定例会見(2020年11月20日)結果概要

掲載日:2021年1月8日

発表事項

令和2年度11月補正予算案等の概要

 はじめに、来る11月25日に議会へ提案する、「令和2年度11月補正予算案等」について説明します。
 それでは、「令和2年度11月補正予算案等の概要」の、1ページを御覧ください。
 ローマ数字「I」の「補正予算案について」です。
全国的に再び新型コロナウイルスの感染が拡大しており、11月14日に医療アラートを発出したところです。本県では、現在、神奈川モデルにご協力いただいている医療機関に、病床の拡大をお願いしていますが、病床の確保や宿泊療養施設の借上げなどの医療提供体制の確保に必要な費用については、これまでの補正予算において措置し、現在順次交付手続を進めているところです。
 そうした中、今回の11月補正予算案では、その他の新型コロナウイルス感染症への対応など、早急に対応する必要がある事業について、措置することとしました。
 補正予算案の規模は、上段の表に記載のとおり、「一般会計」で、新型コロナウイルス感染症対策として301億2,700万円、その他として7億9,800万円、総額で、309億2,500万円となります。
 また、財源内訳ですが、中段の表に記載のとおり、「国庫支出金」が総額で303億4,600万円、「繰入金」が3億9,900万円、昨年度からの「繰越金」が1億4,500万円、などとなっています。
 なお、「国庫支出金」のうち、新型コロナウイルス感染症に関する交付金については、下段の表に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が29億900万円、医療提供体制の維持などに充てる新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金が41億7,100万円などとなっています。
 2ページをお開きください。「2補正予算案の主な内容」について説明します。
 「(1)新型コロナウイルス感染症対策」です。補正予算額は、総額で、301億2,714万円です。
まず、一つ目のマル、「福祉施設におけるマスクや消毒液の購入等」です。補正予算額は、41億7,155万円です。マスクの購入など、施設における感染症対策の実施に対する補助を追加で措置します。次に、二つ目のマル、「薬局事務員慰労事業費」です。補正予算額は、6億7,400万円です。 新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者への対応など、感染リスクを抱えながら業務を行っている保険薬局の従事者について、9月補正予算で措置した薬剤師に対する慰労金に加え、今回、新たに、事務員に対し1人当たり3万円の慰労金を県独自に支給します。
 次に、三つ目のマル、「「地元かながわ再発見」推進事業費」です。補正予算額は、10億3,345万円です。新型コロナウイルス感染症の拡大により深刻な影響を受けた観光事業者を支援するとともに、地元・神奈川県の魅力を再発見する契機とするため、県民限定の県内旅行の割引について追加で措置します。なお、感染が拡大している現状においては、翌年度に繰り越して使用することができるよう繰越明許費も設定し、今後慎重に実施時期を見極めてまいります。
 次に、四つ目のマル、「生活福祉資金貸付事業費補助」です。補正予算額は、230億円です。生活困窮者の増加に対応するため、生活福祉資金の特例貸付を行う県社会福祉協議会に対する貸付原資等の補助を追加で措置します。
 次に、五つ目のマル、「県立学校空調設備整備費」です。補正予算額は、12億3,568万円です。空調設備未設置教室で授業を行う際の熱中症リスク軽減のため、県立高校の特別教室における空調設備工事の一部を前倒しして実施します。
 3ページをお開きください。「繰越明許費の設定」です。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、年度内に支出が終わらない見込みの事業について、繰越明許費を設定します。繰越明許費を設定するのは、現在の感染拡大の状況を踏まえ、事業の実施時期を慎重に見極める必要がある「県内消費喚起対策事業費」及び先ほど説明した「『地元かながわ再発見』推進事業費」ほか記載の2事業です。
 続きまして、「(2)その他」です。まず、「勤務医の労働時間短縮に向けた体制整備」です。補正予算額は、3億9,900万円です。地域医療介護総合確保基金に積み立てた上で、同額を活用するものです。令和6年度から、医師の時間外労働規制が適用されることから、医療機関の働き方改革を推進するため、勤務医の労働時間短縮に向けた体制整備に対して補助します。
 次に、「ゼロ県債の設定」です。建設事業等の年間事業量のより一層の平準化に向けて、令和3年度当初予算案への計上を予定している建設事業等の一部を前倒しして年度内に発注するため、過去最大となる限度額95億1,705万円の債務負担行為を設定します。
 4から5ページに詳細な内容を資料として添付しておりますので、そちらも後ほど御覧ください。以上が、11月補正予算案の概要となります。
 6ページにお移りいただきまして、ローマ数字の「II」の「条例案等について」です。「1提出予定議案の内訳」ですが、表に記載のとおり、条例の改正22件、特定事業契約の変更1件、指定管理者の指定の変更2件など、合計29件の提案を予定しています。
 続いて、「2主な条例案等」をご覧ください。今回の議案の中で、主なものを説明します。条例の改正の、「神奈川県行政機関設置条例の一部を改正する条例」ですが、大規模化した児童相談所の適正規模化や、迅速かつ的確に事案に対応できる体制の確保を目的として、所管区域を変更し、新たな児童相談所を設置するため、所要の改正を行うものです。
 次に、「知事及び副知事の給与等に関する条例等の一部を改正する条例」ですが、知事等の期末手当の支給割合について、国の指定職との均衡を考慮するため、所要の改正を行うものです。
 次に、「県議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例」及び「職員の給与及び通勤に要する費用の弁償に関する条例等の一部を改正する条例」ですが、職員の期末手当の支給割合について、人事委員会の勧告等を勘案し、所要の改正を行うとともに、県議会議員についても、職員と同様の引下げを行うため、所要の改正を行うものです。
 7ページにお移りいただきまして、「食品衛生法に基づく営業の施設基準等に関する条例の一部を改正する条例」ですが、食品衛生法の一部改正により、営業許可業種が見直されたことに伴い、厚生労働省令を参酌した新たな営業の施設基準のほか、新たに屋台等の臨時営業を対象とした施設基準を定めるなど、所要の改正を行うものです。
 次に、その他の「和解について」です。リース期間満了により返却したハードディスクの盗難事件に伴う損害賠償請求について、富士通リース株式会社と民法第695条の規定に基づき和解するものです。その他の議案については、資料に記載のとおりです。

感染防止対策用アクリル板等の無償貸出の実施について

 次に「感染防止対策用アクリル板等の無償貸出の実施について」です。会食時の飛沫感染を防ぐためには、アクリル板により遮蔽し、飛沫の拡散を防止する、飛沫を換気により排出する、そして、加湿により浮遊する飛沫を減らすことが有効と言われています。
 県では、これまでも補助金により、感染防止対策等に取り組む事業者を支援してきましたが、まだ多くの飲食店では、アクリル板の設置等ができていません。そこで、県では、このたび、「アクリル板」、「サーキュレーター」、「加湿器」を緊急的に無償で貸し出すこととしましたので、お知らせします。
 貸出物品は、可動式のアクリル板を10,000枚、床置型のサーキュレーターを200台、床置型の加湿器を200台です。アクリル板は、横並びの席で会話をした時も飛沫の拡散が防止できるようテーブルからはみ出すサイズを用意したいと考えています。
 1事業者あたりの貸出上限は、アクリル板100枚、加湿器2台、サーキュレーター2台を上限とし、貸出期間は6週間とします。この貸出期間中に、補助金を活用した場合と同等の負担となる四分の一の価格で購入するか、返却するかを選択していただきます。
 貸出しの申請受付は、11月25日水曜日から、県フォームメール又は専用電話で受付けます。実際の貸出しは11月27日金曜日からを予定しています。申請・貸出方法、連絡先等の詳細につきましては、11月25日より県ホームページでご案内させていただきます。

新型コロナウイルスに対応する製品の性能評価を開始します

 次に、「新型コロナウイルスに対応する製品の性能評価を開始します」についてです。新型コロナウイルス感染症が拡大し始めた今年2月以来、地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所、KISTECには、企業から、自社製品の抗ウイルス性能が、新型コロナウイルスに対応できるか確認したいといった相談が200件以上あり、その都度インフルエンザウイルスを使った代替評価を提案して対応してきました。
 そこで、企業が開発した抗菌・抗ウイルス製品の性能評価へのニーズに応えるため、県は、KISTEC殿町支所で、新型コロナウイルスに対応した性能評価サービスを行えるよう施設整備をしています。サービスの内容ですが、KISTECに企業から性能評価依頼があった製品に、新型コロナウイルスを付着させ一定時間置きます。その後、付着させたウイルスを回収して、その増殖具合を確認します。そのウイルスの増殖具合を数値化して企業に評価報告書として提出します。
 新型コロナウイルスを用いた、企業の製品開発等に関する性能評価サービスを実施するのは、工業系の公設試験研究機関としては、全国で初めてです。現在、整備中ですが、サービスの相談や申込は、12月25日金曜日、午前10時から開始します。詳細は、12月25日金曜日までにKISTECのウェブサイトに掲載します。
 こうした取組みにより、ウィズコロナの時代に対応した抗ウイルス製品の開発を支援するとともに、安全・安心な県民生活の実現に寄与してまいります。

生きづらさを感じている県民の皆様に向けて、知事メッセージを発信します

 次に、「生きづらさを感じている県民の皆様に向けて、知事メッセージを発信します」についてです。本県で、自殺により亡くなられた方は、本年7月以降、4カ月連続で昨年と比べて多くなっており、特に10月の自殺者数は、警察庁の自殺統計の速報値によれば、昨年より59人多い148人と大幅な増となりました。現在、長引くコロナ禍で、多くの方がこれまでと異なる生活環境におけるストレスや、今後の生活について不安を感じているのではないかと思います。
 不安等を抱える人が孤独であると自殺につながるリスクがあるため、県では、これまでLINE相談の開設など、相談窓口の拡充を図ってきましたが、今後さらに相談につながっていただくよう、取組みを強化する必要があります。
 そこで、このたび、ひとりでも多くの方が必要な支援につながるよう、生きづらいと感じておられる方々へ、私からメッセージを発信することとしました。また、今後は、自殺の状況のデータをしっかりと分析し、年代別や性別に応じた傾向等を踏まえて、きめ細かく効果的な対策を講ずる等、誰もが一人で悩みを抱えず、適切な相談や支援につながるよう、自殺対策を一層強化して進めていきます。
 不安やストレスを抱え、生きづらさを感じている方は、どうかひとりで悩みを抱えず、身近な人や相談窓口に相談してください。県では、あなたからの相談をお待ちしています。

知事出席主要行事 

 知事出席主要行事については、事前送付した資料のとおりです。特に私から付け加えることはありません。私からの発表は以上です。皆さんからのご質問をどうぞ。

質疑

GoToEatとステージⅢについて

記者:きょうの発表事項ではないのですが、先程、対策本部の会議がございました。その中で、GoToEatの販売の一時中断について発表されたわけなのですけれども、改めて、それの県民向けに狙いのご説明と、一方でステージⅢへの引き上げはされませんでしたが、この狙いについてもご説明ください。

知事:今、この神奈川県も2日続けて200人を超えるという大変厳しい感染拡大状況が続いております。そして、医療現場では、かなり逼迫しているという現状も起きています。医療現場からは「何とかしてほしい」という声が上がっている中で、その危機意識というものを県民の皆さんとともに共有する必要があると思ったところであります。その中で、われわれは、会食の時に感染拡大が起きる可能性が非常に高いといったことで、特にそのあたりを注目してM・A・S・K、マスクといったものを徹底すると同時に、マスクを着けたまま会食してくださいという「マスク会食」、これを奨励、推奨しているわけであります。
 そのような中で、このGoToEatといったもの、第1期の販売はあとわずかなのですけれども、第2期以降どうするかといったこと、これを今日の対策本部で議論した次第であります。その中で、医療現場からは、「とにかく医療現場を守ってほしい」といったことの声、これが非常に強くあるといったことで、その危機意識を共有すると同時に、このGoToEatに関しては、一時中断をしようといった決断をいたしました。
 いつまでかといった中で、今ちょうどマスク会食を広げようとしていますので、マスク会食が広がってきたと、そして、感染拡大が収まってきたといった頃まで、これを一時的にさせていただきたいと思っています。皆さんが一生懸命マスク会食といったものをやっていただいて、そして、感染拡大を抑えることが出来たら、改めてGoToEatを発動したいと考えています。ですから、しばらくの間、ご協力の程をよろしくお願いしたいと思います。
 それとともに、ステージは、今、Ⅱという状況であります。そのような中で、7つの指標といったものを用意していますけれども、今日の中で、分析した中でも、そのうちの3つのポイントでオーバーはしているといったことではありますが、総合的に判断して、まだステージⅢに移行する段階ではない。その直前ではあるという認識ではありますけど、まだ今日の段階では、ステージⅢに移行する段階ではないという判断の下に、ステージⅡは継続するということになりました。しかし、要注意、本当に神経を研ぎ澄まして様子を見ていなければいけない、そのような状況が続いていると思います。

3連休のメッセージ

記者:一方、これから、あしたから3連休ですけれども、知事メッセージの中では、3連休に県民にどのように過ごしてほしいかというのが、メッセージが盛り込まれておりませんでした。この場で、3連休、県民に向けてどのようなメッセージを送られるでしょうか。

知事:GoToトラベルも続いているわけであります。そのような中で、旅行も予定されている方もいらっしゃると思います。そのような中で、改めて、このコロナウイルスにかからない基本的な対策といったものをしっかりと思い出していただきたいと思います。M・A・S・K、マスク。マスクは着用する。それからアルコール消毒は徹底する。Sは遮蔽です、こういったアクリル板によって遮蔽をするといったこと。それからK、距離を取ってください。換気をしてください。そして、この時期ですから、加湿といったものを徹底的にやってくださいといった中で、そして、会食をされる時には、マスクを着けたまま会食をしてください。それが出来ない場合には、おしゃべりをしないでください。大勢で会食するといったことも、なるべく避けてください。皆でワイワイ、ワイワイとやる感じ、これが一番危ないですから、これはぜひ避けてください。そういった皆さんのお一人おひとりの、そういった心掛けの中で、感染防止対策取組書がしっかり掲示してある、そのお店、そしてホテル、旅館を選んでいただいて、そして、静かに秋の行楽といったものを楽しんでいただきたいと思います。

社会経済活動について

記者:私からは最後なのですけれども、今のお話も含めて、今、特に都道府県、他の自治体においては移動の自粛を求める自治体もあるように思っているのですけれども、特に知事としては、自粛を求めることはしませんでした。それからあと、GoToEatの販売一時中断についても、25日からということで、それまでに駆け込み需要が発生して、結局チケットは使われるのだと思うのですけれども、一方で、先程の会議の中では、社会経済活動について、ちょっとブレーキを掛ける必要があるのではないかという趣旨の議論が出ていたと思うのですが、ちょっと踏み込み不足ではないかなというふうに個人的には思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか。

知事:そのブレーキといった意味が、先ほど申し上げたGoToEat一時中断といったことです。
 これにつながって、これでとにかく、ちょっと医療現場を支えるために皆で力を合わせようといったことであります。県域を越えての移動といったもの、これは、特に私は求めようと思っていません。今、GoToトラベルをやっているところでもありますし、先ほど申し上げたように、移動そのものは、例えば電車に乗って移動するとか、飛行機に乗って移動するとか、移動そのもので感染が広がっているということはあまりないと受け止めています。それよりも、旅行された時にも、会食の場、ここがやはり一番感染が広がる可能性があるといったことでありますので、移動そのものに対して、皆さんに自粛をお願いするといったことは考えていません。それから何でしたっけ。

記者:踏み込み不足ではないかという。

知事:踏み込み不足ではないかは、最初に申し上げたように、GoToEatといったもの、使うことは規制はできないです。もう皆さん、お買い求めになっている方が、たくさんいらっしゃると思いますけれども、来年の3月31日までが期限になっていますから、使うことに対して止めるということはできないです。ですから、今、最初の予算を使ったわけですけれど、次の発売の券から、11月25日からはしばらくの間、発売を中断させていただくということです。

GoToEatについて

記者:GoToEatに関してお伺いしたいのですけれども、人数制限を取った上で継続するという考え方はなかったのでしょうか。

知事:人数制限を行うということですか。

記者:4人以下で継続とか。

知事:私は4人以下の人数制限についてはあまりピンとこないと前から申し上げています。4人以下なら安全で5人以上なら危険なのか、それよりも飛沫が飛び交わない状況の中で会食するということが大事です。人数という議論の中では部屋の広さ、換気状況といったものがないわけです。例えば大きな部屋の中で10人で会食しても、しかもマスクをしながら会食をしたら、まず感染拡大にはつながらないと思います。ですから、人数だけを取り上げるというのは、私はあまりピンとこない。というのも、4人以下でも、近くでわっと会食したら飛沫がどんどん飛び交います。4人以下ならいいとメッセージを出す方が、私は間違っていると思います。それよりも一人ひとりの感染防止、飛沫が飛ばない環境をつくりながら会食を楽しんでくださいといったこと、このメッセージが重要だと思います。

記者:もう1点はGoToEatを一時中断することによる飲食店等への経済的な影響はどのように見ていますでしょうか。

知事:一部、そういう面が出てくるとは思います。しかし、こういうことをやらないと次の厳しい措置というものに行かざるを得ないことだってないわけではない。そこを避けたいわけです。次なる厳しい措置というのは、前に経験したような時間短縮とかもっと厳しいのは営業自粛してくださいといったことです。これはかなりお店にとってはダメージが大きいと思います。たとえ協力金というものが出たとしても、出す方も非常に厳しい状況になっていますし、たとえ出せたとしても、お店の方に聞いていただければ分かると思いますけれども、それはやはり営業していた方が絶対いい、こんな協力金ではとてもとてもやれないといって潰れてしまう、そういう危険だってあるわけです。
 だから、そこまで行かないぎりぎりのところで立ち止まって、そこで何とかこれを乗り越えましょうという中で、このGoToEatを一時的に中断させてください。止めるわけではありません。一時的に中断させてください。その間でマスク会食といったこと、M・A・S・K、こういったものを新しいマナーとしてどんどん普及させるようにお店の方にもご協力いただきたい、そう思っているところです。

記者:1点目、今のGoToEatのところですけれども、新規クーポンの販売が25日から一時中断なのですけれど、そうすると24日までは購入できるということなので、駆け込み需要が大分出てくるのではないかと思うのですが、そこのところで県民に呼びかけることはありますでしょうか。

知事:駆け込み需要といっても予算が決まっていますから、予算のところに達した段階で自動的に終わります。早く行ってと思っても、期限が限られていますから、駆け込み需要といったことは特にないと思います。仮に行かれたとしても密にならないような形で並んで買っていただくというようなことをお願いしたいと思います。

感染防止対策用アクリル板等の無償貸出の実施について

記者:きょうの発表のところですけれども、遮蔽板とかの補助をするというところで、アクリル板を無償で貸し出すということなのですけれども、これは予算はどれくらいの費用でやるのか、これはどこの補正に含まれるのか、そこらへんについて詳しくお伺いしたいと思います。

産業労働局企画調整担当課長:まずは予算でございますけれども緊急措置ということで、予算額6千万円程予定しておりまして、臨時交付金の方を活用したい、流用で対応したいと考えています。

記者:6千万円の予算は補正に入っているのかそれとも既決予算なのですか。

産業労働局企画調整担当課長:既決予算の交付金を活用して流用で対応したいと考えています。

記者:細かいですが、これは9月の補正なのか、どの補正でしょうか。

産業労働局企画調整担当課長:その点については後程、回答させていただきます。

【補足】
産業労働局企画調整担当課長:ご質問のありましたアクリル板貸出にかかる予算の関係で回答させていただきます。活用する流用元の事業につきましては、4月の補正予算で実施しました感染症拡大防止協力金事業費、こちらから流用することとしています。

医療物資の状況について

記者:知事に伺いたいのは7月22日の感染症対策協議会の方で医療機関の物資がだいぶ改善したということだったのですけれども、これは今後第3波が来て、今後、医療物資が不足するかもしれないと思います。この備えといいますか、それについて、どのような現状とお考えでしょうか。

知事:私は現時点では医療物資が不足しているという情報は聞いていませんが、統括官そのへんありますか。

医療危機対策統括官:物資に関しては国と県がタイアップして供給しています。供給の流通スキームに関しては、きちんと確立しているものがあって、われわれとしては第3波ということで先読みをして必要な物を多めに早めに要求する。われわれも取り入れてそれを提供する、これをやっています。現状、その流れに対して、物が足らない、現場に流れない、そこのところは聞いておりません。今のところは先読みして足りている状況であります。

協力金について

記者:もう一つ、最後に知事、今のところ時短要請とか、そういうのは考えてられないという話だったと思うのですけれど。と言いながら、国の方で緊急事態宣言みたいなものがもう一度やられたらその時は考えざるを得ないという話だったのですけれど、昨夜、先日、西村大臣が時短営業協力金について、2割は自治体が負担するようにという話だったのですけれど、こういうのがあるとなかなか発動しづらいと思うのですが、そこらへんについてどうお考えでしょうか。

知事:今、当面は、感染拡大防止、ここに全力を挙げていくといったことだと思います。時短とか営業自粛は皆やりたくないと思います。なんとかしてそこを避けるといったことにとにかく全力を注いでいきたい。そう考えています。

地元かながわ再発見について

記者:先ほど発表された補正予算の絡みなのですが、地元かながわ再発見推進事業費ということで、追加で10億円余りということなのですけれども、実施時期はいつ頃を見込んでらっしゃるのか、GoToトラベルなんかも始まっている時期で、前回蒸発してしまったという話もございましたけれども、なかなか時期は、今は、補正予算の必要性とは別に、今このタイミングで、どのタイミングでやるのが良いのかっていうのはいろいろ議論があると思うんですけども、このあたりはどうお考えでしょうか。

知事:これは、前回非常に評判が良かったわけです。地元再発見ということですから、神奈川県内でいうと、横浜、箱根、鎌倉じゃない所に行った場合にはもっとお得になるといった誘導的なものがありました。それが非常に効果があって、それ以外の地域も非常に潤ったといったことがあった。ですから、継続を求める声がたくさんあって、準備をしてまいりました。その時点では感染拡大という局面を迎えていませんでした。それで、われわれ準備をして、さあと思った時には感染拡大になってまいりましたので、今、GoToトラベルを進めている中で、県民割に関しては、今すぐやらなくても、いったん止まっているわけですから、感染拡大がある程度落ち着いてきた段階で使えるようにといったことで、そのまま予算措置をするといったことにいたしました。ですから、いつこれを使えるようにするのかといったことは、まさに感染状況を見極めながらといったことになると思います。

感染状況について

記者:新型コロナウイルスに関連した質問なのですけれども、先ほど開かれました県の対策本部会議で県の幹部の皆様の強い危機感、よく分かりました。ただ今の知事の説明でも、GoToEatの中断について、県民と危機意識を共有したいとおっしゃって、非常によくわかったのですけれども、その中で、なぜステージⅡのままなのか。総合的に判断したという説明もあったのですが、やはりいろんなグラフなんかを見ていても、感染者の急増ぶりとか、ベッドの埋まり具合とか、非常に折れ線グラフがかなり急増を示すものが出ておりますが、なぜきょうの時点でステージⅡのままなのか、もう少し詳しく説明を教えてください。

知事:もともとご提示している6つ、7つの指標といったものがあります。プラスアルファでクラスターがありますけれども。こういったものを見た時に、先ほど申し上げたように3つのポイントでこれを超えてステージⅢの中には入っています。しかし、全体を一個一個見た中で、元々これを設定した時から申し上げていますけれども、そういった一つ一つの数字だけではなくて、総合的に専門的に判断してステージⅡからⅢに上げる時は決めるといったことでありますから、きょうは総合的判断のもとで、まだステージⅢに行く状況ではないという判断がありましたので、きょうは移行しなかったといったことであります

記者:ステージⅢというのは患者の急増期だと思うのですが、県内の状況は急増期ではないということなのですか。

知事:ですから、ステージⅢでいう患者急増期といったものの基準にはきょうは入っていないという認識であります。かなり厳しい状況になっていることは間違いないですけれども、今の段階ではそうではないというのが総合的判断です。

記者:何を持って急増なのかというのは総合的判断というのは2回説明を受けて、理解しようとしているのですけれども、例えば新規感染者が200人を超える状態がさらに続けば急増期と認めるのか、何を持ってどの段階に来たらステージⅢになるのですか。

知事:ですから、その数値基準は設けてあるわけです。そうしたものに一つ一つ照らし合わせながら総合的に判断する。これに尽きます。

記者:かつての説明では、例えばステージⅢになったら、医療機関にベッドの増床を求めるとか、そのへんのことがあって、すごくステージⅢへの移行と医療アラートがリンクしているのかと思っていたのですけれども、今はステージⅡのままで医療アラートを発して、これでステージⅡからⅢにためらう理由が良く分からないのですけれど、ステージⅢになると何が変わる、変えたくないからステージⅢへの移行を渋っているのか、どうなのですかね。

知事:別に渋っているわけではなくて、最初から決めた基準に到達していないからステージⅢだと言ってないだけであります。われわれは、対処方針で元々決めてあった、ステージⅢが近づいてきた段階で、医療アラートについては検討するといったことがありました。ですから、ステージⅡの段階ではありましたけども、あの段階で医療アラートを発出して、医療提供体制を650床から1,100床に変えたといったことでありました。しかし、今この現状では、先ほども申し上げましたけれども、大体2週間ぐらいかかるわけです。その2週間かかるまでのそのペースよりも、患者の伸びの方が速い。ということで、今大変な状況ではありますけれども、しかし、逆にあの時点でステージまだⅡではありますけれども、医療アラートを出していてよかったといったことだと思います。

マスク会食について

記者:GoToEatの中断についてなのですけれども、再開に関しては、指標の一つとしてマスク会食の普及状況というのがあると思うのですけれども、知事が考える中で、マスク会食が普及しているというのはどういう状況なのか教えていただきたいのと、今動画を配信されたりとか普及に向けていろいろ取り組んでいますが、それに加えて、具体的に県としてどういう取組みを今後やっていきたいか考えていることがあれば教えてください。

知事:マスク会食が普及したのかどうやって判断をするのか、きょうの対策本部でも議論したわけであります。たとえば、それが数値目標を掲げられるのか。そういうことではないといった中で、要するに、居酒屋なんかに行ったときにも、複数で会食されている方が、なんとなくマスクをしながらやってらっしゃいますね、普通のマナーになってきたね、となんとなく感じられるということがまず第一。そして、感染者の数が落ち着いてくると、そういう変化が表れているといったことが一つの基準になるのではないかと思っています。マスク会食については、きのう、菅総理自ら、静かなマスク会食を推奨するとおっしゃっていただき、自ら実践するということも言っていただき、非常に注目度が高まっていると実感しています。ですから、こういったことで一気に広がっていくのではないかということも期待したいと思っています。
 それ以外にも先程申し上げましたけれど、県としてもさまざまな普及啓発のためのことをやっていこうと考えています。ポスター、チラシの掲示だとか、そういう取り組んでらっしゃるお店の動画を撮影してそれを皆さんにご紹介するとか、それから、マスクを実際に会食用のマスクとして使ってくださいといって、感染防止対策取組書に今、マスク会食を進めていますよといったことを取組書に書いてもらえるようにしていますから。“NEW”として。そしたら、そこにはマスクをプレゼントしますといったさまざまなインセンティブ、他にも何かないかいろいろ考えていきたいと思っています。

GoToEatについて

記者:GoToEatの一時中断の件ですが、前回の定例会見で知事はGoToトラベルの影響で感染者急増に繋がったという情報はないとおっしゃっていて、それはGoToEatでも同じだとおっしゃっていますけど、何故今回はGoToEatの一時中断に繋がったのか、そこをもう少し教えていただけますか。

知事:患者急増といった背景です。この間とかなり質が違うというか、患者急増という背景があります。それとその中で先程申し上げましたが、医療現場、これが一気にひっ迫しそうになってきているといった中での声に耳を傾けたといったところです。これが大きな判断の変化の基準になっているとお考えいただきたいです。

記者:そうすると、GoToEatがなんらかの形で今回の感染者急増に繋がっているという認識に変わったということですか。

知事:そうではないです。医療現場側の頑張っていらっしゃる皆さんに対する、危機意識といったものを皆さんと共有していこうといったことの中で、医療現場からはそういう声があがっているということなので、一つのメッセージとしてお出ししたということです。

ステージⅢについて

記者:きょうの対策本部会議のことで伺いたくて、ステージⅢには引き上げないけれども、ステージⅢの直前まできているというお話が今の会見の中でもあったと思います。知事はステージⅢに引き上げることによって、県内に与える影響や懸念をどういうものを想定されていると考えていますか。

知事:ステージⅢになったから急に何か変わるといったものではないです。やはり、ある程度、世の中がどういう状況になったのか意識を共有するといったことの大きな意義があると受け止めています。ですから、今かなりステージⅢに近づいているということは間違いないですけれども、もう少し様子を見て、ステージⅢになったら急にバタバタとある政策をはじめるとか、なにかを急にやめるとかそういうことは、特に考えていません。ステージⅢになりましたという危機レベルの意識を皆で共有するといったこと、きょうではその直前といったことだと受け止めていただきたいと思います。

記者:今のお話で分かったのですが、皆で危機意識を共有するというお話。それならばきょうの段階で引き上げてもよかったのではないかと思いますが、GoToEatの新規クーポンの発行をするのをやめたのも、皆の危機意識を共有するためといったお話があったと思いますが、それならば、本日の時点でステージⅢに引き上げて危機意識を共有するといった判断もありえたのではないかと思うのですが、そのあたりどうお考ですか。

知事:それは一つの考え方だと思います。そういった選択肢はありえたと思います。ただ、先程申し上げたとおり、われわれがステージⅢと決めた数値の基準がありますから、それをまだ全部は満たしていない、半分以上まだ満たしていないという状況ですので、きょうの段階ではステージⅢとは言わなかったということです。

GoToEatについて

記者:GoToEatの販売停止についてなのですが、少なくとも、例えば年内は再開はしないとか、その辺りは感染状況だったり、マスク会食の定着度にもよるというお話しだったのですが、その辺りの相場というか少なくともこれくらいは停止したままだとか、いかがでしょうか。

知事:それはなかなか難しい質問です。実際やってみて、どうなのか。では、年内に感染拡大が収まりますかという質問とかなり近い質問です。なかなか今、見通せないというのが正直なところです。

記者:例えば少なくとも一か月は停止するとかその辺りはどうでしょうか。

知事:いえ、それも含めて、なかなか難しいのではないでしょうか。この一か月間で急に下がってきて、皆がマスクをつける状態になる、なればよいですけれど、そこはなかなか難しいのではないかと思います。では何か月なのですかと聞かれても今の時点では分からない。とにかく未知との闘いですから、しっかりとこれを乗り越えるために全力を挙げていきたいと思います。

記者:例えば仮に感染の拡大が収まって、一方マスク会食は定着していないという状況になった場合はいかがでしょうか。

知事:それは総合的に判断します。

医療アラートについて

記者:医療アラートについてお伺いしたいのですけれども、14日に発動されて、あしたで一週間になると思います。ホームページで出ている数字ですと、700の半ば台だと思うのですけれども、このままいってあと一週間ほどで1,100確保できそうか見通し、ご評価、教えていただけますか。

知事:昨日時点の病床確保数が重症者用が74床。中等症、軽症者用が668床で合計742床となっています。ですから目標の1,100床に対してはまだ7割弱でありますけれども、アラート発出以降、日に日に増えておりまして、医療機関の皆様のご協力には本当に心から感謝申し上げたいと思います。新型コロナに対応するためには病床を空けていただくことに加えまして医療スタッフの体制整備や感染防止対策の準備に一定の時間が必要であります。ですから、2週間後の今月末を目途に増床の推移を注視しつつ必要に応じて医療機関との調整を行っていきたい、そのように考えています。

記者:今のペースは順調とみているかどうか、今のご評価はいかがでしょうか。

知事:滞っているという情報は聞いていません。

医療危機対策統括官:少し補足をさせていただきます。確かに、なかなか難しいのです。そこのところの辺りの具体を市と、政令市さん、保健所設置市さん、一緒に今、働きかけをしているところです。
 やはり、冬場で患者さんが多いのです。今、入っている方が結構いて、神奈川モデルの最初からの理念ですけれども、コロナだけでなくて全般でというバランスを取りながら、なおかつ病床拡大ということなので、なかなか厳しいのは事実なのです。でも、ここのところ医療機関のご理解が非常に良いです。非常に良い中で、医療機関も苦しい中で、病床拡大を今やっていますので、もう少しお時間いただければと思います。

記者:ステージⅢの引上げに関して、先ほど知事は決めた数値の基準があって半分以上満たしていないとおっしゃっていたと思います。逆に言うと半分以上満たせば引上げのある程度の目安になってくるというふうに現状、お考えなのでしょうか。

知事:それも先程から何回も申し上げていますが、数字の基準というのはご提示しています。それを見た上でご専門の立場から総合的に判断いただくということにしております。

横浜スタジアムの技術実証について

記者:10月末に実施された横浜スタジアムでの技術実証について、その後の進捗はありますでしょうか。

くらし安全防災局企画調整担当課長:スタジアムの結果につきましては、暫定版の速報版ということで先日、知事の方からお話ししていただいた以降の進展はないです。

マスク会食について

記者:先ほどマスク会食の普及についてのお話しの中で、取組書の中にマスク会食の協力を盛り込んだお店に対しては、私の聞き間違えでなければ、マスクを配布するようなお考えがあるように聞こえたのですけれども、その事実関係と一店舗あたり何枚くらい配るのかというお考えがあれば教えてください。

知事:誤解ではなくその通りです。マスク会食の徹底といった項目を入れまして、それを入れていただいた、そこのお店に対しては無料でマスクを配布しようと考えています。枚数については今の段階ではまだ決めていません。

記者:苦い記憶と言うとあれですけれども、マスクの配布ってちょっとアベノマスクを彷彿する、ちょっと思い出してしまうのですけれども、それで効果があるとお考えなのでしょうか。

知事:効果があるというか、一つの気持ちです。ご協力いただいてありがとうといったことです。布マスクではないと思いますけれど。

富士通リースとの和解案について

記者:富士通リースとの和解案なのですけれども、知事は当初会社の姿勢に対して不信感をかなり抱かれて、発信もされていたかと思うのですけれども、今回和解に至るご所感をお願いできますか。

知事:県が損害賠償請求した金額について、富士通リースと争うことなく、全額支払うことに同意したわけであります。その上で損害賠償金額のうち、県が指定する方法で同社が実施するハードディスク消去作業の費用について、いずれは県が富士通リースに対して支払うものであることから、事前に相殺する。相殺させてほしいと、向こうから提案がありました。県としても、この提案を受け入れることで、既存の契約が全て終了する、令和7年度までの執行処理などの業務が軽減できるほか、損害賠償請求の迅速かつ円滑な解決が期待できるということで提案を受け入れることにしたものであります。
 この合意によって、最終的な和解金は県が損害賠償請求した金額4,097万3,990円から相殺分の1,727万4,510円を差し引いた2,369万9,480円となっております。
 こういう形で、全額受け入れてくれたということで、そのあたりで決着をさせたということです。

GoToEatについて

記者:GoToEatの食事券の絡みで、神奈川では一時中断ということですけれど、一方で東京都では販売が始まったという状況です。食事券については使えるのは東京都内の飲食店ということですが、神奈川県内の方もお買いになる方が沢山いらっしゃるのかなと思うのですが、このあたりの受け止め、足並みが若干乱れているようにお見受けするのですが、このあたりについて、ご所見をお願いします。

知事:これは都道府県それぞれが考えることでありますから、そういったことの違いがでてくるというのは、ある程度やむを得ないと思っています。

感染状況について

記者:危機意識を共有すると先程からおっしゃっていらっしゃいますけれど、改めて、危機意識を共有する意味で県民向けにご説明をお願いしたいのですけれど、感染のいわゆる第1波、一つ目の波と7月から8月の二つ目の波と、今回は人数のほかに、感染の経路ですとか、特徴ですとか、何がどう違って、だからこそこういう注意が必要ということの説明をお願いします。

知事:感染の数の増え方が非常に早いです。グラフをみていただいても、急角度で上がってきています。これは非常に危険な状態ということです。
 それとともに世代をみても、全世代に渡っているといったことです。
 そして、先程、別途申し上げましたけれど、市中感染蔓延時期に入ってきている。クラスターというか、どのように感染したのか、積極的疫学調査といったことで追いかけていくのですが、それすらできなくなるくらい市中に蔓延している状況に近づいてきていることです。
 これはかなりわれわれ危機感を持っているところであります。ですから、ウイルスは必ずいます。どこにいるか分かりません。ですから、一人一人が徹底的に用心してください。これを繰り返しお話したいと思います。

ステージⅢについて

記者:ステージⅡへの据え置き、やはり先程同僚も質問しましたが、県は数値基準を設けておられ、これを県民に示し、これに達した場合にステージⅢに移行すると言明しておられるわけです。一方で総合的に判断すると、総合的俯瞰的という言葉は学術会議の場でも菅総理が連発され、国会で批判されているのはご承知だと思いますが、そういうふうに、一方で数値基準を設けながら、かつてはK値というものもありましたが、他方で、判断基準の参考に過ぎないとおっしゃられますと、県民にとっては、なんだ意味ねぇじゃねぇかと、結局は知事の裁量で決めるだけじゃん、あるいは県の行政当局が勝手に数字をどうにでも解釈して都合の良いように使える時は使う、使わない時は使わないと誤解を与えると思うのですが、知事は県民にどのように説明されますか。そういう疑念を抱く方がいたら。

知事:ですから、丁寧に説明しているつもりです。それぞれに数値基準というものは設けます。それを見ながら判断していきます。ただし、数値が少しでもオーバーしたらこうなるということではなくて、一つの情報としながら、県民の皆さんにどの数字がどうなっているか、全部毎日毎日ご提示をしています。そういった中で今起きている状態を皆さんと共有していく、お伝えしていっているということ、ステージⅡからステージⅢに変わる中でも、それは数字が一つ上がったら自動的にいくということではなくて、専門家の目で見て、総合的に判断するということ、これを丁寧にご説明していくということでご理解を求めていきたいと思います。

記者:阿南先生にお伺いしますけれど、どのような数値になれば、ステージⅢに専門家として勧告されますでしょうか。

医療危機対策統括官:目安の数字があるので、きょうも予測線をお示ししたように、全体として、基準となる数字の今70%くらいの数値なんです。80をこえて、感覚的かもしれませんが、やはり8割を超えてぐっと近いとなると、やはりそうなのではないかと、皆納得できるラインだと感じています。
 期待していると言いますか、どこかで鈍化してくれたり、これは先週お話したように、ピークアウトしてくれたりしないかなというのは、やはり6割7割ぐらいのところまできている段階でやはり期待として持ちたいところなのです。そのために今ブレーキをかけるといいますかさまざまな手を打っていただいて、社会活動に関しても打っていただいているので、そこのところがまだ期待できるラインではないかというところがあります。
 ただ、これを超えてやはり8割くらいのことろまでくるのだと、もうたぶん厳しいのかなというのはわれわれも感じるところです。

感染拡大の要因について

記者:続けてもう一問、阿南先生にお伺いしますけれども、この感染急拡大という原因はどのように分析しておられますでしょうか。

医療危機対策統括官:複合的要素が大きいと思っています。やはり気候の問題はあります。冬場、寒くて乾燥、これはもう人とウイルスとの関係上、どうしても相対的に人が弱くて、相対的にウイルスが強い。こういう時期だと。こういう不利を背負っているのがひとつです。
 それから社会活動が活発化している。GoTo何某があると。それが直接ということではなくて、やはり人が活発な接触をするというところに間接的につながっているのは事実だと思います。
 その中で何が人の行動の中で起きるかというと、活発化するということは人のイメージの中では去年の冬と同じイメージになってしまう。ここが一つ危険なところであって、去年もこうしていた、だから今年もという中で、接触が同じになってしまうと。やはり、われわれは活発に動いてもいいけれども去年と同じではいけないわけです。こころのところの引き締め、ここのところの意識の改変というところが本日も打ち出している要素に大きく表れているのではないかと思っています。

マスク会食について

記者:マスク会食は効果的だという知事の説明なのですけれども、そういうのを食い止めるためにマスク会食どれくらいの効果があるとお考えでしょうか。

医療危機対策統括官:マスク会食は科学的な根拠がないです。これはわれわれ医科学という観点ではそうです。ただ、すべて新しい試みなので、いろんな良いと思われることをやっている、これが今年一年間やってきたすべてではないかと思っています。
 これは知事の方から強調していただいていますが、やはりM・A・S・Kという、複数のことをやらなければだめなのです。ひとつだけやって、いわゆる特効薬みたいなものは恐らく存在しない。これだけしていれば大丈夫ですというのはない。あえて言うならじっと家にいる。これは特効薬です。誰とも接触しないでください。でもこれは不可能です。不可能であるならば複合的な取組みをしなければいけない。それにはM・A・S・K全部やっていただかなければいけない。その中のひとつ象徴的な表現なのではないかと思います。象徴的なマナーということで、心掛け、そこのところにマスク会食ということの意味が一番あるのではないかと思います。技術的なことというよりも、心掛けというところ、そこだと思います。

オリンピックへの影響について

記者:知事にお伺いします。感染拡大は神奈川だけのことではなくて、オリンピック開催都市であります東京、神奈川もそうですけれども、大変なことになっている。北海道もマラソン、大変なことになっている。福島でもきのう知事の公用車の運転手が感染して知事が自宅から公務するという状況になっているのですが、この状況、オリンピック、せっかく3週間前、技術実証をしたばかりなのですけれども、水を差したような感じにも見えるのですけれども、知事はオリンピックへの影響はどのように捉えますでしょうか。

知事:とにかくオリンピックを皆さんが楽しみに待っていらっしゃるわけですから、これを開催できるようにありとあらゆることをやっていきたいと思っています。そのためにも、ここの感染拡大を食い止めるといったこと、これは必要なのではないでしょうか。そのためにも県民の皆さんと心を一つにして乗り越えていくといったこと、これが一番オリンピックへの道にもつながると思います。

マスク着用の義務付けについて

記者:技術実証は上手くいったと、マスクも皆してくれたと、飛沫も飛ばす、密にもならず、外国人観光客にもマスク会食やマスク観戦を義務づけるようなそういうことを打ち出していくお考えはありますでしょうか。

知事:義務づけるということはなかなか難しい。今、日本人に対しても県民の皆さんに対しても別に義務付けているわけでは。

記者:言葉尻を捉えないでください。そういうことを推奨していくお考えはありますでしょうか。

知事:言葉尻ではなくて聞かれたことについてお答えしているだけです。

記者:質問を変えます。そういうことを説明されるおつもりでしょうか。

知事:そういうこととはなんでしょうか。

記者:マスク会食を横浜周辺ではしてください、神奈川ではしてくださいというふうに外国人にも訴えていくお考えはありますか。

知事:基本的には同じことだと思います。

記者:オリンピックもそれが必要になるという、そういうことですね。

知事:そういうことです。

GoToEatについて

記者:GoToEatの件なのですけれども、先程2期目の販売について、ローソンとミニストップの分はもう、きょう始まっているのでしょうがないと思うのですけれども、セブンイレブンについては23日かららしいので、これ25日を待たずしてちょっと待ってというふうに、要するに前倒しできるものなのかなと素人的には考えるのですが、両方合わせて25日からということなのですか。

知事:そういうことです。どの段階で止められるかといったことを考えた上で25日ということでありました。

(以上)

本文ここまで
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