平成30年春のスギ花粉飛散量は多い-平成29年度県内スギ雄花の着花量調査結果まとまる-

掲載日:2017年12月26日

 

平成29年12月26日

記 者 発 表 資 料

(県政・厚木・大和・相模原・平塚・藤沢・秦野・小田原記者クラブ同時発表)

自然環境保全センター(厚木市七沢)では、平成30年春のスギ花粉飛散量を予測するため、県内のスギ林30箇所で花粉を飛散させる雄花の着花量調査を実施し、結果をまとめました。

1 調査結果の概要

今回の調査では、スギ林30箇所の着花点数の平均値は67.2点となり、昨年の37.7点を大きく上回りました。また、今回の調査結果は過去5年間で一番多くなっています(図1)。
これは、スギの着花は夏の気象要因と関係が高く、猛暑であると雄花量が増えることから、7月の猛暑が要因として考えられます。
今回の調査結果から、平成30年春の花粉飛散量は、少なかった今年(平成29年春)から5倍程度に増加し、例年の2倍程度になると予測されます。

図1_年変化

2 調査の概要

(1) 調査期間  平成29年11月14日から同月20日まで
(2) 調査地   県内森林地帯を次の4地域に区分し、合計30箇所を調査しました。

地域

調査地                   

箇所数

県北部

相模原市緑区

6箇所

県央部

厚木市、愛川町及び清川村

9箇所

県北西部

秦野市、松田町及び山北町

6箇所

県西部

小田原市、南足柄市及び山北町の一部

9箇所

 

(3)調査方法   各調査箇所のスギ林において40本のスギを抽出し、双眼鏡又は望遠鏡を用いて、次の4ランク区分により、1本ごとに着花状況を点数化し、その合計値を本数で除した平均値を調査箇所ごとの着花点数としました。

雄花の着花状況

着花点数                   

木全体に着花が著しく多い

100点

木全体に認められるか部分的に多い

50点

着花が部分的に認められるか少ない

10点

着花が認められない

0点

 

 

調査スギ林
調査スギ林の状況(清川村煤ヶ谷 土山峠付近 平成29年11月17日撮影)
葉の先端の黄色味かかって見えるのが雄花で、全体によく雄花が着花しています。

 

スギ雄花
花粉を飛散する雄花の着花状況(清川村煤ヶ谷 土山峠付近 平成29年11月17日撮影)
この地点に限らず今年は雄花が多く、米粒大の雄花が多く着いています。

 

スギ花粉

(参考)スギの花粉(光学顕微鏡により撮影)
大きさは0.03mmほどで、雄花1つに40万個の花粉が形成されます。

 

参考資料:県内スギ雄花の着花量調査について [PDFファイル/192KB]

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