入学者選抜制度の検討について

掲載日:2012年7月6日

1 入学者選抜制度検討協議会の設置

1 設置趣旨

現行の入学者選抜制度は、平成6年に発表された「入学者選抜制度改正大綱」における「生徒一人ひとりの個性を多面的にとらえ、生徒の特性や長所に着目した選抜制度」の趣旨を踏まえ、それぞれの高校の特色がより明確となることをめざす高校改革の趣旨を生かしたもので、平成16年度から実施するとともに、平成17年度には学区を撤廃して、生徒の主体的な学校選択の幅を一層広げました。平成22年度入学者選抜で、現行制度での7度目の入学者選抜が行われてまいりました。
 現行制度の特徴は評価尺度の異なる2回の選抜の機会、「前期選抜」と「後期選抜」を行うことにあります。また、各高等学校の特色ある教育内容に基づく、一人ひとりの個性や長所を評価するため、調査書の記載事項の評価、面接・作文・実技検査・自己表現活動の実施などにより、総合的な選考を行っています。さらに、高等学校の特色に応じた主体的な選考基準として、特定科目の重点化、調査書と学力検査の割合の弾力化、一部の学校での独自問題による学力検査も行われています。
 しかし、平成21年度まで10年間にわたり取り組んできた県立高校改革推進計画における取組みの進展や、生徒の学習・進路希望の多様化、また、さらなる社会状況の変化へ対応することが求められていることに加え、平成24年度から中学校で、平成25年度入学生から高等学校で新しい学習指導要領が実施されること、さらに現行制度での選抜実施にあたっては、選抜期間の長期化や中学校での学習指導への影響といった、運営上の課題が指摘されているという状況があります。 そこで、県教育委員会ではこれからの入学者選抜制度について検討を行うため、外部学識経験者や学校教育関係者などを構成員とする「入学者選抜制度検討協議会」を平成22年7月に設置し、検討を行ってまいりました。

2 設置期間

平成22年7月から平成23年3月

3 委員

ア  人数 18人
イ  任期 平成22年7月から平成23年3月
ウ  構成 別紙  入学者選抜制度検討協議会 委員名簿 [PDFファイル/79KB]

2 入学者選抜制度検討協議会の協議経過

第1回入学者選抜制度検討協議会

第2回入学者選抜制度検討協議会

第3回入学者選抜制度検討協議会

第4回入学者選抜制度検討協議会

第5回入学者選抜制度検討協議会(最終)

3 入学者選抜制度検討協議会からの検討結果の報告について

1 検討報告書(別添資料)の概要

 入学者選抜制度検討協議会において、これからの入学者選抜制度について検討が進められ、このたび県教育委員会にあて、「入学者選抜制度の改善について(報告)」が報告されましたのでお知らせします。

 (1)検討の基本的な視点
    ア 生徒一人ひとりの個性や長所に着目し、自らの希望に基づいて学校選択ができる選抜制度
      であることという本県のこれまでの入学者選抜制度の理念を踏まえた改善。
    イ 多様で柔軟な教育展開の充実、確かな学力の向上、社会生活実践力の育成など、今後の高
      校教育のあり方の方向性を見据えた改善。
    ウ 新しい学習指導要領が求める「新たな学力」(「基礎的・基本的な知識及び技能」、「思
      考力、判断力、表現力その他の能力」、「主体的に学習に取り組む態度」(学習意欲))
      の育成と中高接続の視点からとらえた改善。
 (2)入学者選抜制度改善の方向性
    ア 新しい学習指導要領が求めるものと中高の接続の考え方を生かした改善。
    イ 各校の特色に応じた主体性の確保と自らの希望に基づく志願を確かなものとする改善。
    ウ 生徒の特性や長所を総合的に評価することができる改善。
 (3)入学者選抜制度改善の主な内容
    ア 新しい学習指導要領が求める「新たな学力」を的確に把握するため、3つの学力要素を満
      たす「共通の検査」の結果と中学校から提出される調査書の評定を活用し、総合的に選考
      することが望ましい。
    イ 「新たな学力」を的確にとらえるとともに、希望に基づく志願を確かなものとするため、
      現行の前期選抜の特性と後期選抜の特性を生かしながら一体化した検査を実施することが
      望ましい。
      なお、選抜機会を一体化することは、現行制度の運営上の課題である選抜期間の長期化や
      中学校での授業への影響などにも対応することができる。
    ウ 共通の基盤の上に立って、各校の特色ある教育展開を踏まえた選抜の工夫と、生徒の特性
      や長所の捉え方の一層の工夫と改善を図っていくことが求められる。 

2 今後のスケジュール

 ○ 平成23年3月に県内中学校及び公立高校等の関係機関への「最終報告書」の送付
 ○ 平成23年度に県民意見を聴取
 ○ 県民意見を踏まえて、具体的な入学者選抜制度設計を実施
 ○ 新たな入学者選抜制度の公表と関係機関等への周知

3 入学者選抜制度の改善について(報告)


4 「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針」の策定について

「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針」の策定
県教育委員会では、平成22年度に検討を進めた「入学者選抜制度検討協議会」からの検討結果報告を踏まえ、入学者選抜制度の改善について検討を進め、平成23年7月に「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針(案)」を公表しました。
その後、1ヶ月間にわたる県民意見募集(パブリックコメント)を通して、県民の皆さまから御意見をいただいた上で引き続き検討を重ね、このたび「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針」として策定いたしましたので、お知らせします。

1 改善の趣旨

このたびの改善は、新しい学習指導要領が求める新たな学力の把握と中学校教育と高等学校教育の接続の考え方を生かした改善を柱にしながら、各高等学校の特色に応じた主体性の確保と生徒自らの希望に基づく志願を確かなものにする改善、生徒の特性や長所を総合的に評価することができる改善を図るとともに、選抜期間の長期化や選考基準の複雑化といった現行制度の運営上の課題にも対応することで、より一層充実した入学者選抜制度とするための方針として策定いたしました。

2 改善の概要

 ア 改善内容
◆ 選抜の機会
全日制・定時制・通信制ともに同日程で共通の選抜機会(共通選抜)を実施する。
ただし、定時制・通信制の課程の一部では、共通選抜の後にも選抜機会を設定する。
◆ 検査
「共通検査」と、必要に応じて実施する「特色検査」を実施する。
「共通検査」については、「学力検査と面接」とする。
(通信制は「面接又は作文」を実施する。)
 イ 実施時期  平成25年度入学者選抜から実施する。(現在の中学校3年生から対象)

3 県民意見募集の結果について

「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針(案)」に対し、「かながわ県民意見反映手続き(パブリックコメント)」により、平成23年7月15日から平成23年8月15日まで、県民の皆さまからの意見募集を実施しました。その結果寄せられた意見の概要、反映状況及び県の考え方をまとめました。

4 今後のスケジュール

ア 平成23年10月から12月:リーフレット等の配付、学校関係者、PTA向け説明会の開催などによる広報周知
イ 平成24年5月:平成25年度入学者選抜実施要綱・要領の公表
ウ 平成24年6月:平成25年度入学者選抜選考基準の公表
エ 平成24年7月:募集案内の配付

5 説明資料について

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