平成29年度第1回 神奈川県水産審議会 審議結果

掲載日:2017年9月29日

様式3

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

平成29年度第1回神奈川県水産審議会

開 催 日 時

平成29年7月25日(火曜日) 13時30分から15時30分

開 催 場 所

水産技術センター BC会議室

出  席  者

(敬称略)

加部裕彦、相澤陽子、太田議、宍倉昇、宮川均、山口芳郎、井貫晴介、櫻本和美、斎藤静子、浪川珠乃、福田雅明

次回開催予定日

平成30年3月

 

 

問い合わせ先

環境農政局 農政部 水産課 水産企画グループ 山田

電話番号 045-210-1111 内線 4543

ファックス番号 045-210-8853

フォームメール(以下をクリックすると、問い合わせフォームがご利用いただけます。)

環境農政局 農政部 水産課

下 欄 に 掲 載

す る も の

・議事録全文

議事概要とした

理由

 

審議(会議)経過

◎  議事までの進行

○ 開会宣言…水産課 石黒グループリーダー

○ あいさつ…農政部 西田部長

○ 資料の確認…水産課 石黒グループリーダー

○ 審議会議事録の公開について確認…水産課 石黒グループリーダー

 

平成29年度第1回神奈川県水産審議会議事録

 

  • 議事

    1 審議事項

    ・漁業就業支援事業について(これまでの取組と今後について)

    2 報告事項

      ・平成30年度栽培漁業実施計画のトラフグの技術水準の変更について

      ・定置、区画漁業権の切替スケジュール

      ・くろまぐろTACのスケジュール

  •  

     

    ◎ 結果(発言記録)

    1.審議事項

     

    ●漁業就業支援事業について(これまでの取組と今後について)・・・水産企画G 石黒GLより説明。

     

    ○斎藤委員

      2ページ。マッチング会で、イベントを色々考えているということで、具体的にどのようなイベントを考えていらっしゃいますか。

     

    ○石黒GL

      マッチング会につきましては、求人側の漁業者が、大体10団体くらい、ここ2年間参加していただいていますが、その方々と、新規に漁業者になりたいという方に直接お話していただいております。ただ、やはり漁業というものの概要がわからない中で来場される方も比較的多いということがわかりましたので、2年目については事前に総合案内のような形で、神奈川の漁業の概要を説明したり、どういったところでどういった漁業が行われているのか、どういった求人があるのかということを説明することで、スムーズに漁業者との会談に入っていただくというのがこれまでの取組です。マッチング会で漁業者の皆さんにアンケートをとりますと、大体5、6名の方と連絡を取り合う約束を取り付けたというような話があったり、結構有望な方がいたというような感想をいただいていたので、就業にかなり結びつくのではないかと考えていましたが、蓋を開けると、実際に着業された方は2、3名という状況であったと聞いております。このようなマッチングで、漁業者と求職者が面談するところに、県が介入するのはいわゆる職業紹介にあたりますので、通常はできないですが、県が職業紹介所としての届出をすればそういった業務ができるということになりましたので、今回はそのような形にして9月のマッチング会に臨んで、今後についてもそこを手厚くやっていきたいと思っています。

     

    ○斎藤委員

      一般的にはイベント内容と、その方法が、わかりにくいと思うのですが、その点に関していかがですか。

     

    ○石黒GL

      これまで周知方法も色々やってきておりまして、初年度は新聞広告を出しました。また、国もこのようなマッチング会というものをやっており、そのHPを漁業に就業したい人が多く見ているということで、そのHPに県のHPをリンクさせていただくなどしております。今年度につきましても、新聞広告のほか、県のたよりにも掲載されることになり、多くの方々に読んでいただける機会が多かったと思います。そういった方法により周知を行っており、加えて、水産系の大学が県内に2箇所ありますので、それらの学生向けに昨年、今年と続けて県の事業のPRを行っておりまして、何とか若者中心にそういった事業をやっているということを伝えられるよう、さらに工夫を加えていかなければと考えております。

    ○斎藤委員

      マッチングという言葉は、わかりにくい言葉かな、と思うのですが、どうお考えですか。

     

    ○石黒GL

      確かにマッチングという言葉は我々も相談会などでは色々と説明を加えながら使っている言葉ではありますので、ネーミングについてはもう少し検討する余地があるかと思います。

     

    ○齋藤委員

      そうですね。もう少し工夫をして、人が集まるような、興味深い内容にしなければ、イベントを開催するに対してもったいないという気がします。

     

    ○浪川委員

      非常に重要な業務だと思っているのですが、実際はかなり難しい。たぶん、全国的にあちこちでやられているとは思うのですが、結構難しいものだと思っております。ただ、県内の新規就業者の推移を見ると、近年でも30人程度ずっとコンスタントにいるというのはそれなりに多いのかな、という風に思っているのですが、ただ事業を行うにあたり、まったく新規に入る方なのか、後継者といわれる方なのか、それによってはアプローチの仕方も違ってくるのかなと思います。この事業については平成27年からということで、たぶん新規、漁業の後継者以外の方を入れようとしているのだとは思うのですけれども、この平成20年以降、30名ほどで推移しているその内訳というのがもしありましたら教えていただければと思います。

     

    ○石黒GL

      手元に詳しい数字がないのですが、ここ数年神奈川県内の新規就業者は、漁師さんの息子さんといった漁家の方と、漁家とまったく関係ない方との割合では、半分以上が漁家以外の方になっておりまして、こういったデータからも外部の方を受け入れる体制が漁業者側にもできており、そこをターゲットに増やしていきたいと考えております。

     

    ○浪川委員

      その漁家以外の方は大体定置とか、しらすとか、そういったところにまず雇われて入るという認識でよろしいですか。

      では、その方たちにはどのようなアプローチをしたとか、何か記録はありますか。就業動機などにもしかしたら何かヒントがあるのかなと思うのですが。

     

    ○石黒GL

      就業動機についてまでは今まだ調べておりませんので、もしかしたらそういったところに何かあるかもしれません。ただ、神奈川県漁連のHP等で常時求人情報も出しておりまして、そういったところに掲載されているものを見たという方もいらっしゃいますし、漁家以外の方でも何らかのツテとかを持っているかもしれませんが、ちょっと具体的にはどういった形で就業したかというのはまだ調査しておりません。

     

    ○浪川委員

      あと、おそらく漁家以外の方が就業する場合は、雇われですからたぶん給与として基本の収入はあると思うのですが、その後独立して自分の船を持つまでの間の支援体制というのを、神奈川県として何かお持ちですか。

 

○石黒GL

  県独自では今のところそれについての支援等は行っていないのが現状であり、国の制度では、漁師さんの下で3年間就業した後に独立するための支援制度を活用して実際に独立されている方も何人かおりますし、今現在でも、数名の方がその制度を使って定置網やしらす、刺網等の漁業者の下で順次研修しておりますが、県独自ということでは今のところまだそのような制度は整備しておりません。

 

○加部委員

  後継者育成事業というのは大変重要な事業だと思います。第1次産業、漁業に限らず、農業もそうですけれども、非常に後継者不足です。特に漁業の場合はどうしても若い人を対象とするのは当たり前だと思うんですよね。小田原市でも後継者育成事業としてこれまでは小田原市漁協の青年部に対する支援事業を独自に実施しておりましたけれども、今年度は漁業に興味のある就業希望者に対して青年部の事業に参加してもらって、新規就業につなげる取組を始める予定です。どちらにしても、県のこういった取組と連携をしながら、着実に就業者を増やしていけるような形に持っていきたいと思っております。なかなか効果的な、これといった策というのは難しいと思いますので、こういった施策を地道につないでいくということと、やはりPRをもう少ししたほうがよろしいのかなと思います。先ほど齋藤委員もおっしゃっておりましたけどなかなか理解されていない。漁業に携わるとこんないいことがあるよということを、PRしているのでしょうけれど、より一層PRに力を注いでいただければと思います。

 

○井貫会長

  この新規就業者というのは基本男性の数ですか。女性は何人かいるんですか。

 

○石黒GL

  内訳までは個別に見ていかないとわからないんですけれども、実際新規就業者で女性というのはあまり多くないというのが現状です。現在開催しているマッチング会等では若い女性の方で興味を持ってこられる方も何名かいらっしゃいました。

 

○齋藤委員

  若い方というのは実際に何歳くらいの方なんですか。

 

○石黒GL

  マッチング会等を開催して、漁業者側、つまり求人側の希望としてでてくるのは30代以下というのが非常に多いです。実際の労働がかなり厳しいというところと、その後技術を学んでいただいて、場合によっては独立することも考えて、というところを考えて、若いうちから技術を磨いてほしいということを想定しての年齢なのかなと思います。

 

○井貫会長

  ほかにご意見がないようでしたら、この議題については承認ということでよろしいですか。

 

(異議なし)

 

「漁業就業支援事業について(これまでの取組と今後について)」が承認された。

 

●平成30年度栽培漁業実施計画のトラフグの技術水準の変更について・・・漁業調整・資源管理G 石井GL、水産技術センター山崎臨時技師より説明。

 

○井貫委員

  これは次回か次々回の審議会で技術水準の変更の諮問を行うということですか。

 

○石井GL

  次回の審議会でこの変更についてご審議いただく予定です。

 

○久保田委員

  5、6kgのトラフグだと何年くらい経っているのですか。

 

○山崎臨時技師

  このくらいになりますと、6、7年は経っているかと思います。

 

○久保田委員

  放流物がほとんどなんでしょうね。釣られたものに関しては。

 

○山崎臨時技師

  釣られたものについて、放流か天然かについては調査を行ってはいませんが、この中に放流のものも入っていたという情報は届いています。

 

○久保田委員

  6、7年ものだから多くは放流物ですかね。なかなか天然ものはそんなに数はいないと思うので。

 

○福田委員

  意見ですけれど、放流魚が産卵群を形成したという事例は、あまり多くないですよね。そういう例もあるとは言われているんですけれども、はっきりと断定される例はあまりない。このトラフグの東京湾の産卵群については、かなり放流魚だろうという可能性が高く、なおかつ放流しているところが限られているという点で、非常に良い研究だと思いますので、今後調査を続けて、こういう産卵群を形成するためには、どのような放流で、どのように維持していったらいいかというものを、記録に残していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

○杉浦所長

  貴重なご意見ありがとうございます。もともとこのあたりに生息するトラフグというのは三重県、愛知県、静岡県主体の伊勢三河湾系群というひとつの群れに属しておりまして、各県とも必ずそこの卵を使うことにしており、水産技術センターで放しているトラフグも基本的にはこの天然トラフグと同じものを人間が育てて放しております。そういうことから、根付くということも起こりやすかったのかなということがひとつ想像されます。今貴重なご意見もいただきましたので、私どももこれからきちんと調べて参りたいと思っております。

 

○宍倉委員

  昔から東京湾で年間通して少しはトラフグ獲れていたんですけど。ここのところやはりトラフグ多くなってきたなという中で、昨年はうちの51隻の底びき網で約700kg、年間通してなのでたいした量ではないですが、それでも結構増えてきたなと感じます。我々の網に入るのは5kgとか6kgとか大きいのではなく、30cmサイズの、たぶん放流したのが南下して横浜沖を回遊したものが獲れるのではないかと思うんですけど、でもやはり我々が肌で感じるのは、放流を始めてもらってきたおかげで、ここのところ数年、右肩上がりにトラフグが増えてきたということです。このトラフグの放流の数を増やすという報告であれば我々としても十分に意義があり、東京湾内の資源のひとつとして成長していくことを希望しています。増やしていただくことに対してすごく賛同しますので、ぜひよろしくお願いします。

 

●定置、区画漁業権の切替スケジュールについて・・・・・漁業調整・資源管理G 渡邉副技幹より説明。

 

○井貫会長

  今回区画と定置ということで、定置が増えるということはあまり考え難いんでしょうか。区画漁業権の特に藻類なんかでですね、場所が増えるとか、種類が増えるといった希望とか要素はないんでしょうか。

 

○渡邉副技幹

  藻類はですね、コンブ・ワカメ等については現状と変わらないという形なんですけれども、貝類でですね、養殖を始めたいというような希望がございまして、貝類の区画漁業権も追加する予定がございます。具体的には、カキ類、東京湾でやっておりますカキ養殖というものです。

 

○井貫会長

  そうするといずれ地元のカキをカキ焼きで食えると。そういうことでよろしいですね。

 

○渡邉副技幹

  そうですね。今も貝類についてはですね、漁具敷設許可を受けた組合等でホタテですとか、トリガイですとかの養殖を行っておりますので、今後はさらに増やしていければと思っております。

 

●くろまぐろTACのスケジュール・・・ 漁業調整・資源管理G 渡邉副技幹より説明。

 

○井貫会長

  神奈川県の漁獲実績のほとんどは定置網なんですか。

 

○渡邉副技幹

  一番積み上がりの多かった原因としては定置網ですね。ひとつに13トンという量が入ってしまったのが積み上がりの原因だったんですけれども。神奈川県の漁獲の配分量は、定置が何トン、その他1本釣りが何トンという区分けをしておりませんので、どちらがどれだけオーバーしたかという言い方は現状ではできないもので、単純に合計した数量が14トンほどオーバーしてしまったということです。

 

○井貫会長

  そうするとこの7月から第3管理期間になって、定置は共同管理になると。そうすると超過量の差し引きはどのくらいするかとか、そういうのは決まっているわけですよね。定置以外で。

 

○渡邉副技幹

  超過量の差し引きはですね、今回どのくらいすることになるかというのはまだ決まっておりません。一応7月中には差し引き分の数量を提示するということになると思います。

 

○福田委員

  定置網の管理ってどうやってやるんですか。

 

○渡邉副技幹

  各県ですね、定置の管理については非常に悩まされているところがあるんですけれども、網揚げの回数を減らすですとか、入った魚をタモ網ですくって逃がすですとか。本県につきましてもですね、生きている魚をタモ網で逃がすとかそのような状況でございます。

 

●その他

水産技術センター 杉浦所長より話題提供(漁業取締船たちばなの代船の建造について)

 

◎議事の終了

神奈川県

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