定例記者会見(2020年1月28日)結果概要

掲載日:2020年1月28日

発表事項

新型コロナウイルスへの対応について

 発表項目に入る前に、新型コロナウイルスの件について、その後の状況を報告いたします。
 春節を迎えまして、中国から多くの方が来日されることから、1月24日金曜日に、私をトップとする「危機管理対策会議」を開催し、庁内各局に、それぞれ所管する関係団体等に対して必要な感染対策を取っていただくよう、周知することなどを指示いたしました。
 併せて、県民の皆様のご相談に対応するため専用ダイヤルを1月25日土曜日に開設いたしました。専用ダイヤルへの相談の状況ですけれども、1月25日は11件、26日は12件、27日は37件で、昨日までに60件の相談がありました。主な相談内容は、中国から帰国した方から、「体調が良くないが医療機関を受診してもよいか」など健康に関する相談が多くありましたので、「医療機関に事前に連絡した上で、受診していただくよう」相談者にお伝えいたしました。
 また、県ホームページで、私からのビデオメッセージを発信し、直接、県民の皆様に、専用ダイヤルの設置と、引き続き、咳エチケットや手洗い等、インフルエンザと同様の感染対策を呼び掛けています。
 さらに、武漢市から入国した方で、咳や発熱等の症状がある患者を診察した場合には、速やかに保健所に連絡するよう、県内の医療機関に周知しています。
 このような中、本日の閣議で、新型コロナウイルスによる肺炎が、感染症法上の「指定感染症」に指定され、2月7日に施行されることが決まりました。
 これにより、SARSなどと同じように、まん延を防止するため、入院勧告や就業制限などの必要な措置を取ることができるようになります。
 次に、中国が1月27日から団体旅行の海外旅行等を禁止したことに伴う本県観光への影響についてです。
 例年、1月25日の春節を挟んだ時期に、多くの中国人が日本へ訪れ、横浜・箱根等の県内の国際観光地は、多くの中国人観光客で賑わいます。しかしながら、本年は、中国のこの対応によりまして、中国人観光客数の減少が想定されます。既に、県内の主要観光地である横浜や箱根の観光協会や宿泊事業者からは横浜では、みなとみらい地区のホテルで、2月の団体客の宿泊予約がすべてキャンセルになったほか、箱根では、複数のホテルで、3月の宿泊予約分までキャンセルが出たなどと聞いています。
 今後も、県ホームページで新型コロナウイルス等に関する正確な情報発信を行うとともに、引き続き、国・市町村・関係団体とも連携し、観光業への影響等を情報収集し、どのような対応ができるのか、今後検討してまいりたいと思います。

「セレクト神奈川NEXT」による支援を初認定

 それでは、本日の発表項目です。はじめに、「セレクト神奈川NEXTによる支援を初認定」についてです。
 本県では、昨年11月から新たな企業誘致施策「セレクト神奈川NEXT」をスタートいたしました。
 このたび、「セレクト神奈川NEXT」の初めての支援対象として株式会社ヤマダコーポレーションなど、4社の再投資計画を認定しましたのでお知らせいたします。投資規模は4社の合計で約71億円になります。
 4社のうち、株式会社ヤマダコーポレーションは、アメリカや中国、タイなど、世界各地に営業拠点をもつ、各種ポンプやポンプの自動制御装置を開発・製造するグローバル企業です。このたび、唯一の製造拠点である相模原工場を増床し、生産規模の拡大を図る計画です。
 また、株式会社ホテル横須賀は、横須賀市に本社があり、ホテルの所有及び運営を行う企業です。これまで、ビジネス客をメインターゲットとするホテルが横須賀市内に2棟ありましたが、家族連れやインバウンド客向けのホテルを新たに建設する計画です。
 県は三浦半島の4市1町と連携して、三浦半島らしさにこだわった地域活性化策を講じて、人口減少対策に取り組む「三浦半島魅力最大化プロジェクト」を実施しています。今回のホテル建設は、この地域の観光の魅力を高め、地域活性化に資するものと期待をしています。
 今回認定した4社は、いずれも、「セレクト神奈川NEXT」になって、新たに補助金による支援の対象とした、県内再投資の企業であります。投資額の6%の補助金をはじめ、不動産取得税の軽減及び低利融資などで支援してまいります。今回認定した企業からは、県内再投資への補助金創設は魅力的な支援メニューであるとの声をいただいておりまして、施策の効果について自信を深めたところです。
 引き続き、この「セレクト神奈川NEXT」を活用して、全力で企業誘致に取り組み、県内経済のエンジンを力強く回してまいります。

緊急開催「黒岩知事との“対話の広場”Live神奈川」の開催決定!

 次に、「黒岩知事との“対話の広場”Live神奈川」のご案内です。
 「体罰、それってしつけに必要?~あなたは叩いてもいいと思っていませんか~」をテーマに、3月28日、土曜日に開催いたします。
 体罰によるしつけを禁止する改正児童虐待防止法が4月1日に施行される直前に、子育て中の方も参加しやすいよう、初めて土曜日の日中に開催いたします。
 何が体罰にあたるのか、体罰によらないしつけはどうすればよいのか、日々の子育てでは悩みが尽きないため、皆様と意見交換して、一緒に考えたいと思います。
 場所は、神奈川県民ホール6階大会議室で行います。ゲストには、神奈川県立こども医療センター児童思春期精神科部長の新井 卓さんと、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン国内事業部部長の川上 園子さんをお迎えしています。
 本日より、県ホームページ等で申込みを受け付けていますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

「マグカル開放区」×「ヨコスカ街なかミュージック」を開催!

 次に、「『マグカル開放区』×『ヨコスカ街なかミュージック』を開催!」についてです。
 毎週日曜日は、県庁前の「日本大通り」が歩行者天国となり、イベント等で使用されない日は「マグカル開放区」として、音楽やダンスなどのパフォーマンスを自由に発表できる空間となっています。
 3月20日金曜日、春分の日の「マグカル開放区」は、街なかにライブの場を創出・提供し、常に音楽にあふれたワクワクする街づくりを進める横須賀市の取組み、「ヨコスカ街なかミュージック」とコラボします。
 この日は、いつもの「日本大通り」を飛び出して、「よこすか海岸通り」で開催いたします。
 現在、「よこすか海岸通り」では、「10,000メートルプロムナード」として、歩道リニューアル工事が行われています。その歩道完成のこけら落としイベントとして、事前申込によりジャンルを問わず自由にパフォーマンスできる「マグカル開放区」と、音楽に特化し、登録し承認されたアーティストが出演する「ヨコスカ街なかミュージック」、この二つのステージを設けます。それぞれパフォーマンスを交互に行い、「よこすか海岸通り」を大いに盛り上げたいと思います。
 本日から、「マグカル開放区」のステージの出演者の募集を開始いたします。多くの方にパフォーマンスを披露する絶好の機会ですので、ぜひご応募いただきたいと思います。応募方法は、資料記載のウェブサイトをご覧ください。
 皆さま、ぜひ3月20日は、「マグカル開放区」と「ヨコスカ街なかミュージック」のコラボイベントへお越しください。

『かながわ短編演劇アワード2020』『かながわミュージカルアワード2020』の上演団体等が決定しました!

 次に、「『かながわ短編演劇アワード2020』『かながわミュージカルアワード2020』の上演団体等が決定しました!」についてです。
 毎年3月に実施してきたさまざまな舞台公演等を、今年度から「かながわマグカル演劇フェスティバル2020」略して「マグフェス’20」として1つにまとめ、装い新たにスタートいたします。
 来月29日から3月31日の開催期間中、「青少年センター」や「KAAT神奈川芸術劇場」等において、演劇・ミュージカルなど多様な舞台公演を連日開催いたします。
 まず、「マグフェス’20」のメインイベントである「かながわ短編演劇アワード2020」の「演劇コンペティション」です。
 75団体の応募の中から選ばれた8団体の作品を、3月20日から22日にかけて「KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ」にて上演し、最終日である3月22日の上演後の公開審査会で、グランプリを決定いたします。賞金は100万円です。上演団体は資料記載の8団体です。
 次に「戯曲コンペティション」です。59作品の応募の中から選ばれた6作品を、2月29日から事前にホームページで公開した上で、3月20日の公開審査会で、グランプリを決定いたします。賞金は20万円です。
 グランプリ受賞作品は、後日、演出家や出演者を選定し、県庁の庁舎公開日に大会議場で上演する予定です。
 次に、「かながわミュージカルアワード2020」です。4団体の応募の中から選ばれた2団体「港北区民ミュージカル実行委員会」と「横浜市民こどもミュージカル」が、3月15日に、「県立青少年センター紅葉坂ホール」にて上演します。入場は無料で、明日29日から申し込みを開始いたします。
 いずれも負けず劣らず素晴らしい作品ですので、「マグフェス’20」の会場へ、ぜひご来場いただきたいと思います。

全国大会の最優秀賞校が県庁でリーディング公演!

 引き続き、「マグフェス’20」に関連して、「全国大会の最優秀賞校が県庁でリーディング公演!」についてです。
 今年度の「全国高等学校総合文化祭」の演劇部門で最優秀賞を受賞した、逗子開成高等学校演劇部の皆さんが県庁の本庁舎公開でリーディング公演を行います。
 リーディング公演とは、俳優が脚本を手にし、朗読することにより演劇を行う公演のことです。日時は3月8日、日曜日、13時から、県庁本庁舎大会議場にて公演します。入場料は、無料です。
 演目は、武者小路実篤作「或る日の一休」です。これは演劇関係の台本などの資料について、国内有数のコレクションを誇る、県立青少年センター内にある「演劇資料室」、そのコレクションから選出された名作戯曲です。
 全国大会で最優秀賞を受賞した高校生たちが名作戯曲をどのように演じるのか、熱い舞台をぜひご覧いただきたいと思います。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、1件おコメントしておきます。
 1月30日に、「森の駅」になっています町営の「ケープ真鶴」とベンチャー育成支援施設「真鶴テックラボ」を「黒岩祐治が行く!神奈川の現場」として訪問いたします。
 「ケープ真鶴」では、「石の彫刻祭」の記念すべき第一号作品等を見学し、「真鶴テックラボ」では、割烹料理屋をリノベーションした施設に3Dプリンターなどの最新機器を備え、企業のテクノロジーで活性化する現場を訪問いたします。
 当日は、訪問先の特色や取組みについて、説明を受けます。また、関係者の皆さんとの意見交換を行いますので、取材の方よろしくお願いしたいと思います。

その他

TikTokの再生数について

 最後に発表項目ではありませんが1件コメントしておきます。県では昨年11月20日に、短編動画アプリ「TikTok」を運営するBytedance株式会社と「県政の情報発信・広報についての連携と協力に関する協定」を締結し、TikTok公式アカウントを開設いたしました。
 このたび、公式アカウントに投稿した動画の総再生回数が100万件を超えたのでお知らせいたします。これまで主に二つのテーマについて動画を公開してまいりました。一つが「SDGs推進のための動画」、これが14本でありまして、総再生回数が約87万件、「ともに生きる社会かながわ憲章PR動画」、これが3本で、総再生回数が約15万件となっています。
 今後もTikTokを活用した県政の情報発信に努めてまいります。

質疑

新型コロナウイルスへの対応について

記者: まず、冒頭にお話しされた、新型コロナウイルスに関することなのですが、確認も含めてですが、みなとみらいで宿泊予約がすべてキャンセルというお話があったと思うのですが、規模としてはどれくらいになるのですか。

知事: 規模は分かりますか。

観光企画課長: 規模的には、ホテルの方に行って聞いたところ、客室までは聞き取りはしていないのですが、2月の宿泊予約の中国人観光客の団体はキャンセルになったというところまで聞いています。

記者: みなとみらい以外の県内の観光地で、宿泊予約のキャンセルがあるということですが、この規模に関しても分からないということなのでしょうか。

観光企画課長: そこまでは、聞き取りはしていません。

記者: 今後、発表の予定というのは課でまとめて、影響の規模というか、宿泊キャンセルの規模の発表というのはする予定はありますか。

観光企画課長: 今後、観光協会や宿泊事業者と連携して情報共有していきますので、旅行については、細かく日々把握していこうと思っています。

津久井やまゆり園の指定管理者について

記者: 次に、津久井やまゆり園関係のことでお伺いしたいのですが、昨日、厚生常任委員会があって、参考人として、かながわ共同会の幹部の方が出席されました。その中で、県との協議には共同会としては応じられないというご意見をお話しされていましたけれども、それに対する知事の受け止めをお願いいたします。

知事: 令和3年度に、新しい津久井やまゆり園を開設するために私は決断したわけでありますから、県としては、令和3年度中に、利用者全員が入所できることを第一に考えまして、私の決断について説明を尽くし、協議に応じていただくよう理解を求めてまいります。

「セレクト神奈川NEXT」による支援を初認定について

記者: まず、発表資料のところで1点ですが、セレクト神奈川NEXTについて、少し基本的な内容なのですが、セレクト神奈川との違いというのはどういうところで、強化したところはどういった点でしょうか。

知事: これまでのセレクト神奈川100というのは、県外、国外から県内に新規立地する企業に対してのみ、補助金による支援を行ってまいりました。
 それが、昨年11月から開始しましたセレクト神奈川NEXTでは、県内企業の県外への流出を防止するといった観点から、県内工場の拡大など、県内再投資についても新たに補助金による支援の対象といたしました。さらに、中小企業の立地に対する支援を強化するため、補助率を、5%から6%に引き上げております。
 この他、企業立地の地域偏在を解消するために、横須賀・三浦地域及び県西地域に限定して、食料品、飲料製造業を支援の対象に追加しております。こういったあたりが違いです。

新型コロナウイルスへの対応について

記者: 新型コロナウイルスですが、相談窓口、電話窓口を設定して60件の相談があったということですが、実際に感染が疑われるような人からの相談は今のところあるのでしょうか。

健康危機管理課長: 今のところございません。

記者: 先程、中国から帰国した、武漢ではないけれど、中国から帰国したという人も中には相談には含まれていると思うのですが、その人にはどういった対応をされたのでしょうか。

健康危機管理課長: その方からは詳しく聞きまして、その方の、もし許されるのならばご住所をお聞きして、最寄りの医療機関等をご紹介したり、事前に、その医療機関に連絡をして、マスクをして受診をすると、そのようなことのアドバイスをさせていただきました。

記者: 受診の結果については把握されていますでしょうか。

健康危機管理課長: 把握をしておりません。その分については、再度連絡がなければ、把握できません。

知事: もし、感染の疑いありという場合には、これは県にその情報が来ますから、その情報は、今は来ていないということです。

津久井やまゆり園の指定管理者について

記者: 最後に、やまゆり園の件ですが、先程、今後も協議をして理解を求めていくという方針だと思うのですが、ただ先方は協議に応じられないという態度をとっていて、なかなか交渉をするのは難しい、協議するのは難しいようにも思われるのですが、今後の取組みについて、何か方針とかはありますでしょうか。

知事: 今、検証委員会の検証が進んでいるところでありますけれども、これまで、2回の検証委員会の中でも、「虐待」といわれる疑いが非常に濃厚な事例も報告されています。
 そういった状況というものを踏まえながら、われわれもしっかりと協議に応じてもらえるように説明をしていきたいと思っています。

記者: また、やまゆり園関係ですけれども、先方が協議に応じないということであれば、知事が2月の議会に出される予定の指定管理の期間短縮、この議案の提出が少し難しくなるのではないかと思うのですが、現段階では、期間短縮の議案を提出する方針というのは、変わりはないでしょうか。

知事: 先程も申し上げましたように、令和3年の建物の完成を目指していきたい。利用者の皆さんもそれを望んでいらっしゃるということは、私も意思確認をしていますから、そのためには、この2月の議案提出というものは大事なポイントになりますので、それに間に合うように、しっかりと協議に応じてもらえるように話を続けていきたいと思っています。

記者: 方針は変わらない。

知事: 変わらないです。

新型コロナウイルスへの対応について

記者: 新型のコロナウイルスの関係なのですけど、もう中国からの団体客のキャンセル、これはもう動かせない事実なので、後は国内からの観光客の呼び込みで少しでも取り戻すしかないのかなと思うのですけれど、今、予算の年度の切り替わり時期で、少し県独自で何かお金を出してですね、何か事業を行うのは難しい時期だと思うのですけれども、先程の知事の言葉で対応を検討するということだったのですけれども、考えられる手立てとしてどんなものがあり得るのですか。

知事: 春節の休暇というのは、1月30日までなのです。ただ、今回2月2日まで休暇を延長すると。
 この時期に集中的に来られるだろうということだったわけですけれども、この部分は非常に大きなダメージがあったことはやむを得ない。
 しかし、もう今すぐのことなので、それを何かで補うという、すぐの対応はさすがに難しいと思います。もう少し様子を見て、これがどのように展開していくのかということを見ながら、どういう対応ができるのかということを、しっかり検討していきたいと思っています。

記者: 具体的にはちょっとまだ打つ手なしという感じですか。

知事: 今の時点ではどうすれば良いですかね。まだ良く分からないところがあります。これは神奈川県だけの話ではないですから。日本全国の話ですから。日本全国の観光地がきっと同じことになっていると思いますので、もし神奈川県、例えば前みたいに、箱根の噴火警戒レベルが上がって、大変なことですといったときには、箱根は大丈夫なのですとわれわれが呼び掛けて、ぜひ箱根に来てくださいと。そういう言い方はできましたけれども、日本全体が同じ状況なので、他から神奈川だけに来てくださいということはなかなか難しいです。

記者: 知事の口から県民に横浜とか箱根の方に泊まってくださいと言うくらいですかね。

知事: それもありかもしれないです。そういうことはあるかもしれないです。

記者: 新型肺炎の関係で、明日にも武漢にチャーター便を派遣するという報道がありますけれども、県内在住者については、県として把握したり、あるいは何か対応を考えていらっしゃるのでしょうか。

知事: 武漢から帰国されただけで、われわれがどうこうするということはないと思います。やはり、先程もお話がありましたけれども、感染の疑いありという場合には、われわれのところに情報が来ますから、それへの対応をしていきたいと思っています。

記者: チャーター便の中に県内在住者が何人いるとか、そういうことは県として把握はされないのですか。

知事: 今の段階では把握していないです。

津久井やまゆり園の指定管理者について

記者: 共同会の関係ですけれども、きのうの議会の委員会で検証委員会について人選が偏っていて、結論ありきの委員会ではないかという批判があったのですが、それについて知事はどのようにお考えなのかということと、後、人選に知事がどのように関わっていたのですか。

知事: 検証委員会の委員は、障がい者支援や権利擁護に大変見識が高く、また、当事者意識をあわせ持つ全国的な活動をしている方でいらっしゃいまして、なおかつ第三者的な視点から提言をいただける方から選任をしております。
 したがって中立性に問題があるとの指摘は当たらないと考えております。
 この3人は、国や他県における障がい者支援に関する委員会の座長でありますとか、委員を務められてきた実績がある方でありまして、3人とも障がい者のお子さんをもつ親御さんという共通点もあります。
 3人の委員は、実はこの業界では大変有名な方でありまして、この方たちの中立性の問題があるとは、私はそのようなことはまったくないと思います。
 それと、私がその人選にどう関わったかということでありますけれども、確か1月7日の夕方から佐藤委員と大塚委員が、知事室に来てくださいまして、そして、私とお話をした。その中でぜひしっかり検証してほしいと、利用者目線に立った障がい者福祉のあり方を模索していきたい。ぜひ、しっかりとした検証をしてほしいという旨をお伝えして、委員就任を承諾していただいたと。だから、私が人選に関わったというと、最後に、お願いするときにお目にかかったということです。人選はすべて首藤副知事を中心にやってまいりました。

記者: 知事が推薦されたわけではない。

知事: 全然違います。

記者: きのうの共同会の関係なのですけれども、委員会の中で、共同会側としては、県の回答について、特にやまゆり園の虐待の疑いの事例、第3者委員会の報告と愛名やまゆり園での虐待認定は、昨年12月の知事の意見表明以降に出てきた話なので、県の回答には疑問があるという表現をされていたのですけれども、その向こうの受けとめ方については、知事はどのように考えられますか。

知事: 要するにあのとき、年が明けたら裁判も始まって、次々と共同会にとって悪い情報が出てきますよと私は申し上げました。それはその時点の話。
 その時の質問がどういうことなんだと言いますから、今この時点で次々と出てきているではないですかということです。ですから、回答として不適切とは全く思いません。その不適切に次々悪い情報が出てきていますよということに、どうするのかということが一番問われているのではないでしょうか。

新型コロナウイルスへの対応について及び「マグカル開放区」×「ヨコスカ街なかミュージック」第2弾を横須賀市で開催!について

記者: 2点ほどお伺いしたいです。1点目は、今日夕方、新型コロナウイルスの関係の危機管理対策会議の幹事会がありますが、それに対する意気込みというか、コメントといいますか、それを伺いたいのが1点目と。後、マグカルのところで横須賀で何かやるというのがありましたけど、これは日本大通りを飛び出すのが初めてなのかどうなのか。

知事: 新型コロナウイルス関しての会議ですけれども、ニュースを見るたびに世界的な拡大をみせているところがあります。それに対して、しっかりと対応していくといったこと、これは状況をしっかりと把握しながら、正確な情報を皆さんにお出ししていくことがわれわれにとって一番大事なことだと思いますので、そういった情報共有をしっかりしながら、対応策をしっかりとやっていきたいと思いを込めて開くものです。
 マグカルの日本大通り開放区、マグカル開放区が外に他に飛び出したことは、前にもありました。

文化課課長代理: 11月3日に茅ヶ崎で1回やった例がありますので、2回目になります。

記者: 何点か伺いしたいことがあります。まず、新型コロナウイルスの件ですが、先程、県として県内観光業の被害を把握していくというお話であったと思うのですが、場合によっては、これから開かれる第1回の定例会で、追加で何かしらの補正ですとか、あるいは、当初予算の追加という形で議案を提出される可能性はあるのでしょうか。

知事: 現時点ではありません。様子を見ないと、どういう対応をすべきなのか、まだ少し見えないところがありますから、今のこの時点では考えていないです。

記者: 最短でも何かしらの予算措置をするとしたら、1定の次になるという。

知事: それも少しまだ今の段階では何とも申し上げられないです。それも、緊急的に何か対応する必要があるならば、それは、あらゆる手段を講じて、そういうことも考えたいと思いますけれども。

津久井やまゆり園の指定管理者について

記者: 後、やまゆり園の関係なのですが、昨日の常任委員会の中では一人の委員から、知事の人脈といいますが、端的にいうと誰かに操られているのではないかという指摘がありまして、具体的な名前が2人出たのですが、それについては、そういう指摘がでたのは、ご存じですか。

知事: 知っています。

記者: その指摘について、率直なご感想をお願いします。

知事: 全く当たらないですね。操られるもなにも、われわれは事実をちゃんと向き合いたいと言っているだけの話ですから、何が行われたのかという事実をちゃんと向き合うというだけの話でありまして、誰かに操られるとかなんとかという話というのは、何のことをおっしゃっているのか、さっぱり分からないです。
 私も、もともと国際医療福祉大学の大学院で教授をやっていましたから、そういう医療関係、福祉関係のいろんな人脈があります。その中に知っているお二人の名前は、当然私は存じ上げていますけれども、その人に操られているという認識は全くないです。ずっとお会いしていないです。前に、いつ頃だったかな、秋ぐらいに1回お目にかかったことがありますけれども、それ以来全然お目にかかってもないです。

記者: そうすると、その委員は、この二人と知事がしょっちゅう会っているのを知っているのだぞというような、におわせるような質問の仕方をしていましたけれども、それは当たらないと。

知事: 全然当たらないです、会っていないです。

記者: 後もう1点なのですけれど、先程おっしゃっていたまさに、裁判がはじまると共同会に対する悪い事が次々出てくるというふうにおっしゃって、それがまさにそのことを回答書に書いたというふうにおっしゃっていたと思うのですけれども、現状その出てくるというよりも、知事サイドから積極的に出しているというようなふうには見てとれるのですけれども、他から出てくるというよりも、県からそういった悪いことを出しているというふうに見えるのですが、それについてはいかがですか。

知事: いやいや、県から出しているのではなくて、検証委員会がそのことをちゃんと検証してくださって、いろんな事実が出てきているということです。
 そういったことというのは、われわれも去年の段階からいろんな情報が入ってきていた、私も前から言っていました、いろんな情報がきていますと。ただそれは受け止めただけで、それを本当のものかどうなのかということは、やはりわれわれがちゃんと言うべきストーリーになっていなかったので、情報はたくさんありましたけど、それをだから検証委員会にしっかり検証してもらうという作業、そういうことのために検証委員会をやっているわけです。
 だから、県が何をやった、これをやったというよりも、もっと一番大事なことは、何が行われていたかということです。そこをやはりもっと皆さんに注目してほしいです。これは大変な虐待ということについて、やはりこの最近までずっとあったということを、これは、断定というのはなかなかできないというか、権限が検証委員会にはないですから、その疑いが極めて濃厚であるという、それが出ているわけですから。
 それと、この公判、津久井やまゆり園事件公判における当時の不適切な支援に関する情報といったものも、これ前回お話しをしましたが、それぞれの裁判の中でもさまざまに出ているということです。
 居室のドアや窓は部屋の内部から開けられない造りになっていたとか、身体拘束に係る発言があったとか。これも裁判の中に出てきている話であります。
 それから、他の職員が障がい者の頭をたたいているのを見た。こんな証言も裁判の中で出てきているわけです。県が別に出しているわけではなくて、裁判の中で出てきているといったことです。
 それとともに愛名やまゆり園での、虐待が認定された件は、これは県が出しているというよりも、厚木市が認定したわけです。
 ですから、県が何か意図的に誰かに操作されてそういった情報を意図的に出しているとか、それは全く当たらないです。私が思ったのは、いろいろな悪い情報は、去年の段階から集まっていたけれども、放っておいても被害者がいるわけですから、被害者が何かアクションを起こしてくるのではないかと思った。
 だから情報は、必ず表に出てきますと、ただ、出て来てからわれわれが対処するのではなくて、それより前に、県としてその問題にしっかり向き合おうと言って、検証委員会をスタートさせたという流れです。
 ですから、プロセスとか何とかいうよりも、出てきている事態をちゃんと見てほしいです。

記者: 話を整理するために伺いたいのですが、建て替える方の津久井やまゆり園は、指定管理期間の短縮が必要だと思うのですけれども、芹が谷の方は、仕組み上、新しい施設ということで、芹が谷の方を指定管理を新たにかけること自体は協議が必要なのかということについて、どのように感じていますか。

知事: これは、協議は必要ではないです。

障害サービス課長: 芹が谷については全く新しい施設なので、かながわ共同会との協議は必要ないです。

記者: そうすると、芹が谷の募集要項だとか、公募開始手続は通常どおり、共同会との協議がどうあれ、そのまま進めていくという理解でよいですか。

障害サービス課長: そうです。

記者: 今の、知事の口から愛名やまゆり園の虐待認定の話が出たのですけれども、前回の知事会見の後で、厚木市長も会見がありまして、後日なのですが、その中で市長が若干、知事が、共同会や愛名やまゆり園の実名を出して発表していたことに戸惑いを表明されていたようです。
 大抵、こういう場合は年度末か何かにまとめた感じの数字を発表されるのがこれまでだったけれども、今回特別に、愛名やまゆり園、あるいは共同会の名前を出された、これは、検証委員会の事もあり、総合的に判断した特別な事例だということでよろしいのでしょうか。

知事: そうです。県として公表するということは、所管課から厚木市に事前にお伝えしておりました。障がい者虐待に関する件の報告については詳細を公表することは通常ないのですけれども、今回の件は、県立の障がい者支援施設において起きた重大な事案であることから、公表に踏み切ったということであります。

記者: その件に関してなんですけれども、昨日の県議会の厚生常任委員会で、過去に県立さがみ緑風園で虐待があったと、ただそのときは公表してない。なぜ公表したかというと知事がおっしゃったことが理由だと思うのですけれども、改めて昨日の委員会では、発表する法的根拠はないという趣旨の答弁がありました。今回、公表すると決めたのは知事でいらっしゃるのか、それとも組織体として決めたのか。誰が公表すると。

知事: 私が決めました。今、焦点になっている共同会に起きている出来事です。そういった事実を私が知った上で、それを皆さんにお伝えしないという方が、私は皆さんに対して不誠実な対応だと思いました。だから、私の判断で公表しました。

記者: 確認なのですけれど、他の障がい者福祉施設とかで、虐待があったとしても基本的には今後、県としては大きな、重大じゃなければ公表しないっていうことでよろしいでしょうか。

知事: それは今後考えていきたいと思います。
 今回、今、共同会のことで調べていますけれど、他でもそういった事態があったときに、われわれ、もともと申し上げたように今回の津久井やまゆり園、共同会のことを検証するというプロセスを通じて、福祉全体を見渡し、見直して、そして、その障がい者福祉のあり方そのもの全体を変えていこうと、利用者目線の障がい者福祉のあり方を作っていこうじゃないかと、そのように言っておりますから、共同会だけが悪いという形ではなくて、起きた問題があるのだとすれば、それは幅広く検証していきたいと思っています。

記者: 今の趣旨でおっしゃると、県立の福祉施設、もしくは人の命を預かるという意味では保育所とかも一緒だと思うのですけれども、指定管理者が何かしら人の命にかかわるような、もしくは虐待などをした場合、同じようなに公表しないと、今回の件と公平性が担保できないと思うのですが、そのへんいかがでしょうか。

知事: それは仮定の話ですから、どういう形のものがでてくるのか、事の重大性によって判断していきたいと思っています。

                                    以上

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa