定例記者会見(2018年10月30日)結果概要

掲載日:2018年11月1日

発表事項

インド・アユシュ省とのヘルスケアと健康分野における協力覚書締結について

 はじめに、発表項目にはありませんけれども、神奈川県とインド政府が締結した協力覚書についてお知らせいたします。
 今般、インドのモディ首相が来日し、昨日、日本政府とインド政府との間で、さまざまな分野で覚書が締結され、その中で、日本の内閣官房健康・医療戦略室及び厚生労働省と、インドの保健家族福祉省との間で、ヘルスケアと健康分野における覚書が締結されました。
 この国の覚書には、県が推進する未病や、アーユルヴェーダなど、健康に関する自己管理に向けた人材育成や研究開発などが協力分野として掲げられています。
 国が外国と結ぶ覚書に、「未病」という言葉が明確に盛り込まれたのはこれが初めてのことであり、極めて画期的なことと言えます。
 そこで、私は昨日、モディ首相を表敬いたしまして、本県の未病の取組みを説明するとともに、未病とアーユルヴェーダ及びヨガに関し、相互の理解と交流を深めるため、モディ首相立ち合いのもと、インドのアユシュ省、アユシュ省というのはインド政府でヨガとアーユルヴェーダを管轄する役所であります、そのインドのアユシュ省と協力覚書を締結いたしました。
 モディ首相からは、「インドに蓄積された伝統医療の知識や経験に、日本のICTを活用し、連携することが将来のヘルスケアのカギになる」とのコメントをいただきました。 

神奈川芸術文化財団の一柳 慧芸術総監督が文化勲章を受章

 次に、公益財団法人神奈川芸術文化財団の一柳 慧芸術総監督が、11月3日の「文化の日」に平成30年度の文化勲章を受章されることとなりました。
 神奈川芸術文化財団の芸術総監督としてご活躍される一柳先生の受章は、神奈川県民にとって大きな喜びであり、県民を代表して心よりお祝い申し上げます。
 一柳先生は、精力的な創作活動で、長年にわたって作曲界に刺激を与え続けるとともに、音楽界の発展向上に貢献してこられました。
 本県においては、平成8年から神奈川芸術文化財団の理事にご就任いただくとともに、平成12年からは同財団の芸術総監督としても、ご活躍いただいております。
 そのおかげで、神奈川県民ホールやKAAT、音楽堂において、県民の皆様に質の高い音楽や舞台芸術の鑑賞機会を提供することができました。
 このように、本県の文化芸術の振興に大きく寄与していただいている一柳先生の受章は、非常に喜ばしく、大きな誇りでもあります。
 今後とも、神奈川県はもとより日本の文化芸術の発展のためにご尽力くださいますことを、期待申し上げたいと思います。

「SDGs全国フォーラム2019」を開催!

  それでは本日の発表項目です。まず、「SDGs全国フォーラム2019」についてです。本年6月に、都道府県として唯一、国の「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」の両方に選定された本県は、横浜市、鎌倉市と連携して、「神奈川から『自治体主導のSDGsへの取組』を全国に発信する」ことを目的に、「SDGs全国フォーラム2019」を開催いたします。
 フォーラム当日は、冒頭に、自治体が主体的にSDGsに取り組むための宣言の採択を予定しておりまして、採択には参画いただいた自治体とともに、私も出席を予定しております。
 また、その後のプログラムでは、自治体・企業・大学等それぞれの立場からSDGs達成に向けた取組事例を紹介いたします。
 本フォーラムを通じて、市民、NPO、民間企業、自治体、さまざまなレベルでSDGsの認知度が進み、オールジャパンでSDGsに取り組む機運が盛り上がることを期待しています。
 開催日は平成31年1月30日、場所はパシフィコ横浜にて開催いたしますので、ぜひ皆さまご参加いただきたいと思います。 

第35回神奈川工業技術開発大賞が決定!!

  次に、「第35回神奈川工業技術開発大賞」が決定しましたので、お知らせします。この賞は、県内の中堅・中小企業が開発した優れた技術・製品に贈る賞です。今年度は、32件の応募の中から「大賞」2件、「ビジネス賞」2件、「奨励賞」3件を選考しました。
 本日、私からは「大賞」の2件についてご紹介します。1つ目は、株式会社アイティエス21企画の「自動運転行動評価実験車の開発」です。
 自動運転車を開発するためには、人がどういう運転行動をしているのか、例えばハンドルの回し方や、アクセルやブレーキの力加減などの情報を蓄積していく必要があります。
 これまでの方法では、測定したい箇所に、個別にセンサを取り付けて、測定する必要がありました。例えば、ハンドル操作について測定したい時には、この「従来方式」の写真のように、ハンドルの内側に、ハンドル角度センサを取り付ける必要がありました。コストだけでなく、大掛かりな改造となるため、車検をとるために時間がかかるというデメリットがありました。
 しかし今回開発した技術を使用しますと、この右の「開発技術」の写真のように、装置がむき出しにならない、非常にスッキリとしたハンドル周りが可能になります。
 今回開発した技術は、車両内のさまざまなデータを統合的に解析する技術であり、この車のトランクルームにあるような装置を、車のネットワークに接続するだけで、運転行動のデータを取得することが可能になります。
 これにより、ハンドル操作だけではなく、アクセルやブレーキ操作など、多岐にわたる運転行動情報が取得できます。個別にセンサをつける従来の大幅な車両改造が必要なくなり、開発期間を短縮し、コストを大幅に下げることができました。今後の自動運転の開発に大きく貢献することができる技術と考えております。
 2つ目は、ヘルツ株式会社の「超低周波数防振システム「G-Zero」(ジーゼロ)」です。
 こちらが、その「G-Zero」(ジーゼロ)であります。
 この製品は、地面や空気といった外部からの振動の影響を抑制するための装置でありまして、これまでの製品で対応できなかった超低周波数の振動にも対応できる、世界最高水準の防振性能を有しております。宇宙物理学における実験などで使われています。
 それでは、ここで、実際の防振性能を見てみたいと思います。
 これを揺らしているわけですね。外側は大きく揺れていますけれども、こちらは全然揺れていないということが、これを見ても明らかです。下はドンドンと反応していますけれども、上は全然反応していない、これは見て明らかであります。このように、装置の中には、外からの振動はほとんど伝わっておらず、非常に高い防振性能となっています。この防振システムの使用実績を1つ、ご紹介させていただきます。
 現在、スカイツリーで、高さの違いによるわずかな重力差がもたらす時間差を、日本発の超高精度の時計で測定しようとする、最先端研究の実験が行なわれています。この実験では、スカイツリーの上と下に設置された実験装置を同じ状態にして、測定を行う必要がありますが、スカイツリー自体の揺れや人が歩く振動など、測定誤差となる振動要因を取り除く必要があります。その重要なポイントとなる防振技術に、本製品が使用されているわけです。
 この製品は、今後の最先端研究へ大きな貢献が期待できる製品です。他の受賞した製品も、優れた技術が活かされた、社会への貢献度が高いものばかりであります。
 なお、表彰式は、11月12日月曜日、14時30分より、県庁の大会議場で開催します。当日は私も出席し、皆様に表彰状をお渡しいたします。

~ロボットとともに生きる!~「かながわロボタウン」キックオフイベントを辻堂で行います!

 次に、「~ロボットとともに生きる!~「かながわロボタウン」キックオフイベントを辻堂で行います!」についてです。
 県では「さがみロボット産業特区」の取組を中心に、ロボットの実用化や普及・活用を進めることで、ロボットが社会に溶け込み、いのちや生活を支えるパートナーとして活躍する「ロボットと共生する社会」の実現に向けた取組を推進しています。
 この取組の一つとして、さまざまなロボットが活躍している様子を見て、体験することで、ロボットと共生する未来の姿が、ここに来れば全てわかる、そのような「かながわロボタウン」を辻堂駅北口周辺に展開いたします。
 このたび、そのキックオフイベントを行いますので、お知らせいたします。日程は、11月の3連休、23日から25日までです。「さがみロボット産業特区」で支援してきたロボットや、お子様にも楽しんでいただけるロボットなど、30種類以上のロボットの体験や展示といった、様々な関連企画を行います。
 こちらをご覧いただきたいと思います。
 今回のイベント限定販売で、ユニクロテラスモール湘南店と特区PRキャラクター「鉄腕アトム」とのコラボ企画により、このようなオリジナルTシャツとトートバックを作ることができます。図柄につきましては、こちらにあるように、全部で20種類以上の中から、お好きな絵柄を選んで作ることができます。
 イベントの初日、11月23日には、藤沢市長にもご参加いただきまして、キックオフセレモニーを開催します。私自身も移動支援ロボットに試乗するなど、「ロボットとともに生きる!」社会、これを体感したいと思っています。このイベントを皮切りに「かながわロボタウン」の取組みを進めてまいります。「さがみロボット産業特区」では、こうした取組みを通じて、ロボットとともに生きる姿を神奈川から広く発信してまいります。 

「ともに生きる」の懸垂幕を掲示しました!

 最後に、資料にはありませんけれども、「ともに生きる」の懸垂幕の掲示についてお知らせします。
 県では、「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念の実現に向けて、全力で取り組んでいるところです。そして、この写真のように、この取組みの一環としまして、ダウン症の女流書家である金澤翔子さんに揮毫(きごう)していただきました「ともに生きる」の題字を用いた懸垂幕を、外壁工事中の、県庁本庁舎正面玄関側に掲示いたしました。
 懸垂幕は、縦5.2メートル、横3.6メートルの大きさで、3階から4階付近に掲示しています。皆さん、ぜひご覧いただきたいと思います。  

知事出席主要行事

 知事出席主要行事につきましては、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、「黒岩祐治が行く!神奈川の現場」を2件お知らせいたします。
 明後日、11月1日木曜日、10時から、清川村にある丹沢山中腹の「堂平」を、訪問します。「堂平」は、県が丹沢大山の自然再生に取り組んでいる現場の一つで、地面を覆う草木が一部回復するなど一定の成果が見え始めています。
 当日は、取組み現場を視察し、自然再生にかかわってきたNPO法人など、関係者の皆様と意見交換を行います。
 次に、11月2日金曜日、15時50分から、中井町にあります、「テルモメディカルプラネックス」を訪問します。  
 同施設は、新たな医療技術の創造と普及を目指して設立された、医療従事者を対象とする実践的な総合医療トレーニング施設です。
 当日は、同施設の説明を受けた後、トレーニング現場を視察した上で、この施設を運営する社員の皆様と意見交換を行う予定にしています。

質疑

インド・アユシュ省とのヘルスケアと健康分野における協力覚書締結について

記者: アユシュ省との覚書なのですけれども、日本政府が覚書を結んでいる中で、自治体がこういうことをやる意味がどういうところにあるのかをご説明いただきたいのと、具体的なことは今後詰めると思うのですが、知事として、県民やインドの市民のためにどういうことを、この覚書からやっていきたいかということを教えていただければ。

知事: 今年6月17日に大井町の未病バレーBIOTOPIA(ビオトピア)におきまして、「ME-BYOフェスタ2018」を開催しました。その中で、インド大使館の共催も得て、フェイスヨガに関する大規模なイベントを開催いたしました。これが一つのきっかけになったとお考えいただければと思います。
 あのときには、大使もお見えになって、ヨガの大会に一緒に参加してくださいました。そのときに、われわれ、未病コンセプトというものをしっかりとご説明したところ、「未病」という考え方は「ヨガ」という考え方と非常に近い。つまり、病気になってから治すという発想ではなくて、日常生活の中で、自分で自分の健康状態を維持していくという、健康状態を改善していくということ、これをやっていくという発想自体が、未病コンセプトとぴったり同じだということで、非常に共感を持っていただいたわけです。
 その後、大使の働きかけによって、インド政府でヨガを所管しているアユシュ省で、ここは、アーユルヴェーダも所管しているわけですけれども、アーユルヴェーダもヨガもインドの政府の考え方としては、それを科学的な視点において世界中に広げていきたいという思いを持っていらしたという中で、神奈川の未病コンセプトをやっているところと非常に同じ思いだから、「共にやりましょう」という話になって、向こうは政府の一つの省でありますけれども、こちらは県でありますが、ここで覚書を結びましょうということになったわけです。それは包括的な意味で、ただ単に自治体である神奈川県とアユシュ省との協定だけではなくて、日本政府とインド政府全体の覚書が今回さまざまな分野で結ばれたわけですけれども、その中の要素として、この「未病」という言葉と「アーユルヴェーダ」と「ヨガ」といったものが一体となってヘルスケアの改善に努めていきましょうということで、大枠でも合意されたということになったわけです。
 ですから、自治体初でありますけれども、最終的には日本政府とインド政府との共通の認識にたどり着いたということでありました。

記者: あと、県民にとってどういう意味があるのかを教えてください。

知事: われわれ未病コンセプトを推進しているのは、何といっても未病を改善して県民の皆様に健康になっていただきたい、どんどん健康になっていただきたいということで進めているわけであります。そのような中で、実際にヨガというものもかなり日本の中に浸透していて、それを実践されている方もたくさんいらっしゃいます。そういう方は、健康に関する意識が高い方が非常に多いということではありますけれども、そういったところを組み合わせながらやっていくと、未病を改善していくという中では、県民にとって大きなメリットがあるのではないかと思ったところです。

県内で初めて「神奈川県アレルギー疾患医療拠点病院」を選定!について

記者:アレルギー拠点病院の方なのですけれども、これは他県の例なんかは把握されていますか。同様の制度を構えているもので。

知事:これは、全国的なものですね。

健康増進課長:全国的に、全部の都道府県ではないのですが、指定が徐々に進みつつあるという状況でございます。

知事選について

記者: 知事の3選出馬について、報道とか、いろいろと出始めていますけれども、いつ頃表明されるのか。もし、今表明していただけるのなら、それでもいいのですが、お考えを聞かせていただければと思います。

知事: 後、半年を切ったわけでありますから、これまでやってきたことをしっかりとこの間の中で仕上げていくと、そこに全力投球していく、それしかないです。

IRについて

記者: 3選出馬に少し関係するかもしれませんが、IRの件についてです。市を飛び越えて語ることはないとの発言もありますけれども、一方で、治安については県の方がしっかりと考えることだと思っていまして、IRが来た場合の、もしくは来なかった場合の治安の変化、それについてどのように考えているのかお聞かせください。

知事: これは、いつも申し上げているとおりのスタンスなのですけれども、IRに関しては、その基礎自治体がどう判断されるかということをまずは尊重したいと思っています。基礎自治体の意向を無視して、県が広域的にやるのだといっても、それは基礎自治体のご判断による部分が非常に大きいわけですから、基礎自治体のご判断を最優先に考えたいと思っています。
 IRと治安といったものが、具体にどうつながるかということは、私の中では特に知見はありませんけれども、もし基礎自治体の方で、ご判断なされた時には、県警を預かる県としては、しっかりと対応していきたい。そう考えています。

座間事件から1年

記者: きょうが、去年座間で9人が犠牲になるという痛ましい事故からちょうど1年となりました。改めてこの事件についての知事の所見と、後、この事件はSNSの負の側面が表出したものだと思います。県として、そうしたSNSの適切なあり方について、どうコミットしていくかも踏まえてお聞かせいただきたいと思います。

知事: 座間市におけるあの事件は、SNSに自殺願望を投稿した若者の心の叫びにつけ込んだ、極めて悪質な犯罪で、今も強い憤りを感じます。
 これまで県では、精神保健福祉センターのフリーダイヤルのこころの電話相談、それから身近な人の自殺のサインに気づき、専門家につなげる役割を担うゲートキーパーの育成など、自殺対策に取り組んでまいりました。
 こうした取組みにより、県内の自殺者数は年々減少し、ピーク時でありました平成23年の1,852人から、昨年は1,276人と、約600人の減少が図られました。
 一方でこの事件により、SNSで自殺願望を発信する若者が多くいるといったことが、明らかになりました。
 犯人はSNSを悪用してこの事件を起こしましたが、県は逆にSNSを活用して自殺願望を発信する若者が悩みを相談しやすい体制づくりを進めることにいたしました。
 県では、本年3月に、Twitterにより相談窓口を案内する取組みを試行し、今後も、TwitterやLINEなどのSNSを活用した相談支援の手法の検討を進め、自殺で命を落とす若者を一人でも減らしていけるよう、対策を強化してまいりたいと考えております。
 まさに今ご指摘のとおりです、そういった負の経験を活かしながら、プラスに持っていこうというのが県の姿勢であります。

記者: 関連して、9月の補正予算で、LINEとの契約締結、あの仕組みもこうしたSNSの自殺願望をすくい取ろうとした、そんな狙いというのがあったのですか。

知事: それはあります。最近の若い人は、われわれは電話相談というのをやってはいるのですけれど、今の若い人は電話そのものをあまり使わない。それよりむしろ、一般的なコミュニケーションはむしろLINEとか、そのようなSNSということでありましたので、その若い人たちが、本当に気軽に自分の生の声を発信できるということで、LINEなんかを活用していこうということで、包括的な提携を結んだということでありました。

「SDGs全国フォーラム2019」を開催!

記者: 今日の発表の中で、SDGsの全国フォーラム2019を開催ということなのですけれど、この枠組みの開催は初めてということになるのかということと、参加者で全国自治体、企業、大学等とありますけれど、もし決まっている自治体等があれば教えていただければ。

知事: これは決まっていますか。

政策部長: 参加する団体につきましては現在調整中で、県自らが発信する機会、例えば関東知事会とか、あるいは九都県市首脳会議、そういった場で発信して参加者を募ります。地方創生のSDGsプラットフォームとか、そういった場もありますので、そこで参加者をこれから募っていきます。後、このフォーラムは初めてです。

ラグビーブレディスローカップについて

記者: 先週の土曜日に日産スタジアムでラグビーのニュージーランド対オーストラリア戦がありました。来年のワールドカップの決勝の会場でもあるのですが、そこで4万6千人という観衆が集まって開催された、その受け止めと課題などが具体的にお思いになることがありましたら、お願いします。

知事: 私も会場に行って、その試合を見ましたけれど、4万6千人もの人が集まっての世界最高峰での戦い、私自身オーストラリアとニュージーランドの戦いというのは、前のロンドンのワールドカップ決勝戦、それを現地で見たわけでありますけれど、その最高峰の試合がそこで、日産スタジアムで展開されたということは非常に興奮を覚えることでありました。
 やはり、ラグビーの魅力といったものをみんなが感じたのではないでしょうか。とにかく体まるごとで突き当たっていった激しいぶつかり、そして極めて洗練された動き、それとともにラグビーならではの、終わった後はもう水に流していく、ノーサイドの精神とか、いろいろな伝統的に受け継がれている美学のようなものがあって、それを感じることができた。4万6千人もの方が集まったということ、非常に大きな会場が興奮に包まれたということで、これは非常にいい流れが出来上がってきたなと思いました。そのような中で、私が座った席には、イヤホンガイドがありました。ラグビーの試合というのは、詳しい方はそのようなこといちいち言わなくてもいいのですけれども、なかなかルールが分かりにくいという声をよく聞きます。私自身もよく分からないことがいっぱいあります。なんであれがフリースローみたいになっているのか、なんであれがスクラムになっているのか、何が起きたのかよく分からないことがたくさんありますけれども、それをイヤホンガイドで解説してくれるものがありまして、これは非常に有効だなと、ラグビーを知らない人でも分かりやすくできる、そういう工夫が出来上がっているのだなということで感心したところでありました。そのような中で、4万6千人、あそこのキャパは7万人を超えていますから、当日はもっとたくさんのお客さんが来られるということです。そのために、入場にある程度手間取ったという話も聞いておりますので、そういったことを解決するために、今後どのようにしてお客様を安全に会場の中にご案内するかといったあたりを、これからしっかりと検討していくべき課題かと思いました。

「SDGs全国フォーラム2019」を開催!

記者: すいません、さっきに戻っちゃうのですけれども、SDGsの全国大会に関して、これ初めてということなのですが、初めての大会を神奈川県で開催する意味や意義を教えてください。

知事: 本年6月に国からです、本県のこれまでの先導的な取組みが評価されて、SDGs未来都市は29、その中で、10が自治体SDGsモデル事業、これに選ばれたわけでありまして、都道府県としては唯一、その両方に選定されたというのが神奈川県でありました。全国で10しかない中で、神奈川県だけではなくて、横浜市、鎌倉市も選ばれたということでありますから、まさにSDGs最先端の県ということのお墨付きをいただいたと考えています。ですから、われわれとしては一つの使命として、国のSDGs全体の大きな流れというのをリードしていくということが、われわれの使命ではないかと思っておりまして、そのための全国フォーラムというのを、あえて神奈川県が主催してやるということであります。

記者: 今の関連で、SDGs未来都市などに選ばれた自治体は全国で他にもあると思うのですけれど、そういうところとの連携とかというのは今後ありますか。

知事: まずそこに来ていただく自治体がまだ決まっていないという話を先程申し上げましたけども、まずはその29のSDGs未来都市、そこに選定された自治体にお声をかけて、そこにご協力いただけるかどうか、どのような取組みをなさっているのかどうなのか、そういった情報共有ということをまずはしていきたいと考えています。

記者: それはこのフォーラムを通じて。

知事: そうです。

記者: 関連して、フォーラム中に宣言があると思うのですが、それは現時点でどういうものなのか決まっているものがあれば、なければ、どういうものであってほしいか。どうなのでしょうか。

知事: まだどのようなものかというのは。SDGsは国連の定めた世界的な枠組みであると同時に、地方創生の取り組みにも大きく関連しているものであります。そのために、多様な主体による地方創生の実現に向けた取組みを通じて、地域課題やグローバル課題解決を目指す自治体モデル、これを内外に向けて発信するということが重要になってまいります。このフォーラムでは、こうした自治体モデルであるSDGs宣言の採択をめざしておりまして、今後内容を精査してまいりたいと考えています。

~ロボットとともに生きる~かながわロボタウンキックオフイベントを辻堂で行います!

記者: 発表の中にありました、かながわロボタウンですけれども、これは8件のロボットについて採択されていて、今後実証をやられるということで、いつまでやられて、報告書みたいなやった後の検証みたいなのはされるのでしょうか。

知事: これは8つのロボットだけが来るわけではなくて、ロボットと共生する社会といったもので、いろんなロボットをここに集結させるということを思っています。どこを見てもロボットがいるというか、そういう未来社会を実質的に体感してもらおうということであります。ですから、ロボタウンをオープンして、まず今回やるのはキックオフイベントでありますけれども、ある程度期間はロボタウンとして機能させていきたいと考えています。期限は決まっているのですか。

産業振興課副課長: オリンピックの2020年までロボタウンということで充実させていくことを考えています。その後は、地元の市町であるとか施設の協力の喚起に努めまして、自走化していくことを考えています。

記者: ということは今回やってみて、年度内に何かこうでしたという報告書のようなものは出ないのですか。

知事: そういう質のものじゃないです。

産業振興課副課長: 8件につきましては、実証実験を支援してまいりますので、今年度中、来年3月末に報告書のようなものをと考えています。

知事: それは8件だけです。

産業振興副課長: はい。

記者: 今年度だけですか、来年度もですか。

産業振興副課長: 8件については今年度中です。

最近の世界情勢について

記者: もう一点なのですけれども、先程ラグビーの話で、ノーサイドの精神に言及がありましたけれども、最近の世界情勢とか日本の国内でも、ほとんど対立がいがみ合ったまま続いているっていうような、ちょっとノーサイドじゃなさそうな雰囲気が醸成されている気がするのですけれども、知事からご覧になってこのノーサイドの精神っていうのが、社会全体にどうやったら浸透できるかっていうお考えってありますでしょうか。

知事: 非常に良いご質問だと思います。試合中は激しくぶつかり合っても、試合終わった瞬間にはもうノーサイド、それはもう関係ありませんよということ、それは非常にやはり美しいことであるということは、見ていても感じてきます。おっしゃったように今の世界の情勢というのは、少しそういう精神からは離れて言っている部分があるのかということは、言われてみれば確かにそう感じます。そういう中でこそ、やはりこういったスポーツといったものを通じて、ノーサイドの精神といったものは、改めて見直されるという流れになればいいと思います。

記者: 知事の中はいかがでしょうか。

知事: 私自身も誰かを恨んでどうだということは別にないですから、普段からノーサイドにするように心がけています。

(以上)

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa