定例記者会見(2018年4月3日)結果概要

掲載日:2018年4月10日

発表事項

年度初め知事所感について

 平成30年度がいよいよ始まったわけであります。冒頭に若干その所感を述べておきたいと思います。私の任期もいよいよ後一年になったな、最終年になったなと非常に強く感じています。今までやってきた中での、かながわグランドデザインの総仕上げにいよいよ来ました。しっかりと、今まで出したことを一つの形に全部まとめ上げていきたいと思います。それがしっかりできるような組織の体制もできあがりました。組織再編、福祉子どもみらい局といったものをつくったり、健康医療局、国際文化観光局等を新設いたしました。そして、今回の人事異動においても、それを進めるための強力な布陣、適材適所、そのような人材配置ができたと思っているところです。スピード感をもって、この一年綺麗に仕上げていきたいと思っています。
 それとともに、いよいよラグビーワールドカップが一年後になってまいりました。東京2020オリンピック・パラリンピック大会もその次の年に控えております。そのために準備すべきこと、これをしっかりとやりながら機運醸成というものにも努めていきたいと思っているところであります。
そのような中、きのう、また新たな新人が入ってきてくれました。非常に、見ていても頼もしい、面構えのなかなか良い新人たちが入ってきてくれたと思っているところです。そういう若い血を入れながら、さらに県庁の活性化を目指していきたいと思っているところであります。きのう新人に対するメッセージで述べたのですけれども、「笑い」という言葉、基本的に「スマイル」という言葉を使っているのですけれど、「子ども未来をスマイル100歳に!」と使ってまいりましたが、この間の書道展で何か字を書かなければいけない時に、「笑い」という字を書きました。今の私の気持ちを表しているのはこの文字だと思っています。
 ようするにどういう神奈川を目指しているのかというときに、スマイルですけども、笑いのあふれる、そのような神奈川にしていきたい、笑いのあふれる超高齢社会、100歳時代にしていきたいと、改めて思った次第であります。
 そのような中で、県庁で今進めている働き方改革といったもの、これは何を目指しているのかといった中で、笑いがあふれる職場、これを目指していこうということだと思っておりまして、県庁職員にも、そういった思いをこれからも伝えていって、明るい笑いのあふれる神奈川県庁、そして神奈川県をつくっていきたいと思っています。

空母艦載機の移駐完了について

 それでは、きょうの発表項目ですが、発表項目はきょうはないです。ないのですけれども、空母艦載機の移駐完了について、ご報告させていただきたいと思います。
 つい先程、南関東防衛局長の訪問がありまして、3月30日に、厚木基地から岩国基地への空母艦載機の移駐が完了したとの説明を受けました。移駐の完了については、すでに3月31日に、国から第一報を受けていたところでありますけれども、本日、改めて説明がありました。これによりまして、長年にわたり、県及び関係市が求めてきた移駐が、ようやく実現したことを実感したところであります。改めて、苦渋の思いで、空母艦載機の移駐を受け入れていただきました岩国市長をはじめ、岩国基地の地元自治体の皆様に感謝するとともに、日米両国政府のご尽力に感謝したいと思います。
南関東防衛局長の説明の内容でありますけれども、3月30日に全ての航空機部隊の岩国基地への移駐が完了したが、今後、司令部等の要員の一部の移動等が引き続き実施されること、移駐によりジェット戦闘機等の運用が大幅に減少することから、厚木基地周辺の騒音状況は相当程度軽減されると考えていること、今後、空母艦載機の運用の拠点は、岩国基地となること、移駐後の厚木基地の運用については、今後、移駐等協議会等の場を通じて説明予定であること、引き続き負担軽減に向けた基地周辺事業を適切に実施することといったお話がありました。
 これに対して、私からは、今後の厚木基地の運用や騒音の見通しについての早期の情報提供、また、昨年9月の着陸訓練のような甚大な騒音被害を二度と生じさせないこと、そのため、特に、硫黄島に代わる恒常的訓練施設を早期に確保すること、米軍基地として厚木基地が残る間の負担軽減措置の実施、以上3点について、県及び関係市を代表してお願いをいたしました。
県としては、今後とも、この空母艦載機の移駐が、確実に地元の負担軽減につながるよう、しっかりと取り組んでまいります。

 

知事出席主要行事

 知事出席主要行事につきましては、事前に送付した資料のとおりですけれども、そのうち、1件コメントしておきたいと思います。
 「黒岩祐治が行く!神奈川の現場」としまして、4月9日、月曜日、14時30分から、横浜市内を流れる大岡川に整備した各親水施設を、船に乗りながら、船上から視察いたします。大岡川は、横浜市内の賑わいのある観光地や商業地内を流れており、これまで、県は、小型の船舶などが着岸できる「さん橋」や、水辺の遊歩道など、水に親しむことが出来る、いわゆる親水施設を整備してきました。それに伴い、近年、スタンドアップパドルボードやカヌーなど水上レクリエーションのニーズが高まるとともに、親水施設を活用した街づくりの動きが活発化しています。
 そこで、このたび、地元関係者の皆様や横浜市と、船に乗って大岡川を回遊しながら各親水施設をめぐり、川づくりと、街づくりが一体となった取組みなどについて、意見交換をしたいと考えているところであります。

 

質疑

平成30年度知事所感について

記者:先程の冒頭に知事のご発言で、30年度の所感ということでおっしゃられましたけれども、かながわグランドデザインの総仕上げということもあるのですが、いくつか新しい部局もできたりとか、人事の異動もありましたけれども、30年度、特に知事がこれをもって力を入れていきたいというものがありましたら教えていただきたいのですが。

知事:特にその中のどれかを重点的にということでは基本的にはないです。グランドデザインにすべて掲げたものをしっかりと、それぞれのゴールに持っていきたいと、目標のところまで持っていきたいという思いであります。
 大体、私たちも今までやってきた、培ってきたことが、そこに全部項目立て出来ていますから、それをまんべんなく、しっかりとやっていきたいという思いです。
記者:それから、昨日の新規採用の辞令交付式の時にもおっしゃっていましたけれども、職場で笑いがあふれるということもありましたけれども、これに対して具体的に知事からこういうことをやりたいというようなご提言みたいなものというのはあるのでしょうか。

知事:これは、自分で「いのち輝く」とずっと言ってきたわけですけれども、「いのち輝く」とは要するにどういうことなのかといろいろ考えている中で、私自身もいろいろと発見もしてきた。超高齢社会、皆さんが最後まで元気でいるような形で過ごしてほしい、未病を改善し、健康な時間を長くしていってもらいたい。健康長寿ということを言ってきましたけれども、それがみんなに具体的に分かるのは何だろうといったら、やはり、笑いじゃないかということを強く感じたところです。
 NHKの連続テレビ小説で、ついこの間終わってしまいましたけれども、「わろてんか」というのがありました。結構好きでずっと見ていましたけれども、笑いというものの力というもの、それを改めて感じさせてくれたような気がします。「つらい時こそ笑うんだ」みたいな言葉っていうのは、非常に重大なメッセージだと思いました。
 やはり、笑うというところには、きっとその良いコミュニケーションが出来ているからこそみんなで笑う。笑うというのは一人で笑っているということではなくて、やはりみんなで笑い合うということでしょう。一人の笑いというのは人に伝染していきますよね。そういった中でみんなが笑い合えるような社会を目指していくのだというイメージが膨らんできた思いでありました。そのような中で職場そのものも、やはり笑いがあふれる職場を目指していくということ、これを改めて大切にしたいと思ったところです。
 というのは、きのう、政策会議がありました。幹部職員の会議でありますけれども、その中で、新しい総務局長の方から働き方改革、強い決意を持ってやっていくという話がありましたけれども、働き方改革、楽しくやっていきたいというような発言がありました。楽しく働き方改革を進めていくという中で、私のイメージがまた広がって、そうだ、働き方改革というのは要するに何を目指しているのか、何のための改革なのかといったときに、具体に言っていることは残業するなとか、有給休暇をしっかり取りなさいとかいうようなことをずっと言っているわけですけれども、仕事をもっと効率化させなさいということを言っているのだけれども、それにみんながすごく堅苦しい、窮屈な思いをしてなんとかしてそれに合わせてヘロヘロになってしまうのだったならば、それは働き方改革の意味はあまりないのではないか。
 大事なことは、笑いがあふれるような職場にしていく、ここを目指していくのかなと実は思ったところです。笑いがあふれる職場といったらどういう職場かといったら、みんなが疲弊していないということが大事だし、職場の中のコミュニケーションがしっかり取れている、ある程度みんなも余裕が持てる、そしてみんなで共に支えあいながら仕事をするという環境、これが出来上がるということが、働き方改革がやはり目指すところなのかもしれない。
 ということで、笑い合える職場づくりという言い方をこれからまずはいろいろな形でしていきたいと思っています。そういう中で、いろいろな具体策も職員の皆さんから出てくるのではないかと、どうすればみんな笑い合えるかと、そういうことを皆さんと共に考えながら進めていきたいと思っているところです。

空母艦載機の移駐完了について

記者:先程ありました、移駐完了の関連なのですが、一定の部隊が、順次移駐しまして、ここで完了ということで、地元では今後の騒音に対しての期待とやはりまだ不安も残っていると思うのですね。例えば、騒音対策であったりとか、完了に伴ってレベルを下げるというのは言い方が変なのですが、一定の水準を今後も保っていくというようなお考えがあれば、改めてお願いします。

知事:移駐が完了したというのは非常に良いニュースだと思います。ただ、騒音の問題が今後本当にどうなるのかといったことは、しばらく様子を見ていないと分らないと思っています。
 ですから、これまでと同様にしっかりと情報提供、きょうこれは南関東防衛局にもお願いしたところでありますけれども、情報提供をしっかりやっていってほしい。その騒音状況をわれわれはしっかりと見守っていっています。基地負担の軽減策については、これまでどおりしっかり進めてほしいということをきちっと申し上げたというところであります。

記者:いわゆる補助といいますか、騒音対策については手を緩めないというお考えでよろしいでしょうか。

知事:もちろんそうです。まだ、この空母艦載機移駐後の騒音状態がどうなのか明らかになっていない状況で、例えば、住宅防音工事の対象区域、これを例えばいきなり縮小するとかいうようなことはあり得ないと考えています。現に、工事を希望しているにもかかわらず、未だに実施されていない住宅が多数ありますから、引き続き国に対して早期の工事完了を求めてまいります。

米空軍輸送機CV-22オスプレイについて

記者:同じく米軍関連ではあるのですが、本日、米空軍のCV-22オスプレイが、横田基地に配備される。その配備の前段ですね、今週末に飛来する。さらに、その飛来にあたり横浜ノースドックを陸揚げの場に使用するというニュースが入っております。そのことに対してですね、やはりこの住宅密集地の横浜、そこをいわゆる陸揚げ、国内初飛来、初飛行の拠点にするという懸念とかですね、また国又は米側に求めることとかございましたらお願いします。

知事:本日、この米空軍輸送機CV-22オスプレイ5機の横田基地への配備について国から情報提供があり、本日、同機が横浜ノースドックに到着する予定であり、今週後半には、横浜ノースドックから横田基地へ飛行する旨、説明がありました。
 オスプレイにつきましては、住民の不安が払拭されたとは言えず、また、陸揚げされる横浜ノースドックは、市街地に位置しているところであります。
このため、オスプレイの陸揚げ及び飛行に当たっては、安全性を最大限確保するとともに、基地周辺住民に影響を与えるような運用を行わないよう、十分に配慮していただきたいと考えているところです。
 その点を踏まえまして、先程、陸揚げ及び飛行に当たって安全対策に万全を期すことや、横浜ノースドックから横田基地への飛行は必要最小限にとどめ、県内の米軍基地には立ち寄らないこと、さらに市街地上空での飛行をできる限り避けることなどを要請したところであります。
記者:まさに今ありましたように、陸揚げの概要について、今、情報をお持ちの範囲で、ご説明いただけるとありがたいのですが。いつどのような形であるのかという。

知事:本日、到着する予定です。

基地対策課長:本日、午前中に横浜ノースドックへの陸揚げ及び飛行について、ご説明いただきまして、その概要でございますけれども、5機のCV-22が、今週後半に地域の安全保障の訓練に参加するため、横田飛行場に一時的な立ち寄りを行った後、一度日本国を離れます。そして、今年の夏頃に配備のために横田飛行場に戻るということでございます。それでCV-22については、本日、船舶で横浜ノースドックへ到着予定であり、今週後半に横浜ノースドックから横田飛行場へ飛行する予定だと、こうした説明があったところでございます。

記者:やはり国内で初めて横浜の上空を飛ぶということに対して、ご所感改めて伺っていいですか。

知事:先程申しあげたとおり、オスプレイについては住民の皆さんの不安といったもの、これがまだまだ消えていない部分があります。そのような中でこの飛行に関しては、横浜上空を飛ぶ場合でも必要最小限にしてほしい、そしてその安全には徹底的に気を付けてほしいといったことを強く求めるところであります。

記者:なかなか、国を通じた要請が、要請しているにもかかわらず、すぐ事故後も飛行を再開したりとかというようなことがあって、米側に果たしてどこまで通じているのかという懸念もあるんですが、そこに対して、今回の要請があくまで実現されるというような確証を得るために、強い米側へのメッセージがありましたら。

知事:基本的にわれわれは、アメリカ軍の基地を抱える、渉外知事会の会長県でもあります。そのような中でこのオスプレイの問題についても、直接、在日米陸軍海軍の司令官にも話もしてまいりました。そしてわれわれは、中長期的な信頼醸成をつくっていけるような3者のラウンドテーブルといったものを大事にしておりますから、非常に太い信頼関係、信頼のパイプといったものが出来上がっていると思っております。だからこそ、こういうものについては、はっきりと意見を申し上げているということであります。

記者:基本的なことで不勉強なのですが、CV-22が日本の国土に上陸するというのは今回初めてということでよろしいでしょうか。

基地対策課長:南関東防衛局にその点確認いたしましたら、CV-22が日本国内を飛行するということは、今回初めてであるということでございます。

記者:国土を踏むこと自体が初めてなんですよね。

基地対策課長:そのとおりでございます。

記者:時間については、情報はありますか。

基地対策課長:本日、船舶が到着する時間についての情報提供はございませんでした。

記者:きょうのノースドックに関する要請はどのような形で行ったのでしょうか。

知事:きょうの要請は南関東防衛局長に、直接、私が申し上げました。そして、文書でこの要請事項はお渡ししてあります。

基地対策課長:補足いたします。先程、知事から冒頭でご説明がありました南関東防衛局長から空母艦載機の移駐について説明があった時に、知事から口頭で要請したところでございますが、それに先立ちまして、午後1時半でございますけども、文書によって神奈川県知事から防衛大臣あての要請文書を南関東防衛局の方に施行してございます。

記者:CV-22のノースドック陸揚げというのは、きょう初めて県としても把握したということですか。

知事:いえ、そうではなくて、先程申し上げましたとおり3月31日に事務局には連絡がありました。

基地対策課長:補足いたします。CV-22の関係につきましては本日初めて情報提供をいただいたところでございます。県の方に情報提供をいただいたのは本日10時でございます。

記者:横田基地への飛行ルートというのは具体的に聞いていらっしゃるのでしょうか。

基地対策課長:飛行ルートについての情報提供はございませんでした。

記者:情報提供について、きょうの10時が初めてだったとのことですけれども、遅いというご感想はないですか。要するに、関係している自治体にも関わらず、伝える情報をくれるのが遅いというか、そういうご不満とかないですか。

知事:その情報を聞いて、われわれがすぐに対応しなければ間に合わない、そういうレベルの話ではないと思います。事前に情報提供があったということでありますから、それはそれなりに評価したいと思います。

記者:これは実際に飛ぶときには、やはり事前に情報提供があるのでしょうか。

基地対策課長:引き続きCV-22については情報提供していただきたいとお伝えしているのですが、飛ぶ具体的な日時について情報提供があるのかについては、具体的に情報提供があるという言明はありませんでした。

記者:情報提供するように求めるということでいいですか。

知事:基本的には情報提供をしっかりしてくださいということをずっと言い続けている。

記者:飛来時の情報提供ということでいいですか。

知事:はい。

IRについて

記者:話は変わるのですけれども、昨日、自民党と公明党がカジノの設置について、全国で3箇所でということで合意したという報道がなされているわけなのですけれども、改めて今後本格化していくであろうカジノの問題について、知事のお考えをお聞かせいただければと思います。

知事:前から申し上げたスタンスと変わらないのですけれども、先程カジノとおっしゃいましたけれども、IRですよね。これを誘致するかどうかについては、基本的には基礎自治体の判断だと思っております。その中で横浜の中にそういうことを求める方がいらっしゃるのは存じ上げています。ただ、それを最終的に決められるのは、横浜市、横浜市長だと思っております。現在の時点でまだ誘致していくことをおっしゃってないようでありますから、誘致という形で手を挙げられたならば、県としても全面的に支援をしていきたいと考えています。

記者:もしも、本気で誘致するとするとですね、他の自治体でかなり熱心に検討されているところがあると思うんですけれども、このままでは間に合わなくなってしまうのではないかという懸念もあるわけですけれども。

知事:時間をどれだけかけたかということでは基本的にないと思っています。横浜市さんがもし手を挙げるとなった場合には、非常に大きなポテンシャルがある。どこよりもポテンシャルがあるところだと、私は思っていますので、後から手を挙げたから、不利になるとは特に思っていません。

記者:IR区域の申請主体は、基本的には都道府県で、政令市も申請できるとなっていると思うんですけれども、知事としては基本的に横浜市が手を挙げない限りは神奈川県として名乗りを上げるということはないということでしょうか。

知事:そういうことです。やはり、基礎自治体の首長さんがやるのだということの決意を持って取り組まれる場合には、県はサポートしていく。つまり、県内のどこかにそのIRをつくるといった場合には、その基礎自治体がどう判断するかという問題と全部つながってきますから、県が先に、ここにつくれという、つくるのだといってリードするということは、基本的に考えていません。

二級河川の管理権限の移譲について

記者:話が変わるんですけれども、大岡川に行かれる件についてですね、この行かれることはさておいてなんですが、二級河川の管理権限については、政令市の方から移譲を求めているはずなんですけれども、そのあたりについてはいかがお考えですか。

知事:川というのはずっとつながっているわけですから、広域的に取り組んでいくということが基本的に必要なのではないかと思っています。

記者:ということは、この大岡川を使ったまちづくりというのを横浜市は進めようとしているわけですが、管理権限が県にあるので、ちょっと二度手間になるというか、結構仕事が大変な部分になっているんですけれども、県としては今のところ政令市に二級河川の管理を移譲するという予定はないということでいいですか。

知事:政令指定都市との関係の中でいろんな権限移譲についての具体的な話というのは、いつでも応じるような形になっておりますから、具体にその話が出た時にその話は検討するということになると思いますけども、今、現時点でそれは最優先課題としてきていると私自身は認識していません。

旧優生保護法について

記者:旧優生保護法についてなんですけども、今の知事のお考えとして、何か過去にさかのぼって実態を調査するであるとか、原因究明みたいなお考えというのは今ありますでしょうか。

知事:この強制不妊手術という処置自体、当事者の方にとって大変つらいことであって、人権を無視した遺憾なことであると思っています。この問題については、超党派の議員連盟が発足して、救済に向けた議員立法の検討が行われるということが報じられていますので、今後国政の場において、政治的な解決を含めて、手術を強制された方々に寄り添った対応をされるということを期待しているところです。
 県としても過去どうあったかということについて、本県の旧優生保護法に関連する文書なのですけれども、これは県の行政文書としての保存期間が過ぎています。ただ、現在その一部が歴史的公文書として、優生保護審査会に係る審議記録や統計資料など、この県立公文書館で保管をしているところであります。ですから、これについて、調査した上で対応を決めていきたいと考えています。

記者:保存期間の延長なども一部の自治体では検討しているようなんですが、そういったところに踏み込むお考えというのは今のところありますでしょうか。

知事:延長というか、すでに保存期間過ぎてしまっているので、過去の話ですから。だから残っているのが、今歴史的公文書が、県立公文書館で残っているということは、その部分についてだけは調べようと思ったら、ある程度調べられるということではありますけれども、この旧優生保護法に係る業務というのは、国の機関委任事務として行われていたものでありまして、関連する行政文書の保管期間が超過していることもあるから、基本的には国による統一的な対応が必要であると考えています。
 ただ、県としては本人からの請求があれば歴史的公文書の開示を行って、また、本人からの申し出など、相談があった場合には丁寧に対応をして、必要であれば、救済に向け国に働き掛けることなどの支援を検討していきたいと考えています。

記者:関連で、現時点で何か特別な相談窓口とかそういったものを設置するという、そこまではお考えはないでしょうか。

知事:基本的には、まだそこには至っていないです。

記者:後、公文書として残っている資料から、神奈川県として個人を特定できる方の人数とか、そういったものの把握は、今されていますか。

がん・疾病対策課長:現時点では、個人を特定できるものというのは調査していない状況でございます。

記者:まだ調査を継続中というところですか。

がん・疾病対策課長:継続中ということです。

(以上)