定例記者会見(2019年7月5日)結果概要

掲載日:2019年7月9日

発表事項

知事の米国訪問について

 はじめに、今月14 日、 日曜日から 20 日 土曜日にかけて実施する、米国訪問についてです。
 今回はニューヨークと、メリーランド州及びマサチューセッツ州を訪問します。
 まず、ニューヨークですが、国連本部で開催される「SDGsハイレベル政治フォーラム2019 」、いわゆる HLPF に参加します。 HLPF は、政府・企業・市民団体など、SDGsの達成に欠かせない役割を果たすステークホルダーが集まり、SDGs達成に向けた議論を行う場です。
 具体的には、HLPF の主要イベントである「 Local2030 」に国連からの招聘を受けて登壇し、本県のSDGsの取組や、「SDGs全国フォーラム 2019 」で発表した「SDGs日本モデル」宣言を、世界に向けて発信してまいります。
 また、ヘルスケア・ニューフロンティアの国際展開を更に進展させるため、メリーランド州及びマサチューセッツ州を訪問します。
 メリーランド州では、州知事と面会し、ライフサイエンス分野での協力に関する覚書の更新を行います。
 また、現地企業との意見交換を実施するとともに、メリーランド大学では、本県の中学・高校生が参加する国際交流事業にも出席します。
 マサチューセッツ州では、ライフサイエンス関連企業の研究開発施設を訪問し、本県のヘルスケア・ニューフロンティアとの連携について協議するほか、この分野のベンチャーのインキュベート機能で世界的に有名な「ケンブリッジ・イノベーションセンター」で、本県の取組等を紹介するビジネスセミナーを開催します。
 今回の米国訪問により、自治体主導のSDGsの取組を進めるとともに、ヘルスケア・ニューフロンティ アの国際的な連携を更に深めてまいります。

小・中学校や福祉施設等での演奏会のための寄附募集について

 次に、小・中学校や福祉施設等での演奏会のための寄附募集についてです。
 現在、小・中学校や福祉施設等で神奈川フィルハーモニー管弦楽団、かなフィルの出張演奏会を実施しております。
 こうした取組を今後も継続し充実できるよう、かながわキンタロウ寄附金、いわゆる、ふるさと納税において新たに寄附募集を開始します。かなフィルは、1970年に発足した、常任指揮者に川瀬賢太郎氏を擁するプロオーケストラです。2020年の創立50年を控えて、ますます注目されている楽団です。
 ふるさと納税の返礼品として、3万円の寄附で定期演奏会のA席のチケットが2枚、5万円の寄附で定期演奏会のS席のチケット2枚と、トートバックなどのブルーダルグッズ、10万円の寄附で定期演奏会のS席のチケット4枚と、ブルーダルグッズ、最新のCDをご用意しております。
 寄附募集の開始は、7月5日金曜日からです。寄附は、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」からお申込みいただけます。
 なお、神奈川県内に在住の方からの寄附については、返礼品の対象とはなりませんが、税額控除を受けることが可能です。
 趣旨に御賛同いただける皆様からの寄附を、お待ちしております。

知事が「プラごみゼロ」に向けて、海の豊かさを守る大切さを三浦海岸で呼びかけます!

 次に、「『プラごみゼロ』に向けて、海の豊かさを守る大切さを三浦海岸で呼びかけます!」についてです。
 神奈川県と京浜急行電鉄株式会社は、本年1月に「SDGs推進協定」を締結して以来、「かながわプラごみゼロ宣言」をはじめとした連携事業を進めています。
 その一環として、今月13日に「京急電鉄×かながわSDGs PRESENTS 海の豊かさを守ろうビーチクリーン&FMヨコハマ公開収録 in 三浦海岸」を開催いたします。
 当日は、私もビーチクリーンとFMヨコハマ「E-ne! ~good for you~」の公開収録に参加します。公開収録では、「海の豊かさを守ること」をテーマに、京浜急行電鉄の原田取締役社長や、かながわSDGsスマイル大使のMITSUMIさん等とクロストークを行う予定です。
 今回のイベントがSDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」はもちろんのこと、目標12「つくる責任つかう責任」や目標3「すべての人に健康と福祉を」にもつながり、参加した方にとって、SDGsを自分事化するきっかけにしていただければと考えています。
 是非、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、1件コメントしておきます。
 7月11日木曜日、10時20分から、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズにおいて、いよいよ目前に迫ったラグビーワールドカップ2019と東京2020大会の成功に向け、県内関係者等による会議を神奈川県と横浜市が合同で開催します。
 この会議では、来年の東京2020大会に向けて、私と、競技会場が所在する横浜市、相模原市、藤沢市、山北町の4市町の長と、ゲストのロンドンオリンピック競泳男子200m平泳ぎ銅メダリストの立石 諒さん、射撃でパラリンピック3大会連続出場の田口亜希さんが、今後県内で開催する予定のオリパラ機運醸成イベント等をトークセッションの形式で紹介しますので、ぜひ取材にお越しください。
 

質疑

米国訪問について

記者: まず、本日の発表項目で、アメリカ訪問から一点伺いたいのですけれども、実際にアメリカに行かれて、ヘルスケア分野のこうやっていろんな分野の会合に出席されると思うのですが、研究所ですとか、あるいはヘルスケア分野の企業のトップセールスと言いますか、神奈川県に対する誘致みたいなことを実際にやられるんですか。

知事: これはどうですか。

国際戦略担当部長: スケジュールを見ていただきますと、18日の午後、ビジネスセミナーの開催ということで、先ほど知事の方からもコメントしていただきましたが、ボストンにございますケンブリッジイノベーションセンター、こちらで現地の企業を多く集めまして、セミナーを開催させていただいて、神奈川の魅力等を伝え、ぜひビジネスをというようなイベントを開かせていただく予定でございます。

知事: そこは前にも行ったことがありまして、WeWorkみたいなところです。ベンチャーがいっぱい集まっているところで、割とフランクな感じで話ができるところです。

参議院選挙について

記者: あと、別件と言いますか、一般的な話題で、昨日から参院選が公示されましたけれども、まず一つ、知事の中での参院選の争点はどういったところにあるとお考えですか。

知事: やはりこの安倍政権、かなり長期政権になっていますけれど、その安倍政権の信任ということ、これが一番大きな争点じゃないでしょうか。

記者: 神奈川県においては、18歳と19歳の投票率がですね、全国2番目に高いというような結果が出ているんですけれども、知事として、これについてご感想と、なぜそうなってるかって原因の分析についてお願いします。

知事: これは非常にうれしいことだと思っています。シチズンシップ教育というものを、神奈川県は先駆けてやってきております。そういうものも一つ影響しているんじゃないのかというふうに思います。それと毎年やっている恒例の夏のハイスクール議会。あのハイスクール議会は、私も毎年楽しみにしています。高校生たちが真剣な表情で県政の将来についてしっかりと議論していただいて、そして、提言したり私に対し質問してきたりということで来てくれます。そういったものを継続しているということ、これも18、19歳の投票率の高さに表れているのではないかというふうに思います。

米国訪問について

記者: 米国訪問なのですけれども、帰国後に県行政に視察してきたことをどのように活かしていきたいというお考えは何かありますでしょうか。

知事: これまでも、海外に行って帰ってくる度に、様々なお土産をもらってきていたということを実感いたします。
 ヘルスケア・ニューフロンティアの政策が、ここまで大きなうねりになってきたというのは、こういった、やはり海外に向けてのアピールを続けてきたということが非常に大きいというふうに思います。
 アメリカは、もともと原点みたいなところです。最初に行って、ハーバード大学で未病について話をしたというところから始まったのですけれども、その時から比べれば、もう行く度にグレードがどんどん上がってきているという状況であります。
 そういった今の成果といったものをアピールするといったら、さらに高い次元に行けるのではないかなという気がいたします。
 それとともに今回、一番のメインは、この国連本部で行うSDGs。これに対するトークセッションに出席するということです。これは、SDGsの最先端の県ということで神奈川県は認定されたわけでありますけれども、その成果、それを海外、国連本部でアピールするという、それはさらにこのSDGsの動きを国内に帰ってきてから加速できるのではないかと思っています。

参議院選挙について

記者: 参院選の関係で、先程、安倍政権の信任が一番大きな争点ではないかとおっしゃられていたと思うのですけれども、例えば、具体的なテーマで年金ですとか、憲法ですとか、社会保障制度ですとか、そういった何か個別分野で争点になりそうなものというのは、何か知事としては見ていてありますでしょうか。

知事: 一番大きな柱というのは、やはり憲法の問題ではないでしょうか。これは、安倍総理のもともとの悲願でもあったわけです。
 それに対して、ずっとそのための日々を送ってこられたというふうに私は受けとめていますから、いよいよそういうことの勝負にでてきた時なのかなという感じがします。

記者: 今のに関連して、安倍政権が憲法改正を主張して訴えていることになっておりますけど、その点に関して黒岩知事のお考えとしては、「是」か「非」かいかがなのでしょうか。

知事: 私は、憲法改正、賛成か反対か、ここで言う立場ではないと思いますけれど、要するに、憲法の問題についてみんなでしっかり議論して、この国の行く末といったものはどうあるべきなのか。ちょうど令和と年号も変わったわけでありますから、その中で、令和時代の新しい日本像というのを、みんなで考える非常に良いきっかけになるのではないかと思います。

地方議員について

記者: 別件で、先月末に総務省が地方議員のなり手不足に関連して、研究会を立ち上げたんですけれども、神奈川県内でも4月の統一地方選で、県議選で無投票が相次いだわけですけれど、期待すること何かあればお聞かせください。

知事: 地方議会といったものも、やはり民主主義の基本ですから、自分と皆さんのこの身近なテーマといったものをすくい上げて、そしてそれがどう反映してくるかといったこと。これは非常に貴重な重要な仕組みだと思います。それが劣化しているということは、これは民主主義そのものが劣化しているということでもありますから、それをしっかりとまた力強くしていくということが非常に重要なことだと受け止めています。

参議院選挙について

記者: 参議院選に関してなのですが、先程、憲法改正も柱というお話もありましたが、神奈川ならではと言うか、神奈川と言えば例えばみなとみらいの開発だとか、来年から人口減が始まるとか、いろいろあると思うんですが、神奈川ならではの議論で気にするところはどういうところでしょうか。

知事: 国政選挙でありますから、神奈川も当然日本国の重要なパートではありますけれども、神奈川独自のテーマというのは、参議院選挙において私自身はあまり意識していないです。何かありますか。

記者: 人口減対策とか人手不足とか。

知事: そういうことを含めて、日本の国の形ということだと思います。新たな国家像と言うか、私はもともと、いつも講演で冒頭では、人口のピラミッドの絵を出していますけれども、2050年になると全く逆の人口ピラミッドになって、圧倒的な勢いで超高齢化が進むと。そのときに今のままでいったら、持続可能ではなくなるという危機感から動いているのだという話をずっとしています。
 やはり、そういう未来を中長期的な形でどうあるべきなのかということ。これは非常に重要な課題だと思います。だから、私も神奈川の人口ピラミッドの形を見せながら議論しているわけですけれども、今回の選挙だと憲法ということであっても、そのような将来の国のあり方、そのような中で今何をするべきなのかといったことを、しっかり議論するということが、非常に重要なことだと思います。

記者: 今の関連なんですが、ずっと参院選の話題が続いておりますので、4月の知事選で知事ご自身も主要政党から推薦を受けられたと、今回参院選で、その期間にアメリカ訪問もありますが、どなたか候補を応援する予定はありますか。

知事: それは予定していません。

記者: 声がかかってもですか。

知事: そうです。今のところ予定はないです。声もかからないです。私の場合には、いろんな党の方からご推薦をいただきましたから、そのお礼をしたいことは山々なのですけれど、バランスというか、参院選挙はそれぞれの党が戦っていますから。そこは少し難しいです。

ヘイトスピーチについて

記者:先日、代表質問でヘイトスピーチの条例化について、知事は研究していくと答弁されています。川崎市もその条例に罰則を設けるということになりまして、それで、県内ではヘイトスピーチというものをめぐって厳しく取り締まっていこうというような動きが活発化していきそうな感じがしているのですけれども、改めてその県としての条例化について、知事はどういうふうにお考えになっているのかというのを聞かせていただきたいと思います。

知事: ヘイトスピーチというのは決して許してはいけないと思います。それから、われわれが目指すべきはヘイトスピーチがない社会。これを絶対実現しなければならないと思っています。私もヘイトスピーチそのものを直接聞いたことはないのですけれども、それを映像で見たことはありまして、聞くに耐えないです。そういったものは絶対許してはいけないと思います。そしてそれに対していろんな形で川崎市等が条例といった形で対応しようとしているということです。罰則付きの条例を作ったことによって、本当にどういう実効性が出てくるのかといったことを、しっかり見極めていきたいと思っています。

記者: 県としてその条例化するということに関しては今の段階ではまだ具体化とか、そういったことは考えておられないという受け止め方でよいでしょうか。

知事: 今の時点では、川崎市等の条例化又は罰則付きの条例化といったものが、本当に有効性があるものなのか、ヘイトスピーチがない世界を実現していくために有効なものであるかどうかを見極めた上で判断していきたいと考えています。

記者: それでは、今はわからないけれども、いずれもしかしたらするのかなっていうような考えはございますか。

知事: 見極めるといったことは前に議会で答弁しましたが、条例化も含めてという表現の中のことです。条例化が目標じゃないですから。条例を作ることが目標じゃない。ヘイトスピーチのない社会をつくることが目標ですから、罰則規定がある条例ができたら、本当にヘイトスピーチがない社会に大きく前進するのかといったことを、やはり見極めたいなというふうに思ってます。

プラごみの処理に係る環境省からの通知に対する対応

記者: まったく別件なんですが、環境省が5月に全国の都道府県と自治体に産業廃棄物として出る廃プラスチックの処分を受け入れてくれないかというお願いの通知を、法的拘束はないけど出していると思うんですが

知事: どこにですか。

記者: 都道府県と政令市宛てに通知を環境省が出しているのですが、神奈川県として何か対応を検討されていたりしますか。

知事: 環境省が県に対してプラごみを処分。

記者: 産業廃棄物として企業から出る廃プラスチックの処分を都道府県でも受け入れてくれないか。国の方がアップアップなので受け入れてほしいというお願いを出している。

知事: それは普段からわれわれはやっているのではないでしょうか。新たにということですか。今も処理をしていますよね。それ以上にということですか。

記者: 産業廃棄物として出てる廃棄物。県でも処理してるんですか。産廃として事業者から出るゴミ、産業廃棄物として出るゴミです。

知事:産廃として出るプラスチック。産業廃棄物の処分場も神奈川県内ありますから。そこでやっている以上のことをしてくれという話ですか。少し調べてみます。

記者:よろしくお願いします。

【補足】
・ 環境省の通知は、産業廃棄物として出る廃プラスチックの処分を「都道府県」に受け入れを要請する内容ではなく、中国などの廃プラスチック輸入規制を受け、国内処理のひっ迫が懸念されることから、緊急避難的な措置として「市町村の一般廃棄物処理施設において」廃プラスチック類受入れと処理を検討するよう、「県から市町村に周知する」内容となっています。
・ この通知を受けて、県は直ちに、市町村に対して周知しました。
・ また、諸外国のプラごみ輸入規制による県内の影響を把握するため、処理業者の団体である、県産業資源循環協会に聞き取り調査を行いました。
その結果、これまでのところ、県内において、プラごみが山積みとなっているといった状況は確認されていません。
・ 県では、さらに詳しく状況を把握するため、神奈川県産業資源循環協会に廃プラスチック類の受入量などに係る実態調査の実施を要請し、プラごみを処理する483社を対象とした、県内全域での詳細な実態調査に着手しており、夏までには結果を取りまとめます。
・ 結果については、市町村と情報共有し、県として市町村の対応状況については確認してまいります。

参議院選挙について

記者: 2016年から、また参院選の関係なんですけど、2016年から合区が導入されていて、全国知事会としてはその改正について、自民党に訴えていると思うんですけど、その辺も踏まえて知事の意見をお聞かせいただきたいんですけど。

知事: まず1票の重さということで、ずっとこう違憲判決が出てきて、そういった様々な対応してきた中での流れにある話でしょう。われわれはそういう合区される地域に比べれば、人口が非常に多いわけですから。逆にその1票の重さというのは、軽くなってしまう。といったことの中での調整ということでありますから。今現在として、現時点で合区というのは、今の時点ではやむを得ないということでありますけども、将来的にどうあるべきなのかっていうのは、さらに議論が必要だというふうに思います。

記者: それに対して、知事会としては、憲法改正するようにと訴えているわけなんですけれど、知事としては憲法改正という面では必要かどうかというといかがでしょうか。

知事: そういったことを含めて議論していくっていうことが大事ではないでしょうか。憲法改正っていうのは何も、この改正という形が決まっていて、そうするかどうかということじゃなくて、様々な議論を巻き起こしていく、その一連の流れの作業だというふうに思ってますので。

記者: 今回是非については触れない?

知事: 触れないというのは。

記者: 憲法改正の是非について。

知事: 私がですか。私は別に立候補者じゃありませんから、触れないですけれども、聞かれたら、私の考えはそういうことだということです。

                                      (以上)

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa