定例記者会見(2019年5月21日)結果概要

掲載日:2019年5月21日

発表事項

滋賀県大津市での交通事故を受けた対応

 はじめに、「滋賀県大津市での交通事故を受けた対応」についてです。5月8日に滋賀県大津市で、保育園児と保育士16名が死傷する大変痛ましい事故が発生しました。被害に遭われた保育園児に哀悼の意を表するとともに、ご遺族を始めとした関係者の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
 この事故を受け、県内の交差点付近等の安全対策が十分かどうか確認し、早急に対応するよう、関連する部署に私から指示をいたしました。
 まず、県管理道路においては、交差点付近を重点的に道路パトロールし、歩行者の待機場所部分への防護用のポールやガードレールなどの交通安全施設の確認を始めているところです。また、市町村等に対しては、私が会長を務める「神奈川県交通安全対策協議会」から、交通安全施設の整備を検討するよう要請をいたしました。さらに、保育所に対しては、散歩の経路における安全対策を確認するよう、市町村を通じて既に通知しております。加えて、本日、市町村を集めた会議において、再度、安全対策の徹底を要請いたしました。
 国土交通省は、関係府省庁と連携し、園児が日常的に利用する道路等についても効果的な点検や対策方法を検討していくとしていることから、具体の内容が示されれば、関係機関と連携を図りながら、さらなる安全対策に取り組んでまいります。

シービーアールイー株式会社(CBRE)と企業立地支援に関する協定を締結

 次に、「シービーアールイー株式会社と企業立地支援に関する協定を締結」についてです。
 県では、補助金や税制措置などで企業の立地を支援する「セレクト神奈川100」により、企業誘致に取り組んでいます。このたび、産業用地や賃貸オフィスの情報等を活用し、県内への一層の企業立地を促進するため、シービーアールイー株式会社と企業立地支援に関する協定を締結いたしました。
 シービーアールイーグループは、ロサンゼルスに本拠地を置き、法人向けの総合不動産サービスを世界480カ所以上で展開している世界最大の事業用不動産サービス企業です。今回の連携によりまして、県とシービーアールイーのそれぞれが把握している企業の立地ニーズや新たな物件情報に関する情報を共有するとともに、セミナーの共同開催など、県内への一層の企業立地を目指します。
 そして、連携の取組みとして、企業立地セミナーを、6月21日に東京都千代田区にあります「明治安田生命ビル4階 MARUNOUCHI MY PLAZA」で開催いたします。セミナーのプログラムや申込み方法は、資料に記載のとおりです。ぜひ、取材をお願いします。今後も、こうした民間企業と連携したセミナーを、積極的に開催し、県内への企業立地に取り組んでまいります。

来たれ「神奈川がんばる企業2019」!~成長している中小企業を募集します~

 次に、「来たれ「神奈川がんばる企業2019」!」についてです。
 県は、中小企業・小規模企業の社会的認知度や従業員のモチベーションの向上を図るため、独自の工夫等を実施して成長している中小企業・小規模企業を認定し、県が積極的に情報を発信する「がんばる中小企業発信事業」を毎年実施しています。3度目となる今年は、本日5月21日火曜日から7月22日月曜日まで、2019年度の「神奈川がんばる企業」を募集いたします。
 昨年度は、「神奈川がんばる企業」を41社認定しまして、その中から、ビジネスモデルの独創性などが特に優れた「神奈川がんばる企業エース」を10社認定いたしました。認定を受けるメリットですが、こちらにあります「神奈川がんばる企業」のシンボルマークを使用することができます。また、県がホームページや県のたより等の媒体を活用して情報発信をしてまいります。
 「神奈川がんばる企業エース」に認定されれば、新聞等のマスメディアを活用して、さらに積極的に情報発信をいたします。昨年度の認定企業の皆様からは、さまざまな反響をいただいていますが、その中から3社ご紹介したいと思います。
 まず、一級建築士事務所の株式会社二十一設計です。ワークライフバランスを踏まえた7種類の働き方を用意するなど働き方改革に取り組みながらも、生産性向上を実現した取組みが評価され認定されました。その結果、「取引先からお褒めの言葉を頂戴したり、会社のイメージアップが図れた。何より、社員同士の結束が強まったことが一番嬉しかった。」そういう声をいただいています。
 次に、自動車サービス業の株式会社ジーエフシーサービスです。特殊なスプレーにより塗装し、それをシールのように剥がすことができる塗料「ペイントラップ」を使用したサービスを展開しています。これにより、低コストと作業効率の高さを実現していることが評価され認定をされました。その結果、「大手企業が研究に協力してくれることになった。さらに、カーディーラーからの引き合いが増えた。」という声をいただいております。
 次に、小田原市にある海のみえるガラス工房の株式会社グラスキャリコです。蔵を改装し体験工房を実施するとともに、製品展示スペースを大幅に拡大し、「吹きガラス」製品の売上拡大が評価され認定されました。その結果、「地域情報紙への掲載や、横浜駅での動画放映、認定企業を集めた交流会での他企業との意見交換など、自分たちの会社だけでは到底出来ない体験をさせていただいた。」という声をいただいております。
 今年度は、新たにこのチラシを作成いたしました。このチラシを活用しまして、商工会・商工会議所等と連携して積極的に周知していくことで、認定企業の存在感を高めるとともに、より多くの企業に認定取得を目指していただけるよう、機運を盛り上げていきたいと考えています。そして、一社でも多くの「神奈川がんばる企業」を生み出して、それらの企業の活躍を通じて、地域経済全体が活性化することを期待しています。

津久井やまゆり園事件追悼式を実施します

 次に、「津久井やまゆり園事件追悼式の実施」についてです。
 平成28年7月26日に発生した津久井やまゆり園事件で、お亡くなりになった方々に哀悼の意を表するとともに、このような事件が二度と繰り返されないよう、決意を新たにするため、7月22日月曜日の午後1時30分より、相模女子大学グリーンホールで追悼式を実施いたします。
 神奈川県、相模原市、津久井やまゆり園を運営する社会福祉法人かながわ共同会の三者が主催いたします。この追悼式には、ご遺族をはじめ、津久井やまゆり園の利用者やご家族、職員の皆さまなどに、ご参列いただきたいと考えています。併せて、一般の方の参列も受付しています。一般の方の申込は、本日より受付いたします。ぜひ、1人でも多くの皆さまにご参列いただきたいと思います。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事につきましては、事前送付した資料のとおりです。私から付け加えることはありません。

質疑

滋賀県大津市での交通事故を受けた対応について

記者: 最初に、大津市の交通事故を受けた対応についてですが、現在、防護用のポールやガードレールなどの交通安全施設の確認を始めているということですが、これは何かその状況を確認次第、まとまり次第発表される予定とかあるのでしょうか。

知事: そうですね。調べた結果、ここはこう対応すべきだということが分かれば、それはなるべく早く対応したいと思いますし、そういった情報は皆さんにご提供したいと考えています。

記者: それから、保育所の対応として、きょう、市町村を集めた会議を通じて徹底を要請しましたとありますが、もう少し何かお話しになったようなことはございますでしょうか。

次世代育成課長: きょう、市町村の保育対策協議会という会議で、市町村に改めて安全対策の徹底を要請しました。後、各市町村の方で、こんな取組みをしているというものを紹介していただいて、情報共有を行うということでございます。

津久井やまゆり園事件追悼式の実施について

記者: それから、津久井やまゆり園関係ですけれども、今年で3年ということで、例年と変わった何か、ものはありますでしょうか、式典で。

知事: 今、検討中でありますけれど、これ、もともと本来ならば、お一人お一人の名前とか、写真を出して、追悼するべきだと私は考えております。
 しかし、ご遺族の強いご希望がある中で、県として、ご遺族の反対を押し切ってでも公表することは出来ないので、前回、前々回はお一人お一人のエピソードを読み上げるとともに、それに関連する園での行事の様子などの画像をご紹介しました。今年度、どのような形にするかといったことは、現在、検討中であります。

記者: 今の状況ですと、やはり昨年のような、少し匿名と、おっしゃったようなやはりエピソードですとか、そういった形になりそうな。

知事: それも含めて検討中であります。

自民党からの抗議について

記者: 後、少し発表事項とは違いますけれども、先週の土曜日、自民党の参議院の決起大会における、知事の同日選並びに菅官房長官に対する発言について、自民党の方が近々知事に、その発言について申し入れをされるという動きを見せていますが、この点についてどういうふうに受け止めていらっしゃるのでしょうか。

知事: 抗議文提出の方針を決めたというのは報道で承知しているところであります。決起大会での私の発言がこのような波紋を呼んだということについて、深く反省をしております。改めて誠意をもって謝罪をしたい、そのように考えています。

シービーアールイー株式会社(CBRE)と企業立地支援に関する協定を締結について

記者: シービーアールイーについて伺いたいのですが、県としては確か昨年にも、大和ハウスさんとかと同様に、企業立地を行うセミナー等をするための協定を結んでいると思いますが、今回のシービーアールイーさんと結んだ特徴とか、この社であるからこそという、何か取組みがあれば教えてください。

知事: このシービーアールイーというものは、企業の立地に欠かすことの出来ない産業用地や賃貸オフィスの仲介などの総合的な不動産情報の提供だけでなく、企業に代わって物件を探すなど、多くの国内企業や外資系企業の立地のサポートに積極的に取り組んでいます。
 県とシービーアールイーの双方が把握している企業の立地ニーズや新たな産業用地、賃貸オフィスの分譲・賃貸に関する情報を共有するとともに、セミナー等を共同で開催することで、県内への企業立地を促進していきたいと考えています。なお、県が得た企業情報は、企業名を伏せた形でシービーアールイーと情報交換することを基本として、企業の同意を得た場合のみ企業名を含む具体的な情報を共有するということにしています。

記者: 今回、直近でセミナーということですが、他にも協定内容としては立地相談ということも挙げていますが、特に知事として特に押していきたい、今、情報提供というのもありましたが、特に押していきたい分野はどのへんでしょうか。

知事: 企業誘致を200社という目標を掲げておりますので、その数値目標を達せられるように努力をしていきたいと考えています。できるだけ早期に、実効性の高い、新たな企業誘致施策を構築して、私自身が、投資セミナーなどの場で、企業のトップに直接働き掛けるなど、国内外の企業の誘致に取り組んでいきたいと考えています。
 また、これに加えて、国内外の企業に対して、企業誘致施策の周知を強力に進めるとともに、シービーアールイーや、すでに協定を締結しています大和ハウス工業などと連携して、柔らかな段階で企業の投資情報を入手して、積極的にプロモーション活動を行うなど、目標達成に取り組んでいきたいと考えています。

滋賀県大津市での交通事故を受けた対応について

記者: 滋賀県の大津市での交通事故を受けた対応について少しお伺いしたいのですけれども、本日発表されたことというのは、歩行者とか通行人に対する、防護用のポールとかガードレールの設置という部分だと思うのですけれども、大津市の事故は、車の右折と直進がぶつかったという事故だったと思うのですが、そういう車の運転者に対する対策とか、信号機の右折の表示だけにするとか、そういう対応というか指示というのはどうなっているのでしょうか。

知事: 今回、私が指示したのは、先程申し上げたところです。まずあのときの事故で、衝突した車が園児のところにそのまま突っ込んできたということです。
 あのような交差点のところで、それを防護するものが特になかったという状況をみて、私は、真っ先に県内はどうなっているのかといったことで、この辺りも見てみましたけれども、この辺りは、比較的交差点のところにはポールが立っていて守られているなという感じはしているのですけれども、県内全体はどうなっているのかということを、まずは確認をしていきたいという考えで今、指示を出しているところです。
 ただ、交通安全ということが必要ならば、それだけでは済まないわけでありまして、春の交通安全運動、この間、白バイ隊、パトロール隊、パトカー隊が出発するときに私も出発式に臨んで訓示もいたしましたけれども、総合的な対策が必要だということでありますので、今ご指摘いただいた件も含めて、交通安全に向けてはしっかりと取り組んでいきたいと考えています。

記者: 今の関連なのですが、例えば、市町村に点検を要請し、仮にハード面の対策が必要だというふうな判断に至った場合、県として何らかの補助をするとか、いわゆる、市町村の後方支援的な取組みとか、何かお考えはありますか。

知事: 現段階では、まだそこまで考えていません。まずは、現状どうなっているのかといったことを調べたうえで、どのくらい、どのような手当が必要なのかなと総合的に全体像を浮かび上がらせてから、そのために予算措置が必要なのかどうなのかも含めて総合的に検討していきたいと考えています。

記者: 今回、園児が巻き込まれた事故があります。一方で、高齢ドライバーの事故というのもあるのですが、知事としての受け止めと、何らかの、免許証の返還であったりとか、何か呼びかけることなどございましたらお願いします。

知事: このあいだ事故を起こされた87歳のドライバーが、この映像に映っていましたけれども、歩行もなかなかままならないといった状態の中で、ああいう方が運転されていたといった中で起きた事故は、大変、悲惨なことだと思います。あのようなことを見たうえで、多くの高齢者の皆さん、ご本人、それからご家族の皆さんを含めて、しっかりと相談していただいたり、家族で話し合っていただいたりしながら、あのような悲惨なことの加害者になり得るということの重大さということを、しっかりと受け止めてほしいと思っています。今の段階では、県として、そのことについて特別何か進めるということは考えていません。

記者:担当所管に聞くことになるところかもしれないのですが、この安全の確認ですけれども、ポールやガードレールなどの施設の確認ということなのですけれども、対象箇所がどのくらいになって、いつまでを目途に調査を終えるか、そのへんというのはあるのでしょうか。

道路管理課長:対象箇所につきましては、主要な交差点が約2,000か所でございます。対策の時期というご質問ですが、それにつきましては、国だとか、そういう関連省庁、県のみならず連携する省庁がございますので、そういったところと連携をして、期間や対策方法等については、検討してまいります。

津久井やまゆり園事件追悼式の実施について

記者: やまゆり園の関係なのですけれども、先程、知事は、お一人お一人の名前を出して追悼すべきだというふうに話をされていたと思うのですけれども、そう思われる一番の理由というのは、どういったところなのでしょうか。

知事: 一般的には、こういう追悼式のときには、遺影があって、お名前があって、その前に向かってお祈りをするというのが一般的ですよね。この津久井やまゆり園の入所者の皆さん、このように命を奪われたのですけれども、そういうある種一般的なことができないということ。これは、私は違和感を覚えるところです。まさに障がい者だからとか、何とかということで、そういう違いを設けるというのは、私は、基本的に違うのではないかと思う。
 「ともに生きる」ということを進めています。「ともに生きる社会かながわ憲章」を取りまとめて、進めていますけれども、障がい者だから、どうだこうだということではなくて、みんな同じようにともに生きていこうではないかということでありますから、やはりお一人お一人の名前や写真は出すというのが本来だと思っています。ただ、それはご家族が嫌がるという状況の中で、強引に出すということは、これは県としてはできないということです。

記者: 今回、裁判の日程も明らかになって、建物自体も取り壊しが一段落ついたというところで、3年目の追悼式をどのような式にしたいというか、意気込みというか、お気持ちを教えてください。

知事: 3年前のあの日のことは、本当に私も忘れられないです。事件の報を聞いて、現場に行った。そのときに多くの報道陣に囲まれて、現場を見た。しかもある程度落ちついてから、警察の捜査が終わった後、被害現場の中に足を運びました。あの衝撃が本当に忘れられない。あのときに誓った思いがあります。
 このようなひどい事件は絶対繰り返してはいけない。そのために、ともに生きる社会をつくっていくのだということを今まで進めてきたわけですけれども、これを強力に進めていくということを、あのとき固く誓ったということがあります。
 ただ、こういうものというのは、時が経つとともに風化するという怖さがあります。こういうことこそ風化させてはいけないということで、今年3年目になりますけれども、もう一回原点に立ち戻って、あのときの思いというものを共有しながら、改めてともに生きる社会に向かって、前進していこうという思いを皆さんで共有したいと思っています。

記者: 事件そのものは7月26日にあったわけなのですけれども、今回22日に設定したのは、何か理由があったりするのでしょうか。

知事: 去年もそうだと思うのですけれども、会場の都合ですとかそういうことがあって、当日には、また私自身が現場に行って、訪問したいと考えています。去年もそうだったと思います。

記者: まだ未確定ではあるのですが、その前日に大きな政治日程が予定されていまして、参加者の面であったりとか、そのあたり懸念とかはないですか。

知事: その日程はまだ決まっていないですよね。われわれがこの日程を決めたのはもっと前のことでありまして、そういうことをずっと見定めた上で、会場を決めようとしても、なかなかそうはいかない。追悼の週間というものを設けていますから、その中でやっていこうという中で、たまたまその日になったという。それがご指摘のような日程とかなり近いということがあるかもしれない、それは今の段階では分かりません。

共生社会推進担当課長: 昨年度、一昨年度と開催しておりますけれども、7月26日を含む一週間をともに生きるかながわ推進週間としておりまして、昨年度、一昨年度ともに、初日にまず追悼をして、憲章の普及を集中的に行っているという日程設定とさせていただいております。

自民党からの抗議について

記者: 話が戻るのですが、自民党の決起大会で深く反省しているとのことを知事がおっしゃっていましたが、振り返ってどのへんを反省すべき点だと感じていますか。

知事: 私自身申し上げたことについて、会場にいらっしゃった中で、不快感を持たれた方がいらっしゃったということです。だから、どの部分がどうだということよりも、私が話した内容で不快感を持たれた方がいらっしゃったということが事実のようでありますから、それはしっかりと謙虚に受け止めて、それは申し訳なかったという思いであります。ですから、そこの部分はお詫びをしたいということであります。

記者: 悪意があるとかそういう話ではないと思うのですね、当然。今回の発言の意図と受け止めに対する所感、改めて少しお聞かせいただけたらと思います。

知事: 私は、自民党の決起大会でありますから、自民党の皆さんに選挙のお礼ということをまず申し上げて、来るべき選挙に近づいているわけでありますから、そこを皆さん頑張っていただきたいという思いを込めて言ったのでありまして、神奈川自民党ということに対して、前回もここでの記者会見でもご質問いただきましたけれども、3人も総理候補が出てきていますよと言われました。それは私としてはうれしいことだと、その思いを伝えようと思ったのでありますけれども、受け止めた、聞かれた方が私のそういう思いではないように感じられた方もいらっしゃったようでありますから、そう感じられた方がいらっしゃったことが事実であるならば、それは申し訳ない、言い方に問題があったので謝罪をしたいということであります。

記者: 4月の選挙の際にも自民党からも推薦をいただいていますが、今後の関係性に影響があるかどうか、知事側から見て何か今思い当たることがありますか。

知事: 抗議をいただいた後で、いただく前も謝罪をしておりますけれども、謝罪をしてその後どうなるかというのは、これは私が決めることではありません。自民党の皆さんがどのように判断されるかということだと思います。

津久井やまゆり園事件追悼式の実施について

記者: やまゆり園の関係で毎年追悼式を開かれているわけですけれども、確か去年も似たようなことを伺ったと思うのですけれども、続けることは大事だと思いますけれども、内容が同じようなものが続くとマンネリ化ということがあって、関心が保てるかという大変難しいことがありますが、追悼式は3回目になります。マンネリ化に対する思いですとか、追悼式の内容をこうしていきたいというものがあれば教えてください。

知事: 先程申し上げたように、今回どのような形にするかということは検討中です。1年目と2年目はやり方を変えました。それぞれのエピソード、その人の名前は言わないけれども、その人だとわかるようなエピソードをお一人お一人紹介して偲ぶという形式でありました。去年の場合には、関連する行事の映像を使ったというような形式でありましたけれども、今年どうするかについては今、検討中であります。
 こういったものというのは、やはりしっかりと続けていくということ、改めて原点に立ち戻るということが一番大事なことだと思います。だから、毎年の追悼集会等々を含めて、あのような日にはもう一回原点に立ち戻って考えようということでありますから、それはもうマンネリ化云々ではなくて、継続していくことがとても大事なことだと思います。

記者: まさに今、継続していくこと、終戦の日の話も出ましたけれども、まず前段階として、一般の参列者についてはどれくらいの人に来てほしいという目標の数値というのはありますか。

知事: 去年よりは多くの方に来ていただきたいです。

記者: ただ、こういった場所にそもそも来る人というのは関心がある人ということが前提になっていて、先程、ともに生きる社会ですとか、かながわ憲章の普及ということでいいますと、今、まさに知らない人たちにどう広めていくかということが一つの課題になっていると思うのですけれども、この週間を含めて一斉に追悼する機会をつくるとか、例えば、終戦の日だとその時間に黙とうするというのが町中であったりですとか、いろいろなところで集会をやられていると思うのですけれども、ともに生きる週間の中で、この追悼式だけではなくて、一斉に何かをやる機会とか、そういったものは何か考えてらっしゃいますか。

知事: 一斉に何かやる機会というのは今まで作ってこなかったです。事件が発生したのが早朝だったと思います。その時点で皆さんと何かをするというのは、なかなか難しかったと思います。統一行動というのも、それは一つの形かもしれませんけれども、今まではそういうことはやってない。今後、そういうことを検討することはあるかもしれませんけれども、今のところでは考えていないです。

記者: 被害者の方の名前の匿名発表について、遺族の方の反対があることを理由に挙げられていましたけれども、今回、検討中ということを踏まえて、改めて、ご遺族の方に対して、意向を聞き取り調査するというお考えはあるのでしょうか。

知事: 現在、県の担当職員がご遺族のご意向を確認しているところであります。個別、どのような状況かということはここでは発表を差し控えさせていただきますけれども、ご遺族の皆さんに私が今申し上げたような思いをお伝えしているところであります。強制はできませんからね。

記者: 前回の2回目の時には、確か、匿名ではなくて実名の公表に前向きな姿勢を示されたご遺族もいたということをお聞きしていますけれども、全体横並びで匿名なのか実名なのか合わせるというお考えなのでしょうか。それとも、ご希望があれば可能である、公表がいいという人であればその人だけ公表するというやり方も考えとしてあるのでしょうか。

知事: まさにその点は非常に重要なポイントだと思います。それも含めて、今、ご遺族の皆さんに確認をしているところです。

記者: 先程、匿名発表云々の話が出ましたけれども、そもそも追悼式に対する出席についてもご遺族に確認されているところですか。

知事: そうです。

記者: 確か、昨年は出席されたご遺族が少なかったと思うのですけれども、それを踏まえて、どのようにアプローチされているのかというのは、じっくり時間をかけているのか、何か工夫されているところはあるのでしょうか。

共生社会推進担当課長: 昨年、ご遺族の方の参加人数は19名でしたけれども、今年度はご遺族の方に、先程のお名前の問題ですとか、追悼式を今年もやらせていただきますというお話をしている中で、参加については差し支えなければご出席くださいというお話をさせていただいています。

トランプ米大統領の訪日について

記者: 今週末から、アメリカのトランプ大統領が来日する予定で、その日程の中には神奈川への来県予定も入っています。横須賀基地で、自衛隊の横須賀基地で護衛艦に乗るという話も、艦船に乗るという話もあるのですが、そのことに対する知事、地元の知事としての受け止めと、県として、また知事として何かその対応をお考えになられるとかありますか。

知事: トランプ大統領訪日で神奈川県に来られるということに関して、特に私自身が対応するということは考えていません。

滋賀県大津市での交通事故を受けた対応について

記者: 先程の大津の話で、別の記者さんからも質問があった池袋の方での話について、知事の方からその高齢の方の運転ということで、家族もその運転をなるべくしないようにというかサポートをいろいろ必要だという話があったと思うのですが、この中で神奈川県がその企業と進めているMaaSというのを促進していくことが重要によりなっていくのではないかと思いますが、それを今実証実験とか進めていると思いますが、さらに工夫されたり何か取り組むというか知事の思いとかありましたらお願いします。

知事: 。まさに、今われわれが進めている未来社会創造ということです。これはそういったことも含めたかたちです。テクノロジーの進化によってこういった問題も乗り越えていきたいということを考えています。
 トヨタイムズという、この元旦に大きな新聞広告が出ましたけれども、あれを読んで私も新しい時代というのはこんなかたちになるのだなと改めて思ったところですけれども。トヨタは車の会社じゃなくなりますと、スマートモビリティの会社になりますというふうなことが書かれていましたけれども、移動ですよね。
 だから、この特に高齢者の皆様、そういうハンディをしょってらっしゃる皆さん、その移動というものをテクノロジーのかたちで補っていくということ、それによってより安全な社会をつくっていこうということです。
 そういった流れの中で、神奈川県はその先鞭を切っていきたいと。だから、未来社会創造ということを大きな柱に掲げていますけれども、そういったことも交通安全ということに対しても非常に大きなアプローチの一つだと思います。
 これまでの自動運転走行システム、これはさがみロボット産業特区を中心にずっと進め、どこよりも先にこの実証実験をずっと積み重ねてきたわけです。こういった自動運転走行システムそのものも、そもそもは交通事故がないような社会を目指していこうという流れから出てきているものですから、そういうテクノロジーの進化によって交通事故をなくすというアプローチ、これはもう神奈川県がしっかりと先導的な役割を果たしていきたいと考えています。

シービーアールイー株式会社(CBRE)と企業立地支援に関する協定を締結について

記者: シービーアールイーの話で、神奈川県の企業誘致の、私が勝手に課題だと認識しているのですけれども、県西部といいますか、政令市以外、横浜、川崎に特にかなり立地が集中していると思うのですけれども、こういった情報が集まるようになれば、新規の新しい広めの土地だとか、そういった情報が県西とか県央とかに多いという情報がどんどん集まってくると思うのですけれども、そういった横浜、川崎に進出する企業が集中するという問題というか課題の解決といいますか、もっと満遍なく広がるというような期待も込めていらっしゃるのでしょうか

知事: もちろんそうです。例えば、県西部は未病の戦略エリアと言ってまいりました。それは未病関連産業を誘致するという意味も含めてであります。未病バレービオトピアといったものが出来上がって、今大変な人気を博しているのですけれども,あそこには元第一生命の大きなビルがありまして、あの部屋っていうのはそういった未病産業を呼び込む、そのようなエリアになってきていると思いますので、そのようなことも積極的に紹介していきたいと思っています。
 それから、鎌倉、藤沢にまたがる村岡深沢エリア、これは川崎の殿町に次ぐ、第二のヘルスケアの拠点にしようということで、今、武田薬品工業を中心としたプロジェクトが進んでいます。湘南ヘルスイノベーションパークということでありますけれども,そこもヘルスイノベーションというキーワードのもとに新しい産業を呼び込もうと、それと街づくりもどんどん進めていこうということでありますので、そういった流れをしっかりと加速させていきたいと思いますし、そういった情報もしっかりと提供することによって、企業の進出を促していきたいと、そのように考えています。

自民党からの抗議について

記者: 細かい点なのですが、自民党決起大会の発言の件なのですけれども、改めて謝罪をされるといった相手方はどなたに対しての謝罪になるのでしょうか。

知事: ご不快に思われた方に対する謝罪であります。

記者: 具体的に、会長であったりとか、菅官房長官だとか。

知事: 抗議文がどういった形で来るのか分かりませんから、それに対する謝罪をどのような形にするのか、それを受け取った上での話になると思います。

IR・カジノの誘致について

記者: 先日なのですけども、横浜港運協会の会員で、山下ふ頭に対するカジノ誘致を反対する団体が改めて立ち上がったわけですけれども、そのことについて知事の所感などがありましたらお聞かせください。

知事: IRに関しては、私は前から申し上げているとおり、これは地元自治体、市町村が判断されることだと思っています。広域行政をつかさどる県が、これがいいとか悪いとかいう立場ではないと思っています。広域的に、もしまたがるような、巨大なIRという構想があるならば、これは県も判断しなければいけないかもしれませんけれども、基本的にそういうことではないとなった場合には、基礎自治体、市町村の判断が最優先されると思っています。そのような中で、そういう動きに対してのいろいろな、また、新たな動きがあると思っていますけれども、最終的にその基礎自治体の中で、合意が図られて結論が出るといったことを期待して、見守っていきたいと考えています。

記者: とりわけ主張されているのが、カジノのギャンブル依存症に対して、そのようなことをやったら街が壊れるというような主張を掲げているのですが、その依存症という面についてはいかがでしょうか。

知事: これは国の方でも依存症対策ということで、しっかりと思い馳せた上で、新たな法整備が進んでいると考えていますので、それをどのように受け止めるかということは、それぞれの地元のご判断だと思います。

 

(以上)

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
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