写真で見る！「黒岩日記」 2022年10月19日

令和4年10月19日（水曜）知事の米国訪問 (1日目：ワシントンDC、2日目：メリーランド州)

　本県は、米国・メリーランド州と1981年に友好提携を締結しており、昨年40周年を迎えました。これを記念して、10月18日から米国を訪問しています。 まず、1日目は、首都ワシントンDCで、冨田浩司駐アメリカ合衆国日本国特命全権大使とお会いし、本県のヘルスケア・ニューフロンティア政策の国際展開や両国の新型コロナ政策、最近の米国情勢、拉致問題等について意見交換を行いました。

（左から、CEOの瀬尾学さん、私、創業者の洪実さん）
　次に、2日目ですが、メリーランド州のボルチモアに本社があるエリクサジェン・サイエンティフィックを訪問しました。同社は本県の企業誘致施策「セレクト神奈川NEXT」を活用して、2020年に殿町のライフイノベーションセンターに、2021年に湘南アイパークに進出した医薬品開発を行うスタートアップ企業です。創業者の洪実さん、CEOの瀬尾学さんのお2人から日本の将来を見据えたビジョンへの熱い想いや、mRNA治験薬の製造受託を本県で全国に先駆けて開始している話をお聞きし、県内のヘルスケア産業をさらに盛り上げていただけることを確信しました。

　その後、州都アナポリスにて、ボイド・ラザフォード副知事に3年ぶりにお会いしました。私から、本県の最新のヘルスケア・ニューフロンティア政策の状況について説明すると、ラザフォード副知事から、メリーランド州も神奈川県とヘルスケア分野に同じような課題認識を持っているので、未病コンセプトにとても共感すると感想をいただき、引き続き連携を強めていくことを確認しました。また、その後は、経済や教育分野でも交流を深めていくことなど、幅広い分野で意見交換を行いました。

　さらに、メリーランド大学ボルチモアカウンティ（UMBC）を訪問し、大学内のリサーチパークを視察した後、ヴァレリー・アシュビー学長にお会いしました。UMBCと本県は、高校生・大学生による学術交流を積極的に行っており、今後も学生同士の交流を更に深めていくことを確認しました。

　また、UMBC内の会場で実施された、メリーランド・神奈川友好提携40周年記念レセプションに出席し、主催者として挨拶を行いました。レセプションには、ウォーベンスミス州務長官や、在米日本大使館から塚田公使にもお越しいただき、神奈川県内の高校で教育インターンシップを実施したメリーランド州の学生の発表など大いに盛り上がり、学生の皆さんの友好交流に対する熱意を感じました。今後も両地域の絆を一層深め、互いの地域の発展のため、様々な分野で交流・連携を深めていきたいと思います。

　最後に、先月横浜でお会いした、ユミ・ホーガン州知事夫人とも再会でき、実りの多い一日となりました。

　コロナ禍を経て、ようやく訪問できたことはとても嬉しく、今回の訪問を新たな契機として、本県とメリーランド州との友好交流が更に広がっていくよう、取り組んでまいります。 （写真撮影時のみマスクを外しています。）

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