定例記者会見(2019年5月13日)結果概要

掲載日:2019年5月15日

発表事項

全国瞬時警報システム(Jアラート)の全国一斉情報伝達試験を実施します

 はじめに、「全国瞬時警報システムJアラートの全国一斉情報伝達試験を実施します」についてです。
 Jアラートは、弾道ミサイルや津波などの緊急情報を、人工衛星などを用いて国から送信し、市町村の防災行政無線などを自動起動して、住民の皆様に緊急情報を瞬時に伝達するシステムであります。
 県及び県内市町村では、今年度も引き続き、国と連携した「Jアラート全国一斉情報伝達試験」を実施いたします。実施日時は、今週15日の水曜日を初回として、延べ4回実施する予定です。
 試験内容は、国から試験放送の情報が配信され、県、市町村など実施団体において、Jアラートのシステムの動作確認を行うものです。試験の緊急情報を受信した市町村は、防災行政無線などにより、受信内容を住民の方へ情報伝達いたします。
 Jアラートでは、弾道ミサイルなど国民保護に関する情報のほかにも、地震や津波、火山など25種類の緊急情報を配信するもので、そのうち津波警報や噴火速報など11種類は、市町村の防災行政無線が自動で起動して、サイレン音と音声が流れる仕組みになっています。
 ここで、実際のJアラートのサイレン音を聞いていただきます。国民保護の場合のサイレンです。この音に続けて、例えば大津波情報であれば、「大津波警報。大津波警報。東日本大震災クラスの津波が来ます。直ちに高台に避難してください。」という音声が流れます。
 ただし、今回の情報伝達試験では、このサイレン音は鳴らさずに、お知らせのチャイムと、「これは、Jアラートのテストです。」という音声を流します。
 なお、この伝達試験は、今年3月に国が公表していたものでありまして、今回の北朝鮮による飛翔体発射を踏まえたものではありません。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事にきましては、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、1件コメントしておきます。
 5月17日、金曜日に神奈川県立青少年センターで開催する「神奈川県看護賞贈呈式」に出席いたします。今回で54回目となる「神奈川県看護賞」は、多年にわたり、保健師、助産師、看護師として、その業績に励まれ、顕著な業績を上げられた方々を表彰し、その功績に報いるとともに、県民の皆さんに看護に対する理解を深めていただくことを目的としています。
 贈呈式は、近代看護の創始者であります「ナイチンゲール」の誕生日にちなんだ看護週間、5月12日から5月18日の期間中に行っており、当日は、「山百合」と鳥の「ナイチンゲール」をモチーフとしてデザインした看護章を、私から贈呈いたします。

質疑

全国瞬時警報システム(Jアラート)の全国一斉情報伝達試験を実施について

記者: 今の発表事項に関連ですけれども、今回のこの伝達試験は、これまでと何か違うものというものはあるのでしょうか。

危機管理対策課長: 伝達試験に関しては、これまでと特に違いはございません。

記者: これまで行ってきたことで、何か浮かび上がった課題とか、そういったものはいかがでしょうか。

危機管理対策課長: やはり、導通がうまくいかない、接続がうまくいかないというような事例が毎回ありますので、それを確認するということが課題になっております。

知事: 一時、北朝鮮がミサイルの発射実験等々を積極的にやっている時に、これが皆さんの関心がかなり高くて、この動画もかなり再生回数が増えていましたけれども、北朝鮮の非核化に向けた動きといったものが出てきてからは、皆さんの関心が大分薄れてきているのではないかという感じはいたします。ただ、われわれは、これはミサイルだけじゃなくて、今言ったように自然災害、これにも対応するものでありますから、こういったものを忘れてしまったら、急に音が鳴り始めると皆さん混乱されるかもしれませんので、改めて、こういう試験をしておくということです。

記者: その北朝鮮絡みで言えば、最近トランプ大統領と金総書記との会談で一時ちょっと融和ムードがありましたけれども、このところまた飛翔体を発射するなど情勢にちょっと変化があるのかなと思われますが、現在の北朝鮮をめぐる情勢をどういうふうに受け止めていらっしゃいますか。

知事: 私は、全体のことはよく分かりませんけど、安倍総理が前提条件なしに拉致問題について、直接向こうのトップ会談、日朝のトップ会談をやりたいというようなことをおっしゃっていて、その行方をしっかり見守っていきたいと思っているところです。

県内の景気動向について

記者: 先程、内閣府の方から発表になった景気動向指数が、6年2か月ぶりに悪化ということになりました。これまで改善などを長く続けてきた中で、神奈川県内でも日銀短観が悪化を続けているかと思います。現状の受け止めと県として出来る対策をお願いします。

知事: 基本的には、米中の貿易戦争と言われるものは、こういった要因というものがかなり大きく影響している部分はあるとは思うのですけれども、私の立場としては、県内の企業を活性化させて、経済のエンジンを回していくというこれまでの方針に全く変わりはありません。
 今まで、3つの特区を使って、さまざまに大きな方向性を示しながら、経済のエンジンを回していこうとやってまいりました。企業誘致も積極的に取り組んできましたし、それからヘルスケアニューフロンティアといったような大きな政策を掲げたり、観光の新たな核をつくっていこうなどありました。大きな流れで見ていくと、今年のラグビーワールドカップ、そして来年は、東京オリンピック・パラリンピックという非常に大きな国際的イベントが相次ぐという中で、非常に良い流れが来るものだと、ずっと思っていました。
 こういった流れは基本的に変わらない。その流れにしっかりと沿って、経済のエンジンを回していくというところに徹底的にこだわっていくということが一番大事なのかなと改めて思っています。

次期首相候補について

記者: きょうの弊紙で取り上げられている「次の首相に相応しいのは」というランキングで、菅官房長官が4位に急浮上という記事が出ているのですが、それの受け止めをお願いします。

知事: 令和おじさんと言われていますけれども、あのようなシーンというもので、一気に菅人気が高まったのかなと、今の時代はそういうものなのかなという感じです。菅官房長官が長年に渡って、安倍総理をきちんと支えられて、非常に安定感といったもの、安倍政権の安定感の本質的なところを担っていらっしゃるというところ、それを皆さんが評価されているということは、それは素晴らしいことではないかと思います。

新しいバックボードの「笑」について

記者: 発表事項とは違いますが、バックボードが変わったと思われるのですが、これに込められた思いというのはどういったものでしょうか。

知事: まさに今回、笑いあふれる100歳時代ということを掲げましたけれども、笑いがあふれるバックボードだということです。笑いという字は面白いもので、じっと見ていると、何か笑いがこみ上げてきませんか。笑いがまさにたくさんあふれている。字でもあふれていると、何か笑いに包まれるような、そのような感じがあるのではないかと思って、バックボードも笑いあふれる100歳時代を目指すという、今の県政の方向性を示す象徴的なボードとして、こういう形にいたしました。

全国瞬時警報システム(Jアラート)の全国一斉情報伝達試験を実施について

記者: Jアラートの試験について、改めてお願いしたいのですけれども、情報伝達試験、自然災害に対応しているということですけれども、県内には箱根だったり、海岸があったりと、災害に直面する場面もあると思うのですけれども、改めて試験の意義と期待することをお伺いできればと思います。

知事: 特に、今はミサイルの発射ということで、本土に及ぶ影響というのが心配されていたというかつての状況とは違いますけれども、ああいうことが起きた場合、それとか津波の予報が出たというときに、早く対応するということが、非常に大事といったことを、われわれは教訓として学んでいるということです。
 では、早く対応するために一番大事なことは何かと言えば、起きた瞬間にその情報が伝わるということが何より大事だと思います。そのような中で、このJアラートシステムというのは、国自身がそうやって早く情報を、危機的な状況が起きていると、非常に重大なことが起きているという情報を、なるべく多くの皆さんに伝えるために開発したものだと思っていますので、こういったものでしっかりと運用試験を繰り返すことがとても大事だと思っています。
 先程申し上げましたように、北朝鮮のミサイルの問題が、かなり危機的な状況だという形で、われわれもかつて緊張したことがありましたけれども、そういった時代はこういった関心が高くなりますけれども、とかくそういうことが忘れ去られてしまうということになると、Jアラートのシステムそのものを皆さん忘れてしまっているかもしれないし、このサイレン音を今聞いても、久しぶりに聞いたなという感じになると思うのですけれども、こういうことだったなということを繰り返し認識し直していただくことが大事だと思いますので、こういったことを改めて試験するというのは非常に意味のあることだと思います。

オリンピックのチケット販売開始について

記者: 先日、オリンピックのチケットの申し込み・販売が始まりましたけれども、私も少しやってみたのですが、周りに聞いてみると県内ではサッカー、野球、ソフトボールは皆さん関心があるのかと思いますけれども、どうしてもセーリングは応募したよというのが聞こえてこないのが現状なのですけれども、そのへん知事としてどういうふうにすれば盛り上がるとかありますか。

知事: まだ始まったばかりですから。しかもセーリングの席というのは、そんなに多くもないですから。競技場がガラガラになって寂しいという、そういうことではないと思います。これからだんだん盛り上がってくるのではないでしょうか。

記者: あの競技は奥へ行ってしまって見えづらいとか、現場にいることも大事だと思うのですが、もう少し盛り上がりがほしいと思うのですが、そのへんいかがですか。

知事: 今年またセーリングのワールドカップもあります。去年もありましたけれども、会場に行ってみると、会場全体からかもしだされる雰囲気というのがあると思います。レースそのものが目の前で見えなくても、ここからスタートしていく船が出ていくという、それを皆で見送ってがんばれ、がんばれという雰囲気が出てくるとか、それから映像で見ながら、またそこで活躍した選手が帰ってくるときに、そこのところは会場全体として盛り上がってくることがありますから、そのへんはあまり心配していないです。
 競技にはそういうのがいっぱいあります。マラソンにしたって、沿道で見ていても、その瞬間しか見えないわけですから、あとは映像で確認する。それでもその瞬間、そこにいるということの楽しさというのが当然ありますから、セーリングもそういうものだと思います。

全国瞬時警報システム(Jアラート)の全国一斉情報伝達試験を実施について

記者: Jアラートについて質問があります。先程災害にも対応するということですが、大規模災害においては、去年大雨で防災行政無線の音がかき消されてしまって、あまり音が届かないという問題がありますけれども、特に県内の場合は無線が届かない部分が多くて、幹線道路があったりですとか、横浜市は特に、防災無線がほとんど普及していないという中で、資料を見させていただくと、各自治体によって、かなり情報の届く率がまちまちだと思うのですが、900万近い、872万でしたっけ、県民を守るために情報をいかにあまねく届けるかということは課題だと思うのですが、そのあたり全体調整といいますか、課題についてどのように認識されていますか。

知事: 大規模災害が起きたときの情報伝達は非常に重要なことだと思います。その中で、たった一つの手法によってそれをやるということではなくて、さまざまな手法によって情報を届けるという、そういうマルチな体制は非常に大事だと思っています。ですから、Jアラートが全てというわけではないです。われわれはネットを使って情報発信するといったことも考えていますし、テレビ局との連動、ラジオ局との連動といったことも考えています。
 ありとあらゆる情報、一斉に発信することによって、なるべく多くの皆さんに情報を届けるということです。そして、こういう訓練、試験を繰り返すことによって課題が明らかになってくると、それを乗り越えていくということの動きが、これによってまた改めて出てくるだろうと、そういうことを期待しています。

記者: たった今、神奈川県で、県民全体に届くような、市町村に任せるとか、情報が届くような仕組みを考えたりですとか、市町村に対して、特に複数の手段を持っていないところに、別の対策を考えてくださいと助言なり指導するってことは考えてらっしゃらないのですか。

知事: 一番幅広く伝えるというのがJアラートだと思います。国の方策でもありますから、これを基本にしながら、それぞれ他のメディアの特徴というものを生かした形でやっていくという中で、どうしてもそれが届かないというところがあるならば、それを洗い出して検討していきたいと思います。

次期首相候補について

記者: 先程の質問の関連で、菅官房長官に期待ということで話がありましたが、神奈川県内では、各種世論調査で、小泉進次郎さんであったりとか、河野外務大臣がポスト安倍ということで期待の声が上がっております。県内からポスト安倍に関する候補者が続々と出ている状況、知事としてどう受け止められて、国とのパイプに、今後、ポスト安倍に対する期待とかありましたらお願いします。

知事: まさに神奈川県知事として、神奈川県の中にいらっしゃる政治家の中で、それだけ総理の候補者として皆さんが注目してくださる方が次々出てきているということは、これは非常にうれしいことだと思っています。これは私だけじゃなく、神奈川県民の多くの皆さんが、そう思われるのではないでしょうか。その方がなったからどうだということは分かりませんけども、そうやって郷土からというか、そこから出てくるというものに対して、皆さんで応援したいというのは、日本人としての素朴な思いではないでしょうか。

橘学苑の教員大量退職問題について

記者: 先日も伺ったのですけれども、橘学苑の関係で、県の方で調査に入ると以前知事からお話しがあって、その後、実際に県の方が2日間ほど学校の方で調査入ったと思うのですが、その後、結果というか、何か新しく県として把握したことなどあれば教えていただきたいと思います。

知事: 学校法人橘学苑の大量退職等の状況について、これはまだ現在、継続して調査を行っているところです。労働契約に関しての問題、これは神奈川労働局とも連携しながら問題点等を整理しているところでありまして、来週を目途に精査して、今後の対応を検討する予定にしています。
 後2つ問題が浮かび上がっていますけれども、ひとつは収益事業で実施しているテニススクールの運営の問題、それから部活動の活動制限といったこの実態、これについても、県は現在調査を進めておりまして、この2つについては、今月中を目途に調査結果をまとめたい、そういう考えでいます。

記者: 現時点で、知事が、問題があると感じるところはまだないですか。

知事: 検討材料を整理した上で、お話しをしたいと思います。

(以上)

本文ここまで
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