定例記者会見(2019年1 月17日)結果概要

掲載日:2019年1月21日

発表事項

県内企業のベトナム工場が続々と開所!

 はじめに、「県内企業のベトナム工場が続々と開所」についてです。
 県と公益財団法人神奈川産業振興センターは、ベトナムの4つの工業団地と連携し、県内中小企業のベトナム進出を支援する「神奈川インダストリアルパーク事業」を実施しています。
 このたび、この事業を活用し、タカネ電機株式会社など県内企業4社がベトナムに工場を設置し、本格的に稼働を開始しました。県と神奈川産業振興センターは、ベトナムフェスタin神奈川でのベトナム投資環境フォーラムの開催やベトナムへの企業ミッション団の派遣などにより、県内企業のベトナムへの進出を支援してきました。
 今回進出する県内企業4社に対しては、現地の操業環境の情報提供や、地方政府への仲介などの支援を行いました。また、連携しているベトナムの工業団地は、賃料や管理費等の減免などの支援を行います。
 神奈川インダストリアルパーク事業を活用してベトナムへ進出した県内企業は、今回で9社となります。今後も県内企業のベトナムへの進出支援に積極的に取り組んでまいります。

ベトナムICT企業が県内に進出!

 次に、「ベトナムICT企業が県内に進出」についてです。
 このたび、ベトナムのICTベンチャー企業のRELIPAが県内に日本法人を設立し、本格的に事業を開始しました。このRELIPAは、2016年に創業したソフトウェア開発を行うベンチャー企業です。
 RELIPAが本県に進出を決めた理由は、昨年、県内に進出したベトナムのICT企業、株式会社エイチビーラボジャパンのグエン・フィ・タン代表からの勧めによるものです。
株式会社エイチビーラボジャパンは、一昨年7月に県がベトナム・ハノイで開催した「神奈川投資セミナー」にご参加いただき、その際、私からタン氏に県内への進出を直接働き掛けて、誘致が実現した企業であります。
 そのタン代表が、旧知の仲であるRELIPAのチャン・スアン・ドゥック代表に「日本に進出するなら、事業展開がしやすく、サポートが手厚い神奈川県に」と働き掛けてくれたことで、今回の誘致が実現いたしました。また、県も、進出を後押しするため、無料スタートアップオフィスや外資系企業向けレンタルオフィスの提供、外国企業立上げ支援補助金の交付などの支援を行いました。
 県が支援して県内進出を果たしたベトナム企業は、今回で7社目となりますが、今回、進出企業からの紹介により、また新たな企業が本県に進出するという流れができたことで、ベトナムとの関係がより強固になってきたという、大きな手ごたえを感じています。
 県は、史上最大規模の「ベトナムフェスタin神奈川」を4年前から継続し、昨年は、ベトナム・ハノイでも「神奈川フェスティバルinハノイ」を初めて開催いたしました。こうした友好交流の積み重ねが、着実に実を結んできたと考えています。今後も、経済をはじめとしたベトナムとの相互交流に積極的に取り組んでまいります。

知事出席主要行事

  知事出席主要行事につきましては、事前に送付した資料のとおりですが、1件コメントしておきます。
 1月22日、火曜日、14時30分から、「神奈川県と京浜急行電鉄株式会社とのSDGs推進に係る連携と協力に関する協定」の締結式を行います。
 「SDGs未来都市」である本県は、京浜急行電鉄株式会社と、かながわSDGs取組方針に基づいた連携事業を実施していきます。特に、マイクロプラスチック問題への取組みとして、かながわプラごみゼロ宣言に向けた、三浦半島地域での県民参加型イベントを開催するなど、地域の持続的な発展を目指していきます。
 協定締結式には、原田取締役社長をお迎えしまして、本庁舎3階の第2応接室にて行いますので、ぜひ取材にいらしていただきたいと思います。

質疑

神奈川県とベトナムとの関係について

記者: まず、発表項目で県内企業がベトナムに進出して、さらに、ベトナムから神奈川県内に来ているという、すごく良い循環といいますか、正のサイクルが回っているかと思うのですけれども、改めてこれまでの知事が取り組まれているベトナムに賭けてきた思いと、それが形になって良いサイクルになっている、そこについての感慨といいますかお気持ちを伺わせていただければと思います。

知事: 今、現状どうなっているかというと、各自治体の長が、ベトナム詣でが相次ぐといった状況になっています。ベトナムのこの目覚ましい活躍、成長ぶりを果たしているということは、ベトナムと組むチャンスと思っていらっしゃるところが、たくさん出てきているという証拠だと思います。ただ、われわれは、ベトナムとの関係を非常に深めるという、そのきっかけがスタートしたのは、そういったブームが起きる前でありました。
 だからこそ、圧倒的なスケール感を持った形で、史上最大と銘打った「ベトナムフェスタinかながわ」といったものを開いてまいりました。そのことによって、ベトナム政府関係者トップとの、太いパイプがそこで出来上がったということがあり、それをまた、ずっと継続してきたということがあって、そして去年は、今度は「かながわフェスティバルinハノイ」という、こちらから出て行って交流もしたということがあって、ベトナムとのパイプというのは、他の自治体が後からきても、とてもとても追いつかないレベルにわれわれはきていると思っています。
 ベトナム政府関係者、それから経済界の人たちもそれをしっかりと分かってくれていて、やはり、神奈川、神奈川というようなことを、しっかり見続けてくれているということです。これが、具体の企業の進出につながっているということは非常にわれわれとしては、良かったということです。ですから、これを、さらに活発化させていくということ。これが、これからの仕事になると思います。
 ベトナムの成長というものは、まだまだこれからということがありますから、これからどんどんどんどん、ベトナムの企業の日本進出を希望するところはたくさんあるようですし、それから、県内企業でもベトナムに行きたいと思っているところがたくさん出ているところですから、そういったあたりの仲介役を県としてもしっかり果たしていきたいと思っています。

記者: 今のに関連するのですが、知事がおっしゃっていたように、国もベトナムを高く位置付けていて、今、知事もおっしゃっていたように人気になっていると思うのですけれども、最近は、入管法の改正もあったことで、今後は、ベトナムとかアジア周辺に限らずさまざまな国から人材が入ってくると思うのですが、知事が思うベトナム、第2のベトナムというか続く県で誘致したい国だとか、さまざまな国の企業がくる中でどう誘致し施策として取り組んでいかれるか教えてください。

知事: ベトナムのさらにその先の次の国とはどこかというご質問。これは、なかなか難しいと思います。それは、もう少し様子を見てからだと思います。
 やはり、ベトナムとの関係というものをもっともっと深めていくということ。ここは、しっかりと全力を尽くしていきたいと思います。
 アジアの各国でも、中国、韓国というのは先にさっと伸びてきた。その後を続くように、タイとかインドネシアとかが伸びてきた。ベトナムというのはおそらく、その次に控えていたと思います。ですから、ベトナムに皆がまだ目を向けていないから、われわれは目を向けたということがありました。では、その次にどこがくるのかといったら、実はわれわれが先に訪問していて、一つの流れというか、鍵、きっかけをつくっていた国はミャンマーです。ミャンマーには2年連続訪問して、当時のテインセイン大統領とも、会談をさせていただいたということもありました。
 ミャンマー、これからだと思いますけれども、その動向を見ながら、もしベトナムの次に続く国として一つ候補としてあるのは、ミャンマーなのかなと思います。それは、これからの様子を見てみないと分からないと思いますけれども。

厚生労働省の毎月勤労統計調査に係る問題について

記者: 厚労省で、毎月勤労統計が、一部不適切なことがされていたということが、先日分かりましたけれども、県としての見解をお伺いできればと思います。

知事: われわれも、こんなことが行われているということは知らなかったことです。少し驚きました。全数調査だと思っていたら、そうではなかったということで、こんなことがあり得るのかということで、少し驚いたというところです。
 こういうことが明らかになったわけでありますから、しっかりと対応していただいて、二度とこういうことがないよう、国民を裏切ることがないようなかたちで、なぜこのようなことが起きたのか、ちゃんと調査していただいて、再発防止に努めていただきたいと思います。

記者: その件にからんで、県がまとめる統計ですとか、政策についてダイレクトに影響を与えるものというのは今のところありますでしょうか。

知事: 私は把握していませんけれども、何かありますか。

知事室長代理: こちらの方で、直接今県の統計であるとか、直接事務に影響を与えるというのはないと思います。

厚木児相が関与した児童の保護者の逮捕について

記者: 虐待関係で、厚木でまた子どもが犠牲になるという事件がありました。県としても、きのう付けで、委員会設置ということですけども、改めてその委員会を設置した狙いと、今後虐待の撲滅に向けて、知事の決意などいかがでしょうか。

知事: お子さんが亡くなられたわけでありますから、この事実は本当に大変重く受け止めているところです。
 今回の厚木児童相談所の対応については、当時の児童相談所の対応は適切であったのか、また児童相談所と警察との連携は十分だったのか、などについて、医師、弁護士等を構成員とする調査検証委員会でしっかりと検証していきます。
 その結果を見ながら、次の対応を考えていきたいと思いますけれども、今後とも、関係機関と連携して、幼い命が奪われることのないよう、児童虐待防止に真剣に取り組んでいきたい、そのように考えています。

記者: 発覚以降で、新たに分かった県の課題とか、今のところ現段階で何かありますか。

知事: それも含めて、調査検証委員会の報告というものを待って、しっかりと対応していきたいと考えています。

記者: 児童虐待の関係なのですけれど、先日、政令市を除くデータベースができたということだったのですけれど、今回の事件でも両親が横浜市内に引っ越してしまって、見落としてしまった可能性があるという状況もありまして、政令市との連携を進めなければならないと思うのですが、そのあたりはいかがでしょうか。

知事: それも含めて、検証委員会の中でしっかりと検証していただいて、そういった課題に対してどう対応するのかについて、そのご報告を待ちながら対応していきたいと考えています。

記者: 連携協議に入ること自体は委員会の結論を待たなくてもできるのではないかと。結構、それこそ一刻を争うことではないかと思いますが、そのあたりの認識はいかがでしょうか。

知事: 基本的にそのあたりのことも含めて、検証をお願いしているので、皆さんの検証というものを真剣にやっていただくと、その時間というものを待ちたいと思っています。

厚生労働省の毎月勤労統計調査に係る問題について

記者: 先程の厚労省の勤労者統計、先日、根本厚生労働大臣がいわゆる抽出調査に変更する打診を神奈川、大阪、愛知にしたというものがありました。一部報道では神奈川でもそういった通知が来ていたということがありますが、そのあたりの事実関係と知事の受け止めはいかがでしょうか。

知事室長代理: 報道にもある通り、6月に通知が来ていると聞いています。

知事: 来ていたことは事実ですね。しかし、全数調査ということが基本だったわけですから、なぜ神奈川、愛知、大阪だけにそういう話が来たのかというのは、ちょっと私には今理解できないところです。

株式会社TBMの新素材「LIMEX」について

記者: ちょっと私事なのですが、きのうLIMEXを作っているTBMという会社に取材に行ってきまして、改めてLIMEXへの期待とか今後の課題とか、脱プラスチックとかそういったプラごみゼロの話に向けた今の知事の期待とか思いを改めてお願いします。

知事: われわれも名刺をLIMEXに変えていますけれども、要するに、石灰石で作った名刺、紙です。これは水の使用量が実際の紙と全然違うと。水をあまり使わないでできる新たな素材ということですけれども、ちょうど今、かながわプラごみゼロ宣言というものをやっておりますけれども、プラスチックのものをできる限り循環型に戻していく、循環型にしていくというのは当然のことで、できるものは脱プラスチック、プラスチックでないものに変えていくということ、これは大きな今ニーズになっています。
 そのような中で、LIMEXというのは大きな素材、新たな素材としての候補だと思います。ただ、今現在は、まだ完全に自然に戻る形でないと聞いています。それが完全に自然に戻るような素材に発展してくるのはもう間近だと聞いていますから、それが出来上がると、これが、さまざまなプラスチックに次々置き換わっていくことができれば、これはプラごみゼロ宣言を前身させるために非常に大きなエンジンになるのではないかなと思います。
 ですからこそ、そういう将来性、そういった今の時代のニーズにまさに適合するということを踏まえて、TBM社とは、われわれは連携したところでありますから、しっかり彼らのそういった新たな挑戦、これを神奈川県としても応援していきたいと考えています。

記者: まだ認知度が低いとかそういう課題もあるというような会社の方もおっしゃっていました。そのあたり今後、循環型にするためには認知度はないと。まあ、郵便局に回収ボックスを置くような話もあるというふうに聞いたのですけど、認知度という面では課題と考えていますか。

知事: まだまだこれからだと思います。今申し上げたように、完全に自然に戻るタイプではまだないということです。ですから、完全に自然に戻るタイプになれば、もっともっと普及していくと思います。その完成形を待って、われわれも大いにアピールしていきたいと思っています。

知事の任期について

記者: またちょっと同じような質問になりますけども、任期というゴールが日一日と近づいてまいりまして、次のスタートラインに立たれる気持ち等への変化とか新たにしたいことなどございますでしょうか。

知事: 最近になるとずっと、ここのところ毎回聞かれているわけですけど、私の答えはもう今まで答えたものと特別変わるような心境ではないです。やはり、一日一日を大切にしながら、お約束してきたことをしっかり仕上げていくということに全力を注ぎたいと思っています。

五輪招致の贈賄疑惑について

記者: 東京オリンピックの招致に絡んで贈賄疑惑が浮上しているのですけども、県内でもオリンピック開催する予定なわけで、そのあたりの受止めと所感をお願いします。

知事: JOCの竹田会長がオリンピック招致に関して、フランスの司法当局からそういう捜査を受けているというような報道は私も耳にするところですけれども、なぜこういう形になっているのか、ちょっと私自身もよく把握できないところもあります。
 そういう情報があることは、報道がなされていることは、承知はしていますけども、本県としてはとにかく大会の開催まで後1年余りとなっていますから、その成功に向けて、引き続きしっかりと取り組んでいくと、今はもうそれしかないです。

記者: その際の竹田会長の記者会見を開いているのですけども、質疑応答の時間がなかったということで、7分くらいで打ち切っているのですけれども、そのあたりの対応について、会見いつもされている中で、どう思いますか。

知事: そこの部分に批判が集まったということは、ちょっと残念なことではあります。本来の竹田会長に対する皆さんの思いはどうなのでしょうか。そのような悪いことをした人だと思って、追及しようなんていう記者会見じゃなかったと思います。
 本当のところはどうだったのかということを聞いてみようというかたちだったと思うし、おそらく竹田会長への、むしろシンパシーの方が強かったのではないでしょうか、現場の記者の雰囲気分かりませんけども。
 それが、たまたま記者会見というかたちだったにもかかわらず、質問を受け付けなかったということ、それはどういう背景があったかは、私はよく分かりませんけれども、そのことによって皆さんの感情を害してしまったところがあるというのは、とても残念な感じがします。

(以上)

本文ここまで
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