15:00と15:00~16:00の2回に分けますので、

各13:30、14:30にお越しいただき、受付をしてください。

※ この時間に受付しないと接種できないことがありますので注意してください。

■当日の持ち物

①「母子健康手帳」

②「同意書」

③「予診票」

④「委任状」(※当日保護者の同伴が困難な場合)

⑤接種料金6,000円(※現金でのお支払いとなります。)

⑥オムツ、おしりふき、ビニール袋、着替えやタオル等、お子様の年齢に応じてお持ちください。

※当日、「同意書」、「予診票」、「母子健康手帳」、(保護者以外が同伴する場合は「委任状」)を忘れた場合は接種できませんので、ご注意ください。

接種会場:保健福祉事務所について

住所

電話番号

アクセス方法

ホームページ

平塚保健福祉事務所

〒254-0051

平塚市豊原町6-21

0463-32-0130

JR平塚駅北口より神奈中バスにて約10分

・バスのりば7番「伊勢原駅南口」行きで「追分」バス停下車、徒歩1分

または、

・バスのりば8番「秦野駅北口」行きで「追分」バス停下車、正面玄関前

http://www.pref.kanagawa.jp/div/1577/

小田原保健福祉事務所

〒250-0042

小田原市荻窪350-1

0465-32-8000

・バスの場合

 JR小田原駅東口より伊豆箱根バス、市立病院、久野方面行き

 小田原合同庁舎前下車すぐ

・徒歩の場合

JR小田原駅西口より徒歩約15分

http://www.pref.kanagawa.jp/div/1582/

茅ケ崎保健福祉事務所

〒253-0041

茅ヶ崎市茅ヶ崎1-8-7

0467-85-1171

JR東海道線 茅ヶ崎駅より徒歩13分

http://www.pref.kanagawa.jp/div/1583/

厚木保健福祉事務所

〒243-0004

厚木市水引2-3-1

046-224-1111

本厚木駅北口から徒歩15分

本厚木駅前よりバスの場合

「緑が丘」又は「東京工芸大学」行き「合同庁舎前」下車 徒歩3分

「王子」行き「厚木警察署前」下車 徒歩0分

http://www.pref.kanagawa.jp/div/1587/

※現在のところ(平成23年11月25日時点)、上記の4箇所の保健福祉事務所です。

関連情報

厚生労働省ホームページ「ポリオワクチン」

国立感染症研究所感染症情報センター

問い合わせ

不活化ポリオワクチン予約担当

電話番号:045-210-3570

(平日午前8時30分から午後5時15分まで)

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