写真で見る！「黒岩日記」 2022年11月18日

令和4年11月18日（金曜） 知事のベトナム訪問（3日目）

　本日はまず、ド・ニャット・ホアン計画投資省外国投資庁長官と面会しました。ホアン長官は2019年にベトナムフェスタin神奈川にご出席いただくなど、面会を重ねてきました。私からは、これまでお話できなかった未病コンセプトをはじめ、ヘルスケア・ニューフロンティアの取組みについて説明し、新たな分野も含めて交流を図っていきたいとお話しました。ホアン長官からは、神奈川県は、日本の地方自治体の中で最も経済交流の頻度が高い地域であるとお話があるとともに、コロナ禍を経て経済が完全に回復しているので、企業交流の活発化を期待していると述べられました。

　その後、労働・傷病兵・社会省において、グエン・バー・ホアン副大臣と今年９月以来の再会を果たすとともに、同省と県が締結している人材育成に関する覚書の更新を行いました。ホアン副大臣からは、ベトナムから日本への人材交流を質的にも量的にも拡大したく神奈川県との連携を一層強化していきたいと発言がありました。県としても、覚書等を通じて、ベトナムの人材交流を促進していくことは重要であり、県としても神奈川国際ファンクラブ等の取組み等を通じて、外国人の支援を行っているので、是非神奈川県に来てほしいと伝えました。

　また、グエン・バン・フン文化スポーツ観光大臣を訪問し、「ベトナムフェスタin神奈川」で毎回好評を博している水上人形劇の派遣について感謝を伝えました。フン大臣からは、神奈川県の日越交流の取組みを評価する旨お話をいただくとともに、神奈川県と中・長期的に取組みを図っていくために、覚書の締結について検討してほしいとお話がありました。

　その後、山田在ベトナム日本国特命全権大使と面会し、ベトナムの現地情勢について説明を受けました。また、日越外交関係樹立50周年事業として実施予定のアニオー姫に関するオペラ公演などベトナム現地における文化交流についてご説明をいただき、日本とベトナムの文化的な交流等についてより深く知ることができました。

　午後は、「KANAGAWA FESTIVAL 2022　経済プログラム」が開催されました。

　前半の「神奈川投資セミナー」では、ド・ニャット・ホアン計画投資省外国投資庁長官からご挨拶をいただきました。また、私からは、本県の投資環境のほか、ヘルスケア・ニューフロンティアや企業誘致施策「セレクト神奈川ネクスト」の取組みなどを紹介しました。

　後半のビジネス交流会では、本県への進出意欲を持つベトナム企業と意見交換を行ったほか、ベトナムでのビジネスを検討している県内企業がベトナム企業や政府関係者と積極的に交流を図るなど、今後の神奈川とベトナムの更なる経済交流が期待されるイベントになりました。

　次に、チャン・シー・タイン・ハノイ市人民委員会委員長と面会しました。ハノイ市人民委員会は、「KANAGAWA FESTIVAL in HANOI 2022」の共催者であり、リー・タイ・トー公園という素晴らしい会場でイベントを実施できることに感謝を述べました。タイン委員長からは、イベントは神奈川県とハノイ市の交流を深めていくために重要であることから、今回特別に許可されたものであるというお話がありました。また、未病コンセプトをはじめとしたヘルスケア・ニューフロンティアの取組みを紹介したところ、タイン委員長に高い関心を持っていただき、今後この分野でも連携していきたいというお話をいただきました。

　夕方には、グエン・ミン・ヴー外務次官を訪問しました。私からは、「ベトナムフェスタin神奈川」など、これまでの神奈川県のベトナム施策を説明しました。ヴー外務次官からは、神奈川県のベトナムとの交流を評価するとともに、「KANAGAWA FESTIVAL in HANOI　2022」の開催を歓迎する旨お話をいただきました。また、ベトナム外務省のご尽力により、イベント開催に当たって、グエン・スアン・フック国家主席からお祝いのメッセージをいただいたとして、ヴー外務次官から文書をお預かりしました。フック国家主席とはこれまで４回会談を行ってきており、イベントを評価し、祝辞をいただいたことに大変感激しました。

　明日からは、「KANAGAWA FESTIVAL in HANOI 2022 文化交流プログラム」がハノイ市内のリー・タイ・トー公園で開催されます。ベトナム現地の皆さまに、イベントを楽しみつつ、神奈川県を知ってもらい、県とベトナムの交流を広げていきたいと思います。

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