知事議会提案説明(提案説明 平成30年第2回定例会)〔6月提案〕

掲載日:2018年8月16日

知事議会提案説明(提案説明 平成30年第2回定例会)〔6月提案〕

 本日、提案しました平成30年度補正予算案ならびにその他の諸議案について、その概要をご説明申し上げるとともに、併せて当面の県政に対する所信の一端を申し述べたいと思います。
 はじめに、誰もがスマイルで過ごせる持続可能な社会を目指した取組みの推進についてです。
 世界で最も高齢化が進む日本、その中でも一、二を争うスピードで高齢化が進む、この神奈川において、超高齢社会を乗り越えるために、「いのち輝く神奈川」の実現を掲げ、未病の改善をはじめ、さまざまな政策を推進してきました。
 そして、今年度は、持続可能な神奈川と共生社会の実現に向けて、新たに2名の担当理事を配置し、より充実した体制のもとで、取組みを加速してまいります。
 まず、国際連合が掲げる「持続可能な開発目標」、いわゆる「SDGs」に対する取組みを推進するため、「いのち・SDGs担当」の理事を置きました。
 県政の取組みがどのようにSDGsに貢献し、また、SDGsをどのように県政に生かしていくか、市町村や民間企業と連携しながら本格的に検討し、持続可能な神奈川の実現に向けた取組みを推進します。
 また、共生社会を推進するために「共生担当」の理事を置き、障がい者や、高齢者、子ども、外国籍県民の方々など、誰もが互いに支え合い、受け入れ合う社会の実現に向けた施策をより一層、着実に実施してまいります。
 県は、共生社会推進の取組みの一つとして、津久井やまゆり園における大変痛ましい事件が発生した7月26日を含む1週間を「ともに生きる社会かながわ推進週間」としています。この期間に、県議会の皆様とともに策定した「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念の普及に集中的に取り組みます。そして、7月23日には、関係者の皆様とともに追悼式を執り行います。
 先月には、津久井やまゆり園の除却工事が始まり、再生に向けて、新たな第一歩を踏み出しました。県は、あのような事件が二度と繰り返されないよう、ともに生きる社会かながわの実現に向けて、今後とも、全力を傾けてまいります。
 さらに、人口減少、少子高齢化が今後も進む中で、県民の皆様に行政サービスを継続して提供できる持続可能な体制の構築に取り組んでいきます。
 既に各市町村の皆様とは、市長会議や町村長会議などを通じて、行政サービスの提供体制について意見交換を行っています。今後、県と市町村間、あるいは市町村相互間など、課題解決に向けた具体的な連携方策などを検討していきたいと考えています。
 次に、改正された災害救助法への対応についてです。
 大規模災害時における避難所運営などの権限を、道府県から政令指定都市に移譲することを可能とする、災害救助法の一部を改正する法律が今月8日に成立しました。
 これまで、県は反対の立場を主張してきましたが、法改正が行われましたので、この改正法の下で、県民の皆様の「いのち」をどのようにすれば守れるのかを真剣に検討していきたいと思います。
 何よりも大切なことは、「いのち」を守るという視点です。そのため、この改正法のもとで、万が一の大規模災害時においても、すべての県民の皆様に迅速・公平かつ的確な救助を行える体制を構築すべく、県内の政令指定都市をはじめ、各市町村とも十分に協議を行ってまいります。
 国は今後、都道府県の広域調整権や、権限移譲する政令指定都市の具体的な基準を規定する内閣府令を定めるとのことですので、適切に機能するよう、まずは国と調整を図っていきます。
 次に、ラグビーワールドカップ2019と東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取組みについてです。
 ラグビーワールドカップ2019の開催が来年に迫る中、予選プールで日本代表と対戦するアイルランドやスコットランドの各代表が、県内で公認キャンプを行うことが決まりました。
 こうした中、県においても、ラグビーフェスタの開催など、より多くの県民の皆様に関心を持っていただける取組みを進めています。加えて4月からは、大会運営の鍵を握ると言っても過言ではない大会公式ボランティアの募集も開始されており、県民総ぐるみで盛り上げることができるよう準備を進めます。
 また、東京2020大会も開催まで残すところ2年余りとなり、いよいよ今年の9月には江の島でセーリングのワールドカップが開催されます。現在、セーリングを始めとする県内で実施される競技について、関係者と精力的に調整を行っており、県として、全力をあげて準備を進めています。
 本県内で3日間実施する見込みの聖火リレーについても、神奈川の魅力を世界に発信する大きなチャンスです。東京2020大会組織委員会と協力しながら、こうした取組みも活用して、大会を大いに盛り上げていきたいと考えています。
 いずれの大会も開催までの残された期間で、大会の成功に向けた準備をしっかりと行うとともに、機運醸成にまい進してまいります。
 さらに、国内外から本県を訪れる多くの方々に神奈川の魅力を伝えるために、1000本の観光ツアーの企画・商品化に向けて取り組んでおり、既に600本を超えています。
 今後、こうした取組みや、新たな観光の核づくりなどを通じた観光振興施策、文化芸術の魅力で人を引きつけ、地域のにぎわいをつくり出すマグカルの取組みをより一層推進していきます。
 それでは、このたび提案いたしました補正予算案について、ご説明申し上げます。
 補正予算案につきましては、県が管理する港湾施設である真鶴港の指定管理について、債務負担行為の設定をお願いするものです。
 次に、予算以外の案件ですが、今回は条例の改正1件、工事請負契約の変更4件、特定事業契約の変更1件など、全体で13件のご審議をお願いしています。
 まず、条例の改正ですが、地方税法第37条の2第1項第4号に掲げる寄附金を受け入れる特定非営利活動法人等を定める条例の一部を改正する条例は、個人県民税の税額控除の対象となる寄附金を受け入れるNPO法人の指定を更新するなど、所要の改正を行うものです。
 次に、条例以外の案件ですが、工事請負契約の変更は、分庁舎新築工事などの請負金額の変更をお願いするものであり、特定事業契約の変更は、自動車運転免許試験場の旧本館等の解体におけるアスベスト除去処理の追加に伴い、施設整備に関する費用の変更をお願いするものです。
 このほか、動産の取得や指定管理者の指定など7件を提案しています。
 なお、平成29年度の一般会計の決算見込みにつきましては、現在係数を精査中であり、最終確定には至っていませんが、実質収支では黒字決算が見込まれますことを、併せてご報告申し上げます。
 以上を持ちまして、私の説明を終わります。
 細部につきましては、議事の進行に伴い、私もしくは副知事以下関係局長等からご説明させていただきたいと存じます。
 よろしくご審議のうえ、ご議決くださいますようお願い申し上げます。

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa